[公式]Wiseマルチカレンシー口座の作り方や使い方を徹底解説:デビットカードについても

Yuyuki Tanno

「海外送金や受け取りを手軽に行いたい」、「複数の外貨を1つの口座でまとめて管理したい」、「海外旅行・出張に便利な口座がほしい」。

そんな思いを抱えた人には、Wiseマルチカレンシー口座が最適かもしれません。約50種類もの通貨を1つのアカウントで管理し、送金受け取りも簡単。そしてお得に外貨決済できるデビットカードまで。

この記事では、そんなWiseのマルチカレンシー口座について、口座の使い方や開設方法、そしてお得な機能の解説まで、詳しく見ていきます。

目次🔖
  • Wise (ワイズ)のマルチカレンシー口座とは?
  • Wiseのマルチカレンシー口座でできること
  • Wiseのマルチカレンシー口座の作り方
  • Wiseのマルチカレンシー口座に関する質問
  • Wiseのその他の機能: お得な海外送金
  • まとめ
  • Wise (ワイズ)のマルチカレンシー口座とは?

    Wise(ワイズ)は、国境を超えた資金の管理を容易にすることを目標として、2011年にイギリスで設立された会社です。日本では2016年にサービスを開始。これまでに、世界中で1300万人以上に利用されており、新しい送金・資金管理の形を提供しています。

    WIseのサービスは多岐にわたりますが、その1つが複数の外貨を同時に管理できるマルチカレンシー口座です。

    資金の保有に限らず、マルチカレンシー口座を使えばお得に海外送金をしたり、手数料無料で外貨の送金を受け取ったりすることができます。さらに、口座と紐付けられたデビットカードを使うことで、外貨のまま、もしくはお得に資金を両替して決済することも可能です。

    Wiseのマルチカレンシー口座は、様々な機会で役に立ちます。

    例えば海外留学をするなら、留学費用の送金や日本からの仕送りの受け取りなどに最適。海外赴任する場合も、該当10通貨であればWiseなら現地の口座情報を取得できるため、給料などの受け取りにも便利に使えます。

    もちろん海外旅行にもWiseはぴったり。Wiseのデビットカードなら、一般のクレジットカードのように為替手数料(海外事務手数料)を気にすることなく、最大で2.4倍も安く外貨決済が行なえます。

    このように、Wiseのマルチカレンシー口座は、国境の壁にとらわれずに資金を管理・利用したい人に最適なサービスとなっています。以下でより詳しく見ていきましょう。

    Wiseのマルチカレンシー口座でできること

    Wiseのマルチカレンシー口座では、例えば次のような機能が利用できます。

    約50通貨を保有、両替できる

    「マルチカレンシー口座」とは「多通貨口座」という意味ですが、その名の通りWiseのマルチカレンシー口座では、1つのアカウントで同時に約50通貨を管理することができます。日本円はもちろん、米ドル、英ポンド、ユーロなど、様々な国のお金を保有することができます。銀行ではないので金利は付きませんが、とにかく多様な通貨を簡単に管理したいという人に最適です。

    また、保有している通貨は、アプリでいつでも自由に両替することも可能です。両替は常にミッドマーケットレートで行われ、発生する手数料は格安の両替手数料のみ。例えば、日本円を為替レートのお得なときに米ドルに両替しておき、アメリカ出張や留学の際に使用する、といった使い方ができますね。

    海外の銀行口座情報を取得できる (該当通貨のみ)

    Wise対応通貨のうち、主要10通貨に関しては、日本にいながら現地の銀行口座情報を取得することが可能です。

    対象となる10通貨
    米ドル、英ポンド、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、シンガポールドル、ルーマニアレイ、カナダドル、ハンガリーフォリント、トルコリラ

    上記の通貨に関しては、その国の銀行口座を持っているのと同じように口座情報などを取得することができます。つまりWiseのアカウントを1つ持っているだけで、まるで海外銀行の口座を開設したかのように利用できるというわけです。

    この機能は、特に外貨の送金を受け取る際に便利です。

    例えば、アメリカから米ドルの支払いを受け取る機会があるとします。この際、Wiseで米ドルの現地口座情報を持っていれば、アメリカ国内での送金を受け取るのと同じように、米ドルのまま手数料無料で送金を受け取ることができます。

    世界中にクライアントがいるフリーランサーやノマドワーカーなど、外貨の支払いを受け取る機会の多い人に最適な機能ですね。

    マルチカレンシー口座内の資金をデビットカードで使用

    Wiseのマルチカレンシー口座に保管されている資金は、口座に紐付けられたデビットカードを使って外貨のまま決済に使うこともできます。

    つまり、例えば口座内に米ドルを持っていれば、デビットカードで米ドルのまま店舗やオンラインでの支払いに利用できるわけです。もちろん、他の通貨での支払いも、1枚のカードでまとめて簡単です。

    また、支払い対象の通貨を持っていない場合でも、口座内に保有している他の通貨から自動的に両替して支払うこともできます。この時の両替は、リアルレートで行われ、かかる手数料は格安の両替手数料のみ。そのため、日本の銀行が発行するデビットカードの最大2.4倍安く外貨決済ができます。

    海外旅行や海外オンラインショッピングなどで、外貨の支払いの機会が多い人に、Wiseのマルチカレンシー口座とデビットカードはおすすめです。為替両替にかかる手数料を大幅に削減できるかもしれません。

    詳しいデビットカードの使い方は、こちらの記事で確認して下さい。

    海外ATMで資金を引き出し

    海外旅行や出張、留学の際には、現地で現金が必要になることもあるかもしれません。そんな時にもWIseのマルチカレンシー口座は便利です。

    Wiseデビットカードを使えば、海外のATMから現金を引き出すことができます。月に2回、合計で3万円相当以内の引き出しであれば、手数料無料で利用できるのも嬉しいですね。それ以上の引き出しの場合は、次のATM手数料がかかります。

    3万円相当以内の引き出し3万円相当を超える引き出し
    月2回までの引き出し無料3万円超過分の1.75%
    月3回以上の引き出し70円(1回あたり)70円+3万円超過分の1.75%

    海外旅行などで多額の現金を持ち歩きたくない場合、主な決済はWiseデビットカードで済ませ、必要な分だけATMで引き出すようにすると良いかもしれませんね。また、Wiseを使うことで、一般的な外貨両替方法よりもお得に外貨を手に入れることも可能ですよ。

    Wiseのマルチカレンシー口座の作り方

    ここから、マルチカレンシー口座の作り方を見ていきましょう。手続きは全てオンラインで簡単に済ませることができます。

    Wiseで会員登録

    マルチカレンシー口座を開設するには、まずはWiseで会員登録をしましょう。Wiseのアカウント開設は無料です。

    会員登録の方法についてより詳しくは、Wiseの使い方を参考にしてみてください。

    Wiseのアカウント登録が完了したら、あとは実際にマルチカレンシー口座を使い始めるだけです。

    口座情報を取得

    保有したい通貨の口座情報を取得するには、まずはWiseにログインしましょう。ログイン後、メニューから「支払い」そして「口座情報」を選択します。

    口座情報を取得できる10通貨が表示されるので、その中から自分が口座を開きたい通貨を選択してください。今回は、米ドルを例に取って見ていきましょう。

    「口座情報を確認する」を選択します。

    あとは本人確認を済ませるだけ。以下のように、簡単に口座情報を取得できました。

    取得した通貨の資金チャージ

    口座情報を取得できたら、実際に資金をチャージしましょう。新しく資金を追加する際には、銀行振込やクレジットカード、デビットカード振込などを利用して、取得した口座情報あてに資金を送金することができます。
    詳しいやり方は、スクリーンショット付きのこちらをご覧ください。

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    Wiseのマルチカレンシー口座に関する質問

    以下では、Wiseのマルチカレンシー口座についてよくある質問とその答えをまとめました。

    Q. そもそもWiseって安全なの?

    Wiseは、世界で1300万人以上の利用者を誇っており、1ヶ月の送金額は80億ポンド(1兆3000億円)にも上ります。また、日本においてワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社は関東財務局により、資金移動業者として登録されています。金融機関と同じレベルのセキュリティで取引ができるため、安心して利用できると言えるでしょう。

    Q. Wiseマルチカレンシー口座のメリットとは?

    マルチカレンシー口座のメリットは、約50種類もの通貨を1つのアカウントでまとめて管理できる点です。しかもそのすべての通貨での支払いを1枚のデビットカードで行えるため、通貨の両替に余分な手数料を払うことなく、お得・簡単に外貨での決済が行なえます。

    さらに、対象10通貨であれば、その国現地の口座情報を取得することも可能です。それにより、まるで現地の銀行口座を持っているかのように外貨のまま送金を受け取ったり、国内送金と同じ感覚でその国の口座あてに送金したりすることができるようになります。

    Q. Wiseのマルチカレンシー口座と銀行口座の違いは?

    Wiseのマルチカレンシー口座は銀行口座とは違い、預けているお金に対して金利がつくことはありません。また、Wiseからローンを受け取ったり、クレジットカードを発行したりすることはできません。

    また、Wiseの資金は一般的な銀行口座に適用される保護制度の対象にはなりません。しかし、各国の規制を順守し、銀行とは異なる独自の保護制度によって預金の保護を行っているため、安心して利用することができます。

    Q. Wiseマルチカレンシー口座が使えない国もあるの?

    Wiseのマルチカレンシー口座は現在、日本を含め、世界のほとんどの国で利用可能です。しかし、ロシアやミャンマーなど、一部の国と地域ではWiseのサービスを利用することができません。Wiseを利用できない国と地域のリストはこちらで確認できます。

    また、一部の国ではWiseのデビットカードが発行できない場合もあります。Wiseのデビットカードが使える国のリストはこちらで確認できます。

    Wiseのその他の機能: お得な海外送金

    Wiseの便利な機能はマルチカレンシー口座デビットカードだけではありません。Wiseを使えば、銀行の最大16倍安く、80カ国以上に海外送金することが可能です。

    海外送金=銀行というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、銀行の海外送金は

    など、不便な点が多くあります。Wiseはこのような常識を覆し、独自の国際送金の仕組みを使うことによって手数料を抑え、誰でも便利に使える海外送金サービスを提供しています。

    Wiseの海外送金では、オンラインから簡単に申込可能。実際の為替レートで送金でき、また事前にシミュレーションで相手の受取額や着金日時をしっかり確認することもできます。

    The true cost of sending JPY to USD

    詳しいWiseの使い方はこちらを参考にしてみて下さい。

    まとめ

    ここまで、Wiseのマルチカレンシー口座について詳しく見てきました。Wiseのマルチカレンシー口座やデビットカードは、外貨で支払う機会が多い人や、海外からの送金を受け取る機会がある人、また手軽に複数の外貨を管理したいと考えている人に最適です。

    Wiseのアカウント開設は無料で簡単。今すぐ登録して、新しいグローバルアカウントの便利さを実感してみましょう。


    *最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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