100万円以上の振込にかかる手数料とは?三井住友銀行や三菱UFJなど主要銀行の手数料まとめ
みずほ銀行やゆうちょなど大手銀行の100万円以上の送金にかかる振込手数料を一挙にまとめてご紹介します。
銀行のホームページなどで海外送金について調べると、「被仕向送金」または「海外被仕向送金」という言葉を目にすることが多いかと思います。この用語は「ひしむけそうきん」と読み、海外からの送金の受け取り、を意味します。
この記事では、被仕向送金の仕組み、かかる手数料、そして手数料無料で海外送金を受け取る方法について解説していきます。
海外の銀行と日本の銀行の間には直接的なつながりがないことがほとんどです。そのため、送金などのやり取りが行われる際、銀行はSWIFTと呼ばれる国際的な銀行のネットワークを利用します。SWIFTを介した送金の場合、途中に中継銀行(仲介銀行、コルレス銀行とも)を介してお金が送られるのです。
(A国)送金人の銀行 → 中継銀行1 → 中継銀行2 → 受取人の銀行(B国)
場合によっては、2つ、最大で3つもの中継銀行を介する場合もあります。そして、この中継銀行でも手数料がかかることに注意です。
被仕向送金には、様々な手数料がかかります。
被仕向送金(海外送金の受け取り)にかかる手数料 | |
---|---|
海外送金受け取り手数料 | 海外からの送金を受け取る際に、受取側の銀行(日本の銀行)が課す手数料 |
リフティングチャージ | 同一の通貨(両替なし)の送金を受け取る際に銀行が徴収する手数料 |
為替手数料 | 通貨の両替が行われる際に、通常の為替レートに上乗せして、銀行が徴収する手数料 |
(中継銀行手数料) | 送金先の銀行と受取先の銀行の間に入る中継銀行が徴収する手数料。 |
まず、被仕向送金で最も基本的な手数料として「海外送金受取手数料」がかかります。銀行によって金額は異なりますが、2000円~のところが多いようです。新生銀行など、銀行によっては無料のところもあります(参考:新生銀行で海外送金を受け取るには?手数料やレートを解説!)
送金に両替が伴わない場合、例えば
・送金者が円建で送金して、自分(受取人)が円口座で受け取る場合
・送金者が外貨(例:米ドル)で送金して、自分(受取人)が同一の外貨口座で受け取る場合
などにかかるのが、リフティングチャージ(円貨送金手数料とも)と呼ばれる手数料です。これは通貨の両替がない際に徴収される手数料で、送金人が負担する場合が多いのですが、トラブル防止のためにだれが負担するのかを事前に確認しましょう。
一方で、送金者が外貨建(例:米ドル)で送金して、自分(受取人)が円口座で受け取る場合など、送金時に通貨の両替が生じる時には、為替手数料がかかります。
通常、銀行はTTSレートと呼ばれる独自の為替レートを採用しています。これは、Googleなどで検索したときに表示されるリアルタイムの為替レート(仲値)に、為替手数料を上乗せした金額となっています。例えばみずほ銀行の場合、2019年3月29日の仲値は1ドルあたり111.01円。対して海外送金の両替に使われるTTSレートは、1ドルあたり112.01円となっています。¹
つまり、1ドルあたり1円の為替手数料がかかることになります。アメリカから5,000ドルの送金があった場合、5,000円分が為替手数料として徴収される、受け取り分から引かれるということです。
為替手数料は為替レートに含まれた形で記載されることが多いので、分かりづらい・気づきづらいコストとなっています。このような「隠れコスト」には注意が必要です。
さらに海外送金を受け取る際、中継銀行手数料が引かれる場合もあります。送金人がすでに中継銀行手数料を支払っている場合でも、中継銀行で実際にそれ以上の額がかかった場合は、追加金額を受取人が負担する形となります。
「自分は送金を受け取るだけなのに、こんなに手数料がかかるの?」と思った方も多いかもしれません。受取人のコストを削減し、受け取る金額を最大にしたい人には、Wise(ワイズ)と呼ばれる国際送金サービスがおすすめです。
Wiseを使用した送金では、受取手数料は無料です。つまり受取人が支払うべき金額は一切ありません。さらに銀行とは違い、前述したSWIFTシステムを使わずに送金するので(一部例外あり※)中継銀行手数料が発生することもありません。
※海外から日本へ100万円を超える送金、南アフリカへの南アフリカランド(ZAR)送金、そして米国以外の国に米ドルを送金する際はSWIFT送金ネットワークを用いて送金を行います。
Wiseは実際の為替レートを採用しているので、為替手数料もかかりません。送金前のシミュレーションで表示される送金手数料以外の手数料はかからないので「隠れコスト」が生じることもなく、透明性の高い送金・受取の方法といえますね。受取金額を最大にしたい人は、ぜひ送金人に「Wiseで送って」と頼むといいかも知れません。
利用者数は世界で400万人以上を超えており、毎月の利用額は30億ポンド(日本円で約4160億円)を上回ります。
Wiseで海外からの送金を受け取る方法はいたって簡単です。受取人は、Wiseのアカウントを開設する必要はありません。送金相手に自分の名前・銀行口座情報・住所などを伝えれば、あとは相手がWiseを使って送金するのを待つだけです(送金者はWiseのアカウントを開設する必要があります)。
簡単にお金を受け取れるのもWiseの魅力ですね。Wiseについてもっと詳しく知りたい方はこちら。
以上「被仕向送金」について詳しく見てきました。被仕向送金とは、海外からの送金を受け取ること、を意味します。
送金を受け取る際には受取手数料だけではなく、リフティングチャージや為替手数料、中継銀行手数料など、様々なコストがかかってくる場合があります。被仕向送金の仕組みを理解したうえで、Wiseなどの国際送金サービスを利用するなどして、安く安心して海外送金を受け取れるといいですね!
ソース
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