Wise (旧TransferWise)での、海外送金受け取り方法を徹底解説

Yuyuki Tanno

Wise (ワイズ)でお得に海外送金を受け取りたいけど、やり方がわからない!」

このように悩んでいる人も多いかもしれません。しかし実際はとってもシンプル!誰でも簡単に送金を受け取れます。

例えば、Wise (旧Wise)で、イギリスやヨーロッパ、シンガポール、オーストラリアなどの該当9ヶ国から送金を受け取りたい場合、受取人側がWiseを使うことで受け取り手数料無料で外貨のまま、簡単にお金を受け取れます。

反対に、それ以外の国からの送金を受け取りたい場合は、送金人側にWiseを使ってもらうことで、格安の海外送金でお金を受け取ることができます。

このように、受け取り側にもたくさんのメリットがあるWiseで、海外送金をお得に受け取る方法をこの記事で解説します。

🔖目次

Wiseで海外送金を受け取る2つの方法

以下の表で、2パターンあるWiseでの海外送金受取方法についてまとめています。

送金国/送金通貨方法
イギリス(GBP)、カナダ(CAD)、ヨーロッパ(EUR)、オーストラリア(AUD)、ニュージーランド(NZD),シンガポール(SGD)、ルーマニア(RON)、トルコ(TRY)、ハンガリー(HUF) (該当9通貨)受取人側が、Wiseを使って外貨のまま、受取手数料無くお金を受け取る
それ以外の国・地域送金人側にWiseを使ってもらうことで、格安の海外送金でお金を受け取る

方法1: 受取人側が、Wiseを使って外貨のままお金を受け取る (9通貨)

受取人が主要9通貨からの送金を受け取りたい場合、Wiseを使って外貨のまま受け取り手数料無料で受け取りましょう

1. Wiseの会員登録をする

Wise使い方の記事を参考に、会員登録と本人確認が済んでいない人はまずWiseに登録してください。

2. Wiseアカウントから受け取りたい通貨の残高を開く。

ウェブまたはアプリから、Wiseにログインします。

ホーム画面にある、残高の「+開く」をクリックしましょう。

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「開く」をクリック後、今回は受け取りをしたいため、「残高」を選択します。

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ここで、該当9通貨のうち、受け取りたい通貨を選び、承認してください。今回は、カナダからカナダ・ドルを受け取りたいとします。

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「CAD残高の口座情報を取得する」をクリックして、口座情報を取得しましょう。

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こうして簡単にCAD口座情報が取得できました。

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3. 取得した口座情報を送金人伝える

Wiseで選択した通貨を受け取るために、今取得した口座情報を送金人に伝える必要があります。

「お客様のCAD口座情報」をクリックすると、Wiseから付与された該当国の口座情報が表示されます。

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※カナダからの送金を受け取るので、「カナダ国内」を選択するようにしましょう。「カナダ以外の国」を選択すると、『カナダ国外からカナダドルを受け取る』という意味になって、手数料が高くなります。

その後、上のような、取得した口座情報(口座名義人、銀行番号、口座番号、トランジットナンバー)を間違いのないように送金人に伝えましょう。

あとはこの口座に、送金人がお金を振込むのを待つだけです。カナダからカナダへ送金していることになるので、国内送金となり、Wiseで受取手数料はかかりません

送金で受け取った資金は、他の通貨にWise内で格安手数料で両替できるため、必要がある場合はそちらの機能を使ってみても良いかもしれません。

Wise無料会員登録💡

方法2: 送金人側にWiseを使ってもらい、格安の海外送金でお金を受け取る (9通貨以外)

Wiseを利用すれば、送金人が上記の該当9ヶ国以外から送金する場合でも、お得で簡単に海外送金が受け取れます。

その際には、受取人ではなく、送金人側がWiseを使用することが必要になります。

それでは、送金人がどのようにWiseを使って海外送金を行うのか、受取人が送金人に伝えるべき情報は何かを見ていきましょう。

送金人がWiseを使用する場合

Wiseの使い方は簡単です。スマートフォンかパソコンからオンラインで手続きを済ますことができますよ。

  1. Wise登録・ログインする
  2. 送金したい金額、または相手の受取金額を指定
  3. 送金の目的を選択
  4. 受取人の情報(銀行口座情報やメールアドレス)を入力
  5. 入金方法(銀行振込またはデビットカード)を選択
  6. 内容を確認して入金
  7. 以上で送金手続きは完了!受取人は自分の銀行口座に送金を受け取ることができます

より詳しい送金の方法は、Wiseの使い方から確認できます。送金人側がWiseの使い方に困っていたら、この記事を送ってあげるといいですね。

受取人が送金人に伝えるべき銀行口座情報

送金人がWiseで送金手続きを進める際に、下のスクリーンショットのように、受取人の銀行口座情報を入力する必要があります。

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なので、受取人は、必要情報を送金人に間違えのないように伝える必要があります。

少しでも口座番号や名前が間違っていると、送金に遅れが生じたり、最悪の場合お金を受け取れないこともあるため、気をつけましょう。

  • 自分の銀行口座名義のフルネーム(通帳1ページ目や銀行のキャッシュカードの表記通りに。通常カタカナ表記であることが多いです)
  • 口座番号
  • 口座種別(普通預金(Savings Account)、当座預金(Checking Account)、貯蓄預金(Savings Deposit))
  • 自分の銀行名、銀行コード
  • 支店名、支店コード
  • (100万円を超える送金の場合)自分の銀行のSWIFTコード/BICコード
  • Wiseの海外送金にかかる時間は?

    受け取りまでにかかる時間は通貨や送金先の国にもよります。しかし多くの場合、送金人が送金依頼をしてから即日~1営業日以内にお金が口座に振り込まれます。

    Wiseを使って、海外送金受け取りをするメリット

    リアルレート

    ほとんどの銀行や海外送金サービスは、為替手数料を上乗せしたレートで両替しています。そのため、受け取れる金額が少なくなってしまうことも。Wiseなら、実際の為替レートで両替された送金を受け取ることができます。

    海外送金受け取り手数料がかからない

    通常の銀行の海外送金では、送金を受け取る側も受取手数料を支払う必要がある場合が多いです。

    Wiseではその送金の仕組みによって、日本国内からの振込を受け取るのと同じように海外送金を受け取れるので、主要9通貨では特別な海外送金受取手数料がかかりません。

    簡単に9ヶ国の現地口座情報を取得できる

    上記でも見たように、Wiseを利用すればどこからでも、ウェブやアプリを使って簡単に主要9通貨の口座情報を取得し、お金を受け取ったり送金したりできます。

    全てオンライン上で完了するため、仕事や学校などで忙しい人にもおすすめです。詳しい取得方法などは、こちらの記事を参考にしてみて下さい。

    短時間でお金を受け取れる

    銀行の海外送金はSWIFTという仕組みを利用しています。そのため着金までに長い時間がかかることがほとんど。Wiseは世界各国の口座を繋ぐネットワークを構築しているため、通常送金人が送金依頼をしてから即日~1営業日以内にお金が口座に振り込まれます。

    送金人にとってもお得

    Wiseを使えば、銀行よりもお得なコストで送金できるかもしれません。気になる方は、一度海外送金シミュレーションをしてみましょう。

    まとめ

    この記事では、Wiseで送金を受け取る2種類の方法を解説してきました。
    以上のことをまとめると、

    1. ユーロ、英ポンド、オーストラリアドル、NZドル、シンガポールドル、カナダドル、トルコリラ、ルーマニアレイを送金人が送る場合:受取人がWiseを使って外貨のまま受け取る

    2. それ以外の通貨を送金人が使う場合:送金人がWiseを使って海外送金

    の、2パターンあることがわかります。

    そのため、送金人の通貨が該当9カ国に当てはまる場合は、1番目の方法を使うといいでしょう。国内振込と同じなので、受け取り手数料が無料で済みます。

    逆に、送金人の通貨が該当9通貨に当てはまらない場合は、2番目の方法を使いましょう。送金人は、Wiseの格安の送金手数料実際の為替レートで、海外送金を行うことができますよ。そして受取人は自分の銀行口座に受け取ることができます。

    さらに、Wiseは為替手数料が上乗せされていない実際の為替レートを使用しているため、受取人だけでなく、送金人にとってもお得で便利なサービスであるといえます。
    海外送金を受け取る予定がある人は、送金人に「Wiseでお金を送って欲しい」などと、お願いしてみるのもいいですね。

    リアルレート海外送金:Wise🚀

    Wise for sending money


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