仕向送金とは?外国に送金する前に知りたい手数料・送金手順を解説!

Wise

仕向送金(仕向け送金)とは?

仕向送金(しむけそうきん)とは、自分から相手にお金を送ることを指します。「海外あての仕向送金」というと、日本から海外にお金を送る、という意味になります。

「なんで普通に送金じゃなくて、わざわざ仕向送金って言うの?」と思った方もいるかもしれません。これは、送金の受け取りと区別するためです。銀行において「送金」を取り扱う際、自分から送るのか、それとも相手から送られてくる送金なのかをはっきりさせる必要があります。そのため、自分からの送金を「仕向送金」、逆に自分に対して送られてくる送金を「被仕向送金(ひしむけそうきん)」と呼んでいるのです。

この記事では、海外仕向送金の仕組み、かかる手数料などを詳しく解説します。特に、銀行が適用する為替レートに含まれる手数料には注意が必要です。また、銀行の最大14倍安い手数料で送金ができるサービスWiseについても紹介します。

仕向送金にかかる手数料:各銀行・プロバイダでこんなに違う!

海外仕向送金にかかる手数料は、利用する銀行・プロバイダによって大きく異なります。以下の表では、主な銀行の仕向送金手数料をまとめて比較しました。

アメリカに送金する際の手数料(受取額が1000ドルになるようにする場合)

銀行/プロバイダ 送金手数料(中継銀行手数料を含む) 為替レート 合計コスト
Wise Wise 1,083円 実際の為替レート 1,083円
みずほ銀行 みずほ銀行 8,000円¹ 為替手数料(1ドルあたり1円)を上乗せした独自のレート² 8,000円+為替手数料
三井住友銀行 三井住友銀行 6,000円(SMBCダイレクト)/6,500円(窓口)³ 為替手数料(1ドルあたり1円)を上乗せした独自のレート 6,000円/6,500円+為替手数料
ゆうちょ銀行 ゆうちょ銀行 2,000円(ゆうちょダイレクト)/4,000円(窓口)⁵※ 為替手数料(具体的な金額は明記なし)を上乗せした独自のレート 2,000円/4,000円+為替手数料
楽天銀行 楽天銀行 1,750円 為替手数料(1ドルあたり25銭)を上乗せした独自のレート 1,750円+為替手数料
りそな銀行 りそな銀行 8,500円 為替手数料(1ドルあたり1円)を上乗せした独自のレート 8,500円+為替手数料
ソニー銀行 ソニー銀行 6,000円¹º 為替手数料(1ドルあたり15銭)を上乗せした独自のレート¹¹ 6,000円+為替手数料
新生銀行 新生銀行 2,000円¹² 為替手数料(1ドルあたり約1円)を上乗せした独自のレート¹³ 2,000円+為替手数料

※ゆうちょダイレクトからのアメリカあて送金の場合、中継銀行手数料は発生しません¹⁴。しかし、窓口からの送金では受取人負担のみとなっています。

銀行で仕向送金をすると高額な送金手数料がかかりがちなことが分かりますね。

しかし、さらに気を付けたいのは為替手数料です。

銀行が海外送金時に使っているのは、実際の為替レートではなく、銀行が独自に定める為替手数料が上乗せされたレートなのです。

例えば、米ドルへの送金の場合、多くの銀行では、1ドルにつき1円の為替手数料が上乗せされた為替レートを使用しています。これは、1000ドルを送りたい場合、実際の為替レートよりも1,000円多めに送金しないといけないということになります。

為替レート 為替レート 1000ドルに相当する日本円
仲値 1ドル=X円 1000X円
みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行など 1ドル=(X+1)円 1000X+1000円

つまり、海外への仕向送金の際には、送金手数料以外にも、為替レートにも気をつけたいところです。海外送金に特化したWiseなら、為替手数料なし、実際の為替レートでいつでも送金ができます。

銀行の仕向送金がこれだけ高いのは一体なぜなのでしょうか。その理由の一つ、銀行の海外向け仕向送金の仕組みを見ていきましょう。

海外あて仕向送金の仕組み

海外の銀行間には、実は直接的なつながりがないことがほとんどです。そのため、海外送金のやり取りが行われる際、銀行はSWIFTと呼ばれる国際的な銀行のネットワークを利用します。SWIFT送金では、途中に中継銀行(仲介銀行、コルレス銀行)を介してお金が送られるのです。

(A国)送金人の銀行 → 中継銀行1 → 中継銀行2 → 受取人の銀行(B国)

場合によっては、2つ、最大で3つもの中継銀行を介する場合もあります。

海外あての仕向送金では、このSWIFT送金の仕組みのために、送金元の銀行が徴収する送金手数料に加えて、各中継銀行も個別に手数料を徴収します。そのため、送金にかかるコストが高額になりがちなのです。さらに、受取人の銀行では受取手数料も発生します。

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海外仕向送金に使われるSWIFT送金の欠点の1つは、どの銀行でどれだけ手数料が取られるかを把握することが難しいことです。送金人があらかじめ中継銀行手数料を負担していたとしても、それよりも多くの金額がかかった場合、送金金額から差し引かれることもあります。

また、複数の銀行が関わっているため、海外仕向送金は着金までに長い時間がかかります。一般的にお金が届くまで3~5日、間に土日祝日などが入った場合は1週間以上かかることもあるんです。(参考:海外送金にかかる日数は?迅速な海外送金の秘訣も紹介!

しかし近年、「高くて遅い」が当たり前だった海外送金の常識を覆す新しい海外送金サービスも誕生しています。その1つがWiseです。SWFT送金とは違う仕組みを利用することによって、海外送金コストを銀行の最大8倍安く抑えています。

より安く、速い新しい海外送金:Wise

Wiseは2019年8月現在、世界500万人のユーザーに利用され、毎月40億ポンドの送金をしている、人気な海外送金サービスの1つです。

Wiseの仕組みはこうです。送金人が自国のWise口座にまずお金を振り込むと、それと同額をWiseが相手の国の自社口座から相手の銀行口座に振り込みます。

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【Wiseの新しい海外送金の仕組み】

送金人(自分)の日本のA銀行口座 → 日本におけるWise口座 ・・・ アメリカにおけるWise口座 → 受取人のアメリカのB銀行口座

つまり、実際の送金は国をまたいでおらず、複数の国内送金が行われていることになります。このため送金手数料が安く抑えられ、中継銀行手数料も原則、発生しません(例外的に、アメリカ以外の米ドル送金、ヨーロッパ以外のユーロ送金、イギリス以外の英ポンド送金、100万円を超える日本への送金ではSWIFT送金を用いることがあります)。

さらに、受け取る側にもお得になる可能性が高いです。というのも、Wise経由で送られてきた海外送金は、国内送金と同じように扱われるため、受け取り銀行でかかりがちな海外送金受取手数料もかかりません。

Wiseが安い理由はもう1つあります。それは、実際の為替レートを使って送金していること。銀行や多くの海外送金プロバイダは、仕向送金の際に為替手数料が上乗せされた独自のレートを採用しています。Wiseでの送金の場合、この為替手数料を心配する必要はありません。

リアルレートでの海外送金が気になる方は、Wiseの外貨送金シミュレーションで、どれくらい安く海外送金できるのかチェックしてみるといいかもしれません。

Wiseの海外送金ステップ

Wiseで海外送金する手順を簡単に説明します。

  1. 口座(アカウント)を開設する(無料)
  2. 送金額や通貨、国を指定する
  3. 送金人(自分)と受取人の情報を入力する
  4. 本人確認を行う(書類のアップロード+郵送による住所確認)
  5. 送金内容を確認
  6. Wiseの日本口座に送金金額を振り込む
  7. あとはお金が相手に届くのを待つだけ。

相手がWiseアカウントを持っている場合は、相手のメールアドレスのみで送金可能です。さらに、初めての送金で10万円以下の場合は、住所確認は送金後に行うことも可能です(2回目以降の送金には住所確認を完了させる必要があります。住所確認が済めば、何度でも送金できます)。

より詳しくは、Wiseの使い方を参照してくださいね。

銀行での仕向送金の手順

では次に、銀行でから仕向送金を行う際の手順を見ていきましょう。最近ではインターネットから送金できる銀行も多いですが、ここでは窓口から送金を行う方法を紹介します。詳しくは銀行での海外送金方法を参考にしてください。

  • 銀行の窓口に行く
  • 必要書類を提出する
  • 海外送金依頼書に必要事項を記入する
  • 担当者による送金手続き

銀行での仕向送金に必要な受取人情報

銀行で海外送金をする際、受取人の情報についても聞かれますので、あらかじめ受取人に確認を取って用意しておきましょう。

  • 受取人の銀行名、支店名、住所(Bank, bank branch, branch’s address)
  • SWIFTコード/BICコード(SWIFT/BIC): 8桁〜11桁のアルファベットと数字により構成される銀行識別コード
  • 受取人の口座番号(Account number)(欧州・中近東の場合は、IBANと呼ばれる数字とアルファベットで構成される口座識別番号が必要です)
  • 受取人の口座名義(Account name)
  • 受取人の住所(Receipent’s address)

銀行での仕向送金に必要な書類

銀行から送金する際、以下の書類が必要になります。

  • 本人確認書類

本人確認書類として、運転免許証、パスポート、保険証、マイナンバーカードなど。外国人の場合は、在留カード・特別永住者証明書。本人確認書類に顔写真がない場合は、2種類の書類が必要になります。

  • マイナンバー確認書類

海外送金の際は必ずマイナンバーの確認が行われます。マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載のある住民票(写し)、法人番号通知書などを用意します。

  • 届け印、通帳

金融犯罪防止のため、現金での海外送金を受け付けていない銀行が増えています。言い換えれば、送金金額は銀行口座から引き落としされるということ。そのために通帳が必要です。

送金額や内容によっては、受取人との関係を証明する書類や送金内容を示した書類(事業用送金の場合は請求書など)、また原資を確認できる書類が必要になる場合もあるので、心配な場合は事前に銀行に問い合わせてみましょう。

仕向送金まとめ

以上、仕向送金について詳しく見てきました。仕向送金は単純に自分から相手にお金を送る、という意味です。海外にお金を送りたいと考えている人は、各銀行の「仕向送金」のホームページを参考にすることになりますね。

銀行の海外仕向送金は送金手数料に加え中継銀行手数料、また為替手数料などが発生するため、合計コストが高額になりがちです。

できるだけ安く、早く、簡単に送金したいと考えている人は、Wiseのような新しい海外送金サービスを活用してみてもいいかもしれませんね。


ソース

  1. https://www.mizuhobank.co.jp/setsumeisho/pdf/gaikoku_soukin.pdf p.3、仕向送金手数料(個人のお客さま用)内、「外貨建送金・円預金・電信送金・他行向送金手数料5,500円」に、「コルレス先支払手数料 2,500 円」を足したもの
  2. みずほ銀行 各国通貨公示相場 「TTS電信売り」から「MIDDLE仲値」を差し引いて計算
  3. 三井住友銀行 外国送金サービス(SMBCダイレクト)「その他の外国送金手数料」内、「送金手数料(海外他行向け)」に「関係銀行手数料」を足したもの
  4. 三井住友銀行 外国送金サービス(SMBCダイレクト)「取扱通貨および為替手数料」参照
  5. ゆうちょ銀行 料金一覧:その他の料金 「口座間送金」の料金を参照
  6. 楽天銀行 送金手数料 「送金手数料」と「海外中継銀行手数料」を足したもの
  7. 楽天銀行 為替コスト
  8. りそな銀行 外国送金のご案内 「2.手数料」の「電信送金手数料」と「支払銀行手数料」を足したもの
  9. りそな銀行 外国為替公示相場 「電信売相場」から「仲値」を差し引いて計算
  10. ソニー銀行 ソニー銀行からの外貨送金「仕向け送金手数料」と「支払銀行手数料」を足したもの
  11. ソニー銀行 為替レート 「ご購入時為替コスト」を参照
  12. 新生銀行 GoRemit 「手数料」内、「新生総合口座パワーフレックスからのお引き落とし 送金手数料」を参照
  13. 新生銀行 現在の為替レート

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