ATMで100万円以上の振込はできる?主要銀行の限度額と注意点も
ATMで100万円以上の振込を行う方法と注意点を解説。銀行ごとに異なる現金・キャッシュカード別の振込限度額や注意点もわかりやすく記載しています。
パソコンやスマホで使えて便利なインターネット銀行。日本でも最近、どんどん存在感を増していますよね。中でもじぶん銀行はアプリが使いやすいと話題になっており、2018年には口座開設数が300万を突破しました。
様々な手続きがネットで完結するじぶん銀行ですが、では海外に送金したい場合は一体どうすればいいのでしょうか? また、銀行に代わる新しい海外送金サービスWise(ワイズ)のサービスについても簡単にご紹介します。
じぶん銀行のインターネットバンキングが取り扱うサービスはたくさんありますが、じぶん銀行を使用して海外送金を行うことはできません。また、海外からの送金を受け取ることもできません。
(じぶん銀行 ソース1 2019年2月)
では、海外にお金を送ったり、海外からお金を受け取ったりしたい場合はどうすればいいのでしょうか?海外送金の方法は大きく分けて2つあります。
①銀行の海外送金サービスを利用する。
②銀行以外の海外送金サービスを利用する。
例えばみずほ銀行やゆうちょ銀行などの多くの銀行は、国際送金を行っています。しかし、銀行を通した海外送金サービスを利用する場合に気をつけたいのが、手数料です。1回の送金につき、3000円以上の高い手数料がかかることがほとんどです(参考:みずほ銀行で海外送金する際の手数料)。
手数料を安く抑えたい場合は、銀行以外の新しい海外送金サービスを利用するのがおすすめです。しかし、数ある送金サービスはどれも違った特徴を持っているので、自分の目的に合ったものを選ぶ必要があります。
以下の表では、様々なインターネット銀行や海外送金サービスの手数料を比較してみました。
ネット送金 | 店頭送金 | 銀行口座受取 | 現金受取 | 送金手数料 | 為替レート | 送金にかかる合計費用 | 必要な支払金額 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天銀行 | ◯ | × | ◯ | × | 1750円 | 楽天銀行が設定する為替手数料を含んだ為替レート | 1750円+為替手数料 | 12,832円 |
SBIレミット | ◯ | ◯ | 国による | ◯ | 880円 | SBIレミットが設定する為替手数料を含んだ為替レート | 880円+為替手数料 | 11,998円 |
ウエスタンユニオン | × | ◯ | × | ◯ | 1,500円 | ウエスタンユニオンが設定する為替手数料を含んだ為替レート | 1,500円+為替手数料 | 12,878円 |
Wise | ◯ | × | ◯ | × | 160円 | 実際の為替レート | 160円 | 11,108円 |
※送金シミュレーションはそれぞれ2019年2月6日17:12(GMT+2)(楽天銀行)、17:14(SBIレミット)、17:16(ウエスタンユニオン)、17:13(Wise)に行いました。
日本円からアメリカに100ドル送金するために、楽天銀行では12,832円、SBIレミットでは11,998円、ウエスタンユニオンでは12,878円、Wiseでは11,108円送金することになるように、同じ100ドルを送るにも必要金額がそれぞれ送金サービスによって異なることがわかりますね。
ここからは、より詳しく、じぶん銀行以外のインターネット銀行や海外送金サービス(楽天銀行、SBIレミット、ウエスタンユニオン、Wise)で海外送金する方法を簡単に見ていきましょう。
楽天銀行は日本最大のインターネット銀行だけあって、海外送金が非常に便利に利用できます。インターネットで手続きが完結する点、24時間受付可能な点、また取り扱い通貨は60以上、200か国以上の国と地域に送金ができる点はとても魅力的です。
具体的な送金方法は、口座にログインした後「海外送金」を選択し、「新規お申込」ボタンをクリックします。規定に同意して暗証番号を入力すると、申し込みが完了します。その後はMy Accountの海外送金ページから送金が可能です。さらに情報を登録しておけば、2回目からは入力を省略することもできます。
楽天銀行海外送金手数料は、送金金額にかかわらず750円と、比較的安価なことで人気です。しかし、これに加えて他にも様々な手数料が発生することに注意する必要があります。例えば、日本円から日本円のまま送金する場合、3,000円の円貨送金手数料(リフティングチャージ)がかかります。また海外中継銀行手数料が1,000円追加で発生します。
さらに気を付けたいのが、隠れたコストである為替手数料です。楽天銀行が海外送金の際に採用する為替レートは、通常の為替レートに銀行の為替手数料が上乗せされた金額となっています。楽天銀行の為替手数料は多くの銀行よりもお得になっていますが、それでも大きな金額を送ると目立ってくることに違いはありません。(参考:楽天銀行から海外送金するには?手数料、為替レート、送金に必要な日数を解説)
SBIレミットは、国際的送金ネットワークのサービスを行なっている会社マネーグラム (MoneyGram) と提携しているため、海外送金に特化しており、様々な点で便利に海外送金ができるようになっています。
特に便利なのが、送金方法が充実している点です。SBIレミットを使うと、インターネット送金、レミットカードを使ったゆうちょ銀行ATMからの送金、振り込み送金、店頭送金、コンビニ送金(銀行口座を持っていない場合でも送金可能)など、多様な方法の中から自分に最適なものを選んで送金することができます。
※SBIレミットのインターネット送金は2018年5月に発生した障害により、一時的に利用できなくなっていましたが、2019年2月現在は復旧しています。
SBIレミットは送金先・送金額によって手数料が細かく規定されており、その分少額の送金は手数料が安くなっています。
しかしここでも注意したいのは為替手数料です。SBIレミットでも、通常の為替レートに為替手数料が上乗せされた独自のレートを使って送金が行われています。思わぬところで隠れたコストがかかってくるので、気を付ける必要があります。(参考:SBIレミットで海外送金をするには?手数料・レートを解説)
ウエスタンユニオンはアメリカに本社を置く企業で、長い歴史があり海外送金に特化しています。日本でもセブン銀行、大黒屋、ファミリーマートなどと提携して数多くの取扱窓口を持っており、数分という短い時間で送った金額が相手に届くので便利です。
ウエスタンユニオンは窓口からの送金に限られており、インターネットを使った送金や受取はできません。海外にお金を送るには、ウエスタンユニオン取扱店に出向く必要があります。また受け取る際も窓口で、現金受取となります。
送金する金額によって送金手数料は変わってきますが、例えば1万円以上5万円以下の場合は1,500円となっており、少額の送金がお得になっています。逆に送金金額が多い場合は、通常の銀行以上に手数料が高くなってしまう場合もあるので注意が必要です。
また、ウエスタンユニオンも、為替手数料がかかります。(参考:ウエスタンユニオンでお得に海外送金をするには?手数料・為替レートを解説)
(ウエスタンユニオン ソース 2019年2月)
Wise(ワイズ)は世界で400万人以上の利用者数を誇るオンライン海外送金サービスです。毎月の利用額は30億ポンド(日本円で約4160億円)を上回っています。日本円からは計47通貨に送金できるという取り扱い通貨の種類の多さも魅力です。
Wiseは世界各国に銀行口座を持っており、送金者は自国にあるWiseの口座に国内送金を行います。それと同じ金額をWiseが受取人の口座に振り込むので、実際的には国を越えた送金は行われていないという画期的なシステムを導入しています。そのため、手数料を格段に安く抑えることができるのです。
【Wiseの新しい海外送金の仕組み】
Wiseでは実際の為替レート(Googleなどで検索した際に出てくるものと同じ)を使用しており、多くの銀行や送金サービスのように為替手数料が上乗せされているということは一切ありません。つまり、隠れたコストが発生することもなく、送金にかかる手数料コストを銀行と比べて8分の1にまで抑えることができます。
「聞こえは良いけど、なんだか心配だな…」と思う方もいるかと思いますが、Wiseは関東財務局へ資金移動業者として登録していて、資金は100%法務局に保全されています。信頼性が高いだけでなく、インターネット上ですべての手続きが完了する非常に手軽で便利なサービスです。
他の送金方法と比べてみても、お得なサービスであることがわかります。アメリカに送金する際、受取金額が100ドルになるようにしようと思うと、楽天銀行では1,750円、SBIレミットでは1,480円、ウエスタンユニオンでは1,500円の送金手数料に加えて、為替手数料がかかります。しかしWiseを使えば、送金手数料160円以外に発生するコストはありません。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。
Wiseの詳細はこちら。
この記事ではインターネット銀行であるじぶん銀行で海外送金ができるかどうかをまとめました。残念ながら、現在ではじぶん銀行を使って海外にお金を送ったり、受け取ったりすることはできません。海外送金したい場合は、ほかの銀行や海外送金サービスを利用する必要があります。
しかし銀行は送金にかかる手数料が非常に高額になることも多いので、手数料を安く抑えたいと考えているならば、銀行ではなくその他の送金サービスを利用した方がお得です。この記事では代表的なものとしてインターネット銀行の楽天銀行、SBIレミット、ウエスタンユニオン、そしてWiseを比較してみました。
楽天銀行、SBIレミット、ウエスタンユニオンは手数料が安いように見えますが、為替レートに上乗せされた為替手数料があることを忘れてはいけません。つまりこれらのサービスを使って送金する場合、隠れたコストが生じているのです。
Wiseは画期的な仕組みで手数料を格段に安く抑えることができるだけでなく、為替手数料も一切かからないので、無駄なく送金したい人には一番おすすめの方法といえます。ネットですべての手続きが完結するのもありがたいですよね。
ぜひ一度、Wiseを使って送金したら実際にいくらかかるのか、いくら節約できるのかシミュレーションをしてみましょう。Wiseの海外送金シミュレーションはこちら。
海外送金の方法を選ぶ際にはリサーチが重要です。Wiseなどの送金サービスなども視野に入れたうえで、ぜひしっかりと検討して、あなたのニーズにあった方法を選んでください。
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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