中国からの送金を日本で受け取るには:送金日数も
中国から給料を海外送金して日本で受け取る場合、他国と送金に関する条件が異なる場合が多いので注意が必要です。この記事では、中国から日本への送金の受け取り可否や送金人に伝えるべき情報などを解説します。
楽天銀行は海外送金にも対応した日本最大級のネット銀行です。送金手数料が750円と他銀行に比べるととても安く見えます。
しかし海外送金の際には、為替レートに含まれた「隠れコスト」に注意しましょう。この記事では楽天銀行の海外送金にかかる全ての手数料について詳しく解説します。
日本円からアメリカに同じ10万円を送金しても、受取人に届く額が違うことがわかります。この理由は送金手数料の違いだけではなく、為替レートの違いにもよります。
多くの銀行・プロバイダは、為替手数料と呼ばれる手数料を上乗せした為替レートを使用しています。つまり、実際の為替レートではありません。
例えば、Wiseのように実際の為替レートと格安の送金手数料を使用する海外送金サービスを使うと、同じ送金額でも多くの額を受取人に届けられるかもしれません。日本の主要銀行と比べ、最大14倍安く海外送金ができます。
以下、楽天銀行の海外送金にかかる手数料をまとめました³。
手数料名 | 詳細 |
---|---|
送金手数料 | 750円 |
海外中継銀行手数料 | 1,000円。送金人負担にした場合にかかります。(送金人負担とした場合でも、場合によっては送金金額より差引かれて着金することもあります。) |
受取銀行手数料 | 受取銀行によって発生する可能性があります。金額は受取銀行によって異なります。 |
為替手数料 | 楽天銀行が定める為替レートには手数料(為替ざや)が上乗せされています。これは通貨により異なります。 |
円貨送金手数料・リフティングチャージ | 3,000円。円建て送金(日本円を海外にそのまま送金)にかかります。 |
「海外送金にかかる手数料って送金手数料だけじゃないの?」と思った人もいるかもしれません。特に普段聞きなれない海外中継銀行手数料・為替手数料・リフティングチャージについて詳しく説明していきます。
銀行が行う海外送金は、送金銀行、受取銀行以外に、中継銀行(コルレス銀行)と呼ばれる銀行も関わっていることが大半です。つまり、送金銀行から受取銀行へと直接送金が行われるのではなく、送金銀行→中継銀行1→中継銀行2→受取銀行といったように、1〜3つほどの中継銀行を間に介して行われています。
【銀行の海外送金の仕組み】
この中継銀行も手数料を徴収します。これが、海外中継銀行手数料(コルレス手数料)に当たります。
楽天銀行では、この海外中継銀行手数料を送金人負担または受取人負担か選べます。送金人負担の場合、1,000円が、受取人負担の場合、中継銀行でかかった実費が受取額から引かれた上で受取人に送金が渡ります。³
受取人に届けたい額が決まっている場合、送金人が中継銀行手数料を負担するといいでしょう。
ここで1つ注意したいのは、送金人が中継銀行手数料を負担しても、中継銀行で1,000円以上の手数料がかかった場合、その分が受取額から引かれることもあるということです。つまり、100%満額が届くとも限らないということです。³
新しい海外送金サービスの中には、中継銀行手数料がかからないものもあります。例えば、Wiseでは、銀行とは異なる独自の送金システムによって、中継銀行手数料が原則かかりません。楽天銀行以外の選択肢として検討してみてもいいかもしれません。
楽天銀行と実際の為替レートを使用する海外送金サービスWiseの比較表を見ると、為替レートが違うことがわかります。
これは、楽天銀行が為替手数料を上乗せした為替レートを使用しているからです。
楽天銀行のウェブサイトにも、
海外送金サービスの通貨換算に適用する為替レートは、当行所定の時点・方法により特定される一般的な銀行間外国為替相場に当行所定の為替ざやを加算したものです。¹
とあります。
楽天銀行に限らず、銀行や多くの海外送金サービスは、実際の為替レートや仲値(銀行が1日に1回定める為替相場)に為替手数料を上乗せした少し割高なレートで海外送金を行います。
上記の表の場合、Wiseのレート(1ドル=109.865円)では1,000ドルに相当する日本円は109,865円ですが、楽天銀行のレート(1ドル=110.54円)では、1,000ドルに相当する日本円は110,540円と楽天銀行の方が675円分多くかかります。これに送金手数料も加算すると、楽天銀行では合計1,305円多くの日本円入金額が必要になります。
海外送金をするときは送金手数料だけでなく為替レートにも気をつけて、海外送金の手段を選ぶといいですね。
海外送金では通常、円口座から円を送金し、銀行が外貨に両替して受取人は外貨で受け取ることが一般的ですが、海外の受取人が円のまま受け取りたいという場合は、円から円のまま送金する(円建て送金)ことも可能です。
この場合、リフティングチャージと呼ばれる手数料がかかります。楽天銀行では3,000円かかります。³
円建て送金の場合、両替は発生しないので、為替手数料はかかりません。
Wiseは海外送金に特化したオンラインの送金サービスです。新しい送金システムによって、海外送金をより早くより安くしています。
例えば、日本からアメリカに送金する場合、日本の送金人が自分の口座からWise の日本口座に振込みます。次に、Wiseがアメリカに持つ口座から、アメリカの受取人の口座へ国内送金されます。つまり、実際の資金は国境を越えることなく、海外送金が行われています。受取人は国内からの送金と同じように受け取れるため、特別な海外送金受け取り手数料もかからず、受取人にもお得と言えるでしょう。
【Wiseの新しい海外送金の仕組み】
Wiseは実際の為替レートを使っているため、為替手数料を心配する必要もありません。
「それでも、安全だから銀行で送金したい」という人もいるかもしれません。Wiseは日本においてワイズジャパン株式会社として、資金稼働業者として登録されています。また、世界でも利用者は1000万人を超え、毎月の送金額は約6,000億円です。
アカウント開設は無料で行えます。送金コストは公式サイトから簡単にシミュレーションできます。
海外送金の通知メールは楽天銀行口座に登録されているメールアドレスに配信されます。@ac.rakuten-bank.co.jpからのメールが受信できるようにチェックしておきましょう⁵。
別記事で、楽天銀行で海外送金を受け取る方法についても解説しています。参考にしてくださいね。
楽天銀行から海外の口座へ送金をする場合は以下の情報が必要となります⁶。
通常、着金までには送金日から1営業日~5営業日程度かかることが多いようです。ただ着金までの所要日数は通貨や受取国によって異なるので、これ以上かかることもあるでしょう。⁷
海外送金にかかる日数を減らす秘訣についても参考にしてみてください。
楽天銀行で送金を行う場合も、Wiseのような海外送金に特化したサービスで送金を行う場合も、送金にかかる全体的なコストを把握する事は、非常に大切です。特に、送金手数料だけでなく為替レートに隠れたコストにも注意して、送金コストを比べるといいでしょう。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。
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