楽天銀行における外貨両替のやり方は?両替の手数料や手順を解説!

Hoi Yi Leung

普段利用している楽天銀行で「外貨を両替したい!」と思っても、案外その具体的なやり方や手数料について、詳しく知らずに損をしてしまう人も少なくありません。実際、以下のような疑問を感じていませんか?

  • 楽天銀行で外貨両替をするには、どんな手順が必要?
  • 両替手数料やその他のコストってどれくらいかかるの?
  • 利用する際には、どんな点に注意すべき?

楽天銀行では、約20種類の通貨を取り扱っており、スマホアプリで簡単に外貨を両替できます。しかし、便利さの裏に隠れたコストや手数料が存在しています。

そこで本記事では、楽天銀行での外貨両替の具体的なやり方や、気になる手数料について網羅的に解説します。

目次🔖

楽天銀行での外貨両替方法

楽天銀行での外貨両替は、楽天銀行のアプリやウェブサイトから行います。しかし、外貨両替を行うには、まず外貨預金口座の開設が必要です。口座を開設することで、外貨の入金や引き出しが可能になります。1&2

楽天銀行の外貨預金のメリット

楽天銀行で外貨普通預金を利用することには、いくつかのメリットが存在します。具体的には、以下の通りです。3&4

  • 高金利の魅力:外貨普通預金は、円預金と比較して高い金利が期待できます。外国通貨は一般的に日本円よりも高金利の傾向があり、長期的な資産運用に適しています。
  • 為替差益のチャンス:為替レートが有利に変動した場合、外貨を円に換算する際に利益を得ることが可能です。これにより、為替市場の動向を活用して追加収益を狙えます。
  • 24時間取引の利便性:楽天銀行の外貨普通預金は24時間いつでも取引が可能で、顧客は自身のタイミングで市場変動に迅速に対応できます。
  • 低コストで取引可能:楽天銀行では為替コストが比較的安く設定されているため、取引時の手数料を抑えることができ、実質的な利益を増やすことに繋がります。
  • 楽天ポイントの活用:外貨普通預金の利用で楽天ポイントを貯めたり使ったりできるため、日常的な取引においてもお得感があります。

とはいえ、デメリットも存在します。それは、為替のリスクに対する注意です。外貨普通預金は為替リスクが伴い、また預金保険の対象外であるため、元本保証がありません。そのため、利用の際には自身のリスク許容度を十分に考慮することが重要です。

両替できる通貨

楽天銀行で両替できる通貨は、以下の通りです。5&6

  • アメリカドル:USD
  • ユーロ:EUR
  • オーストラリアドル:AUD
  • イギリスポンド:GBP
  • ニュージーランドドル:NZD
  • 南アフリカランド:ZAR
  • メキシコペソ:MXN
  • 中国人民元:CNY

楽天銀行の外貨両替レート

楽天銀行では米ドルやユーロ、英ポンドなど主要な通貨を含む複数の外貨を取り扱っており、各通貨のレートはリアルタイムで変動しています。そのレートに関する詳細は記載してありません。そのため、楽天銀行の公式サイトや公式アプリからご自身のアカウントにログインし、レートを確認してください。

楽天銀行の両替手数料

楽天銀行で外貨を両替することは、簡単で便利ですが、手数料が発生することを忘れてはいけません。また、その他注意点についても解説します。楽天銀行で外貨両替を行う際の手数料は、主に以下の3つが存在します。

  • 為替コスト(両替手数料)
  • 為替レートによる隠れコスト

為替コスト(両替手数料)

楽天銀行の外貨両替には、通貨ごとに設定された為替コストが発生します。主要通貨の手数料は以下の通りです。5&6

通貨手数料
アメリカドル、ユーロ1単位あたり25銭
オーストラリアドル、イギリスポンド 、ニュージーランドドル1単位あたり45銭
南アフリカランド1単位あたり30銭
メキシコペソ、中国人民元1単位あたり20銭

このように、為替コストは通貨によって異なるため、どの通貨を両替するかによってコストに差が出る点に注意が必要です。

為替レートによる隠れコスト

多くの銀行では、実際の市場レートと異なる独自の為替レートを採用しており、これには「為替手数料」が含まれています。市場レートと比較すると、この隠れたコストによって、銀行が提示するレートの方が若干高くなることがあります。

※ちなみに、楽天銀行の公式サイトにリアルタイムな為替レートの記載はありません。

一方で、Wiseミッドマーケットレート(市場の中間レート)を採用しており、透明性の高い料金体系での両替が可能です。ミッドマーケットレートは銀行間で取引される実際の市場レートであるため、隠れたコストが発生せず、一般的な銀行と比べて実質的なコストを抑えられるのが大きなメリットです。

両替にかかるコストをできるだけ抑えたい方は、Wiseが有効な手段になり得ます。Wiseの為替レート確認はこちら

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外貨両替の限度額

楽天銀行における外貨両替限度額は、通貨によって異なります。具体的には、以下の通りです。6

通貨1取引あたりの限度額
【通常の通貨】アメリカドル、ユーロ、オーストラリアドル、イギリスポンド、ニュージーランドドル10万通貨単位以下
【特定の通貨】南アフリカランド、メキシコペソ、中国人民元100万通貨単位以下

また、外貨定期預金や為替特約定期預金から外貨普通預金への振替入金については、この限度額の制限は適用されません。また、通貨ごとの預入累計額には上限がないため、長期的な継続預入も可能です。

楽天銀行における外貨両替のやり方

楽天銀行における外貨両替の具体的なやり方は、以下の通りです。7&8

  1. アプリのダウンロードとログイン:まず、楽天銀行の公式アプリをダウンロードし、ログインします。ログイン後、メインメニューから「預金・資産運用」タブを選択します。
  2. 外貨預金の選択:「預金・資産運用」タブ内で「外貨預金」をタップします。外貨預金メニューにアクセスすることで、外貨両替に関する情報や利用可能な通貨の一覧が確認できます。
  3. 両替する通貨の選択:両替したい通貨(米ドルやユーロなど)を選びます。楽天銀行では複数の通貨に対応しています。
  4. 両替レートの確認:両替前に、現在の為替レートを確認します。楽天銀行では、リアルタイムで変動する為替レートが表示されますが、各種手数料や隠れコストに注意が必要です。
  5. 両替金額の入力:希望する両替金額を入力します。この際、通貨ごとに異なる手数料が発生するため、為替コストも考慮する必要があります。
  6. 取引内容の確認:入力した内容を確認し、取引内容に問題がなければ確定します。両替が完了すると、外貨預金口座に反映されます。
  7. 取引完了通知:取引完了後、アプリ内で通知が届き、両替が正常に完了したことを確認できます。

まとめ

楽天銀行では、外貨両替をアプリやウェブサイトで簡単に行うことができます。両替を始めるには外貨預金口座の開設が必要で、米ドルやユーロ、英ポンドなど主要な通貨を取り扱っています。

また、楽天銀行の外貨預金は、円預金と比べて高い金利が期待できることや、為替差益を得るチャンスがあるといったメリットがあります。さらに、24時間取引が可能で、楽天ポイントを貯めたり使ったりできるのも魅力です。

しかし、多くの銀行では、両替する際に独自の為替レートが適用されます。これには、実際の市場レートと異なるレートで、隠れた手数料(為替手数料)が発生する可能性があります。そのため、両替時には、この隠れたコストを考慮することが大切です。

特に頻繁に両替を行う場合や大きな金額を扱う場合、このような隠れコストにより、実質的なコストに大きくなるため、事前に確認することが重要です。

一方で、Wiseは多くの国内銀行と異なり、ミッドマーケットレート(市場の中間レート)を採用しています。また、Wiseでは可視化された透明性の高い手数料での両替が可能です。コスト削減を重視する方や、頻繁に外貨両替を行う方は、Wiseの利用も検討すると良いかもしれません。

具体的には、Wiseでマルチカレンシー口座に日本円を入金し、付属のデビットカードを使用することで、リーズナブルな手数料で海外での買い物や現金引き出しが可能です。40種類以上の通貨を取り扱い、主要8通貨については現地の口座情報を取得できるため、海外からの給与や送金を手数料無料で受け取ることができます。

また、外貨両替時にもミッドマーケットレートが適用され、銀行と比べて手数料が安価です。さらにアプリでは、複数通貨の資金を一括管理でき、「自動両替機能」を活用することで、設定した為替レートに達した時点で自動的に両替されます。これにより、より有利なレートでの通貨交換が可能となり、為替変動のタイミングを逃すことなく効率的な両替が可能です。

楽天銀行とWise、それぞれの特徴を理解し、自身の状況に応じて最適な方法で外貨両替を行いましょう。

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ソース
  1. 外貨預金 | 楽天銀行
  2. 外貨普通預金 | 楽天銀行
  3. 外貨預金とは? | 楽天銀行
  4. メリットとリスク | 楽天銀行
  5. 為替コスト | 楽天銀行
  6. 商品詳細説明書 | 楽天銀行
  7. 外貨預金:お預入方法 | 楽天銀行
  8. 外貨預金:払戻方法 | 楽天銀行

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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