ATMで100万円以上の振込はできる?主要銀行の限度額と注意点も
ATMで100万円以上の振込を行う方法と注意点を解説。銀行ごとに異なる現金・キャッシュカード別の振込限度額や注意点もわかりやすく記載しています。
アユタヤ銀行はタイ国内最大級の銀行です。クルンシィの名前でも知られており、現在では日本の三菱UFJ銀行の子会社となっています。そのためほとんどのサービスが日本語に対応しており、タイ在住やタイに移住予定の日本人に人気の銀行となっています。
タイ在住または移住予定の人は、アユタヤ銀行に日本から海外送金する機会もあるかもしれません。逆に、アユタヤ銀行から日本へ海外送金することも考えられます。
この記事では、気になる手数料やアプリからの海外送金方法など、アユタヤ銀行の海外送金を徹底解説します。また、アユタヤ銀行よりも安く早く海外送金できる便利なサービスWise(ワイズ)についても紹介します。
まずは、アユタヤ銀行の海外送金の手数料を、日本からクルンシィに送金する場合と反対に日本へ送金する場合についてそれぞれ見ていきましょう。
アユタヤ銀行から日本の銀行口座に海外送金する際の手数料は、以下の通り。¹
手数料 | 種類 | 金額 |
---|---|---|
SWIFT手数料 | 支店 | 500バーツ(約2,200円) |
オンライン・モバイルアプリ | 350バーツ(約1,540円)※ | |
海外送金手数料 (送金人負担の場合) | 送金金額の0.05%(最低5,000円相当額) |
(2024年9月29日時点)
※2024年12月31日までKMAクルンシィアプリを使って送金すると、キャンペーン価格で250バーツとなる。³
アユタヤ銀行の海外送金では、窓口で海外送金を申し込んだ場合は500バーツ、オンラインもしくはアプリでの申込の場合は350バーツのSWIFT手数料がかかります。
加えて、支払銀行手数料を送金人負担にする場合は、送金金額の0.05%(最低5,000円相当)の送金手数料が追加でかかります。受取人負担とする場合は、支払銀行手数料が送金額から差し引かれて着金します。
日本からアユタヤ銀行に送金する場合は、日本の金融機関が定める海外送金手数料がかかります。加えて、アユタヤ銀行の方でも被仕向送金手数料(受取手数料)がかかります。¹
手数料 | 金額 |
---|---|
被仕向送金手数料 | 受取金額の0.25% (最低200バーツ、最大500バーツ) |
アユタヤ銀行や日本の銀行から海外送金する場合、海外送金手数料の他にも為替レートに注意が必要です。なぜなら、銀行の為替レートには、為替手数料が上乗せされているからです。
アユタヤ銀行では具体的にどれだけの手数料が上乗せされているかは明示されていませんが、銀行のホームページ上で公開されるレートと、その日の実際の為替レートを比較することで計算できます。²
為替手数料は一見すると気が付きにくい手数料です。気にせず送金すると「受取額が思ったより少なかった」ということも起こり得ます。海外送金の際には、必ず為替レートにも注意を払うようにしましょう。
アユタヤ銀行から日本へ、または日本からタイのアユタヤ銀行へ海外送金する場合、銀行よりもお得な選択肢が海外送金サービスのWise(ワイズ)です。
Wiseは銀行とは異なる独自の送金の仕組みを採用しているため、海外送金手数料が格安に。さらに、実際の為替レートであるミッドマーケットレートを使って送金するため、為替手数料もかかりません。
2024年9月現在、Wiseではタイバーツから日本円への送金はサポートされていませんが、日本からタイへの送金や、アユタヤ銀行の米ドルなどの外貨口座から日本への送金は可能です。
さらに、Wiseでは海外送金の他にもマルチカレンシー口座の機能も利用できます。Wiseアカウントを開けば、様々な国の口座情報を取得したり、タイバーツを含む40種類の通貨を保有したりすることができます。保有する残高は、1枚のWiseデビットカードでいつでも決済に利用できます。
タイと日本の間でお得に資金を動かしたい人や、アユタヤ銀行に代わるタイバーツの保有方法を考えている人は、ぜひWiseも検討してみましょう!アカウント開設は無料です。
それでは、アユタヤ銀行で日本へ海外送金する方法を見ていきましょう。
窓口で手続きをすることもできますが、オンラインやモバイルアプリを利用した方が手数料はお得です。ここでは、KMAクルンシィアプリを使った海外送金の手順を紹介します。
アプリで海外送金を行う前に、初期設定が完了していることを確認しましょう。
手続完了後、入力したメールアドレスあてに確認メールが届きます。また、ホーム画面 > Transaction History > International Transfer から取引を確認することも可能です。
アユタヤ銀行から日本に送金する際は、以下の情報が必要です。あらかじめ送金相手に確認しておきましょう。¹
英文 | 内容 | 例 |
---|---|---|
Beneficiary Bank’s Country | 受取銀行の所在国 | Japan |
Beneficiary Bank’s Name | 受取銀行名 | MUFG Bank, LTD. |
Beneficiary’s Account Number | 受取人の店番+口座番号 | 000-1234567 |
IBAN(If any) | IBAN(該当する場合) | 日本国内銀行は通常不要 |
Bank Code / SWIFT Code | 受取銀行のSWIFTコード | BOTKJPJT |
Beneficiary Bank’s Branch | 受取銀行の支店名 | 久我山 |
Beneficiary Bank’s Full Address | 受取銀行支店の住所 | 英語の住所の書き方 |
Beneficiary’s Name | 受取人の名前 | TARO YAMADA |
Beneficiary’s Country | 受取人の所在国 | Japan |
Beneficiary’s City | 受取人の都市名 | Tokyo |
Beneficiary’s Address | 受取人の住所 | 英語の住所の書き方 |
また、窓口で送金手続きを行う場合は、以下の書類も用意しておきましょう。ちなみに、プロンポン駅のエムクオーティ支店では、日本語対応窓口もあります。
※自分以外の人の口座に送金する場合、送金先との関係を証明する書類も必要。
次に、日本からタイのアユタヤ銀行の口座に送金する場合の手順を見ていきます。具体的な送金方法は利用する金融機関によって異なるため、その都度確認しましょう。¹
他にも、窓口やテレフォンバンキング、銀行によっては郵送などでも海外送金の申し込みができる場合もあります。
日本の銀行の海外送金手数料は高額であることがほとんどです。これは送金手数料だけでなく、中継銀行手数料や為替レートに含まれる為替手数料がかかるため。よりお得に送金するなら、銀行に代わる選択肢としてWiseがおすすめです。
日本からタイへ送金する場合、基本的にはタイから日本へ送金する場合と同じ受取人の情報が必要になります。¹
英文 | 内容 | アユタヤ銀行の場合 |
---|---|---|
Beneficiary Bank 【住所】(Adress) | 銀行名 | Bank of Ayudhya PCL |
SWIFT Code | SWIFTコード | AYUDTHBK |
Bank Code | 銀行コード | 025 |
Branch Name | 支店名 | ○○○ Branch |
Bank Address | 銀行の住所 | 1222 Rama III Road, Bang Phongphang, Yan Nawa, Bangkok 10120 Thailand |
Beneficiary Account Number | 口座番号 | 受取人の口座番号 |
Beneficiary Name | 受取人名 | 受取人の口座名義 |
また、多くの銀行でタイへの送金目的を聞かれるので、送金目的を証明できる書類(不動産の購入証明書、請求書、見積書、受取人との関係を証明できるものなど)を用意しておくと安心です。
日本から海外送金する際には、必ず金融機関にマイナンバーを届け出なければいけません。マインナンバーの届け出が済んでいない場合は、マイナンバーが確認できる書類も手元に用意しておきましょう。
アユタヤ銀行の海外送金にかかる日数は明示されていませんが、一般的な銀行の海外送金は着金までに1〜6営業日程度かかることがあります。
アユタヤ銀行では、平日の8:30〜16:30に手続きした場合は当日中の為替レートで両替・発信され、それ以外の時間の送金申込みは翌営業日に処理されます。
アユタヤ銀行では、日本語対応のコールセンターがあるため、海外送金で困ったらいつでも問い合わせることが可能です。¹
日本語コールセンター(クルンシィフォン):1572※日本語対応は「3」を選択。
以上、アユタヤ銀行の海外送金について解説しました。アユタヤ銀行から日本へ、または日本からタイのアユタヤ銀行に海外送金する場合は、送金手数料だけでなくSWIFT手数料や為替手数料にも注意を払いましょう。
銀行の海外送金は手数料が数千円と高額になりがち。また、SWIFTによる送金は着金までに数営業日と時間がかかります。より安く早くタイに海外送金したいなら、Wiseのサービスを検討してみましょう!
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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