PayPal(ペイパル)とは?仕組み・手数料をわかりやすく解説!

Yumiko Kijima

PayPal(ペイパル)とは

PayPal(ペイパル)は、簡単にオンライン決済やユーザー間の送金・受け取りができるサービスです。1998年にアメリカで設立されてから、現在までに世界中で3億人以上がPayPalを利用しています。

PayPalの大きな特徴は、事前にPayPalに銀行口座やクレジットカードの情報を登録しておくことで、実際の送金相手に個人情報を伝えなくても良いことです。

PayPalを使えば、例えば以下のことができるようになります¹。

  • 販売者に自分のカード・口座情報を伝えることなく、ネットショッピングの決済ができる
  • 決済時はPayPalにログインするだけで完了する
  • カード、銀行口座、もしくはPayPal残高から支払うことができる
  • PayPalユーザー間で送金・送金の受け取りができる

以下で、PayPalについてより詳しく見ていきます。

PayPal(ペイパル)の手数料:海外への送金・支払いに使う際には注意!

まずは、気になるPayPalの手数料について見ていきましょう。

国内

PayPalを使って国内の通販サイトで支払いをする際、利用手数料はかかりません。また、国内のPayPalユーザーに日本円で送金をする場合も、送金・受取ともに手数料無料で利用できます。²

海外

海外の通販サイトの決済にPayPalを利用する場合、購入者側に手数料はかかりません。しかし、海外のユーザーに送金する場合は499円の送金手数料と、為替レートに含まれた為替手数料(通貨換算手数料とも言う)がかかります。

PayPalの海外送金手数料は他の海外送金サイトに比べて格安に見えます。しかし、PayPalの為替レートには4%の為替手数料が上乗せされており、これも考慮に入れると意外とコストがかさむことも。PayPalで海外送金する際には、送金手数料だけでなく為替手数料にも注意しましょう。²

例:日本からアメリカの友人へ1,000ドル受け取れるように送金する場合

海外送金サービス 送金手数料 適用される為替レート 合計コスト
PayPal PayPal³ 499円 PayPalが定める4%の手数料を上乗せした独自の為替レート(1ドル=109.615円) 110,114円
Wise Wise 795円 実際の為替レート(1ドル=105.125円) 105,920円 送金する

(2020年7月30日14:10(GMT+3)時点のシミュレーションに基づく)

このように、1,000ドルをアメリカに送金する場合、PayPalの方が送金手数料は安くなっています。しかし為替手数料も考慮すると、合計コストはリアルレートで送金するWiseの方が4,000円以上も安い結果になるのです。

💡 計算  
  • PayPal
    PayPalの為替レート:1ドル=109.615円
    日本円入金額:109.615円/ドル × 1,000ドル+送金手数料 499円=110,114円

  • Wise
    Wiseの為替レート:1ドル=105.125円
    日本円入金額:105.125円/ドル × 1,000ドル+送金手数料 795円=105,920円

PayPalの為替レートは4%の手数料が上乗せされているので、送金手数料以外に、送金額の4%がコストとして上乗せされていると覚えておくといいでしょう。高額な送金になればなるほど、PayPalの為替レートには注意が必要です。

Wise:リアルレート海外送金サービス

Wiseは実際の為替レートを使用するオンライン海外送金サービスです。銀行やPayPalのように為替レートに上乗せされた手数料がないので、本当のコストがわかりやすいのが特徴です。

  • 安さ:銀行の最大8倍安いコスト
  • 速さ:銀行とは異なる送金の仕組みで海外送金をより速く
  • かんたん:全ての手続きがオンラインで完了
  • 人気:世界で800万人のユーザー、毎月の送金額は約6000億円
  • 安全性:日本では関東財務局に資金移動業者として登録

Wiseの仕組みを知りたい方は、こちらもチェックしてみてください。

送金シミュレーションからコストを確かめてみてください。銀行やPayPalを使うよりも、節約できるかもしれません。

どれだけ安く海外送金できるかチェックする💡

PayPal(ペイパル)の仕組み

PayPalを利用する仕組みは以下の通りです。⁵

  • 無料でアカウントを作成する
  • クレジットカード、デビットカード、銀行口座のいずれかを登録する

(ネットショッピングの決済)

  • チェックアウト時の支払いオプションでPayPalを選択
  • PayPalにログイン
  • 使用する決済方法(カード、口座、残高)を選択
  • 選択した決済先から利用金額が引き落とされる

(個人間送金)

  • 送金相手のメールアドレスを入手
  • 送金金額、決済方法(口座もしくは残高※)、通貨を選択
  • 相手のPayPal残高に送金した金額が入金される
  • PayPal残高はそのまま買い物などに利用するか、銀行口座に引き出すことができる
    ※個人間送金にはクレジットカードを使うことはできません。

引き落とし先となる口座やカードの情報は、PayPalが保持するため、相手に情報が伝わることはありません。また送金の際も、相手の口座情報を聞く必要はなく、メールアドレスだけで送金できます。また、PayPalでは相手に送金を請求する機能もあります。

より詳しくPayPal(ペイパル)について知る

PayPalについてより詳しく知りたい人は、以下のリンク先の記事がおすすめです。

PayPal全般に関して

PayPalの海外送金に関して

PayPalの詳しい使い方

PayPalビジネスアカウント

PayPalの疑問を解決!

まとめ

PayPalはアメリカ発のオンライン決済・送金サービスです。PayPalに自分のカード・銀行口座情報を登録しておくことで、支払う相手に個人情報を知らせることなく決済することができます。

  • PayPalはネットショッピングの決済、個人間送金に利用可能
  • ネットショッピングの決済の場合、国内・海外利用に関わらず手数料無料
  • 日本国内・日本円での送金の場合は、送金手数料無料
  • 海外のユーザーに送金する場合は、送金手数料499円+為替手数料がかかる

PayPalを使えば、ユーザー間で送金したりお金を請求したりすることができます。国内・日本円での送金の場合は無料ですが、海外送金には送金手数料に加えて為替手数料がかかることも覚えておきましょう。

PayPalの為替手数料は送金金額の4%と、意外と高額に設定されています。高額な送金になるほどコストがかさむので、PayPal以外の送金方法も検討してみるといいですね。例えば、Wiseならリアルレートでお得に海外送金ができますよ。

リアルレートで60以上の国・地域に海外送金:Wise🚀

Wise for sending money


ソース
  1. PayPal|ペイパルのメリット|個人向け
  2. PayPal|ご利用手数料|個人向け
  3. PayPalアカウントにログインし、シミュレーション(2020年7月30日14:10(GMT+3)時点)
  4. Wise|送金シミュレーション(2020年7月30日14:10(GMT+3)時点)
  5. PayPal|ペイパルの使い方|個人向け

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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