ATMで100万円以上の振込はできる?主要銀行の限度額と注意点も
ATMで100万円以上の振込を行う方法と注意点を解説。銀行ごとに異なる現金・キャッシュカード別の振込限度額や注意点もわかりやすく記載しています。
これまでPayPalと言えば「通販サイトの決済に使うもの」というイメージが定着していました。しかし2019年、日本でも個人間送金のサービスが開始され、友人や家族への送金などでもPayPalを利用できるようになりました。もちろん、国内送金だけでなく、海外送金にも対応しています。
言い換えれば、正しく使えばPayPalでも海外送金ができる、ということ。もしPayPalで海外送金ができないトラブルが発生している場合は、この記事を参考にしてみてください。考えられる原因と対処法をまとめてあります。
目次
PayPalで海外送金ができない理由として最も考えられるものが、口座振替手続きが済んでいない、ということです。PayPalで送金するには、口座振替手続きを完了させることが必須です。
口座振替とは、PayPalに自分の銀行口座を登録することで、送金時に自動で送金額が口座から引き落とされるようにする設定のことです。PayPalで個人間送金を行う場合はクレジットカードは利用できません。つまり、クレジットカードを登録していても、口座振替設定を行っていなければ、個人間送金の機能は利用できないということになります。
しかし、PayPalにおいて口座振替設定が可能な銀行は、以下の6つに限られています¹。
つまり、PayPalで海外送金するには、上記の6つの銀行のいずれかに口座を持っていなければいけません。
PayPalで送金を受け取るだけなら、他の銀行(ネット銀行や地方銀行など)も登録できます。しかしその場合は、受け取りや残高の引き出しには使えても、送金を行うことはできません²。
口座振替設定が完了しているかどうかは、PayPalの[ウォレット]ページに移動して、銀行口座をクリックすることで確認できます³。上の6つの銀行の口座を過去に登録した場合でも、口座振替の手続きを完了させていない、ということも考えられるので、送金できないと思ったらまずは[ウォレット]ページから登録してある銀行口座を確認しましょう。
海外送金サービス | 海外送金手数料 | 適用される為替レート | 合計コスト |
---|---|---|---|
PayPal | 499円⁴ | 4%の為替手数料を上乗せしたレート⁵ | 約4,842円(499円+40ドル分の日本円) |
Wise⁶ | 1,109円 | 実際の為替レート | 1,109円 送金する |
(2019年10月25日時点のシミュレーションに基づく)
PayPalでの海外送金手数料は499円と格安に見えます。しかし注意したいのはPayPalの通貨換算手数料(為替手数料)です。通貨換算手数料は円→外貨など、通貨の両替が生じる際に発生します。PayPalの通貨換算手数料は送金金額の4%と設定されていますが、為替レートに上乗せされた形で提示されるため、気が付きにくくなっています。
「でも、為替レートの違いって、そんなに大したものじゃないでしょ?」と思った方もいるかもしれません。しかし、PayPalの為替手数料は銀行と比べても高く設定されています(銀行の為替手数料は1ドルあたり1円であることが多い)。
そのため、送金手数料がPayPalより高くても、結果的には銀行の海外送金の方がPayPalよりもお得になることもあるのです。海外送金の際は送金手数料だけでなく、為替レートにも目を向けるようにしましょう。
海外送金サービスの中には、Wiseのように実際の為替レート(ミッドマーケットレート)を使って送金するものもあります。言い換えれば為替手数料は一切発生しないので、PayPalのような隠れコストを心配する必要もありません。
Wiseは複数の国内送金を活用した新しい送金の仕組みを採用し、
といった特徴があります。
海外送金シミュレーションから簡単に送金にかかるコスト・着金予定日までチェックできるので、気になる人は見てみてくださいね。
では、以下ではPayPalでの口座振替の方法を引き続き解説していきます。
以下では、口座振替以外に考えられる海外送金ができない理由について紹介していきます。
PayPalで10万円以上の送金を受け取る場合は、受け取る側が本人確認を完了させている必要があります⁹。受取人の本人確認手続きが済んでいない場合、10万円以上の送金が行えません。そのようなメッセージが表示された場合、相手に「本人確認手続きを完了させてね」と伝えましょう。
登録した銀行口座の残高が送金金額を下回っている場合、当たり前ですが、送金はできません。送金前に銀行口座の残高を確認しましょう¹º。
また、商用支払い(通販サイトの決済など)をクレジットカードで行う場合、クレジットカードの利用限度額に達してしまっているために支払いができないということも考えられます。¹¹
PayPalでは、登録情報が正確であることが非常に重要です。登録した情報が間違っている場合(アカウント名義と口座名義が異なる、クレジットカードを新しくしたのに情報を更新していないなど)、送金が正しく実行できないことがあるので、登録情報を今一度確認してみましょう。¹¹
まれに、アカウントに制限がかかり、口座振替設定をしても送金ができない場合もあります¹²。その際はPayPalに直接問い合わせることをおすすめします(問い合わせ先はこの記事の最下部参照)。
この記事を読んでも「やっぱり送金できない!」という人は、直接PayPalに問い合わせてみることをおすすめします。
国内から:0120-271-888(平日9:00~18:00)
海外から:03-6739-7360 (平日9:00~18:00)¹³
※登録している電話番号からかけるとスムーズにつながります
※銀行口座を登録している場合は、銀行口座番号下4桁を用意したうえで電話しましょう
PayPalヘルプセンターの問題解決センターまたはメールで問い合わせが可能です(ログイン必須)¹³
PayPalはネットショップの決済だけでなく、個人への海外送金も行える便利なサービスです。PayPalで海外送金できない、というトラブルに直面している人は、今一度口座振替設定を完了させているか確認してみましょう。それでも送金できない場合は、残高不足や登録情報の間違い、また相手の本人確認手続きが完了していないという原因も考えられます。これらを確認し、それでも送金できない場合はPayPalの直接問いあわせてみましょう。
PayPalの海外送金は送金手数料が499円と安く設定されているのが魅力ですが、これ以外にも通貨換算手数料が発生することを忘れてはいけません。通貨換算手数料は為替レートに隠された見えにくいコストです。送金してから「え、こんなに高いの?」と驚くことがないように、しっかり事前に為替レートを確認することをおすすめします。
PayPalを含め、様々な海外送金サービスを比較したうえで、最も自分に合った送金方法を選べるといいですね!
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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