おすすめの海外旅行保険付きクレジットカード5枚を徹底解説！

海外旅行中の急なケガや通院の際、強い味方になるのが海外旅行保険です。おすすめは、この海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを持って行くこと。そうすれば現地でキャッシュレス決済ができ、保険料を別途払う必要もなくてお得だからです。

この記事では、海外旅行に持っていきたいおすすめの海外旅行保険付きクレジットカード５選を紹介します。また、旅行先でお得に外貨決済できるWiseデビットカードについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

目次🔖
海外旅行保険付きクレジットカードの種類 クレジットカードの海外旅行保険を選ぶ時に気をつけたいこと 海外旅行保険を利用できるクレジットカードおすすめ５選 海外旅行時によりお得に外貨決済：Wiseカード 海外旅行保険付きクレジットカードに関する、よくある質問 まとめ

海外旅行保険付きクレジットカードの種類

海外旅行保険が付帯しているクレジットカードには「自動付帯」と「利用付帯」の２種類があります。それぞれの概要や違いについて解説します。

１. クレジットカード自動付帯の海外旅行保険

自動付帯の海外旅行保険とは、クレジットカードの使用、不使用に関わらず利用できる保険のことです¹。自動付帯であれば、クレジットカードを海外に持っていくだけで、万が一の際に保険を適用できます。条件なく利用できる点が便利です。

２. クレジットカード利用付帯の海外旅行保険

利用付帯の海外旅行保険とは、旅行の代金をそのクレジットカードで払うなど、一定の条件を満たせば利用できる保険のことです²。例えばJCBカードの場合、旅行代金（ツアー料金や交通費など）を対象のカードで支払えば、旅行傷害保険・航空機遅延保険が適用されます。

旅行に行く前に、持参するカードの海外旅行保険の条件を満たしていることを確認しておくと良いでしょう。

クレジットカードの海外旅行保険を選ぶ時に気をつけたいこと

海外旅行保険が付帯されているクレジットカードは非常に多く、付帯されている補償内容も複数あります。そこで、海外旅行保険付きクレジットカードを選ぶ際に確認しておきたいポイントを３つ挙げて説明します。

１. クレジットカードの海外旅行保険の補償内容を確認

まずは、そのクレジットカードに付帯している海外旅行保険の補償内容を確認しましょう。代表的な補償内容は以下の通りです。

補償項目	内容
傷害死亡・後遺障害	旅行先で傷害により死亡したり後遺障害が残ったりした場合に適用される補償
傷害治療費用	旅行先でケガや事故などによる治療が必要となった際に支払われる費用
疾病治療費用	旅行先で病気による治療が必要となった際に支払われる費用
賠償責任	ホテルの備品を壊したり、他人をケガさせたりと、旅行先で賠償責任を問われることがあった際に適用される補償
携行品損害	旅行先でバッグやカメラなどの持ち物が盗難されたり壊れたりした際に適用される補償
救援者費用	旅行中に遭難した際の捜索費用や現地で入院した際に家族が駆けつける渡航費などに対する補償

例えば、旅行先で交通事故に遭い、重い後遺障害を負ってしまった場合には、後遺障害補償や傷害治療費用が支払われます。もし家族が現地まで渡航することがあれば、救援者費用の補償も受けられるでしょう。

また、旅行先で思わぬトラブルに遭い、現地で販売されていた商品を壊してしまった場合には、賠償責任補償が適用されます。しかし、故意に現地で商品を壊した場合には「免責事由」に当たるため、補償の対象外となります。

携行品損害補償も同様で、自分で財布を飲食店に置き忘れたり、うっかりして紛失してしまったりした場合は、保険金が支払われないため、ご注意ください。

こうした補償内容はそれぞれ、補償の上限額が定められています。この上限額はクレジットカードによって異なるため、どれくらいの金額まで補償されるのか事前に確認しておきましょう。

また、補償される条件も細かく指定されている場合もあるため、併せてしっかりと確認することが大事です。

２. クレジットカードの海外旅行保険の付帯家族補償

家族で海外旅行した際、家族も海外旅行保険の補償対象になるのでしょうか。原則的には、補償はカード会員本人しか受けられません。

しかし家族が補償を受ける方法は２つあります。１つ目は、家族補償特約（家族特約）付きのクレジットカードの保険を適用することです。家族補償特約とは、子どもや同一生計内の親族など、カード会社が定めた範囲内の家族に対して、保険を適用できる特約のこと。家族の年齢制限や、範囲はカードによって異なるため、事前に確認をしておきましょう。

２つ目は、海外旅行保険が付帯した家族カードを作成することです。本カードよりも補償が薄くなる傾向はありますが、もし無料で家族カードが作れ、そのカードに海外旅行保険が付帯しているなら、作っておいて損はないでしょう。

３. 90日以上の長期滞在をする場合は補償対象外

そして、海外旅行保険が適用される期間も重要です。原則的に、留学やワーホリなどで90日以上海外に滞在する場合は、海外旅行保険の補償対象外となります。この場合は、別途保険代理店などで海外旅行保険に加入する必要があります。

海外旅行保険を利用できるクレジットカードおすすめ５選

海外旅行保険に持っていきたい、おすすめのクレジットカードは以下の通りです。

カード名	付帯条件	補償対象	補償内容	年会費
エポスカード²	自動付帯	カード加入日の翌日以降に日本を出発する旅行	傷害死亡・後遺障害（最高500万円）、傷害治療費用（200万円）など	無料³
三井住友カード（一般カード）⁴	利用付帯	出国前に航空機や電車などの利用代金や、募集型企画旅行の代金をカードで支払った場合	傷害死亡・後遺障害（最高2000万円）、傷害治療費用（50万円）など	無料⁵
楽天カード⁶	利用付帯	出国前に募集型企画旅行の代金をカードで支払った場合	傷害死亡・後遺障害（最高2000万円）、傷害治療費用（200万円）など	無料⁷
4． 学生専用ライフカード⁸	自動付帯	会員資格が有効な期間中の旅行	傷害死亡・後遺障害（最高2000万円）、傷害治療費用（200万円）など	無料⁹
5．JCBゴールド¹⁰	利用付帯	旅行代金（ツアー料金や交通費など）をカードで支払った場合	傷害死亡・後遺障害（最高1億円）、傷害治療費用（300万円限度）など	初年度無料（オンライン入会）、次年度以降11000円（税込）¹¹

[エポスカード]

海外旅行保険に欠かせないクレジットカードといえば、エポスカードです。もっとも大きな魅力は、海外旅行保険が自動付帯していること。年会費無料カードで、誰もが利用できる自動付帯のカードの代表格といえます。

エポスカードに付いている海外旅行保険の補償内容は、傷害死亡・後遺障害が最高500万円、傷害治療費用は上限200万円（1事故あたり）、疾病治療費用は上限270万円（1疾病あたり）、賠償責任補償は上限2000万円（1事故あたり）などです。

傷害死亡・後遺障害補償の金額はそこまで手厚いとは言い難いですが、無料で自動付帯なら満足できる内容ではないでしょうか。

また、年会費有料カードでエポスプラチナカードにグレードアップすれば、傷害死亡・後遺障害の補償額が最高1億円まで引き上がるほか、家族も補償の対象となります（家族は最高2000万円まで）¹²。家族旅行の多い人は、グレードアップを検討しても良いかもしれません。

注目ポイント！
年会費無料カードながら、海外旅行保険が自動付帯 補償金額は他のカードに比べて手厚くないものの、補償内容は充実 エポスプラチナカードにグレードアップすれば、家族も補償対象に

[三井住友カード]

三井住友カードの一般カードでは、海外旅行保険が利用付帯となっています。傷害死亡・後遺傷害の補償は最高2000万円と、無料カードの中では手厚い金額です。このほか、傷害治療費用が上限50万円（1事故あたり）、疾病治療費用が上限50万円（1疾病あたり）、賠償責任が上限2000万円などと、幅広く補償が受けられます。

このカードの保険が適用できるのは、日本出国前に旅行のための航空機や電車、船舶、タクシーなどの利用代金や、企画旅行の代金をこのカードで払った場合です。もし出国前に別のカードでこれらの代金を払ってしまった場合は、適用されないので注意が必要です。

また、家族特約はプラチナカードやゴールド、プライムゴールド、ヤングゴールドなどに該当するカードを持っている場合にのみ有効です⁴。

注目ポイント！
旅行代金や交通費などをカードで出国前に支払っていれば適用 傷害死亡・後遺傷害補償が最高2000万円と比較的手厚い 家族特約はプラチナカードやゴールドカードなら対象

[楽天カード]

楽天カードは無条件でポイント還元率1％を誇る、国内で人気の年会費無料カードです⁷。海外旅行保険は利用付帯で、出国前に楽天カードで海外ツアーや渡航先への航空券などを支払っていた場合に対象となります。旅行代金の一部でも支払っていれば適用される点は良心的です。

傷害死亡・後遺傷害の補償は最高2000万円、傷害治療費用が上限200万円（1事故あたり）、疾病治療費用が上限200万円（1疾病あたり）、賠償責任が上限3000万円などと、他の無料カードと比べて幅広い補償内容が魅力的です。

注目ポイント！
出国前に旅行代金や航空券費用などの一部でも支払えば、適用される 充実した補償内容 年会費が無料

[学生専用ライフカード]

学生専用ライフカードは、海外旅行保険が自動付帯されているカードです。利用は18〜25歳までの大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人に限定されてしまいますが、自動付帯カードなので、1枚持っておいて損はないでしょう⁹。

傷害死亡・後遺傷害の補償は最高2000万円、傷害治療費用が上限200万円（1事故あたり）、疾病治療費用が上限200万円（1疾病あたり）、賠償責任が上限2000万円などと、他の無料カードと同様の補償内容です。

またこのカードを海外で利用した場合、利用総額の3％がキャッシュバックされるという、お得な特典もついています⁹。留学や卒業旅行などでも使える便利なカードです。

注目ポイント！
学生限定だが、海外旅行保険が自動付帯 充実した補償内容 海外での利用総額の3％をキャッシュバック

[JCBゴールド]

家族とともに海外旅行を楽しみたい人におすすめなのが、JCBゴールドです。2023年4月より、旅行代金（ツアー料金や交通費など）をこのカードで支払った場合に、保険が適用されるようになりました。

死亡・後遺傷害が最高1億円、傷害治療費用が上限300万円（1事故あたり）、疾病治療費用が上限300万円（1疾病あたり）、賠償責任が上限1億円などと、有料カードならではの充実した補償内容も魅力的です。

さらに家族特約も付帯しており、家族の死亡・後遺傷害は最高1,000万円、傷害治療費用は上限200万円（1事故あたり）など、充実した内容となっています。

また、本カード会員は国内旅行保険も付帯しているので、国内出張や国内旅行が多い人にも向いているでしょう。

注目ポイント！
年会費有料ならではの、手厚い補償内容と補償金額 家族特約も利用できる 本カード会員は国内旅行保険も付帯

海外旅行時によりお得に外貨決済：Wiseカード

以上で説明したようなクレジットカードがあれば旅行先で決済できますが、よりお得に外貨決済できるのが年会費無料のWiseデビットカードです。

クレジットカードを海外で使用すると、海外事務手数料や海外ATM手数料など様々手数料がかかってしまうことがあります。

しかし、Wiseデビットカードを使えば、決済通貨をWiseアカウント内で保有していなくても、好きな時に格安の手数料で両替をWiseアカウント内で行うことができます。そして、その資金をそのままWiseデビットカードを使って決済できるのです。

もちろん、使用したい通貨をすでにアカウント内で保有している場合は両替手数料無料で使用できるほか、タッチ決済にも対応しています。

また、海外では現金をATMから引き出す人も多いかもしれません。Wiseデビットカードは、国ごとによって無料限度額が定められているのでこちらで確認をしてみて下さい。

このように、海外旅行に行く前にWiseアカウントを作成すれば、日本で発行手数料の1200円だけで発行でき、Wiseアカウントに資金を保有しておけば現地ですぐに使うことができます。しかし、Wiseカードはクレジットカードでは無いため、ポイント還元や海外旅行保険の付帯がつかない点に注意が必要です。

詳しくは、Wiseデビットカード使い方の記事も参考にしてください。

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海外旅行保険付きクレジットカードに関する、よくある質問

クレジットカードの海外旅行保険の使い方は？

海外で補償を受けるような出来事が発生したら、カード会社の保険専用サポートデスクなどへ電話し、手続きを行います。その後、保険の申請をする際には、事故証明書や医師の診断書、保険金請求書などが必要になります。詳しくは、お使いのカード会社のウェブサイトなどから、確認をしてみて下さい。

クレジットカードの海外旅行保険で十分？

カード付帯の海外旅行保険は、その補償金額が十分とはいえない場合があります。不安な場合は別途海外旅行保険へ加入してもよいでしょう。

クレジットカードの海外旅行保険は90日以上使える？

一般的にカード付帯の海外旅行保険は90日を超えての補償はしていません。長期の海外旅行や留学の際は、海外旅行保険へ別途加入すると良いでしょう。

まとめ

海外旅行先で急なケガや病気などが発生した際には、クレジットカード付帯の海外旅行保険が利用できます。カードによって利用できる条件や補償内容などが異なるので、事前に確認をしておくと良いでしょう。また海外では、こうしたクレジットカードだけでなく、外貨決済に特化したWiseデビットカードも賢く利用できます。ぜひ併せて検討してみて下さい。

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ソース

1. JCB | よくあるご質問
2. EPOS NET |「海外旅行傷害保険」
3. EPOS NET | 「年会費無料」のクレジットカードならエポスカード！
4. 三井住友カード |「旅行安心プラン（海外旅行傷害保険）」
5. 三井住友カード | カード年会費
6. 楽天カード |「海外旅行傷害保険」
7. 楽天カード | Rakuten Card
8. ライフカード |「クレジットカード付帯保険」
9. ライフカード | 学生専用ライフカード
10. JCBカードのおすすめ保険 | 「JCBゴールド(JCB ORIGINAL SERIES)その他JCBゴールド」
11. JCB | JCBゴールド
12. エポスカード | エポス プラチナカード