りそな銀行の外貨両替のやり方と手数料はどれくらい?具体的な手順も
りそな銀行とトラベレックスによる外貨両替の具体的な手順や手数料を詳しく解説。店舗での両替や外貨宅配サービス、ATMでの外貨預金振替の方法、それぞれのメリット・デメリットも紹介します。
お得に外貨両替をしたいと思って「外貨両替ドルユーロ」見つけた人も多いのではないでしょうか。外貨両替ドルユーロは店舗型の両替ショップではなく、郵送で注文した外貨が届くタイプのサービスです。「手数料無料」を謳っていますが、外貨宅配ドルユーロが使用している為替レートには両替手数料が上乗せされており、手数料が全くかからないというわけではありません。
この記事では、外貨両替ドルユーロの手数料や為替レート、使い方、評判や会社情報など、実際に利用する前に必ず知っておきたい情報をまとめました。
外貨両替をする前に必ず確認しておきたいのが、為替レートです。為替レートは市場の動きによって常に変動しています。実際の為替レートはGoogle検索や、Wiseの通貨コンバーターで確認できます。
これを知ったうえで外貨両替ドルユーロの為替レートを確認すると、「あれ、為替レートと違うぞ?」と気が付くと思います。これは外貨両替ドルユーロがリアルタイムの為替レートに両替手数料を上乗せしているからです。両替サービスのプロバイダは実際の為替レートに、1ドルあたり2~4円(通貨によって異なる)といった両替手数料を課すことで収益を得ています。
つまり、両替サービスを利用した両替は必ず損なレートで行われているということ。ただし両替手数料はプロバイダによって異なるので、両替手数料で損をしたくない、と考えている人は事前にプロバイダごとの為替レートを比較し、最もお得なものを選びましょう。実際の為替レートに近ければ近いほど、お得なレートであると言えます。
外貨両替ドルユーロは「手数料無料」のサービスを謳っています。しかし、リアルタイムの為替レートで両替が行われているわけではないので、実際には両替手数料がかかっています。
以下の表では、外貨両替ドルユーロの為替レートと、同日の仲値(その日の市場の動きをもとに1日に1回定められる基準レート)を比較しました。この両者の差が、外貨両替ドルユーロの「隠れた手数料」なのです。
外貨両替ドルユーロの両替レート | 円から外貨に両替する場合(単位:円) | 外貨から円に両替する場合(単位:円) | その日の仲値(単位:円) |
---|---|---|---|
米ドル | 113.19 | 109.75 | 110.70 |
ユーロ | 126.82 | 122.61 | 123.95 |
英ポンド | 152.14 | 140.54 | 145.11 |
中国元 | 16.51 | 15.78 | 16.31 |
韓国ウォン | 0.09759 | 0.09399 | 0.0944 |
香港ドル | 14.41 | 13.61 | 14.11 |
台湾ドル | 3.715 | 3.543 | 3.58 |
カナダドル | 85.65 | 81.13 | 82.35 |
スイスフラン | 112.29 | 108.06 | 108.80 |
オーストラリアドル | 80.82 | 75.38 | 77.39 |
ニュージーランドドル | 75.87 | 72.36 | 73.12 |
タイバーツ | 3.604 | 3.413 | 3.47 |
シンガポールドル | 84.06 | 78.38 | 81.18 |
フィリピンペソ | 2.214 | 2.112 | 2.13 |
インドネシアルピア | 0.00851 | 0.00774 | 0.0077 |
ベトナムドン | 0.00546 | 0.00475 | 0.0048 |
マレーシアリンギット | 27.99 | 26.53 | 26.7 |
(2019年5月7日時点)
このように、外貨両替ドルユーロの為替レートと仲値との間には違いがあるのが分かります。米ドルを例にとって具体的に見てみましょう。
【旅行に1,000ドルを持っていきたい場合】
仲値(1ドル=110.70円)では、1,000ドルは110,700円に相当します。しかし、外貨両替ドルユーロの両替レート(1ドル=113.19円)だと、1,000ドルを得るためには、113,190円かかるという計算になります。つまり、差額の2,490円を為替手数料として支払っていることになるのです。
外貨両替ドルユーロでは、上の表で見た両替手数料以外にもかかる手数料があります。少額の両替だと、これらの手数料によってあまりお得ではなくなってしまう場合もあるので注意が必要です。
400円 | 円→外貨、銀行振り込みで支払った場合(10万円以上の注文で無料) |
---|---|
700円 | 円→外貨、代金引き換えで支払う場合 |
550円 | 外貨→円、現金書留で日本円を受け取る場合 |
外貨→円で、銀行振り込みで日本円を受け取りたい場合(10万円以上の注文で無料)
外貨両替ドルユーロ以外にも、海外でお得にお金を使う方法はいくつかあります。
1つ目の方法は、現金を持参するのではなくクレジットカードを利用する方法です。クレジットカード利用時には国際ブランド(VISA、MasterCardなど)が定める為替手数料と、1.6~2.1%程度の海外事務手数料がかかります。やっぱり現金が必要、という場合でも、海外のATMを利用して現金を引き出すことができるので便利ですね。ポイント還元なども考慮に入れると、結構お得になることがあります。
2つ目の方法は、事前に現地の友人や家族に海外送金をし、現地で相手から外貨をもらう方法です。「なんか面倒そうだな」と思った人もいるかもしれませんが、Wiseを利用した送金の場合、リアルタイムの為替レートで両替が行われるので、両替手数料が一切かからないという利点があります。現地に友人・家族がいて、お得に外貨を手に入れたい人は検討してみてもいいかもしれません。
銀行・プロバイダ | 送金手数料 | 為替レート | 合計コスト | 受取概算額 |
---|---|---|---|---|
楽天銀行 | 1,750円 | 為替手数料が上乗せされたレート | 1,750円+為替手数料 | 903.90ドル |
三井住友銀(SMBCダイレクト) | 6,000円 | 為替手数料が上乗せされたレート | 6,000円+為替手数料 | 864.80ドル |
Wise | 225円+0.79% | 実際の為替レート | 1,007円 | 919.67ドル |
(2019年6月20日)
Wiseは日本円から全47通貨に送金可能です。米ドル(USD)やユーロ(EUR)などメジャーな通貨だけでなく、ナイジェリア・ナイラ(NGN)、ルーマニア・レイ(RON)など比較的マイナーな通貨にもリアルレートで海外送金ができます。送金通貨と送金額を選んでシミュレーションしてみましょう。
外貨両替ドルユーロは、2012年創業の「株式会社 外貨両替ドルユーロ」によって運営されている、比較的新しいサービスです。2016年には月間取扱高7億円を突破し、数多くのメディアにも取り上げられています。利用体験談やブログが頻繁に更新されている、特に若年層をターゲットにしたホームページが特徴的です。
外貨両替ドルユーロは「午後3時までの申し込み・着金確認で即日発送」という対応の早さが有名です。しかしGoogle上での利用者の口コミを見ると、「発送は当日の夜遅くなので事実上は翌日発送」、という声が多く見られます。時間に余裕をもって利用し、急ぎの場合は店舗型の両替ショップを利用することがおすすめです。
外貨両替ドルユーロの具体的な使い方を見てみましょう。
【円→外貨】
①銀行振り込みで円を入金する場合
・インターネットで必要情報を入力(欲しい外貨、金額、住所氏名など)
・入金期限までに、外貨両替ドルユーロの口座に円を振り込む
・自宅に外貨が郵送で届く
②代金引換で受け取る場合
・インターネットで必要情報を入力(欲しい外貨、金額、住所氏名など)
・自宅に外貨が届いた際に、注文した金額を郵便局員に支払う
【外貨→円】
①銀行振り込みで円を受け取る場合
・インターネットで必要情報を入力(売りたい外貨、金額、住所氏名、口座番号など)
・外貨を簡易書留で送る(注文から2日以内)
・日本円が自分の口座に振り込まれる
②現金書留で円を受け取る場合
・インターネットで必要情報を入力(売りたい外貨、金額、住所氏名など)
・外貨を簡易書留で送る(注文から2日以内)
・現金書留で日本円が届く
外貨両替ドルユーロの手数料や具体的な使い方を見てきました。手数料無料を謳う外貨両替ドルユーロですが、為替レートには両替手数料が含まれており、また郵送手数料なども考慮するとあまりお得にならないことがあります。手数料を最小限に抑え、お得に海外旅行を楽しみたい人は、ぜひクレジットカードやWiseの利用なども検討してみましょう。
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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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