日本ではPayPalに入金できない!代わりに使える方法を解説

Yumiko Kijima

日本では、PayPalアカウントに入金はできない

日本版のPayPalでは、自分のアカウントに入金し、残高を追加することはできません。つまり、PayPal上にあらかじめチャージしておいて、そこから送金するといった使い方はできないということです。

PayPalのホームページには、以下のように記されています¹。

現在日本では、PayPalアカウントに入金するオプションはご利用いただけません。

支払いを行う際、PayPalアカウント残高に資金を追加する必要はありません。銀行口座からの口座振替で支払うことも、PayPalアカウントに登録されているクレジットカードまたはデビットカードで支払うこともできます。

じゃあ、PayPalで支払い・送金をしたい時はどうすればいいの?

では、PayPalアカウント上に残高がない時に、支払いや送金をする場合はどうすればよいのでしょうか。

1. 友人・家族への送金の場合

PayPalの「個人間送金」機能を利用して家族や友人に送金を行う場合は、PayPalに銀行口座を登録し、口座振替設定を行います。言い換えれば、送金依頼をする度に、口座から自動で送金金額が引き落とされるということです。

ただし、PayPalで口座振替用として登録できる銀行は以下の6つのみです²。

  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行

上記以外の銀行は、PayPal残高の引き出し(PayPal口座にあるお金を自分の銀行口座に引き出す)に使うことはできますが、口座振替設定をすることはできません。つまり、上の6つの銀行の口座を持っていない場合、PayPalから個人間送金を行うことはできないということになります(日本からの個人間送金には、クレジットカードまたはデビットカードを使用することができないため)。

2. 商品の支払いの場合

通販サイトの決済などにPayPalを利用する人も多いかと思います。ネットショップの代金の支払いなど、商用支払いを行う場合は、上記のような口座振替だけでなく、クレジットカード・デビットカードを使うこともできます。

登録するカードは

  • Visa、MasterCard、JCB、American Express、Discoverのいずれか、
  • デビットカードまたはクレジットカード
  • 自分の名義(家族の名義のカードを登録することは不可)
  • 日本で発行されたもの(海外のカードは不可)

である必要があります³。繰り返しになりますが、クレジットカード・デビットカードが使えるのはオンライン決済(商用支払い)の場合のみです。家族や友人への個人間送金は、口座振替を利用しましょう。

海外通販や海外送金にPayPalを利用するなら、知っておこう!PayPalの為替レート

海外とのやり取りにPayPalを利用する人も多いかと思います。しかし、海外送金や海外通販での外貨決済に使う場合、PayPalでは通貨換算手数料というコストが支払い額の4%または3%かかることに注意が必要です。これは、PayPalの為替レート自体に含まれているので気づきづらいコストと言えるでしょう。

PayPal以外の選択肢として、Wiseなどを検討してみてもいいでしょう。

🔍海外送金の比較(PayPal vs Wise)

海外送金の真のコスト

🛍海外通販などの外貨支払いの比較(PayPal vs Wise)

手数料例
  • PayPalで1,000ドルの買い物をする場合にかかる通貨換算手数料(4%):40ドル相当の日本円
  •  
  • Wiseデビットカードで1,000ドルの買い物をする場合にかかる両替手数料(0.6%):6ドル相当の日本円
  • PayPal以外の選択肢も考慮して、自分に合ったサービスを使えるといいですね。

    海外とのお金のやり取りをスマートに:Wise🌸

    以下では、PayPalでの支払い・送金に必要な口座振替・カード登録の方法について観ていきます。

    PayPalで口座振替・カードを登録する方法

    口座振替⁷

    • PayPalにログインし、ウォレットを開く
    • [銀行口座の登録]をクリック
    • 銀行口座情報を追加して、ページの指示に従う

    1つのPayPalアカウントに最大で8つの銀行口座を登録することができます。

    カード⁸⁹

    • PayPalにログインし、ウォレットを開く
    • カード情報を入力
    • [カードの確認]をクリック
    • [コードを取得]をクリック

    PayPalではカードを確認するため、カードに200円が請求され、専用の4桁のPayPalコードが生成されます。このコードはカードの利用明細に表示されます。たとえば、カード利用明細に「PayPal1234CODE」や「PP1234CODE」と表示されている場合、コードは「1234」です。請求金額は、カード確認後(もしくは75日間確認されない場合)に返金されます。

    • 2~4営業日後:PayPalコードがオンライン(もしくは郵送)のカード利用明細に表示される
    • カード利用明細でこのコードを探し、PayPalのウェブサイトに入力
    • [確認]をクリックし、カード登録完了

    1つのPayPalアカウントにつき、登録できるクレジットカード・デビットカードは1つのみです。

    PayPalの入金まとめ

    日本版のPayPalでは、アカウントに入金して残高を追加することはできません。しかし、実際のところは、PayPalへの入金はそもそも必要ないということが分かります。なぜなら、送金や支払いを実行する際に、自動的に口座やクレジットカード・デビットカードから金額が引き落とされるからです。

    通販サイトの支払いなど商用支払いの場合は、銀行口座からの引き落とし、またはカードの両方が利用できます。しかし、友人や家族などへの個人間の送金の場合は、口座振替のみとなっているので気を付けましょう。

    また、PayPalでは海外送金をする際に送金手数料だけでなく、通貨換算手数料(為替手数料)が発生することにも注意が必要です。PayPalの為替手数料は銀行などと比べても高額なので気をつけましょう。この手数料によって結果的に送金コストが高額になってしまうこともあります。お得に送金した人は、実際の為替レートで送金できるWiseなどのサービスを検討してみてはいかがでしょうか。

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    ソース

    1. PayPalヘルプセンター: PayPalアカウントに資金を追加することはできますか?
    2. PayPal: 銀行口座の登録方法 (個人アカウント)
    3. PayPalヘルプセンター: 日本のPayPalアカウントで利用できるのはどのカードですか?
    4. PayPal User Agreement Exhibit A - Fees.
    5. PayPal: ご利用手数料(個人向け)
    6. Wiseシミュレーション (2019年10月19日03:15(日本時間)確認)
    7. PayPalヘルプセンター: PayPalアカウントに銀行口座を追加する方法を教えてください。
    8. PayPalヘルプセンター: アカウントにデビットカードまたはクレジットカードを追加するにはどうすればよいですか。
    9. PayPalヘルプセンター: PayPalアカウントに登録したデビットカードまたはクレジットカードの確認手続きはどのように行いますか。

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    Yuyuki Tanno
    2023年11月21日 6分で読めます

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