Revolut(レボリュート)で海外送金する方法とは?送金にかかる手数料や送金上限などをご紹介!
Revolutでの海外送金の手数料や上限、送金ができない理由とその対処法についても詳しく解説します。これからRebolutで海外送金をするという方は必見です。
グローバル化が進み、国境を超えたお金のやり取りや複数の通貨の保有なども一般的になってきました。そこで話題になっているのが国際的なデジタル銀行のRevolutです。
Revolut(レボリュート)では、海外送金や手数料無料の通貨両替、外貨のまま決済できるデビットカードなどが利用可能。3つの会員プランがあるので、ニーズに合わせて便利に使えると人気を集めています。
この記事では、そんなRevolutについて、手数料からアカウントの開設方法まで詳しく解説していきます。「レボリュートが気になるけど使い方がわからない」という人は必見です。
さらに、透明性の高い手数料で送金できるWiseの海外送金と、外貨決済に特化したWiseデビットカードについても触れていきます。
目次🔖 |
---|
Revolut(レボリュート)は、イギリス発のデジタル銀行・海外送金サービスです。2015年にサービスを始めた比較的新しい企業ですが、既に利用者数は3000万人を超えており、ヨーロッパを中心に人気があります。¹
Revolutは、複数の通貨を同時に所有し、アプリ1つで残高管理・両替・送金などを行えるのが特徴。また、デビットカードを発行して、支払いに使うこともできます。
日本では2020年にサービス開始。海外旅行や出張の機会が多い人、海外のクライアントとやり取りすることの多い人、そしてより安く海外送金したい人などから注目され、順調に人気を拡大しています。
日本のレボリュートでは、3つの会員プランが利用できます。それぞれ会費や手数料、享受できるサービスなどに違いがあるので、ニーズに応じて選択できます。²
スタンダード³ | プレミアム⁴ | メタル⁵ | |
---|---|---|---|
会費 | 無料 | 月額980円または年額9,800円(前払) | 月額1,980円または年額19,800円(前払) |
入金(チャージ)手数料 | 無料(一部カード利用の場合は1.7%) | 無料(一部カード利用の場合は1.7%) | 無料(一部カード利用の場合は1.7%) |
デビットカード発行手数料(1枚目) | 無料 | 無料 | 無料(メタルカード発行可能) |
カード配送料(1枚目) | 無料(通常配送) | 無料(速達配送) | 無料(速達配送) |
バーチャルカード発行手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ATM引き出し手数料 | 月25,000円まで無料、それ以降は超過額の2% | 月50,000円まで無料、それ以降は超過額の2% | 月100,000円まで無料、それ以降は超過額の2% |
Revolutアカウント間の送金 | 無料 | 無料 | 無料 |
国内の銀行口座に送金 | 1ヶ月1回あたり10万円までの送金は無料、それ以降は超過額の2% | 1ヶ月1回あたり10万円までの送金は無料、それ以降は超過額の2% | 1ヶ月1回あたり10万円までの送金は無料、それ以降は超過額の2% |
海外の銀行口座に送金 | 無料(中継銀行手数料が発生する場合あり) | 無料(中継銀行手数料が発生する場合あり) | 無料(中継銀行手数料が発生する場合あり) |
両替手数料 | 為替市場営業時間内かつ月750,000円までなら無料 | 為替市場営業時間内なら無料 | 為替市場営業時間内なら無料 |
キャッシュバック | なし | なし | 1%(5,000円/月まで) |
飛行機遅延時のラウンジ無料利用 | なし | 本人+1名 | 本人+3名 |
ラウンジ割引利用 | なし | あり | あり |
カスタマーサポートの優先対応 | なし | あり | あり |
このように、Revolutは無料プランでも条件を満たせば海外送金や通貨の両替が無料で行えるという利点があります。利用限度額を増やし、ラウンジ利用などの便利なサービスも使いたいという人は、プレミアムやメタルなどのプランを検討しても良いでしょう。
ではここから、Revolut(レボリュート)の手数料を、項目ごとにより詳しく見ていきましょう。
スタンダード³ | プレミアム⁴ | メタル⁵ | |
---|---|---|---|
1枚目 | 無料(通常配送) | 無料(速達) | 無料(速達) |
2枚目以降 | 送料 500円(通常配送) 送料 2,000円(速達) | 送料 2,000円(速達) | 発行料 6,000円 送料 2,000円かかる場合も(速達) |
更新⁶ | 無料(通常配送) | 無料(通常配送) | 無料(通常配送) |
バーチャルカード | 無料 | 無料 | 無料 |
レボリュートの最も便利な機能といえばデビットカード。Revolutのデビットカードは、どの会員ランクでも1枚目は無料発行できます。全部で6枚まで発行することができますが、2枚目以降は送料や手数料がかかるので気をつけましょう⁷。
なお、カードの更新やバーチャルカード(番号のみが発行されるオンライン決済用の仮想のカード)の発行は無料です。最大発行枚数は20枚となっています⁷。
ちなみに、プレミアムプランとメタルプランでは、カードのデザインを自分好みにカスタマイズできる機能も。カスタムカードの手数料は注文時にアプリで確認できます。また、メタル会員は金属製のメタルカードを発行できます。
スタンダード³ | スタンダード³ | プレミアム⁴ | プレミアム⁴ | メタル⁵ | メタル⁵ |
---|---|---|---|---|---|
月25,000円相当まで | 月25,000円相当以上 | 月50,000円相当まで | 月50,000円相当以上 | 月100,000円相当まで | 月1000,000円相当以上 |
無料 | 超過分の2% | 無料 | 超過分の2% | 無料 | 超過分の2% |
Revolutカードを使ったATMの引き出し手数料は、プランによって定められた月毎(※)の利用額以内であれば無料です。その利用額を超過した場合、超過分の2%が手数料としてかかります。
※月サイクルの定義は「契約日から翌月の応当日の前日までの期間」及び「その後における月次ごとの期間」となっています。(例:契約日が8月10日の場合、8月10日〜9月9日、9月10日〜10月9日、…というふうに計算されます)
例えば、スタンダードプランで月に50,000円相当を引き出したとします。無料利用範囲を超えた分、25,000円の2%である500円が手数料としてかかる計算です。
なお、ATMから出金ができるのは、銀行振込またはデビットカードからチャージした残高のみなので、注意が必要です⁸。
Revolutでカード払いや現金引き出しを利用するには、まずはアカウントに資金をチャージする必要があります。資金のチャージ方法は、
があります⁹。チャージ手数料は全プラン共通で、以下の通り³⁻⁵。
銀行振込 | カード | 他のユーザーからの送金 |
---|---|---|
無料 | 一部のカード利用で1.7%、それ以外は無料 | 無料 |
銀行振込でチャージする場合、Revolut側では手数料はかかりませんが、利用する銀行によって振込手数料などがかかる場合があります。
また、次のカードを使ってチャージする際には、チャージ額の1.7%が手数料としてかかります。
裏を返せば「日本国内で発行された個人用のVisaデビットカード」を使ってチャージすると、手数料が無料となります。
Revolutのチャージ方法の記事もこちらから参考にしてみてください。
Revolutでは、所有している通貨を別の通貨に両替することもできます。さらに外貨だけではなく貴金属を売り買いすることも可能です。
両替の手数料は、時間帯(ニューヨークの為替市場の営業時間に左右されるため)と、月々の両替額(スタンダードプランの場合のみ)に左右されます。
スタンダード³ | プレミアム⁴ | メタル⁵ | |||
---|---|---|---|---|---|
月75万円まで | 月75万円以上(※) | ||||
為替市場営業時間内 | 通貨 | 無料 | 0.5% | 無料 | 無料 |
為替市場営業時間内 | 貴金属 | 1.5% | 2.0% | 0.5% | 0.5% |
為替市場営業時間外 | 通貨 | 1% | 1.5% | 1% | 1% |
為替市場営業時間外 | 貴金属 | 1.5% | 2.0% | 0.5% | 0.5% |
※月75万円を超過した額に対し、追加で0.5%の手数料がかかる。
この表を見ると、プランに関わらず、為替市場営業時間外の通貨の両替は1〜1.5%の手数料がかかることが分かります。この為替市場とは、日本と大きな時差があるニューヨークの市場を基準としているため、両替する際は時間帯に気をつけましょう。
Revolutにおける為替市場の営業時間とは、ニューヨーク時間で金曜日17:00から日曜日18:00までを除く時間を指します。
また、スタンダード会員の場合、月に75万円相当を超える金額の両替を行う場合、超過分に対して0.5%の為替手数料がかかります。多額の両替取引がしたい人は、プレミアムやメタル会員を検討してみる価値があるでしょう。
送金相手 | 手数料 |
---|---|
海外のRevolutユーザーへの送金 | 無料 ³⁻⁵ |
海外層の銀行口座に送金 | 無料(※)³⁻⁵ |
※ただし、受け取り先の銀行や中継銀行による手数料が発生する場合あり。
Revolutでは、全プランで海外送金が無料で利用できるのが大きな特徴です。海外のレボリュートアカウント宛の送金はもちろん、銀行口座宛の送金でも無料。ただし、通貨の両替が生じる場合には、上で解説した両替手数料がかかるので気をつけましょう。外貨の残高があれば、外貨のまま送金も可能です。
また、レボリュート側の手数料は無料ですが、送金を受け取る側の銀行や中継銀行などが別途に手数料を徴収する場合があります。これはいくらかかるのかが実際に送金してみるまで分からないため、相手が期待していた額を受け取れなかったという事態が生じてしまう可能性があります。
このようなトラブルを防止するため、Revolutでは「Pay All Fees」機能によって、前払で低額手数料を払い、受取人の受け取り金額を確定させることができます³⁻⁵。
Revolutの他にもWiseの海外送金なら、送金前のシミュレーションで手数料と相手の受取額をしっかり確認することができます。それ以上の手数料がかかることはないため、透明性が高い送金方法となっています。
Revolutでは、日本国内の銀行口座宛に送金することも可能です。
送金回数と金額 | 手数料 |
---|---|
月1回かつ送金合計額10万円まで | 無料³⁻⁵ |
月2回目以降または送金合計額10万円超 | 超過分の2%³⁻⁵ |
国内送金は月に1回かつ10万円以内までの送金であれば、無料で利用できます。2回目の以降の送金や、月々の合計送金額が10万円を超えた場合の超過分に関しては、2%の手数料がかかります。
レボリュートの手数料体系が理解できたら、早速口座(アカウント)の開設方法を見ていきましょう。日本でRevolutアカウントを持つためには、以下の条件を満たす必要があります。¹⁰⁻¹¹
まずはスマートフォンからRevolutのアプリをダウンロードしましょう。アプリを開いたら、会員登録に進みます。登録は無料です。
アカウント開設の段階で入力する個人情報は以下の通り。なお、必ず本人確認書類と一致するよう、間違いのないように記入しましょう。
アカウントの開設が済んだら、必ず本人確認を行う必要があります。本人確認を完了させていないとRevolutの機能のほとんどが利用できないので、アカウントを作ったらすぐに完了させてしまうことがおすすめです。
本人確認では、以下のいずれかの書類と自分の顔(セルフィー)の写真をアプリ内でアップロードするだけでなので簡単です。受付できる本人確認書類には以下のようなものがあります(状況によっては他の書類でも受け付けてもらえる場合もあるようです)。¹²
本人確認も済ませたら、早速Revolutカードを発行してみましょう。¹³
バーチャルカードの場合、この段階で即時にカード番号が発行され、オンラインでのショッピングに利用可能になります。リアルカードの場合は、配送先として登録されている住所が正しいかを確認し「カードを注文」をクリックしてください。ここで、カードの暗証番号(PIN番号)4桁を設定します。
リアルカードが手元に届いたら、実際に使う前に有効化する必要があります。「カード」タブを開き、16桁のカード番号を入力してアクティベートを完了させましょう。¹⁴
手数料が安く、ランクに応じて様々なサービスが利用できる便利なRevolutですが、利用の際には注意したい点もあります。
上記でも見たように、Revolutは基本的に手数料無料で通貨間の両替が行なえます。しかし週末(ニューヨーク時間の金曜17:00から日曜18:00)は為替市場が営業していない時間帯となるため、1〜1.5%の手数料がかかってしまうことに気をつけましょう。
特に、日本とニューヨークは時差が大きいので要注意です。
Revolutを使って海外送金を行う場合、送金の受取人の銀行、または中継銀行(送金銀行と受取銀行の間をつなぐ銀行)で、追加の手数料が引かれる可能性があります。中継銀行手数料は15〜50ドル程度であることが多いですが、必ずしもこの範囲であるとは限りません。¹⁵
Revolutに代わる海外送金・多通貨管理サービスをお探しならWiseを検討してみてもいいかも知れません。
Wiseでは格安の送金手数料でオンラインで海外送金を行うことができます。送金の手数料は事前にシミュレーターで確認することができ、それ以外の「隠れコスト」が発生することはありません。中継銀行手数料などを気にすることなく、相手の受取額を送金前に確定させることができます。
また、Wiseの送金は常に実際の為替レートで行われるため、為替手数料を気にする必要はありません。これはもちろん、夜間や週末でも同じ。24時間いつでもアプリから簡単でお得に海外送金ができます。
Wiseでは海外送金の他にも、1つのアカウントで約40通貨を保有・管理・両替できるマルチカレンシー口座のサービスが利用できます。
米ドルや英ポンド、ユーロなどの該当通貨に関してはその国の口座情報を取得することで、手数料無料で海外送金を受け取ることができるようになります。
マルチカレンシー口座内の資金は、デビットカードを使って外貨のまま決済に利用することができます。外貨の残高がなくても、日本円などから自動的に両替して決済することができます。この時も実際の為替レートと格安両替手数料となります。
Wiseカードは発行手数料が1回限りで1,200円かかりますが、年会費などはありません。
【あわせて読みたい】 |
---|
以上、Revolut(レボリュート)の使い方を詳しく見てきました。複数の通貨アプリ1つで管理し、海外送金や両替を簡単に行えるのでとても便利なサービスです。手数料が安いことで人気ですが、利用前にしっかり手数料体系を把握しておきましょう。
特に両替手数料と海外送金手数料には注意が必要です。Revolutでは、ニューヨーク時間の週末に為替手数料がかかります。また、中継銀行などの事情により思わぬ手数料が発生する場合もあります。
海外送金にはRevolut以外にも様々なサービスがあります。例えば、常に実際の為替レートと格安の送金手数料で送金を行うWiseなどのサービスも検討してみると良いでしょう。Wiseなら約40通貨を保有・管理・両替できるマルチカレンシー口座や、外貨決済に特化したデビットカードなども利用できます。
比較・検討した上で自分のニーズに合ったサービスが見つかるといいですね。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。
Revolutでの海外送金の手数料や上限、送金ができない理由とその対処法についても詳しく解説します。これからRebolutで海外送金をするという方は必見です。
NABでのインターネットバンキングやアプリでの送金方法、海外送金の手数料など、知りたい情報をまとめて解説します。
Zelleとは?海外送金の可否や日本で使えるかなどを解説します。日本にお住まいの方向けの海外送金サービスもご紹介するので必見です。
シンガポール発の送金サービス「Instarem」とは?海外送金の方法やInstaremの使い方などまとめて解説します。これから送金しようと思っている方は必見です
ATMで100万円以上の振込を行う方法と注意点を解説。銀行ごとに異なる現金・キャッシュカード別の振込限度額や注意点もわかりやすく記載しています。
100万円以上の高額振込を安全かつ確実に行うための方法を解説します。ATM、インターネットバンキング、窓口での手続きの違いや手数料、限度額、注意点を詳しく紹介。