日本からアメリカに荷物を送る方法を比較解説!料金や日数、安く送る手段まで

Yuyuki Tanno

アメリカ留学する前にスーツケースに入りきらない荷物を送りたいときや、留学中の人に荷物を届けたいときなど、日本からアメリカに荷物を安く送る際にはどんな手段があるのでしょうか。

結論からいうと、郵便局の国際小包(船便)やヤマト運輸の国際宅急便を利用すれば、比較的安く送れます。

この記事では、日本からアメリカに荷物を送る方法やその費用について比較しながら解説します。

また、現地からの海外送金や送金受け取り、外貨支払いなどで活用できるWiseについても紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

目次🔖
  • 日本からアメリカに荷物を送る方法:郵便局を利用
  • 日本からアメリカに荷物を送る方法:宅配会社(ヤマト、FedEX、DHL、UPS)
  • 結局、荷物をアメリカに安く送る方法はどれ?
  • 日本からアメリカに送ることができないものに注意しよう
  • より安くより早く海外送金: Wise
  • アメリカに荷物を送る際の質問
  • まとめ
  • 日本からアメリカに荷物を送る方法:郵便局を利用

    日本からアメリカに荷物を送る方法のひとつは、郵便局から発送することです。EMS、国際小包(航空便、船便)などが利用できます。

    例えば、東京からニューヨーク州へ荷物を送る場合、以下のような料金や日数がかかります。

    発送方法サイズ・重量 (最大)料金日数追跡の有無・送る場所
    小さな荷物〜大きな荷物EMS¹
  • 長さ1.5m以内、長さ+横周2.75m以内
  • 30キロまで
  • 10,300円 ※3キロの場合3日
  • 追跡可能
  • 集荷サービスあり
  • 小さな荷物〜大きな荷物国際小包(航空便)¹
  • 長さ1.05m以内
  • 長さ+横周2m以内
  • 国によっては、最大の長さ1.5m以内、長さ+横周3m以内
  • 30キロまで
  • 9,200円 ※3キロの場合7日追跡可能 受取通知可能 集荷サービスあり
    小さな荷物〜大きな荷物国際小包(船便)¹
  • 長さ1.05m以内、長さ+横周2m以内
  • 国によっては、最大の長さ1.5m以内、長さ+横周3m以内
  • 30キロまで
  • 4,000円※3キロの場合2ヶ月前後
  • 追跡可能
  • 受取通知可能
  • 集荷サービスあり
  • *2023年7月20日現在

    EMS、船便、SAL便、航空便の違いは?

    EMSや国際小包の違いは、その配送方法にあります。

    EMSと国際小包の航空便は、航空機を使って運びます。そのため比較的早く届きますが、そのぶん配送料は高めです。

    一方、国際小包の船便は、船を使って荷物を運びます。届くまでに数ヶ月もかかるものの、配送料を節約できる点がメリットです。

    SAL便は航空機と船の両方を使う配送方法なので、届くまでの時間・配送料とも、航空便と船便の中間に当たります。しかし現在アメリカへの配送は取り扱っていません。

    EMSで日本からアメリカに荷物を送る

    EMSは世界120以上の国・地域に荷物や書類をスピーディーに送るサービスで、国際郵便の中でもっとも早く送れる手段です。とにかく早く届けたい場合はEMSがおすすめです。

    国際小包の航空便でアメリカに荷物を送る

    EMSの次に早く送れるのが、国際小包の航空便です。アメリカのニューヨークであれば7日程度で届けられるので、EMSよりは時間がかかるものの、荷物が比較的早く着くでしょう。

    国際小包の船便でアメリカに荷物を送る

    そこまで急ぐ必要がないのであれば、国際小包の船便で配送料を節約するのがおすすめです。日本国内の宅急便と同程度の料金で、アメリカまで荷物を届けることができます。

    日本からアメリカに荷物を送る方法:宅配会社(ヤマト、FedEX、DHL、UPS)

    次に、宅配便を使って日本からアメリカに荷物を送る方法を紹介します。利用できるのは、ヤマト運輸の国際宅急便、FedEx、DHL、UPSなどのサービスです。

    例えば、東京からニューヨーク州へ荷物を送る場合、以下のような料金や日数がかかります。

    発送方法サイズ・重量 (最大)料金(3キロの荷物の場合)日数追跡の有無・送る場所
    ヤマトの国際宅急便²
  • 長さ+横周160cm以内
  • 25キロまで
  • 3,700円(2キロの場合)4日〜6日
  • 追跡可能
  • 集荷可能
  • FedEx
  • 長さ274cm以内、長さ+横周330cm以内
  • 68キロまで³
  • FedEx International Economy®:31,585円FedEx International Priority® Express:36,000円、FedEx International First®:43,438円⁴翌日〜4日
  • 追跡可能
  • 集荷可能
  • DHL ⁵
  • 120×80×80cm以内
  • 70キロまで
  • DHLExpress Worldwide:23,920円4日
  • 追跡可能
  • 集荷可能
  • UPS⁶
  • 長さ274cm以内、長さ+横周400cm以内
  • 70キロまで
  • 32,210円3日〜7日
  • 追跡可能
  • 集荷可能
  • *2023年7月20日現在

    ヤマトの国際宅急便でアメリカへ荷物を送る

    日本の配送会社であるヤマト運輸では、国際宅急便を取り扱っています。配送料は比較的安めで、EMSほどスピーディーではありませんが、国際小包の航空便並みに早く届きます。25キロまでの荷物にも対応しており、ぜひ検討したい配送方法です。

    FedExでアメリカへ荷物を送る

    FedExはなんと翌日から4日程度でアメリカまで荷物を届けられる点がメリットです。また68キロまでと、かなり重い荷物も送ることができます。ただし配送料はかなり高いでしょう。

    DHLでアメリカへ荷物を送る

    DHLもFedExと同じく、重量物や大きな荷物も送れる配送サービスです。到着する日程も早いのですが、コストはもっとも高くかかります。

    UPSでアメリカへ荷物を送る

    UPSも重い荷物や大きな荷物をアメリカまでスピーディーに届けられます。しかし地域によっては7日ほどかかるため、国際小包の航空便と比較すると、コストが高めだといえるでしょう。

    結局、荷物をアメリカに安く送る方法はどれ?

    郵便局や配送会社のサービスを比較した結果、もっとも安く送れるのは、国際郵便の船便です。しかし2ヶ月程度の時間がかかってしまうため、現実的ではないかもしれません。

    その次に安く送れるのは、ヤマトの国際宅急便です。低コストでも一週間程度で荷物が届きます。コストとスピードから考えるなら、ヤマトの国際宅急便がおすすめできるかもしれません。

    日本からアメリカに送ることができないものに注意しよう⁷

    日本からアメリカに荷物を送る際、実は送れないものがあります。主に次のものは荷物に入れないようにしましょう。

    • スプレー缶
    • 香水
    • マニキュア
    • 花火・クラッカー
    • ヘアトニック、日焼け止め、アルコール飲料(アルコール濃度24%を超えるもの)
    • 電子タバコ
    • モバイルバッテリー

    主に航空機での配送時に支障のあるものや、アルコール濃度の高いものは送れません。

    これ以外にも、現金や有価証券、金などの貴重品も送ることができませんので、ご注意ください。

    より安くより早く海外送金:Wise

    アメリカに住んでいる家族や、留学しているお子さんなどに海外送金仕送りをすることがあるかもしれません。お金はもちろん配送できないため、銀行などから海外送金する必要があります。しかし数千円程度かかる送金手数料が気になる人も多いでしょう。

    よりお得に海外送金をしたい人におすすめなのは、Wiseのような海外送金に特化したサービスです。

    The true cost of sending JPY to USD

    通常国を超えて送金する場合には、海外送金手数料がかかります。日本の銀行から海外へ送金する場合、国際的なSWIFTという仕組みを使うため、手数料や時間が多くかかりがちです。

    しかし独自の送金の仕組みを使う、Wiseのような海外送金に特化したサービスなら、この手数料が比較的安く抑えられるでしょう。

    また日本円を外貨に両替する際の為替レートには、実は両替のための手数料が含まれています。これを為替手数料といいます。この手数料が含まれたレートは両替する人にとって不利です。しかしWiseのように手数料を含まない実際の為替レートで海外送金ができるサービスなら、より多くの外貨を送金できるかもしれません。

    Wiseの会員登録・使い方

    Wiseのサービスを利用する前には、無料の会員登録を行って下さい。以下の3ステップで完了しますので、とても簡単です。

    1. Wiseホームページからアカウント登録
    2. 本人確認を行う(日本在住の人はマイナンバーが必要。海外在住の人はマイナンバーは不要だが、海外の本人確認書類が必要)
    3. アカウント作成が完了

    Wiseでは海外送金以外にも、海外口座情報取得デビットカードなどのサービスもあります。

    詳しい日本から海外への仕送り方法については、こちらを参考にしてみてください。

    Wise無料会員登録💡

    アメリカに荷物を送る際の質問

    日本からアメリカの荷物を送る際の疑問について回答します。

    Q1. 日本からアメリカに荷物を送る際には関税がいくらかかりますか?

    日本からアメリカに荷物を送るときは、基本的に関税が発生します。関税は荷物の内容物の代金×60%に、内容物の種類によって5〜20%程度をかけた金額です。しかし、内容物の代金が16,666円を超えなければ、関税はかかりません。

    Q2. アメリカに書類はどうやって郵送できますか?また、料金や日数は?

    書類はEMSや国際郵便で郵送できます。定形郵便物なら50gまで、定形外郵便物なら2キロまで対応していて、航空便または船便で送付します。

    例えば東京からアメリカのニューヨークへ50gの国際郵便を送った場合、EMSなら3日(3,900円)、航空便なら7日(190〜260円)、船便なら2ヶ月前後(160円)で届きます。

    Q3. アメリカに荷物を送る時、食品も一緒に入れて大丈夫ですか?

    荷物には食品も入れて大丈夫ですが、腐りやすい生ものは送らないようにしましょう。

    Q4. コロナの影響で、日本からアメリカに送る荷物に違いはありますか?

    地域によってはコロナの影響で、配送遅延やクール便の荷受け停止が発生している可能性があります。利用する配送会社や郵便局に確認してください。

    Q5. 英語で住所の書き方は?

    英語で住所を書く方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

    まとめ

    日本からアメリカに荷物を送る際は、郵便局や配送会社の国際配送サービスが利用できます。スピーディーに届くのはEMSや外資系の配送会社、安く届けられるのは国際小包やヤマト運輸の国際宅急便です。ニーズに合わせて使い分けてみてください。

    また現地とのお金のやり取りや外貨での買い物には、Wiseの国際送金サービスや、デビットカードなどが活用できます。

    まずは無料のアカウント登録からぜひ行ってみてください。


    ソース

    1. JP Post 郵便局 | 料金・日数を調べる - 計算結果
    2. ヤマト運輸 | 国際宅急便国別ガイド
    3. FedEx | 梱包の手引き
    4. FedEx | フェデックス運送料金の計算
    5. DHL | DHLエクスプレス サービスガイド 料金表 2021
    6. UPS | 2023 UPS® Rate and Service Guide Japan
    7. JP Post 郵便局 | 国際郵便として送れないもの

    *最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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