りそな銀行の外貨両替のやり方と手数料はどれくらい?具体的な手順も
りそな銀行とトラベレックスによる外貨両替の具体的な手順や手数料を詳しく解説。店舗での両替や外貨宅配サービス、ATMでの外貨預金振替の方法、それぞれのメリット・デメリットも紹介します。
海外に行く前に忘れてはいけないのが外貨両替。日本円からユーロへと両替する方法は、両替ショップから海外プリペイドカード、クレジットカード、また海外送金などたくさんあります。
この記事では、円からユーロを両替・用意する16の外貨両替ショップや銀行のレート・手数料を比較しました。
また、外貨両替に代わる外貨準備手段として、銀行の最大14倍安く送金できるリアルレート海外送金サービスWiseについても紹介します。現地に送金できる相手がいる場合、検討してみてもいいですね。
外貨両替の際に最も気を付けたいのが両替レートです。両替レートの違いにより、同じ日本円を両替しても、得られるユーロの額が異なってきます。以下では、10万円を元手に両替した場合に、得られるユーロを比較しました。
手段 | 両替レート | 合計コスト⁶ | 得られるユーロ⁶ |
---|---|---|---|
大黒屋(新宿南口店舗) | 1ユーロ=124.57円¹ | 約3,042円 | 802.76ユーロ |
成田空港外貨両替ショップGPA | 1ユーロ=124.44円² | 約2,941円 | 803.60ユーロ |
郵便局(窓口) | 1ユーロ=124.71円³ | 約3,151円 | 801.86ユーロ |
みずほ銀行 | 1ユーロ=126.74円⁴ | 約4,698円 | 789.02ユーロ |
JTB | 1ユーロ=125.02円⁵ | 約3,390円 | 799.87ユーロ |
(2019年11月6日時点)
外貨両替の最も一般的な方法は、街中や空港にある両替ショップを利用することではないでしょうか。また、インターネットなどではレートを公表していないところも多いので、直接窓口に行くか、電話で問い合わせる必要があります。
同じ両替ショップでも、レートが最も安いGPAと、最も高いみずほ銀行では、合計コストに1,757円もの差があることが分かります。
手段 | 両替レート | 合計コスト⁶ | 得られるユーロ⁶ |
---|---|---|---|
外貨両替ドルユーロ | 1ユーロ=124.55円⁷ | 約3,027円 | 802.89ユーロ |
GPA宅配両替 | 1ユーロ=124.44円⁸ | 約2,941円 | 803.60ユーロ |
(2019年11月6日時点)
宅配両替は自宅に外貨が届くので便利なサービスですが、両替レートには両替手数料が含まれています。また、外貨宅配ドルユーロでは、10万円未満の両替の際は送料400円がかかることも気を付けたいですね。
日本の口座からフランスのユーロ口座へ10万円を元手に送金する場合(手数料:送金人負担)
海外送金サービス/銀行 | 送金手数料 | 両替レート | 合計コスト | 受取概算額 |
---|---|---|---|---|
Wise⁹ | 936円 | 実際の為替レート 1ユーロ =120.785円 | 936円 | 820.17ユーロ |
楽天銀行¹º | 1,750円 | 1ユーロ =122.16円 | 1,750円+両替手数料 | 804.27ユーロ |
ソニー銀行 | 6,000円¹¹ | 1ユーロ = 120.92円¹² | 6,000円+両替手数料 | 777.37ユーロ |
三井住友銀行SMBCダイレクト | 6,000円¹³ | 1ユーロ = 122.14円¹⁴ | 6,000円+両替手数料 | 769.61ユーロ |
(2019年11月6日時点)
海外送金するという方法もあります。一見面倒に思えますが、例えば現地に友人や家族がいる場合、あらかじめ海外送金しておいて、現地に着いてから、送金した分を受け取るということもできます。現地の人が銀行口座から現金を降ろすのは無料であることも多いので、信頼できる友人・家族がいる場合、海外送金で外貨を用意するという方法も検討してみてもいいかもしれませんね。
海外送金サービスの一つ、Wiseでは実際の為替レートで送金ができます。銀行の最大8倍安い送金できるリアルレート海外送金サービスWiseコストで、日本円から全52通貨に送金することができますよ。気になる人は、シミュレーションからコストを確認してみてください。
カード種類 | かかる手数料 | 両替レート | 合計コスト⁶ | 得られるユーロ⁶ |
---|---|---|---|---|
楽天Visaカード | 1.63%¹⁵ | 1ユーロ=123.09円¹⁶ | 約1,880円 | 812.41ユーロ¹⁶ |
三井住友Visaカード | 2.20%¹⁷ | 1ユーロ=123.78円¹⁸ | 約2,425円 | 807.88ユーロ¹⁶ |
(2019年11月6日時点)
クレジットカードの両替手数料(海外事務手数料)は両替ショップよりも安く設定されており、またポイント還元などを考慮すると結構お得であることがわかります。ヨーロッパではほとんどのお店でクレジットカードが使えるので、持っていく現金は最低限にして、クレジットカードをメインで使うのも手かもしれません。
カード種類 | かかる手数料 | 両替レート | 合計コスト⁶ | 得られるユーロ⁶ |
---|---|---|---|---|
マネパカード | 1ユーロあたり3.0円¹⁹ | 1ユーロ=123.48円²º | 約2,188円 | 809.85ユーロ |
ネオマネー | 4%²¹ | 1ユーロ=125.96円²² | 約4,110円 | 793.90ユーロ |
キャッシュパスポート | 1ユーロあたり約4.5円 | 1ユーロ=125円 | 約3,375円 | 800.00ユーロ²³ |
(2019年11月6日時点)
海外プリペイドカードは、事前にチャージしておくことで、海外とクレジットカードと同じように利用できるカードです。しかし、クレジットカードよりも両替手数料が高い傾向にあることがわかります。
利用するサービスの両替レートによって、得られるユーロの額が大きく左右されることが分かったのではないでしょうか。
為替レートは市場の動きに合わせて常に変動しています。為替の「売り」の価格と「買い」の価格の中間値のことを「ミッドマーケットレート」と呼び、その時の市場情勢を最も的確に反映したレートであるといえます。ミッドマーケットレートは、Google検索や、Wiseの通貨コンバーターで確認できます。
しかし、ほとんどの外貨両替・海外送金サービスは、このミッドマーケットレートを使っていません。通常、両替手数料を上乗せした独自のレートを採用しています。
例えば、ミッドマーケットレートが1ユーロ=約120.48円の時に⁶、成田空港の両替ショップは1ユーロ=124.44円のレート使っています²。この差3.96円が両替手数料となります。小さな違いに見えますが、例えば1,000ユーロ分両替した場合、合計で3,960円を両替手数料として支払っていることになります。
できるだけお得に両替したい人は、両替前に各社の両替レートと、その日のミッドマーケットレートを比べてみて下さい。その差の小さい方が、お得な両替手段であるといえます。また、Wiseのように、常にミッドマーケットレートを使って海外送金するサービスもあります。ヨーロッパ現地に友達・家族がいる人は、外貨両替の代わりに、海外送金をしてみてもいいですね。
円からユーロへの外貨両替は様々な手段があってどれを選んでいいのか困ってしまうこともあるかもしれません。そんな時は、レートを指標に決めてみるのもいいでしょう。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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