DCC決済とは?クレジットカードやデビットカードを海外で利用するときの注意点や対応方法

Hikaru Osaka

海外で滞在するとき、両替所やATMの利用など、現地通貨へ両替する方法は多様です。

海外旅行や出張の際、現地でクレジットカードやATMを使うと「現地通貨」と「日本円」で支払う選択肢が表示されることがありますが、これが「DCC(外貨建てクレジットカード決済)」です。

DCC決済はほかと比べてどんなメリット・デメリットがあるのか、どのような仕組みなのかなど、本記事で詳しく説明していきます。

また、手数料を抑えたい人にお勧めのWise(ワイズ)デビットカードについても後ほど説明します。

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目次 🔖
※本記事の情報は2025年10月27日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見、最新の情報が必要とされる場合、サービスの提供元やその他の専門家にお問い合わせください。

DCC(外貨建てクレジット決済)とは?

DCC(外貨建てクレジット決済)とは?

DCC(外貨建てクレジット決済)決済とは「Dynamic Currency Conversion」の頭文字をとっており、自国の通貨でカード決済や、ATMでの引き出しを行うことを指します。

カード決済を行うとき、通常は銀行の為替レートを用いて、その国の通貨で決済します。しかし、DCC決済は日本円のまま決済を行うため、銀行やクレジットカード会社からの為替手数料がかかりません。その代わり加盟店側が設定したレートに手数料が上乗せされる場合があります。

通常は、請求時にレートが共有されるため、実際にいくら払ったかは後々分かるのですが、DCC決済はその場で金額が分かります。即時に自分の払った金額を把握したい人にオススメです。


DCCの仕組み:誰が為替レートを決めるのか?

DCCの仕組み:誰が為替レートを決めるのか?

DCCを管理しているのはカード会社ではなく、一般的にATM運営者・オーナーや小売店です。通常はクレジットカードや銀行が獲得する為替手数料ですが、加盟店が独自にレートを設定できるため、通常より高い利益を得る仕組みになっています。

DCCの仕組み¹:

  1. DCCの選択:DCC対応カードを利用する場合のみ選択が可能です。。自国通貨、もしくは滞在国の通貨で支払うかの、いずれかを選べます。
  2. 換算:Global Blueのような加盟店やATM運営者が定めた固定為替レートへと換算されることに加え、サービスの手数料がかかります。
  3. 取引完了:DCC取引の情報が見られる領収書を販売スタッフから渡され、完了です。
関連ページ 💡 海外でも使えるおすすめのデビットカード10選:手数料・サービスを徹底比較

DCC決済における注意点:常に現地通貨で取引をするのがベスト

DCC決済における注意点:常に現地通貨で取引をするのがベスト

DCC決済で注意する必要があるのは、ATM運営者やオーナーが手数料を定められる点です。不利なレートや高額な手数料を取られる場合もあるため、DCCではなく、なるべく現地通貨で取引するのがオススメです。

5,000円をユーロのATMにて交換しようとした場合、金額は次の通りです。今回はお店側から3%上乗せされるシナリオで計算していますが、お店によって5%加算されることもあります。

Global Blue(DCC決済)と三井住友 Visaカード(通常の決済)の比較:

DCC決済(Yesを選択)²為替レートでの換算(Noを選択)³ ⁴
レート・100円で約0.557ユーロ

・5,000円で約27.58ユーロ

・100円で約0.576ユーロ

・5,000円で28.8ユーロ

その他手数料・Visaクレジットカードの事務手数料3.63%

・お店側からの上乗せ手数料3%

・約25.75ユーロ(※1)

・Visaクレジットカードの事務手数料3.63%:約27.75ユーロ
仲値に対してチャージされている金額・約1.31ユーロ(約4.7%)・約0.31ユーロ(約1.1%)

※2025年10月27日時点のレート。仲値は100円=約0.561ユーロ、5000円=約28.05ユーロです。

※1DCC決済の「その他手数料」は同時に発生することを見込み、計算しています。時に発生するコストかは、お使いのクレジットカード会社に直接ご確認ください。

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お得なレートと低い手数料で現地通貨が使える:Wise(ワイズ)

お得なレートと低い手数料で現地通貨が使える:Wise(ワイズ)

DCCの隠れたコストを避け、お得な為替レートで海外決済を行いたいなら、Wise(ワイズ)が心強い旅のお供になります。Wiseでは、Googleなどで確認できるリアルタイムの為替レート(ミッドマーケットレート)で日本円を外貨に両替し、現地のATMから現金として引き出すことができます。

【Wiseデビットカードの特徴】

  • 多くの国で活躍:150ヶ国以上でのデビットカード決済ができ、年会費も無料です。
  • 最適な為替レート:上乗せコストのないリアルタイムの為替レートで日本円を外貨へ両替することができます。
  • 低額な両替手数料:0.60%~(2025年10月時点)の低額な手数料で、海外旅行での支払いに最適です。
  • 決済時に自動で両替:アカウントに外貨を保有していなくても、一番お得な手数料を持つ通貨から自動で両替し、現地通貨で決済が可能です。
  • 海外ATMから無料出金:海外でも毎月2回、合計3万円まで無料で出金できます(※ATMから別途手数料が請求される場合があります)。
  • 海外事務手数料ゼロ:クレジットカードの高額な海外事務手数料を節約できます。
  • バーチャルカードも発行可能:Wiseアカウントでバーチャールカードを作成することで、オンラインでの決済などに利用できます(発行料も無料)。
  • 安心のセキュリティ:紛失・盗難に遭っても、アプリ内ですぐにカードを停止することで、不正利用を未然に防げます。

一番の大きな魅力は、リアルタイムの為替レートで決済・両替できることです。一般的なクレジットカードなどでは両替するときに上乗せ手数料が加算されますが、Wiseではそのままのレートで取引できます。

また、外貨での決済時に支払い額に追加される手数料である「事務手数料」も低く、銀行の最大3分の1程度に抑えられる場合もあります。カードの発行には1,200円の手数料がかかりますが、年会費や月額手数料は一切かからず、アカウント開設も全てオンラインで完結します。

関連ページ 💡 ✍️Wise(ワイズ)の使い方:ステップバイステップガイド

現地のATMで現金を引き出す場合の手数料は以下をご参照ください。

1か月あたり最大3万円までの現金引き出し

条件手数料
毎月2回までの出金無料
3 回以上の引き出し1回の出金あたり70円

1ヵ月あたり3万円以上

条件手数料
毎月2回までの出金お引き出し額の1.75%
3 回以上の引き出し70円 + お引き出し額の1.75%

Wiseを使えば、海外旅行中の現地通貨での決済コストをお得に節約できます。

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まとめ

DCCとは、海外での支払い時に日本円など自国通貨で決済できるサービスですが、為替レートや手数料が割高になるケースもあります。DCC決済は、場所によっては通常の決済よりもお得になりますが、手数料の割合はATM運営者やオーナーによって大きく異なります。トラブルを避ける観点でも、DCC決済はあまりお勧めしません。

Wise(ワイズ)ではDCCのように不透明な手数料が発生することなく、透明性の高いレートで安心して海外で利用できます。海外滞在するときは、ぜひWiseの利用を検討してみてください。

Wise image

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※本記事の情報は2025年10月27日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見、最新の情報が必要とされる場合、サービスの提供元やその他の専門家にお問い合わせください。

ソース

  1. Global Blue|ダイナミック・カレンシー・コンバージョンの解説
  2. Global Blue|Currency Choice Reference Rates
  3. VISA|Exchange Rate Calculator - Currency Converter
  4. 三井住友カード|海外でのご利用にあたって

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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