留学中には国際キャッシュカードが使える?海外でお金を引き出そう!
海外に留学した際に現金を引き出す手段のひとつ・国際キャッシュカードは多くの金融機関で廃止されています。そのため国際キャッシュカードに代わって利用できるデビットカードやWiseデビットカードについて紹介します
海外留学するなら、1枚は持っておきたいのがクレジットカード。海外はカード決済が主流の国も多く、現金よりもお得に利用できるのがクレジットカードです。利用に応じてポイントが貯まったり、旅行保険が付帯していたりと、クレジットカードは便利な機能満載。
この記事では、数あるクレジットカードの中でも、学生の海外留学に最適なカードを5枚厳選してご紹介。海外で利用する際の手数料に着目して、海外留学医お得なクレジットカードを見ていきます。
目次🔖 |
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日本のクレジットカードを海外で使う際の基本的な手数料は、「利用金額(外貨) × 国際ブランド(Visa、Mastercardなど)が定める為替レート × 海外事務手数料(%)」と計算できます。以下で詳しく解説していきます。
海外でクレジットカードを利用すると、そのデータがVisaやMastercardの決済センターに送られます。そして各決済センターが決済処理を行った日の為替レートに、カード発行会社が定める海外事務手数料を足して、日本円が請求されます。
例えば、Aさんが「海外事務手数料2%・MasterCardブランド」のクレジットカードをアメリカに持って行き、2023年5月1日にとあるお店で100ドルの買い物をしたとします。この決済は、2023年5月2日にMastercardの決済センターで処理され、この日のMasterCardが定める為替レートは1ドル=140.17円でした¹。
この時の買い物でかかる手数料は、100ドル(利用金額)×140.17円/ドル(国際ブランドが定める為替レート)×2%(海外事務手数料)=約280円となります。
上記の例は、店舗でクレジットカードをカードのまま利用した場合ですが、海外で現金が必要になることもたまにあるでしょう。
日本のクレジットカードを使って海外ATMで現金を引き出す際の基本的な手数料は、「利用金額(外貨) × 国際ブランド(Visa、Mastercardなど)が定める為替レート × 実質年率(%)÷ 365(日)× 日数(日)」と計算できます。これも以下で詳しく解説していきます。
クレジットカードを使って現金を引き出す際、返済するまではあくまでお金を借りていることを忘れてはいけません。そのため、利用金額と返済までの日数に応じて利子が発生します。
例えば、Aさんが「利率(実質年率)18%・MasterCardブランド・月末締め翌月26日払い・海外ATM手数料110円」のクレジットカードをアメリカに持って行き、2023年5月1日に海外ATMで100ドル引き出したとします。
この決済は、2023年5月2日にMastercardの決済センターで処理され、この日のMasterCardが定める為替レートは1ドル=140.17円でした。
この時にかかる基本的な手数料は、100ドル(利用金額)×140.17円/ドル(国際ブランドが定める為替レート)×18%(実質年率)÷365日×62日(日数)=約429円。ここに海外ATM手数料110円を足すと、539円となります。
ここから、学生の留学に便利に使えるおすすめのクレジットカードを紹介していきます。
海外事務手数料(両替手数料) | 海外ATM手数料 | 海外キャッシングの実質年率 | 海外特典 | |
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三井住友カード(学生) | 2.20%² | 【1万円以下】110円 【1万円超】220円³ | 18.0%³ | 海外旅行傷害保険 |
学生専用ライフカード | 2.2%⁴ | 【1万円以下】110円 【1万円超】220円⁵ | 13.505%~18.0%⁶ | 海外利用総額の3%キャッシュバック⁷、海外旅行傷害保険 |
楽天カードアカデミー | 【Visa】1.63%【JCB】1.60%⁸ | 【1万円以下】110円 【1万円超】220円⁹ | 18.0%¹⁰ | 海外旅行傷害保険 |
JALカードnavi(学生専用) | 【Visa、MasterCard】2.00%【JCB】1.60%¹¹ | 記載なし | 記載なし | マイルが貯まる |
三菱UFJカード | 【Visa、MasterCard】2.20%【JCB】2.04%¹² | 記載なし | 14.95%~17.95% | 海外旅行傷害保険 |
三井住友銀行の学生専用カードは、留学に限らず、学生の日常使いにおすすめのクレジットカードです。対象サービスの利用で受けられるポイント還元が充実しており、年会費も永年無料なので、お得に利用できます。
三井住友カード(学生専用)の海外事務手数料は2.20%と、他のクレジットカードと比べても良心的。海外キャッシングは、年率18%で利用できますが、必ず事前に利用申込をしておく必要があります。
海外旅行保険も付帯。保証は最高2000万円までとなっており、出発前に旅行代金をこのカードで支払うことが条件です¹³。
中国のカードブランド「銀聯(Union Pay)」のカードを作ることもできるので、中国に留学する人にもおおすすめです。
学生専用のライフカードは、海外で利用した分の3%がポイントとして還元される、海外留学にお得な特典がついてきます。もちろん国内利用の還元率も高いので、とてもお得に利用できるでしょう。
学生専用ライフカードの年会費は、卒業後も永年無料。使い方によっては社会人1年目でゴールドカードを持つこともできるので、ステータスカードを求める人にも最適です。
楽天カードアカデミーは、学生専用の楽天クレジットカードです。利用100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まるのに加え、学生限定の割引や特典も充実しています。貯めたポイントは支払いに利用するか、ANAのマイルに変換することも可能です。
さらに、楽天のクレジットカードは、海外事務手数料も1.60〜1.62%と、他のカードに比べても安く設定されているので、海外でもお得に利用できます。
楽天カードアカデミーには海外旅行傷害保険も付帯していますが、募集型企画旅行(ツアー旅行)の代金をカードで支払うことが条件となっています。航空券代などの支払いでは条件を満たさないので、注意しましょう。
クレジットカードでマイルを貯めるなら、学生専用のJALカードnaviがおすすめです。JALカードnaviでは、様々な方法でマイルを貯めることができ、さらに機内販売や空港店舗・免税店での割引など、海外旅行や留学に便利な機能がたくさん備わっています。
Visa、MasterCard、JCBの中からお好きなものを選択可能。VisaとMasterCardは海外事務手数料が2.0%、JCBは1.6%とJCBのほうが安く設定されていますが、海外ではJCBが使えない場合もあるので気をつけましょう。
三菱UFJカードは学生専用カードではありませんが、学生であれば在学期間中は年会費無料で利用可能。さらに、最大で10%相当のポイント還元¹⁵も期待できるので、日常使いにとてもお得な一枚です。
海外渡航費をカードで支払えば、最大2000万円までの海外傷害旅行保険もついてくるので、万が一のときに持っておくと安心でしょう。
クレジットカードは利用に応じてポイントが貯まったり、海外旅行傷害保険が付帯したりと、便利な点が多くあります。しかしついつい使いすぎてしまい、翌月に返済できない!なんてトラブルに陥ってしまう危険性もあります。また、高校生はクレジットカードを持てないことがほとんどです。
ですので、クレジットカードではなく、デビットカードを海外留学で使うのも良いでしょう。デビットカードなら高校生でも審査無しで作ることができ、使った金額は即時口座から引き落とされるので使いすぎの心配もありません。
海外留学には、日本の銀行のカードの最大2.4倍安く外貨決済できるWiseカードがおすすめです。
Wiseカードは50種類以上の通貨をまとめて管理できるマルチカレンシー口座に結びついており、外貨を保有していれば、外貨のまま手数料無料で決済できます。また、外貨を持っていなくても、日本円から格安の両替手数料で両替して支払うことが可能。海外事務手数料や為替手数料を気にする必要はありません。
さらに、海外のATMから現金を引き出すキャッシュカードとしても利用できます。クレジットカードとは違ってキャッシングではないので、安心して利用できます。月3万円相当までの引き出しなら手数料も無料です。
より詳しい使い方は、[公式] Wiseのデビットカードの使い方やメリットを徹底解説した記事で確認できます。
また、海外留学におすすめのデビットカードについても解説しているので、気になる人はぜひご確認ください。
Wiseの便利な機能は、デビットカードだけにとどまりません。Wiseなら、日本の銀行の最大で16倍安く送金できる海外送金も利用できます。学費や生活費の支払いなどに、海外留学に出発する前からお得に活用できます。
海外留学の際は、家族などからの仕送りを受け取る機会もあるでしょう。Wiseは、海外送金の受け取りにも便利です。対象10通貨であれば、手数料無料で外貨のまま受け取ることもできます。
Wiseの詳しい利用方法は、【公式】Wise(旧Wise)の使い方・送金方法【スクリーンショット付き】で解説しています。
ここまで、海外留学におすすめのクレジットカードについて詳しく見てきました。
クレジットカードを海外で使う際には、海外事務手数料に注意が必要です。また、クレジットカードを使ってATMから現金を取り出す際には、ATM手数料とキャッシングにかかる利息にも気をつけましょう。
保険やポイント還元などがお得なクレジットカードですが、使いすぎが気になる人はデビットカードを検討してみても良いかもしれません。Wiseカードなら、日本のカードの最大2.4倍安く外貨決済できます。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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