みずほ銀行で海外送金をするには?手数料・レートを解説

Wise

近年、海外送金を扱う金融サービスは多様化しており、送金にかかる手数料や手続き方法は大きく異なります。事前に下調べをして、自分に合った送金サービスを見つけることが大切です。

この記事では、みずほ銀行からの海外送金にかかる手数料や為替レート、手続きの流れについて解説します。送金を受け取る際の手数料や注意点についても触れていますので、送金を受け取る方も必見ですよ。

さらに、銀行代わりに利用できるオンライン海外送金サービス「Wise(ワイズ)」についても紹介していますので、併せて参考にしてみてくださいね。

日本円10万円をイギリスへ送金する場合の手数料(手数料を送金人が負担する場合)

プロバイダー海外送金手数料為替レート合計費用
みずほ銀行¹8,500 円(送金手数料)+2,500 円 (コルレス先支払手数料)みずほ銀行が定める為替レート(為替手数料を含む)11,000円+為替手数料
Wise265+0.6%円実際の為替レート793円

※2024年9月9日時点

みずほ銀行の海外送金手数料と為替レート

みずほ銀行を通じて海外送金または送金の受け取りをする場合、いくつか違う手数料がかかります。

送金時にかかる手数料

送金手数料¹
みずほ銀行本支店向け8,000円
他行向8,500円
コルレス先支払手数料2,500円

(消費税はかかりません)

送金先がみずほ銀行の本支店口座なら8,000円、他金融機関口座なら8,500円の送金手数料がかかります。

手数料の「依頼人負担」を選択した場合は、さらに「コルレス先支払手数料(中継する金融機関にかかる手数料)」2,500円も必要ですので、準備しておきましょう。

またみずほ銀行のアプリで海外送金をすることも可能です。その場合は5,000円の海外送金手数料がかかります。²

みずほ銀行の国際送金照会手数料/内容変更手数料

海外宛の照会を依頼したときには「照会手数料」、送金内容の変更を依頼したときには「内容変更手数料」がかかります。

その他手数料
照会手数料3,000円/件
内容変更手数料4,500円/件

(消費税はかかりません)

みずほ銀行の海外送金受け取り手数料(個人のみ)

みずほ銀行口座で海外送金を受け取る場合にも、以下のような手数料が必要です。さらに、中継銀行にかかる手数料が、受取額から引かれる可能性もありますので、事前に窓口やテレフォンバンキングにて確認しておくとよいでしょう。

送金受取手数料(個人)³
円建送金を円預金で受け取る2,500円+円為替取扱手数料 金額の0.05% 最低2,500円
外貨建送金を円預金で受け取る2,500円(入金日の公示TTBレートにて換算)
外貨建送金を外貨普通預金で受け取る2,500円+外貨受払手数料 金額の0.05% 最低2,500円

みずほ銀行の海外送金為替レート:海外送金の「隠れコスト」

みずほ銀行から送金するお金を換算する「送金日当日のTTSレート」は、Googleなどで検索して出てくる「リアルタイムの為替レート」ではありません。

みずほ銀行が海外送金に使用するTTSレートには「為替手数料」も含まれ、例えば米ドルなら1米ドルあたり1円、ユーロなら1ユーロあたり1.5円が手数料として上乗せされています。つまり、みずほ銀行を利用した海外送金時には、リアルタイムの為替レートよりもやや不利なレートで換金されるのです¹。

みずほ銀行以外にも海外送金ができる金融機関やサービスはあり、そのひとつ、「Wise(ワイズ)」はリアルタイムの為替レートを採用しています。

銀行での海外送金よりも手数料が最大10倍安くなるケースもありますので、Wiseのウェブサイトで事前比較することをおすすめします。送りたい国と通貨を設定するだけで、簡単に送金手数料の外貨送金シミュレーションができます。

海外送金・外貨支払いに:Wise🚀

みずほ銀行で外国送金をする方法:窓口・テレビ電話・みずほダイレクトアプリ

みずほ銀行からの海外送金手続きは、インターネットバンキングでは受け付けていません。窓口、テレビ電話もしくはみずほダイレクトアプリから手続きを依頼しましょう。送金方法は以下になります。

窓口:

  1. 来店する際も事前予約することが好ましい
  2. 代表利用口座店にて、本人確認書類(後述)をはじめとした書類を提出。送金時には、みずほ銀行の保有有無とお取引の目的を確認するための書類が必要
  3. 必要な書類や申込書が揃ったら、送金手続きを行なう

テレビ電話:

  1. 事前にネットでテレビ電話が可能な店舗を選択し、面談を予約する
  2. 本人確認書類(後述)をはじめとした書類を提出
  3. 必要な書類や申込書が揃ったら、送金手続きを行なう

みずほダイレクトアプリ:

  • 「商品・サービス」から「外国送金」のアイコンをタップ
  • 外国送金の利用申し込みをする
  • 申請が通ったら、送金に必要な情報を入力
  • アプリからステータスを確認

口座引き落としや対外発信は基本的にご依頼日の翌営業日以降に行います⁴。

取り扱い通貨と利用時間

みずほ銀行の海外送金で取扱える通貨は、米ドル・ユーロ・英ポンド・スイスフラン・オーストラリアドル・ニュージーランドドルの6通貨です。

取扱時間は、アプリからですと原則24時間ですが、普通預金口座からの送金の場合、異なります:

月曜日-金曜日 9:00-21:00

<システム調整時間>

土曜日 22:00-翌日曜日8:00、第1・4土曜日 3:00-5:00

窓口とテレビ通話に関しては、通貨によって取引時間は異なります:

  • 米ドル:10:00-15:00
  • 円:9:00-15:00
  • ユーロ・英ポンドなど:11:00-15:00

もし上記の6通貨以外を送金する場合や、時間を気にせずオンラインで送金をしたいときには、Wiseなど他サービスから送金しましょう

みずほ銀行の国際送金をするために提出が必要な書類

以下は国際送金をするときに提出が必要な書類です。³

  • 本人確認書類

氏名・住所が確認できる書類。運転免許証、パスポート、保険証、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカードなど。本人確認書類に顔写真がない場合は、2種類の書類が必要です。

  • マイナンバー(個人番号)確認書類

マイナンバーカード、マイナンバー通知カード、マイナンバー記載のある住民票(写し)、法人番号通知書など。すでにみずほ銀行にマイナンバーを届けている場合は再提出の必要はありません。

なお、マイナンバーカードは、「本人確認書類」と「マイナンバー確認書類」を兼ねることができます。

  • 届け印、通帳

みずほ銀行の口座から払戻して送金する場合は、みずほ銀行の通帳(すでに本人であることを書類により確認済みの口座のもの)と届け印が必要です。

  • 送金資金の内容を確認できる書類

たとえば給与送金の場合には、給与明細などが必要です。

  • 送金の目的内容および受取人との関係を確認できる書類

留学費用の場合には、授業料の請求書が必要です。

  • 受取人の英文情報

銀行名、支店名、受取人の口座名義・口座番号・受取人住所(アルファベット表記)、SWIFT、IBAN、ABA No.を記載します。

みずほ銀行で海外送金を受け取るために必要な情報

みずほ銀行で海外送金を受け取る際は、送金人に以下の情報を事前に伝えておきましょう。³

  • 銀行名(BANK NAME):MIZUHO BANK, LTD.
  • SWIFTコード/BICコード:MHCBJPJT11ケタのみずほ銀行のスイフトコードを求められた場合は、「MHCBJPJTXXX」と伝えてください。
  • 支店名(BRANCH NAME):◯◯◯ BRANCH
    「ATM・店舗のご案内」で支店を検索し、英文店名を確認します。
  • 受取人口座番号(BENEFICIARY'S ACCOUNT NO.):店番号3ケタ-口座番号7ケタ
  • 受取人名(BENEFICIARY NAME):受取口座名義(アルファベット表記)

Wise:安価な手数料、透明性の高い海外送金方法

Wiseは、ネットから簡単に海外送金ができるオンラインサービスです。

銀行窓口で海外送金を依頼すると、みずほ銀行では11,000円程度の海外送金手数料や為替レートに含まれる為替手数料など隠れたコストがかかりますが、Wiseの手数料は一目瞭然で、大抵の場合、銀行よりも格安な手数料で利用できます。

さらに、Wiseの海外送金の仕組み自体も、銀行や他の海外送金プロバイダとは少し違います。

通常、銀行から海外送金をするときは、送金銀行と受け取り銀行に直接提携関係がないことがほとんどなので、それら2つの銀行を中継する銀行が必要となります。こうした複雑さから、国内送金手続きよりも、長い送金時間、そして多くの手数料がかかってしまうのです。

一方、Wiseは、世界中に銀行口座を持ち、それらを繋ぐネットワークを構築しています。例えば、日本からイギリスに送金する場合、日本の送金人がWiseの日本口座に円で入金すると、Wiseのイギリス口座からイギリスにいる受取人の銀行口座に対して、ポンドで支払いが行われます。Wiseはこうした新しい仕組みによって、海外送金をより安く、よりシンプルなものにしています。

また、送金手続きはオンラインで完結します。必要書類もオンラインでアップロードするので、窓口まで足を運ぶ必要はありません。

Wiseで海外送金した場合いくらかかるのか、まずは手数料額をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。銀行での手数料との違いに驚くかもしれません。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。

みずほ銀行からWiseを通して海外送金する方法

アカウントを作成したら、以下の方法でWiseを通じて海外送金できます。

銀行からWiseへの入金方法(アプリ)

  1. 送金先の口座情報を登録する
  2. 「受取人」から送金先を選択
  3. 「その他」の「銀行またはカード」を選択
  4. 送金額を入力し、確定する
  5. みずほ銀行からWiseに書かれた口座情報へ振り込めば完成

みずほ銀行の外国送金に関わるお問い合わせ先

みずほ銀行の海外送金に関してわからないことがある場合は、以下の問い合わせ先を参考にしてください。

  • みずほチャットサポート

みずほ銀行ウェブサイトからアクセスできます。チャットボットと専門のオペレーターがチャットで対応します。⁴

チャットボット:24時間/365日

専門オペレーター:月曜日~金曜日 9:00-18:00(土・日曜日、祝日・振替休日、12月31日-1月3日は利用不可)

  • 電話での問い合わせ

0120–3242–99(フリーダイヤル)⁵

海外からのご利用などで、フリーダイヤルを利用できない場合(通話料有料)

03-3211-9324

9:00-17:00

(1月1日~2日は利用不可)

  • 店舗での問い合わせ

手続き時に利用する店舗に直接問い合わせましょう

みずほ銀行やWiseなどの海外送金方法を比較して調べ、不明点のない状態で、納得して海外送金ができるといいですね。

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ソース

  1. みずほ銀行:外国送金(仕向送金)
  2. みずほ銀行:外国送金(みずほダイレクトアプリ)
  3. みずほ銀行:外国への送金・受け取り
  4. みずほ銀行:みずほチャットサポート
  5. みずほ銀行:みずほダイレクト(ヘルプ・お問い合わせ)

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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