PayPal(ペイパル)の安全性は大丈夫?知っておきたい4つの基本情報

Wise

日本でもPayPalを使う人が増えてきています。海外通販サイトの支払いや、海外の友人などへの送金などにPayPalの使用を検討している人も多いのではないでしょうか?

しかし、PayPalを使う際に気になるのはその安全性です。この記事ではPayPalを初めて使う人向けに、PayPalの安全性に関する4つのことをまとめました。また、PayPalに代わる、海外送金・海外決済の選択肢として、実際の為替レートの使用が特徴的なWiseも紹介します。

目次
  1. 日本のPayPalはシンガポール法人PayPal Pte. Ltdが管轄
  2. PayPalでは、クレジットカード・銀行口座情報が相手に知られない
    💡海外利用なら、知っておこう!PayPalの為替レート
  3. PayPalには買い手保護制度がある
  4. PayPalの不正ログイン・なりすましメールに注意

1. 日本のPayPalはシンガポール法人PayPal Pte. Ltdが管轄

PayPalは1998年にサービスを開始し、現在までに世界200カ国以上の国と地域から3億人以上のユーザーが利用しています。

日本を含む国際部門の拠点はシンガポール法人PayPal Pte. Ltd.となっています。PayPal Pte. Ltd. は、日本国金融庁に(1)資金移動業者(関東財務局長第00026号)および(2)前払式支払手段第三者型発行者(関東財務局長第00705号)として登録されています。[1]

また、日本でもしっかり日本語のカスタマーサポートがあるので、何かあっても安心ですね。

日本のPayPalの問い合わせ先 [2]
0120-271-888(国内から)、03-6739-7360(携帯電話・海外から)

2. PayPalを使えば、クレジットカード情報・銀行口座情報が相手に知られない

PayPalでは、アカウント作成時にPayPal側にクレジットカードや銀行口座を登録する必要があります(日本ではアカウント登録せずにPayPalを使うことはできません)。

ですが、PayPalでは、送金する相手に自分のカードや口座の情報が伝わることはありません。そのため、ネットショッピング時にカード情報を入力したくない、という人に向いていると言えますね。


海外通販や海外送金にPayPalを利用するなら、知っておこう!PayPalの為替レート

海外とのやり取りにPayPalを利用する人も多いかと思います。しかし、海外送金や海外通販での外貨決済に使う場合、PayPalでは通貨換算手数料というコストが支払い額の4%または3%かかることに注意が必要です[3]。これは、PayPalの為替レート自体に含まれているので気づきづらいコストと言えるでしょう。

PayPal以外の選択肢として、Wiseなどを検討してみてもいいでしょう。実際の為替レートで海外送金・海外決済ができます。

🔍海外送金の比較(PayPal vs Wise)

海外送金の真のコスト

🛍海外通販などの外貨支払いの比較(PayPal vs Wise)

手数料例
  • PayPalで1,000ドルの買い物をする場合にかかる通貨換算手数料(4%):40ドル相当の日本円
  •  
  • Wiseデビットカードで1,000ドルの買い物をする場合にかかる両替手数料(0.6%):6ドル相当の日本円
  • PayPal以外の選択肢も考慮して、自分に合ったサービスを使えるといいですね。

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    3. PayPalには買い手保護制度がある

    PayPalの買い手保護制度は、[4]

    「PayPalで購入した商品やサービスに対して、何か問題があった場合に、一定の条件の下に補償をするプログラムです。」

    例えば、PayPalで代金を支払ったのに商品が届かない場合、届いた商品が説明と大幅に異なっている場合などに適用されます。問題発生から180日以内にPayPal上で手続きすれば、解決のための交渉が行われます。問題が解決しない場合、PayPalから全額返金されます⁴。

    これは通販サイトの支払いに特化したPayPalならではの仕組みと言えるでしょう。初めて使う海外通販サイトで、ちゃんと商品が届くのか不安がある人は、PayPalの利用が便利かもしれません。

    ただし、この買い手保護制度は商用支払いのみに適用される仕組みであることに注意が必要です。家族や友人など、個人間の送金の場合は買い手保護制度は適用されません。

    4. PayPalの危険性?フィッシングメール・不正使用に注意

    PayPalは知名度が高いからこそ、不正ログインやフィッシングメールなどの被害も起こり得ます。

    PayPalはこうした被害への対策として、すべての取引を24時間、365日モニタリングし、不審な動きがあった場合にアカウントを制限する不正防止モデルを採用しています。[5]

    利用者側は、パスワードを推測されにくいものに設定したり、PayPalからと名乗るメールを注意深く見るなど基本的な対策をしておきましょう。本物のPayPalがメールで個人情報を尋ねることはありません。

    このような被害に注意して、安全にPayPalを利用するといいでしょう。

    PayPal(ペイパル)の安全性まとめ

    以上、PayPalの安全性に関して見てきました。PayPalは相手に自分の情報を伝えることなく、メールアドレスのみで送金ができるため、通販サイトの購入などで「知らない人に口座やカードの情報を教えるのはちょっと…」という人に便利です。ただし、他のサイトと同じく、パスワードを強力なものにするなどの対策を忘れてはいけません。

    しかし一方で、PayPalでの海外送金・外貨支払いは、支払い額の4%または3%が為替手数料としてかかってしまうことに注意しましょう。Wiseなど、PayPal以外のサービスも検討してみてもいいかもしれません。

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    ソース

    1. PayPal会社情報
    2. PayPal問い合わせ先
    3. PayPal通貨換算手数料
    4. 買い手保護制度 - PayPal
    5. PayPalセキュリティ

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    Yuyuki Tanno
    2023年3月16日 この記事は8分で読めます

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