一時帰国時の免税のやり方を徹底解説!開封してしまった際の対応や条件まで

Yuyuki Tanno

日本に一時帰国した際、外国に居住していれば免税(タックスフリー)の恩恵を受けられるのでしょうか。結論からいうと、日本の非居住者であれば、免税の対象となります。

この記事では、一時帰国時に免税を受けるための条件や、具体的な免税手続きについて解説します。また、海外との送金や送金受け取りに活用できるWiseのサービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

目次🔖
  • タックスフリー(免税)とは?
  • [最新版] 一時帰国中に日本人が免税を受けるための条件
  • 1.帰国時にパスポートに入国スタンプをもらう
  • 2.一時帰国中に免税店で買い物をする
  • 3.空港での税関で出国時に必要な書類を提出する
  • 一時帰国時の免税に関する質問
  • 海外送金や外貨決済するなら:Wise
  • まとめ
  • タックスフリー(免税)とは?

    タックスフリー(免税)とは、物品を購入した際の消費税が免税になることです。街中のドラッグストアやファストファッションの店舗などで「TAXFREE専用レジ」がある場合もあります。免税の対象になれば日本でお得に買い物ができるので、その条件を確認していきます。

    [最新版] 一時帰国中に日本人が免税を受けるための条件

    一時帰国中に日本人が免税を受けるための条件は、以下の3つです。

    日本の非居住者であること

    大前提は、日本の非居住者となっていることです。非居住者とは「日本に住民票がない人」で、住民票の扱いから考える場合、日本に1年以上住んでいない人や、海外転出届を出して住民票を抜いている人を指します。

    しかし免税の対象になる非居住者とは、以下に該当する日本人のみです。このルールは2023年4月1日から更新されています。

    ■日本国籍を有する非居住者

    ・国内以外の地域に引き続き二年以上住所又は居所を有することを在留証明又は戸籍の附票の写しにより確認がされた者※

    ※在留証明、戸籍の附票の写しは、免税購入対象者が最後に入国した日から起算して6月前の日以後に作成されたものにて確認する必要があります。

    引用元:観光庁「消費税免税制度改正のお知らせ(令和5年4月1日施行)」

    画像引用:観光庁「<日本語版>全体向け 改正周知ツール」

    なお、海外に2年以上住むことを前提に出国したものの、2年経たない間に一時帰国した日本人は、免税の対象にはなりませんので注意が必要です。また、免税資格があるかどうかを、戸籍の附票の写しもしくは在留証明で確認できることも必要となります。

    一般物品や消耗品を1日あたり1店舗で税抜5,000円以上購入すること¹

    購入する品物にもルールが設けられています。免税の対象になるのは、生活の中で利用する一般物品や消耗品に限られており、事業用や販売用などの品物は免税となりません。また、1日あたり1店舗で税抜5,000円以上購入することが求められます。購入額が少ないと免税の対象にはならないので、ここでも注意が必要です。

    さらに消耗品の場合は、5,000円以上50万円以内という上限も設けられています。大量に買いすぎても免税の対象外になってしまうので、購入日を分けるなどの工夫も必要かもしれません。

    消耗品は日本で開封せず、30日以内に海外へ持ち出すこと¹

    消耗品に関しては、日本で開封せずに30日以内に海外へ持ち出すことも条件です。一時帰国が長引いた場合には、免税対象から外れてしまう可能性もあります。

    ではここから、具体的に免税を受ける手順をみていきましょう。

    1.帰国時にパスポートに入国スタンプをもらう

    まずは日本に帰国した際、パスポートに入国スタンプを押してもらいます。

    2.一時帰国中に免税店で買い物をする

    次に、以下の手順で免税店で買い物をしましょう。

    手順1:買いたい商品を、5000円以上をまとめて選ぶ

    免税対象となるよう、1店舗につき5,000円以上の商品を選びます。単価の安い品物ばかり選ぶと、大量の荷物になる可能性がありますね。

    手順2:会計をする際、免税をしたい旨を伝え、パスポートを提出

    会計時に「免税手続きをお願いします」とレジで伝えて、パスポートを見せてください。すると免税手続きが必要な人だとわかり、詳しく案内してもらえます。店舗によっては「免税手続き専用レジ」がありますので、こちらを利用するようにしましょう。

    なお2023年4月1日からは「Visit Japan Webサービス」が利用できます。このサイトで表示される二次元コードを免税店で読み込めば、パスポートの情報が提供できるというもの。パスポートを持ち歩かずに済むので活用するとよいでしょう。

    手順3:税抜価格のみを支払う

    会計時は税抜価格で計算してもらいます。消費税の支払いは必要ありません。

    手順4:必要書類と購入した免税品を受け取る

    最後に、免税手続きに必要な書類と購入した免税品を受け取ります。この書類は出国時まで大切に保管しておきましょう。

    3.空港での税関で出国時に必要な書類を提出する

    そして一時帰国を終えて出国する際、空港の税関でパスポートを提示し、免税店で預かった書類を提出します。問題がなければ以上で手続きは終了です。

    一時帰国時の免税に関する質問

    ここからは、一時帰国時の免税に関して、よくある質問に答えていきましょう。

    Q1. 一時帰国時の免税手続きを税関で忘れた場合は?

    一時帰国時の免税手続きを忘れてしまったら、結果的に消費税を納めなければいけなくなります。必ず税関に申告するようにしましょう。

    Q2. 免税品を開封してしまった際は?

    一般物品は開封してしまってもかまいません。しかし消耗品を開封してしまうと、消費税の対象となりません。

    Q3. 全ての免税店で日本人も買えるのですか?

    TAX FREEショップは日本に住んでいる日本人は利用できません。しかしDUTY FREEショップであれば、国内在住の日本人でも利用できる店舗があります。

    Q4. 日本の免税には色々な種類がありますか?

    免税店には「TAX FREE」と「DUTY FREE」の2種類があります。TAX FREEショップは消費税のみが免除され、DUTY FREEショップは消費税だけでなく、関税や酒税、たばこ税も免税になります。

    海外送金や外貨決済するなら:Wise

    日本と海外を行き来する人は、日本円や外貨を海外送金したり、その送金を受け取ることがあるかもしれません。また海外でクレジットカードやデビットカードを利用する人が多いでしょう。

    海外送金は高額な海外送金手数料がかかると思われがちですが、Wiseのサービスを使えば、よりお得に送金ができるかもしれません。

    The true cost of sending JPY to USD

    このように、Wiseを利用すれば、比較的少ない海外送金手数料と、為替手数料のない実際の為替レートで送金や送金受け取りが可能になります。

    さらに、米ドルやユーロなど該当通貨の受け取りなら無料でできるほか、口座情報も取得できるので、日本にいながらでも現地の銀行口座があるかのように柔軟に利用できるのです。

    詳しいやり方はWiseマルチカレンシー口座の使い方をご覧ください。

    ここでWiseデビットカードも紹介しましょう。小カードでは、約50もの通貨を管理できるだけでなく、格安の手数料で外貨に両替してそのまま決済できます。

    日本に一時帰国した際にも、日本円をWise内で保有していたら、外貨両替や手数料なく、そのままカードで決済できるので便利です。

    また、街中のATMからの出金も、月2回かつ30,000円相当額までの引き出しであれば、手数料無料で行えます。詳しいやり方はWiseデビットカードの使い方をチェックしてみて下さい。

    Wiseの会員登録・使い方

    1. Wiseホームページからアカウント登録
    2. 本人確認を行う(海外在住の場合は海外の本人確認書類が、日本国内在住の場合はマイナンバーが必要です)
    3. アカウント作成が完了します

    Wise無料会員登録💡

    まとめ

    海外から一時帰国した日本人は、2年以上海外に住んでいれば免税店を利用できます。品物を購入する際は1日あたり1店舗につき5,000円以上購入する、消耗品は開封しないなどの条件があるので、あらかじめ確認をしておくと良いでしょう。

    また日本や外国での買い物時には、Wiseのデビットカードも活用できます。よりお得に、日本滞在を楽しんでみて下さい。

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  • ソース

    1. Japan. Tax-free Shop | ? 免税店とは

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    Yuyuki Tanno
    2023年4月21日 9分で読めます

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