SBI新生銀行から海外送金するには?手数料、為替レートを徹底解説

Yumiko Kijima

SBI新生銀行は海外送金にも対応した銀行ですが、実際に海外送金をする際にかかる手数料やレート、日数など知っておくべきことがたくさんあります。この記事では新生銀行の海外送金方法およびリアルレート海外送金サービスWise(ワイズ)について紹介します。

例:日本からアメリカへ10万円を送金する場合(手数料は送金人負担)

海外送金の真のコスト

日本円からアメリカに同じ10万円を送金しても、受取人に届く額が違うことがわかります。この理由は送金手数料の違いだけではなく、為替レートの違いにもよります。

多くの銀行・プロバイダは、為替手数料と呼ばれる手数料を上乗せした為替レートを使用しています。つまり、実際の為替レートではありません。

例えば、Wise(ワイズ)のように実際の為替レートと格安の送金手数料を使用する海外送金サービスを使うと、同じ送金額でも多くの額を受取人に届けられるかもしれません。日本の主要銀行と比べ、最大10倍安く海外送金ができます。

送金コストをチェックする

SBI新生銀行の海外送金にかかる手数料

海外送金にかかるのは、送金手数料だけではありません。詳しく、それぞれの手数料を見ていきましょう。

  1. 送金手数料
  2. 為替レートに含まれた手数料
  3. その他のかかり得る手数料(円為替手数料・中継銀行手数料)

1. 新生銀行の海外送金手数料

送金方法金額¹
新生総合口座パワーフレックスから引き落とす(円普通預金)2,000円
新生総合口座パワーフレックスから引き落とす(外貨普通預金)4,000円
振込専用口座(指定口座)へ振り込む2,000円

新生銀行の海外送金は、すべて海外送金専用スマートフォンアプリ「Goレミット」によるオンラインでの受付のみとなっています²。

Goレミットの海外送金サービスは、上記の送金手段種類によって2,000円または4,000円の送金手数料がかかります。

しかし海外送金でかかる手数料はこれだけではありません。以下で、送金手数料以外の手数料について見ていきましょう。

2. 新生銀行の為替レート

新生銀行での海外送金は、新生銀行が定める為替レート「Goレミット専用TTSレート」で行われます。この為替レートは、毎営業日10:00頃にGoレミットウェブページまたは新生銀行海外送金アプリ(Goレミット)にて提示されます。

しかしこの為替レートは、Googleなどで調べた時に出てくる実際の為替レートと同じとは限りません。

例えば2024年9月13日のSBI新生銀行のTTSレートは1米ドルに対し、143.10円ですが³、Wiseは141円です。²

10万円を米ドルにすると、Goレミット海外送金サービスのTTSレートだけで、SBI新生銀行はWiseに比べて約10.40ドル(約1,500円)多く支払うことになります。

海外送金の際は、新生銀行の為替レートと実際の為替レートを比較してみてもいいでしょう。

海外送金時には、為替レートをしっかりチェック🔍

多くの銀行での海外送金は、銀行が定める為替レートで行われます。その為替レートは実際の為替レートではなく、銀行所定の手数料が上乗せされていることが一般的です。

つまり、送金手数料だけではなく、為替レートでも手数料が徴収されているということになります。海外送金サービスの中には、実際の為替レートで送金を行うWiseのようなサービスもあります。

3. その他のかかり得る手数料(円為替手数料・中継銀行手数料)

手数料種類金額
円為替手数料送金金額の0.1%(最低1,500円)
中継銀行手数料銀行による

Goレミットで、円建て海外送金をする(=円から円のまま海外に送金する)場合、振込専用口座(指定口座)へ振り込む送金方法を選ぶと、送金金額の0.1%(最低1,500円)の円為替手数料が別途かかります。新生総合口座パワーフレックスからの海外送金の場合は、円建て送金でも円為替手数料はかかりません。

2024年9月13日20:02のデータですと、新生銀行の為替手数料は以下のとおりです。

スタンダードステージ(1単位につく為替手数料):

  • 米ドル - 0.15円
  • ユーロ - 0.40円
  • カナダドル - 0.50円
  • 豪ドル - 0.20円
  • 英ポンド - 0.60円
  • 香港ドル - 0.25円
  • シンガポールドル- 0.50円
  • 人民元 - 0.40円

日本からアメリカへ10万円送金する場合、1ドル140円ですと約714ドルになります。つまりSBI新生銀行の為替レートに加えて約107ドルの為替手数料がかかります

また、中継銀行手数料は、新生銀行から海外の受取銀行へと送金する過程で、中継銀行(送金銀行と受取銀行をつなぐ銀行)でかかり得る手数料です。中継銀行手数料がかかる場合、送金額から中継銀行手数料が引かれた分が受取人へ届くことになります。

銀行に代わる、海外送金の選択肢:Wise

海外送金に特化したサービスWise(ワイズ)は、常に実際の為替レートを使ってオンラインで送金しています。格安に設定された手数料と実際の為替レートで、最大10倍安く海外送金することが可能です。

日本円からはUSD・EUR・GBPを始めとする全50通貨、70ヶ国以上への海外送金に対応しています。銀行ではなかなか取り扱いのない通貨の口座へも海外送金することができますよ。各国への海外送金日数も紹介していますので、確認してみてください。

海外送金シミュレーションからどのくらい安く送金できるか確認してみてください。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっています。

新生銀行で外貨送金をする方法

  1. Goレミットアプリをダウンロード  
  2. アプリから運転免許証・マイナンバー等をアップロードし、自分のプロフィール情報を登録 
  3. (約1週間後)登録完了通知レターを受け取る 
  4. レターに記載された[お客さま番号]をアプリに入力
  5. (新生総合口座パワーフレックスからの引き落しによる送金を希望する場合)新生銀行口座を登録する 
  6. 送金先情報を登録
  7. (約2~3週間程度)最初の送金手続きが始められるようになる

新生銀行の海外送金はスマホアプリで手続きができて便利です。しかし、最初の送金が開始できるまで合計約3〜4週間かかります。十分な余裕を持って送金手続きを進めるといいですね。Wiseではアカウントを登録した同日に最初の送金を行えることもあります(初回かつ送金金額が10万円以下の場合)。詳しくは、Wiseの使い方を参考にしてください。

新生銀行の海外送金に必要な書類

  • 日本国籍の場合:マイナンバーカード、もしくは、マイナンバー通知カード+運転免許証
  • 外国籍の場合:マイナンバーカード+在留カード、もしくは、マイナンバー通知カード+在留カード

新生銀行で海外送金する際にかかる日数

通常は、新生銀行が送金してから1~3営業日後に受取口座に入金されます。受取国・銀行によってはそれ以上の日数がかかる場合もあります。⁴

海外送金にかかる日数を減らす方法もチェックしてみてください。

新生銀行の海外送金限度額

120万円まで送金することができます。120万円を超える送金をしたい場合、アプリ内で送金限度額の増額申請をしましょう(審査があります)。審査完了まで数営業日ほどかかります。⁵

新生銀行の外国送金に関する問い合わせ先

  • Goレミットカスタマーサービス(0120-227-503 平日9:00~17:00)
  • Goレミットよくある質問

まとめ

  • 新生銀行の海外送金は、送金手数料2,000円がかかる(外貨預金口座からの場合、4,000円) 
  • 海外送金にはスマホアプリGoレミットが必要
  • 実際の為替レートで海外送金をしたい場合、Wiseのような海外送金サービスを検討してみても◎

実際の為替レートで海外送金


ソース
  1. SBI新生銀行:送金手数料 - Goレミット海外送金サービス
  2. SBI新生銀行:現在の為替レート - Goレミット海外送金サービス
  3. SBI新生銀行:スマートフォンでお申し込みからご利用の流れ - Goレミット海外送金サービス
  4. SBI新生銀行:【Goレミット海外送金サービス】海外送金の到着日数を教えてください。 - よくあるご質問:FAQ
  5. SBI新生銀行:送金限度額/送金時の確認について - Goレミット海外送金サービス

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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