ATMで100万円以上の振込はできる?主要銀行の限度額と注意点も
ATMで100万円以上の振込を行う方法と注意点を解説。銀行ごとに異なる現金・キャッシュカード別の振込限度額や注意点もわかりやすく記載しています。
海外送金をしたいと考えている人は、その過程で「電信送金」という言葉を目にするかと思います。
一言でいえば、電信送金は銀行が海外に送金する方法の1つです。この記事では電信送金の仕組みからやり方、手数料、かかる日数まで、海外送金を検討している人向けにまとめました。さらに電信送金に代わる、銀行の最大8倍安い海外送金サービスWiseも紹介します。
目次
例:日本からアメリカに10万円送金する(送金人が中継銀行手数料を負担する場合)
銀行/プロバイダ | 送金手数料+中継銀行手数料 | 為替レート | 合計コスト | 受取人が受け取れる概算額 |
---|---|---|---|---|
楽天銀行 | 1,750円 | 楽天銀行が定める為替手数料を上乗せした独自の為替レート | 1,750円+為替手数料 | 913.72USD |
ソニー銀行 | 6,000円 | ソニー銀行が定める為替手数料を上乗せした独自の為替レート | 6,000円+為替手数料 | 883.60USD |
三井住友銀行SMBCダイレクト | 6,000円 | 三井住友銀行が定める為替手数料を上乗せした独自の為替レート | 6,000円+為替手数料 | 874.20USD |
Wise | 1,007円 | 実際の為替レート | 1,007円 | 930.04USD 送金する |
(2019年8月6日15:57(GMT+2)時点のシミュレーション)
銀行で海外送金を行う際、送金手数料・中継銀行手数料に加え、為替手数料がかかります。為替手数料は為替レートに上乗せされているため気が付きにくく「隠れコスト」となりがちです。海外送金サービスの中には、Wiseのように実際の為替レートを使用しているものもあります。
「気づかないうちに損をしていた・受取人が受け取れる額が少なくなっていた」ということがないように、海外送金前には、各銀行・プロバイダの為替レートを比較しておくといいかもしれませんね。Wiseでどのくらい海外送金コストを抑えられるのか気になる人は、国際送金シミュレーションから簡単に手数料が分かりますよ。
電信送金とは、銀行同士が直接コミュニケーションを取り合って手続きを行う送金の仕組みです。具体的にいえば、A銀行からB銀行に送金を行う際、A銀行が直接B銀行に「今から送金しますよ」と連絡を取り、それをB銀行側が確認してから送金を受け取る、という仕組みです。
「ごく普通の送金のように聞こえるけど、何が違うの?」と思った方も多いと思います。実は、日本国内の一般的な送金は、「一般社団法人全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)」が、全国銀行の振込依頼をまとめて処理しています。つまり、銀行同士が直接やり取りをするのではなく、振込の取り扱いを専門にした全銀ネットが間に入る、ということです。
電信送金は、全銀ネットが取り扱うことのできない大口の送金や、海外送金に用いられます。言い換えれば、銀行で海外送金をする際は、ほぼ100%電信送金で行われているということです。
しかし厄介なのは、海外の銀行同士には直接的なつながりがないことがほとんどであるということ。そのため、銀行は、世界中の銀行をつなぐSWIFTと呼ばれるネットワークを介して、送金銀行、中継銀行、受取銀行がそれぞれリレーのような形で連絡を取り合って電信送金を行います。
送金銀行→中継銀行1→中継銀行2→…→受取銀行(相手)
送金銀行と受取銀行の間に入る、中継銀行(コルレス銀行)は最大で3つの銀行を挟むことも。それぞれの銀行が手数料を徴収するので、電信送金が高額になりがちな理由はここにあります。
しかし最近では、SWIFTを使わない海外送金のサービスもあります。その1つWiseはリアルレートと格安の手数料で、最大で銀行の8倍安いコストで抑えられることも。
以下、電信送金の手数料について詳しく見ていきましょう。
手数料種類 | 内容 | 送金人・受取人負担 | 大体の金額 |
---|---|---|---|
送金手数料(電信送金手数料とも) | 送金銀行に支払う手数料 | 送金人負担 | 2,000円〜5,000円 |
中継銀行手数料(コルレス銀行手数料とも) | 送金銀行と受取銀行をつなぐ銀行でかかる手数料 | 送金人負担/受取人負担 | 1,000円〜3,000円 |
海外送金受け取り手数料 | 受取銀行に支払う手数料 | 受取人負担 | 0円〜2,450円 |
為替手数料 | 銀行が両替する際に使用する為替レートに上乗せされた手数料。「隠れコスト」になることも | --- | 1ドルあたり1円、1ユーロあたり1.5円など通貨ごとに定められる。銀行・プロバイダごとによっても違う |
リフティングチャージ | 円から円、外貨から外貨など同一通貨の送金でかかる手数料 | 送金人負担/受取人負担 | 送金金額の0.05%(最低2,500円)であることが多い |
この中で、困るのはコルレス銀行手数料。実際に送金してみるまでいくらかかるかが分からないので、送金人が事前に払っても追加で徴収されたり、送金金額から引かれ正しい額が相手に届かない、といったことも起こり得ます。
さらに、気をつけたいのが、海外向けの電信送金に用いられる為替レートです。多くの銀行や海外送金プロバイダは、実際の為替レートに為替手数料と呼ばれる手数料を上乗せした、独自の為替レートを用いて両替・送金を行なっています。
例えば、2019年8月6日の仲値(銀行が1日1回に定める市場為替レート)では、1ユーロ=119.01円ですが、みずほ銀行が海外送金に用いる為替レート(TTSレート)では、1ユーロ=120.51円と、1ユーロにつき1.5円の為替手数料が上乗せされていることが分かります。¹
これは、どういうことかというと、1,000ユーロを送金したい場合、仲値では119,010円に相当するはずですが、みずほ銀行のTTSレートに従うと、120,510円が必要ということになります。
銀行 | 為替レート | 1,000ユーロに相当する日本円 |
---|---|---|
仲値 | 1ユーロ=119.01円 | 119,010円 |
みずほ銀行(TTSレート) | 1ユーロ=120.51円 | 120,510円 |
(2019年8月6日14:47(GMT+2)確認)
こうした為替レートに含まれるコストは、一見分かりづらいことが多いので、把握しておくといいですね。
最近の海外送金サービスの中には、実際の為替レートを常に使用するWiseのようなものもあります。
これまで海外送金と言えば、高くて時間のかかる電信送金が当たり前でした。しかし近年、異なる仕組みで送金する新しい海外送金サービスが誕生し、人気になっています。その1つがWiseです。
Wiseは世界各国に銀行口座を持っており、送金人が自国のWise口座に入金をすると、その同額をWiseが受取人の国の口座から受取人の口座へ振り込みます。
(A国)送金人の銀行口座→A国のWise口座 → (B国)B国のWise口座→受取人の銀行口座
つまり、実際に行われているのは複数の国内送金ということです。そのため送金にかかる日数と手数料を抑えることができるのです。
詳しくは、こちらの記事も確認してみて下さい。
Wiseなら原則、コルレス銀行手数料(中継銀行手数料)も発生しません。(アメリカ以外の国からのUSD送金、日本への100万円を超える送金、イギリス以外からのGBP送金、欧州以外からのEUR送金では中継銀行手数料が発生する可能性もあります)
さらに、受け取る側にとってもお得になる可能性が高いです。原則、国内送金として扱われるため、特別な海外送金受取手数料がからないからです。
リアルタイムの為替レートで送金を行うので、銀行のように為替手数料を心配する必要もありません。結果として、海外送金にかかるコストを銀行の最安で8分の1にまで抑えることができます。
Wiseでは一番安い海外送金方法の比較や、各国への海外送金日数の紹介もしています。
Wiseの送金シミュレーションで、どれだけ安く送金できるか見てみてもいいですね。
例:日本からアメリカへ10万円送金する場合(送金額に送金手数料を含む)
では、Wiseで実際に送金する方法を見ていきましょう。
無料で口座(アカウント)を開設する
送金額、送金先の国、通貨を入力する
送金人(自分)に情報を入力
受取人(相手)の情報を入力
本人確認書類・マイナンバー書類をアップロードする
住所確認(簡易書留で送られた4桁のアクティベーションコードを入力)
※初めての送金で送金額が10万円以下の場合は、住所確認は送金後でもOKです。ただし、次回以降は住所確認をしないと送金できないので注意。一度住所確認が済めば、何度でも送金ができるようになります。
送金内容を確認
Wiseの日本口座に送金金額を振り込む
あとは、相手の口座にお金が振り込まれるのを待つだけ
より詳しい送金方法はWiseの使い方:ステップバイステップガイドを参考にしてください。
電信送金では、各送金依頼が各銀行でそれぞれ個別に処理されるため、送金に時間がかかります。一般的には入金から着金まで3~5日程度であると言われていますが、長い場合は1週間以上かかることもあります。
海外送金にかかる日数は?迅速な海外送金の秘訣も紹介!の記事も参考にしてみてください。
以上、電信送金について詳しく見てきました。電信送金とは、銀行同士が直接コミュニケーションを取って送金する方法で、銀行が海外送金を行う際の主流の方法です。しかし、手数料が高く、また送金にかかる日数もわかりづらいのが難点であるといえます。
電信送金に代わる新しい海外送金サービスとして、Wiseが挙げられます。Wiseなら送金の合計コストを電信送金の最大8分の1にまで抑えることが可能。手続きも簡単で、一般的な銀行の海外送金よりもより速く海外送金を届けられる可能性が高いです。
海外送金を考えている人は、Wiseの利用を検討してみてもいいですね。
ソース
当社は、当ブログを利用することによって生じたいかなる損害について、一切の責任を負いかねます。 当ブログに掲載されている情報は、その妥当性、信頼性、有用性、最新性を保証するものではありません。 当ブログで掲載している情報につきましては、一切の予告なく内容を変更する可能性があります。あらかじめご了承ください。
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。
ATMで100万円以上の振込を行う方法と注意点を解説。銀行ごとに異なる現金・キャッシュカード別の振込限度額や注意点もわかりやすく記載しています。
100万円以上の高額振込を安全かつ確実に行うための方法を解説します。ATM、インターネットバンキング、窓口での手続きの違いや手数料、限度額、注意点を詳しく紹介。
みずほ銀行やゆうちょなど大手銀行の100万円以上の送金にかかる振込手数料を一挙にまとめてご紹介します。
アユタヤ銀行の海外送金の手数料はいくら?タイのアユタヤ銀行から日本へ送金、そして日本からアユタヤ銀行へ海外送金する方法を解説。クルンシィアプリを使って簡単に海外送金できます。
愛媛銀行の振込手数料や振込方法、さらに海外送金に関する情報を解説します。Wiseを使ったお得な送金方法も紹介。
愛知銀行の振込手数料と振込方法を詳しく解説。窓口、ATM、インターネットバンキングの手数料比較や、振込にかかる時間、海外送金の注意点まで。さらに、Wiseを使った安価な海外送金の選択肢も紹介。