VisaやMastercardの為替レートの仕組み・確認方法を解説!

Yumiko Kijima
2021年5月14日
この記事は9分で読めます

海外旅行や出張の多い人、また海外通販サイトなどで外貨の買い物をすることが多い人は、使っているクレジットカードの為替レートが気になるのではないでしょうか?

クレジットカードの為替レートはVisaやMastercard、JCBなどの国際ブランドによって定められています。この記事では、各カードブランドの基準レートを確認する方法などを解説します。

さらに、外貨の利用に特化したWiseデビットカードも紹介します。実際の為替レートと格安の両替手数料で、日本の主要銀行のデビットカードに比べ最大75%安く外貨決済ができますよ。

🔖目次

外貨での買い物に🛍Wiseデビットカード

VisaやMastercardの為替レートの仕組み

日本円のクレジットカードで外貨の買い物をした時、実際に請求されるのはいくらになるのでしょうか?請求額を計算するには、まずはクレジットカードの通過換算の仕組みを理解する必要があります。

外貨の買い物はカードの国際ブランド(Visa、Mastercardなど)が定める基準レートに、カード発行会社(楽天や三井住友銀行など)が設定した海外事務手数料が上乗せされた為替レートで日本円に両替されます。

実際の例で考えてみましょう。

海外事務手数料が2.20%の三井住友Visaクレジットカードでアメリカの通販サイトで1,000ドルの買い物をするとします。¹

そして、その買い物データは、2021年5月13日にVisaによって処理されたとします。この日のVisaの基準レートは、1ドル=109.7298903円でした。²

※買い物した日とVisaでその情報が処理される日は必ずしも同日ではないことに注意しましょう。

この買い物にかかる海外事務手数料は、

109.7298903円/ドル(Visa基準レート)× 1,000ドル(使った額)× 2.20% (海外事務手数料%)

= 約2,414円と計算できます。

また、トータルの支払額は、

109.7298903円/ドル(Visa基準レート)× 1,000ドル(使った額)× 102.20% (100% + 海外事務手数料%)

= 11万2,144円と計算できます。

💹参考:各クレジットカードの海外事務手数料

VisaMastercardJCB
三井住友2.20%2.20%-
楽天1.63%1.63%1.60%
三菱UFJ2.20%2.20%2.04%
セディナ2.20%2.20%2.20%
オリコ2.20%2.20%1.60%
イオン1.60%1.60%1.60%
セゾン2.20%2.20%2.15%
エポス1.63%--

Wiseブログ:クレジットカードの海外手数料とは?計算方法・注意点を解説!より)

📊国際ブランド(VisaやMastercardなど)の基準レートにも手数料は含まれる?

VisaやMastercardなどの国際ブランドが定める基準レートは、後述する通貨コンバーターから確認できます。

そこで確認してみるとわかりますが、VisaやMastercardなどの国際ブランドが定める基準レートは、必ずしもGoogle検索や為替レートチェッカーから確認できる実際の為替レート(ミッドマーケットレート)とは一致しません。

つまり、VisaやMastercardなどの国際ブランドが定める基準レート自体にも、幾分かの手数料は含まれていると考えることができるでしょう。

🕵️‍♀️いつのレートが適用されるの?

クレジットカードの通貨換算は、買い物をしたその時ではなく、データがVisaやMastecardなど国際ブランドの決済処理センターに到着した時点で行われます³⁻⁴。つまり、適用されるレートもデータ到着日のものとなります。

外貨でのショッピングご利用代金は、Visa、Mastercard、または中国銀聯(以下、国際提携組織)の決済センターに売上データが到着した時点で、国際提携組織が指定する為替レートに、弊社が海外事務処理手数料として所定の費用を加えた為替レートで日本円に換算します。(三井住友カードのウェブサイトより引用)¹

買い物をした日から決済データが処理されるまでには、数日かかることがほとんどです。そのため、カードを使ったその時点では日本円の引き落とし額がいくらになるかは分かりません。

クレジットカードにはこのように、使った外貨が実際にいくらの日本円になるのか、使ったその時点では不透明であるという短所があると言えるでしょう。

🏧海外キャッシングの場合はどうなる?

クレジットカードを使って直接買い物をするのではなく、海外キャッシングの機能を利用してATMから現地通貨を引き出すことも考えられます。ただし、海外キャッシングの請求額は上記で説明したものとは異なる方法で計算されるため、注意が必要です。

海外キャッシングの場合は、海外事務手数料ではなく、基準レートで換算した日本円に対して利息がかかる仕組みになっています。海外キャッシングの手数料の計算方法について詳しくはおすすめの海外キャッシングは?6社のクレジットカードを比較!で解説しています。

VisaやMastercardの為替レートを確認・計算する方法

VisaとMastercardはそれぞれ、為替レートを確認し請求額を計算することのできる通貨コンバーターの機能を提供しています。

以下の情報が分かれば、あとは上記のサイトに入力するだけで簡単に請求額がシミュレーションできます。

  • 海外事務手数料(Bank feeに入力。例:2.20%)
  • 決済した通貨(Transcation currencyから選択。例:United States Dollar (USD))
  • カードの通貨(Card currencyから選択。例:Japanese Yen (JPY))
  • レート換算日(カレンダーから選ぶ。例:05/13/2021)

例えば、先ほどの例をVisaの通貨コンバーターを使って計算してみましょう。

アメリカの通販サイトで1,000ドルの靴を日本の三井住友Visaクレジットカード(海外事務手数料:2.20%)で決済。レート換算日は、2021年5月13日。

このときの日本円での請求額を知りたい場合、以下のようにVisa Currency Exchange Calculatorに入力しましょう。

visa-currency-converter-input

visa-currency-converter-result

上記の結果から、112,144円が請求額となることがわかります。先ほどの計算と合致しますね。

💡適用された為替レート・手数料がすぐに分かるWiseデビットカード

クレジットカードを使って外貨で買い物をした場合、その請求額は、決済日ではなく買い物データがVisaやMastercardに届いた日の基準レートに基づいて計算されるため、買い物した時点ではすぐに請求額が分からないという欠点があります。

明瞭な為替レートでカードを使いたいなら、Wiseデビットカードを検討してみても良いでしょう。

Wiseデビットカードは、実際の為替レートと格安の両替手数料で両替を行うため、日本の主要銀行のデビットカードに比べで最大4倍安く外貨で利用できます。例えば、日本円→米ドルの両替手数料は、0.60%に設定されています。

wise-debit-card-3-jp

具体的な例を見てみましょう。

2021年5月13日10:23PMに、日本円残高がある状態で、Wiseデビットカードでアメリカの通販サイトで1,000ドルの買い物をするとします

Wiseデビットカードの手数料は、実際の為替レートに基づいて計算されます。この時の実際の為替レートは、1ドル=109.52円でした。³

つまり、この買い物でかかる両替手数料は、

109.52円/ドル(実際の為替レート)× 1,000ドル(使った額)×0.60% (両替手数料%)

= 約657円と計算できます。

トータルの支払額は、

109.52円/ドル(実際の為替レート)× 1,000ドル(使った額)× 100.60% (100% + 両替手数料%)

= 約11万177円と計算できます。

わざわざ自分で計算しなくても、Wise手数料ページからシミュレーションすることも可能です。

なお、Wise口座残高にすでに米ドルがある場合は、そのまま米ドルを使えるので、両替手数料はかかりませんよ。

Wiseデビットカードの両替手数料一覧

Wiseで両替手数料がお得なのは、米ドルだけではありません。

以下は、Wiseマルチカレンシー口座で、日本円残高からその他の通貨に両替するときにかかる手数料です。

✍️Wiseデビットカードの両替手数料

日本円残高から両替する場合両替手数料
米ドル(USD)0.60%
英ポンド(GBP)0.60%
ユーロ(EUR)0.60%
オーストラリアドル(AUD)0.60%
カナダドル(CAD)0.62%
韓国ウォン(KRW)0.90%
タイバーツ (THB)0.73%
中国人民元(CNY)1.25%

(2021年5月13日Wise手数料より確認)

また、Wiseデビットカードは、常に実際の為替レート(ミッドマーケットレート)を使用するため、多くのカードとは違って、利用時点ですぐに手数料および請求額がわかるのも便利でしょう。

Wiseデビットカードの発行手数料は、1,200円(個人アカウントの場合)で、年会費などはかかりません。海外通販で買い物することが多い人や海外旅行する人に向いているカードと言えるでしょう。

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まとめ

世界中で使えるVisaやMastercardなどのクレジットカードは、海外利用や外貨でのショッピングに便利です。しかし、為替レートや手数料をしっかり把握していないと、思わぬコストに驚くことになるかもしれません。

外貨での買い物をする際には、カードブランドの基準レートと、カード発行会社の海外事務手数料の両方を確認しておくといいでしょう。

また外貨決済が多い人には、明瞭な為替レートと格安の両替手数料で使えるWiseのデビットカードも検討してみてもいいかもしれません。使った金額がすぐにアプリやウェブサイトから確認でき、好きな時に通貨を両替して保有することもできて便利でしょう。

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ソース

  1. 海外でのご利用にあたって|クレジットカードの三井住友VISAカード
  2. Visa|Currency Exchange Calculator
  3. Wise|両替計算ツール(2021年5月13日10:23PM確認)

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