海外留学におすすめのデビットカードとは?比較も交えてわかりやすく解説!

Yuyuki Tanno

海外留学の時に気になるのがお金の管理。海外での決済に使うために便利なカードを作りたいけど、「クレジットカードとデビットカード、どちらがいいのか分からない!」などと困っている人も多いかもしれません。

この記事ではそんなあなたのために、クレジットカードとの比較も交えながら海外留学におすすめのデビットカードを紹介。4つのカードを比較し、気をつけたいポイントを分かりやすく解説しています。

また、携帯電話や保険についても興味がある人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

さらに、銀行のデビットカードの最大4倍安く外貨決済のできるWiseカードも紹介します。

目次

  1. デビットカードを留学時に使うメリット:クレジットカードとの違いも!
  2. 留学中に使えるデビットカードを選ぶポイントは?:「海外事務手数料」と「海外ATM手数料」をお忘れなく!
  3. 海外留学におすすめのデビットカード4選:手数料やセキュリティ、各カードの特徴の比較も
    a. Wiseデビットカード
    b. Sony bank wallet
    c. 住信SBIネット銀行デビットカード
    d. 楽天銀行デビットカード
  4. 海外留学でお得にカードを使うコツ:支払いは必ず現地通貨で!
  5. まとめ

デビットカードを留学時に使うメリット:クレジットカードとの違いも!

デビットカードとクレジットカードの違い

デビットカードとクレジットカードには、利用上限、引き落としのタイミング、利用可能年齢などの違いがあります。

項目デビットカードクレジットカード
利用上限引き落とし口座の預金残高がカードの上限審査の結果によって利用限度額が決定され、預金残高に関係なく利用できる
引き落としのタイミング銀行口座に紐づけられているため、利用したその時に即時にお金が引き落とされる月末にまとめて利用分が引き落とされる
利用可能年齢12歳または15歳から申し込み可能で、申し込み時に審査がない18歳以上で、申し込み時に審査がある

デビットカードのメリット

  • 即時に引き落とされるため、使いすぎを防止できる
  • 審査無しで作成できる
  • 高校生でも作成可能
  • Visa、MasterCardなどの国際ブランドがついているので、クレジットカードと同じように利用できる
  • 海外での買い物やオンラインショッピングに利用できる
  • 海外ATMから現金を引き出すことができる
  • 現金を持ち歩くよりも使い勝手が良い
  • ただしクレジットカードと違い、デビットカードには保険が付帯していない事がほとんどであるため注意が必要です。

    留学中に使えるデビットカードを選ぶポイントは?:「海外事務手数料」と「海外ATM手数料」もお忘れなく!

    では、たくさんあるデビットカードの中で特に海外留学に最適なものを選ぶにはどうしたら良いのでしょうか?海外留学用のカードを選ぶ際に注意したい点として、

    • 海外事務手数料
    • 海外ATM手数料
    • 国際ブランド
    • セキュリティ

    が挙げられます。

    まず最初に海外事務手数料とは、留学先でカードの通貨(日本円)とは異なる通貨で決済をした際に、カード会社が徴収する手数料です。通常は支払い金額の1.6%〜3.0%程度となっています。また別名、両替手数料とも呼ばれています。

    それに対して海外ATM手数料は、海外のATMで現地通貨をを引き出す際にかかる手数料のことを言います。カード会社が定める手数料に加えて、現地のATMが定める手数料が別途かかる場合もあります。1回あたり100〜200円程度に設定されていることが多いですが、中には「月○回の引き出しまでは無料」といった特典がついている場合もあります。

    またデビットカードを選ぶ際には、世界中で広く使われているVISAまたはMasterCardといった、国際ブランドを選ぶのがおすすめです。対してJCBブランドは、海外では利用できない場所も多いため注意が必要です。
    しかし国際ブランドを使用しているデビットカードの中には、国際ブランドが定める為替レートを使用して引き落としをするものもあるので、高額なレートには注意が必要です。

    さらに、セキュリティ面ではICチップ付きのカードが使いやすいでしょう。最近ではタッチ決済に対応したデビットカードやナンバーレスカードも登場しているため、好みに応じたものを選ぶのをおすすめします。

    このように、以上の点を比較検討して海外留学用のデビットカードを選ぶことが大切です。

    海外留学におすすめのデビットカード4選:手数料やセキュリティ、各カードの特徴の比較も

    では、具体的な海外留学におすすめのデビットカードはどれなのでしょうか?海外事務手数料や海外ATM手数料に注目して、4つのデビットカードを比較しました。

    海外事務手数料(両替手数料)海外ATM手数料
    Wiseデビットカード
  • 外貨のまま決済:無料
  • 両替して決済:0.71%(日本円から米ドルの場合)
  • 月2回、合計 30,000円以下:無料
  • それ以降:1回あたり 70円+出金額の1.75%
  • Sony bank WALLET
  • 外貨のまま決済:無料
  • 両替して決済:1.79%¹
  • 外貨口座開設済みの場合:無料*
  • 外貨口座未開設の場合:220円
  • 住信SBIネット銀行デビットカード2.50%³無料*
    楽天銀行デビットカード3.08%⁴無料*

    *現地銀行のATM手数料がかかる場合があります。

    WiseとSony Bank walletはそもそも海外利用と外貨での支払いに特化した口座・デビットカードです。外貨口座を持つことができ、事前に日本円を外貨に両替しておいて使うことができます。もちろん、先に両替しておかなくても自動で決済時に両替してくれる機能もあるので安心です。

    住信SBIネット銀行デビットカードでは、デビットカードには珍しくプラチナカードを作ることができます。クレジットカードのように保険やラウンジ利用などの特典が欲しい人に最適です。

    楽天銀行デビットカードは最もメジャーなネット銀行のカードです。海外事務手数料は高めですが、利用に応じて楽天スーパーポイントが貯まるのが魅力的です。

    しかし、住信SBIネット銀行デビットカードや楽天銀行デビットカードを利用する場合、国際ブランドが定める為替レートで換算されて引き落としがされるため、高額になるかもしれない点に注意が必要です。

    1. Wiseデビットカード

    shop-wise-debit-card-jp

    Wiseデビットカードは、海外利用に特化したカードです。1枚のカードで50以上の通貨を同時に管理でき、好きな時に格安の手数料で外貨に両替して外貨のまま支払いに使うことができます。日本の主要銀行が発行するデビットカードと比べ、最大で75%安く外貨での買い物もできます。

    もちろん、ICチップ付きでタッチ決済にも対応。利用の度にアプリに通知が行くため、利用をすぐに確認することができます。また、アプリでいつでもカードを凍結することもできるので、不正利用を簡単に防止できます。

    デビットカードの特徴
  • 格安の両替手数料で円から外貨に両替
  • 毎月2回、合計30,000円までならATM出金手数料無料
  • アプリで簡単に利用管理
  • 18歳から申込可能
  • Wiseデビットカードをチェック🎈

    2. Sony Bank WALLET

    Sony Bank WALLETは、ソニー銀行の発行する外貨利用に特化したカードです。

    円を含む11通貨に対応しており、Wiseカードと同じく好きな時に外貨に両替して外貨のまま決済に利用できます。両替の際には、ソニー銀行が指定する為替コストがかかりますが、これは一般的な銀行よりも格安な場合が多く、お得に利用できるかもしれません。

    ただし、対象11通貨(※)以外の利用の際は1.79%の海外事務手数料がかかるので注意が必要です。

    ※対象11通貨:円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ

    さらに、利用に応じて優遇プログラム Club S のステージが上がり、キャッシュバック率や両替手数料がお得になるということもあるので嬉しいですね。また、ICチップ付きでタッチ決済にも対応していて、ショッピング保険、不正利用補償²などの特典もあります。

    Sony Bank WALLETの特徴
  • 対象11通貨を外貨のまま決済に利用できる
  • 優遇プログラム Club S のステージによって両替手数料がお得に
  • ショッピング保険と不正利用補償が付帯
  • 満15歳から申込可能
  • 3. 住信SBIネット銀行デビットカード

    住信SBIネット銀行が発行するデビットカードは、VISAまたはMasterCardから国際ブランドを選ぶことができます。さらに年会費11,000円でモバイル端末保険が自動で付帯しているプラチナカードを作れます。ラウンジ利用や1.0%のポイントキャッシュバック、海外旅行保険などの特典も充実しています。

    また、ICチップ付きでタッチ決済にも対応、カードに番号が記載されていないナンバーレスカードのため、セキュリティが充実。MastercardならApple PayやGoogle Payにも対応しており、スマホだけでも簡単に利用できます。さらにプラチナカードなら、不正利用補償や保険も付いてきます。

    海外事務手数料は2.50%と、日本の銀行のカードの中では中間的な位置づけです。ATM手数料はかかりませんが、現地銀行のATM手数料がかかる場合があると共に、現金引き出しの際にも海外事務手数料が発生することに注意しましょう。

    住信SBIネット銀行デビットカードの特徴
  • プラチナデビットカードを申し込みできる
  • MasterCardならスマホ決済にも対応
  • ナンバーレスなどセキュリティ対策が充実
  • 15歳以上から申込可能
  • 4. 楽天銀行デビットカード

    楽天銀行の発行するデビットカードは、16歳から申し込みが可能。100円相当の利用に付き1ポイントが貯まり、1ポイント=1円として決済に利用できるため、ポイント還元を重視する人に最適です。

    また、 ICチップ付きでタッチ決済にも対応、3Dセキュア、デビット利用制限などの嬉しいサービスも付いてきます。

    ただし、海外事務手数料は3.080%と、他のカードに比べると少し高めに設定されています。ATM利用手数料は無料*です。

    楽天銀行デビットカードの特徴
  • 利用に応じて楽天スーパーポイントが貯まる
  • 16歳から申込可能
  • ATM手数料無料*
  • 現地銀行のATM手数料がかかる場合があります。

    ここからわかるように、この中で1番手数料が低いWise(0.71%)と1番高い楽天銀行デビットカード(3.08%)で、かなりの差があることがわかります。
    そのため、より手数料を抑えてお得に海外留学をした人は、WiseやSony Bank Walletなどの外貨支払いに特化したデビットカードを使うのもいいかもしれません。

    海外留学時にお得にカードを使うコツ:支払いは必ず現地通貨で!

    海外留学先の店頭でカードを利用した時や海外通販のチェックアウト時などに、「支払い通貨を日本円にするか、または現地通貨にするか」などと尋ねられることがあります。ここでは、「現地通貨」を選ぶようにしましょう。

    日本円を選択すると、DCC(Dynamic Currency Conversion)という仕組みにより、その場で通貨が両替されます。日本円の支払額がすぐにわかるという利点はありますが、ウェブサイトやお店が独自に定めた不利なレートで両替されてしまうことが多いのです。

    そのため、留学先で日本円か現地通貨かどちらを使うか尋ねられたら、現地通貨を選択することを覚えておくといいですね。

    まとめ

    ここまで、海外留学におすすめのデビットカードを4枚見てきました。それぞれに利点と欠点があるため、事前に比較検討して自分のニーズに最適なものを選ぶのが重要です。特に海外での利用手数料とセキュリティに着目してカードを選ぶと良いですね。

    外貨利用に特化したWiseのデビットカードなら、外貨を保有し外貨のまま手数料無料で決済に利用できるのでお得です。さらに、通貨の両替にかかるコストも格安に設定されているので、海外留学の際にはWiseカードを1枚作っておくと良いかもしれませんね。

    海外留学のお供に:Wiseカード💳

    Wise for sending money


    ソース

    1. 海外利用時の手数料| Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)|MONEYKit - ソニー銀行
    2. Sony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)
    3. ご利用方法 - 海外でのご利用 | 住信SBIネット銀行
    4. デビットカード 海外での使い方 | 楽天銀行

    *最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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    2024年11月21日 15分で読めます

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