ナンバーレスカードとは?nlカードのおすすめからデメリット・メリットまでを徹底解説
近年増えている「ナンバーレスカード」は、カード番号などの情報が表示されていない分、セキュリティ性やデザイン性の高さから人気があります。そこでナンバーレスカードの使い方やおすすめのカードについて紹介します。
この記事では、クレジットカードで外貨の買い物をした際に発生する手数料について詳しく解説しています。さらに為替レートの確認方法や手数料の計算の仕方も紹介。
さらに、海外での決済・外貨決済に特化したWiseデビットカードについても紹介しています。日本の主要銀行が発行するデビットカードに比べ、最大4倍安く外貨での買い物ができます。
🔖目次 |
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外貨の買い物はカードの国際ブランド(Visa、Mastercard、American Express、JCBなど)が定める基準レートに、カード発行会社(楽天銀行や三井住友銀行など)が設定した「海外事務手数料」と呼ばれる手数料が上乗せされた為替レートで日本円に両替されます。
海外利用にかかる手数料は、以下のように計算できます。
クレジットカード海外利用手数料 |
---|
= 国際ブランド基準レート× 使った外貨額×海外事務手数料(%) |
実際の例で考えてみましょう。
海外事務手数料が2.20%のVisaカードで500米ドルの買い物をするとします。
そして、その買い物データは、2021年5月3日にVisaによって処理されたとします。この日のVisaの基準レートは、1ドル=109.39円でした。¹
※買い物した日とVisaでその情報が処理される日は必ずしも同日ではないことに注意しましょう。
この買い物にかかる海外事務手数料は、
109.39円/ドル(Visa基準レート)× 500ドル(使った額)× 2.20% (海外事務手数料%)
= 約1,203円と計算できます。
また、トータルの支払額は、
109.39円/ドル(Visa基準レート)× 500ドル(使った額)× 102.20% (100% + 海外事務手数料%)
= 55,898円と計算できます。
海外事務手数料の計算法がわかったところで、各クレジットカードの海外事務手数料を見てみましょう。
Visa | Mastercard | JCB | American Express | 銀聯 | |
---|---|---|---|---|---|
三井住友(※)² | 2.20% | 2.20% | - | - | 2.50% |
楽天³ | 1.63% | 1.63% | 1.60% | 2.00% | - |
三菱UFJ⁴ | 2.20% | 2.20% | 2.04% | - | - |
セディナ⁵ | 2.20% | 2.20% | 2.20% | - | - |
オリコ⁶ | 2.20% | 2.20% | 1.60% | - | - |
イオン⁷ | 1.60% | 1.60% | 1.60% | - | - |
セゾン⁸ | 2.20% | 2.20% | 2.15% | 2.00% | - |
エポス⁹ | 1.63% | - | - | - | - |
(2021年5月3日に各社のウェブサイトから確認)
※三井住友Visaデビットカードの場合、海外事務手数料は3.05%
ただし、海外事務手数料だけでどのクレジットカードが海外で最もお得になるかを測るのは難しく、それぞれのクレジットカードの還元率や付帯する海外旅行保険の中身などにもよるでしょう。
海外でカードを使う場合、選択肢はクレジットカードだけではありません。例えば、海外利用に特化したWise多通貨デビットカードなどを検討してみても良いでしょう。
Wiseのデビットカードは、実際の為替レートと格安の両替手数料で両替を行うため、日本の主要銀行のデビットカードに比べで最大4倍安く外貨で利用できます。例えば、日本円→米ドルの両替手数料は、0.60%に設定されています。
具体的な例を見てみましょう。
2021年5月3日18:46に、日本円残高がある状態で、Wiseデビットカードで500米ドルの買い物をするとします。
Wiseデビットカードの手数料は、実際の為替レートに基づいて計算されます。この時の実際の為替レートは、1ドル=109.085円でした。¹º
Wiseの日本円を米ドルに両替する手数料は、0.60%と設定されています。¹¹
つまり、この買い物でかかる両替手数料は、
109.085円/ドル(実際の為替レート)× 500ドル(使った額)×0.60% (両替手数料%)
= 約327円と計算できます。
トータルの支払額は、
109.085円/ドル(実際の為替レート)× 500ドル(使った額)× 100.60% (100% + 両替手数料%)
= 約54,870円となります。
先ほど見たクレジットカードの場合とは違い、Wiseは常に実際の為替レートを適用するので、Wiseデビットカードを使った日とレート換算日は同じです。すぐに手数料および支払額がわかるのが便利ですね。
また、クレジットカードと違い、Wiseカードはデビットカードなので、口座残高にある分のみ使えるので、使いすぎの心配が無いのもメリットでしょう。
Wiseで両替手数料がお得なのは、米ドルだけではありません。
以下は、Wiseマルチカレンシー口座で、日本円残高からその他の通貨に両替するときにかかる手数料です。
日本円残高から両替する場合 | 両替手数料 |
---|---|
米ドル | 0.60% |
英ポンド | 0.60% |
ユーロ | 0.60% |
韓国ウォン | 0.90% |
人民元 | 1.25% |
カナダドル | 0.62% |
オーストラリアドル | 0.60% |
(2021年4月16日Wiseの手数料より確認¹¹)
多くの通貨に対して、日本円残高からの両替手数料は0.60%程度に設定されていることがわかりますね。
海外旅行や出張が多い人、また海外通販サイトでの買い物が多い人は、Wiseデビットカードを検討してみてもいいでしょう。
クレジットカードで外貨の買い物をする場合、以下の2点に気を付けましょう。
外貨→日本円の両替はカードを使った日ではなく、決済データがカードの決済処理センターに届いた日に行われます。データがセンターに届くまでには数日かかることが多いため、利用後すぐに請求額が確認できないという難点があります。
使った額をすぐに確認したいなら、即時に両替が行われるWiseデビットカードなどの選択肢を考えてみてもいいでしょう。
海外通販のチェックアウト時や、店頭でカードを利用した時などに、「支払い通貨を日本円にするか、または現地通貨にするか」尋ねられることがあります。ここでは、「現地通貨」を選ぶようにしましょう。
日本円を選択すると、DCC(Dynamic Currency Conversion)という仕組みにより、その場で通貨が両替されます。日本円の支払額がすぐにわかるという利点はありますが、ウェブサイトやお店が独自に定めた不利なレートで両替されてしまうことが多いのです。日本円か現地通貨か尋ねられたら、現地通貨を選択することを覚えておくといいですね。
以上、海外でクレジットカードを使った際の手数料について詳しく見てきました。カードで外貨の買い物をすると、カードブランドが定めた基準レートに、海外事務手数料が上乗せされたレートで両替されます。
クレジットカード以外の選択肢として、外貨決済に特化したWiseデビットカードなどを検討してみてもいいかもしれません。
どのカードを選ぶにせよ、海外でカードを使おうと考えている人は、事前にしっかりと手数料体系を把握しておくといいですね!
ソース
近年増えている「ナンバーレスカード」は、カード番号などの情報が表示されていない分、セキュリティ性やデザイン性の高さから人気があります。そこでナンバーレスカードの使い方やおすすめのカードについて紹介します。
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