ATMで100万円以上の振込はできる?主要銀行の限度額と注意点も
ATMで100万円以上の振込を行う方法と注意点を解説。銀行ごとに異なる現金・キャッシュカード別の振込限度額や注意点もわかりやすく記載しています。
海外送金を行う方法は、大きくわけて、銀行・ネット銀行・海外送金サービスの3パターンがあります。これらを利用して海外送金を行うときの方法や必要書類について解説します。
例:日本からアメリカへ10万円送金する場合
海外送金は銀行やプロバイダによって手数料や為替レートが違います。送金手数料以外にも、中継銀行手数料や為替レートに含まれる為替手数料などが送金額から引かれることがあります。
上記の表では、同じ額でも銀行やプロバイダによって受取人に届く額が違う=海外送金コストが違うことがわかります。
為替手数料の上乗せのない実際の為替レートと格安の送金手数料で送金したい人には、Wiseを利用してみてもいいかもしれません。最大で銀行の最大14倍安く海外送金ができます。
海外送金をするとき、どの方法を利用するのが便利なのでしょうか。
一般的には、銀行での送金方法が一番手間がかかり、ネット銀行・海外送金サービスがより簡単です。Wiseのようにオンラインで送金手続きが済む海外送金サービスもあります。それぞれ詳細を説明していきましょう。
大手銀行や地方銀行などの金融機関から海外送金をするには、主に窓口での手続きとなることが多いです。
銀行の窓口に行く
銀行窓口の営業時間は基本的に月曜日〜金曜日の9:00〜15:00です。
必要書類を提出する
必要書類の詳細は、後ほどご案内します。
海外送金依頼書を作成する
窓口にて、海外送金に必要な依頼書を作成します。担当者の案内に沿って記入してください。送金に必要な受け取り人の銀行口座情報(英字)は事前に入手しておきましょう。
担当者による送金手続き
必要な書類や送金申込書が揃ったら、担当者が送金手続きを行ないます。受付時間や外貨の種類によっては翌日付の扱いとなることもあります。なお、銀行ではSWIFTという送金手法を利用することが一般的なので、送金自体に2〜3営業日、時差や受付時間の制限も含めると3〜5営業日ほどかかることが多いでしょう。
本人確認書類
本人確認書類として、運転免許証、パスポート、保険証、マイナンバーカードなどが必要です。外国人の方は、在留カード・特別永住者証明書を用意しましょう。本人確認書類に顔写真がない場合は、2種類の書類が必要になります。
マイナンバー確認書類
海外送金の際は必ずマイナンバーの確認が行われます。マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載のある住民票(写し)、法人番号通知書などを用意します。
届け印、通帳
このほか、場合によっては、送金目的や資金原資を確認できる書類も提示するよう指示されることがあります。
銀行で海外送金をする際、受取人の情報についても聞かれますので、あらかじめ受取人に確認を取って、用意しておくといいでしょう。具体的には、以下の情報が必要となることが多いです。
受取人の銀行名、支店名、住所(Bank, bank branch, branch’s address)
SWIFTコード/BICコード: 8桁〜11桁のアルファベットと数字により構成される銀行識別コード
受取人の口座番号(Account number)(欧州・中近東の場合は、IBANと呼ばれる数字とアルファベットで構成される口座識別番号が必要です)
受取人の口座名義(Account name)
受取人の住所(Receipent’s address)
ネット銀行でも海外送金を行うことができます。その基本的な手順を説明します。
あらかじめネット銀行口座を開設し、ログインします。海外送金を利用するための申し込みが別途必要なこともあります。
ネット上の案内に従って、海外送金の手続きをします。
ネット銀行は、24時間海外送金を受け付けているので便利です。一方で、海外送金を取り扱っていない有名ネット銀行も多くあります。じぶん銀行やイオン銀行がその例です。
また、住信SBIネット銀行は法人での海外送金はできますが、個人は海外送金は利用できないので注意しましょう(海外送金の「受け取り」は個人・法人共に可能です)。
本人確認書類(運転免許証など)
マイナンバー確認書類(マイナンバーカードなど)
口座開設時に本人確認書類を、海外送金利用前にマイナンバー確認書類をアップロードしておけば、都度の確認は不要です。受取人の英文情報だけ手元に用意しておきましょう。
必要な受取人情報は、銀行での海外送金と同じです。
最近、海外送金に特化したサービスが普及しています。中でもよく利用される、ウエスタンユニオン、SBIレミット、Wise(ワイズ)の送金手順について解説します。
Wiseは実際の為替レートを使用したオンライン海外送金サービスです。銀行に比べ最大14倍安い手数料で送金ができます。Wiseは国内送金を活用した新しい送金方法を構築しているので、より速くより安い海外送金が可能です。
以下、Wiseを利用する場合の、送金の仕方です。
ウェブサイトから、アカウントを開設する
送金額と送金通貨を指定する
自分の口座情報、受取人の口座情報を入力する
本人確認書類をアップロードする
Wise Japanの銀行口座に送金額と送金手数料の合計を振り込む
以上、全ての手続きがオンラインで済むので、忙しい人には便利ですね。
2回目以降の送金、また初回の送金でも送金額が10万円を超える場合は、住所確認が必要となります。本人確認書類に記載の住所へアクティベーションコードが郵送されます。この住所確認の手続きは、1回のみで済みます。
オンラインで、安く海外送金がしたい場合、Wiseがおすすめです。実際にかかるコストを調べたい場合は、送金額と送金通貨を選んでシミュレーションしてみましょう。実際にかかる各国への海外送金日数も紹介していますので、確認してみてください。
Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。
ウエスタンユニオンは、160年の歴史を持つアメリカ生まれの老舗海外送金サービスです。日本では、セブン銀行、大黒屋、ファミリーマートなどと提携して数多くの取扱窓口を持っており、現金受け取りの場合は数分という短い時間で送った金額が相手に届きます。
しかし、ウエスタンユニオンでの送金は取扱店の窓口及びATMからの現金送金に限られており、インターネット上だけでは送金手続きが完了しません。
取扱店での送金は、以下の手順で行います。
ウエスタンユニオン取扱店に行く
本人確認書類とマイナンバーを提示する(マイナンバーカードがあれば一つで兼ねられます)
送金資金と送金手数料を支払う
送金管理番号(MTCN)の記載された受領書を受け取る
受取人に送金管理番号(MTCN)を連絡する(受取人が現地で現金を受け取れるようになります)
以上、極めてシンプルな手順で送金ができます。
しかし、注意すべきは、ウエスタンユニオンも、為替手数料を含んだ為替レートを使用しているということです。為替レートは非公開なため、実際いくら分が為替手数料として徴収されているのかわからないのです。
他に有名な海外送金サービスとして、SBIレミットがあります。SBIレミットでは、インターネットでの送金、店頭送金など様々な送金方法が選べます。
その中でも、インターネット送金の方法を見ていきます。
会員登録を行う
SBIレミットが指定する銀行口座に送金資金を振込む
会員サイト上から送金依頼をする
現金受取・銀行口座宛かを選ぶ
現金受取の場合は、送金完了後発行されるReference Number(リファレンスナンバー)を受取人に伝える
SBIレミットも、ウエスタンユニオンと同様、実際の為替レートではなく、独自に定める為替レートを使用しています。つまり、送金手数料以外にも為替レートに含まれる為替手数料という「隠れコスト」がかかっているということです。
海外送金の方法は、銀行やネット銀行、海外送金サービスとさまざまです。
自分も受取人も銀行口座を持っている場合は、オンライン海外送金サービスのWiseがおすすめです。オンラインで手続きが済む手軽さと、実際の為替レートを使用した安い手数料が特徴です。
自分または受取人が銀行口座を持っていない場合、SBIレミットやウエスタンユニオンなどの海外送金サービスが選択肢となるでしょう。しかし、為替レートに含まれた「隠れコスト」の為替手数料に注意が必要です。
各方法の特徴を知った上で、自分に合った方法で海外送金ができるといいですね。
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