
PayPalで支払いできない?考えられる原因・対処法を解説!
世界で3億人以上が利用するオンライン決済サービスのPayPal(ペイパル)。
この記事では、PayPalを使った支払いが失敗する場合の原因と対処法を紹介しています。「PayPalで支払いができない」「PayPalが使えない」「PayPalで購入手続きを完了できない」そんなトラブルがある場合の解決方法を見ていきましょう。
🔖目次 |
---|
PayPalで支払う方法
PayPalの特徴は、事前にPayPalに支払情報を登録しておけば、チェックアウト時にはPayPalにログインするだけで支払いができる点。PayPalを使って支払う方法は簡単です。
- 欲しい商品を選択し、チェックアウト画面に進む
- 支払方法で「PayPal」を選択
- PayPalにログインし、希望の支払い方法を選択
- 支払い完了
PayPalの使い方については、PayPalの使い方をステップごとに簡単解説!の記事も参考してみてください。
また、海外のショッピングサイトでは、PayPalに登録せずにゲストとして支払うことも可能な場合があります。しかし、日本でPayPalを使って支払いをするには、必ずPayPalのアカウントを持っている必要があります。
PayPalで支払いできない!考えられる原因と対処法
PayPalでの支払いに問題があると、「購入手続きを完了できません」といったエラーメッセージが表示されることがあります。以下では、PayPalで支払いできない際の考えられる原因と対処法を見ていきましょう。
1. PayPalアカウントのメールアドレスを確認していない
PayPalアカウントは必ずメールアドレスに紐付けされています。新しくPayPalアカウントを作成した場合や、最近PayPalのメールアドレスを変更した場合など、メールアドレスの確認手続きが完了していないことがあるかもしれません。¹
メールアドレスを確認する方法は次の通りです。
- PayPalアカウントにログインし、「設定」をクリック
- 「メールアドレス」の下から、確認するメールアドレスを選択
- 「このメールアドレスを確認」をクリック
- そのアドレスにPayPalからのメールが届く
- メールを開き、確認のためのリンクをクリック
- 自動的にPayPalのサイトに戻り、パスワードを入力
2. 登録したクレジットカードを確認していない
メールアドレスを確認する必要があるように、PayPalに登録したクレジットカードも確認手続きを完了させる必要があります。PayPalの支払方法でカードを選択している人は、今一度確認手続きを完了しているかどうかチェックしてみましょう。²
カードの確認手続きは次のように行います。
- PayPalアカウントから「ウォレット」を開き、確認したいカードを選択
- 「カードの確認」→ 「コードの取得」をクリック
- カード利用明細書で請求とコードを確認
PayPalの確認コードとは? |
---|
PayPalでカードの確認手続きを行う際に、PayPalからカードに対し少額(約200円)が請求されます。カード利用明細に「PayPal」と表示されますが、その隣に記載されている数字が確認コードです。 |
例えばカード利用明細書に「PayPal1234CODE」や「PP1234CODE」と表示されている場合、コードは「1234」です。 |
- 再度「ウォレット」を開き、確認を依頼したカードをクリック
- 「カードの確認」をクリック
- 4桁のコードを入力し、「確認」をクリック
- カードの確認完了
3. PayPalアカウントに制限がかかっている
PayPalでは、常にセキュリティ対策としてアカウントの活動がモニタリングされています。通常のアクティビティとは大きく異なる動きがあった場合や、不正利用が疑われる場合には、PayPal側によりアカウントに制限がかかる場合があります。
例えば、
- PayPalを使って初めて海外のウェブサイトで高額な買い物をした
- アカウント開設から3ヶ月間に支払い取引が一切行われていない
- 最近PayPalの登録情報を何度も変更しようとした
- PayPalを装った不審なメールを開いた
場合などに制限がかかることがあるようです。アカウントが制限された場合、PayPalからメールが届くので、その内容を確認しましょう。³
PayPalアカウントの制限は、通常の場合は簡単に解除できます。
- 問題解決センターにアクセス
- 「アカウントの制限に移動」をクリック
- 必要な手順を完了
4. 指定した支払い方法に十分なお金がない
PayPalでは銀行口座、カードのいずれかを支払方法として選択することができます。当然ですが、指定した支払方法(例えば銀行口座)にお金がない場合は、決済を完了させることができません。
5. カードに問題がある
PayPalに登録したカードに問題がないか今一度確認してみるのもおすすめです。
- 有効期限が切れている
- 利用上限額に達している
- カードにロックがかかっている
といった問題があると、購入手続きを完了することができません。
6. ゆうちょ・三井住友銀行の口座を登録している
これまでPayPalでは、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行・ゆうちょ銀行・三井住友銀行の6つの銀行の口座を登録することができました。⁴
しかし2021年9月現在、PayPalはゆうちょ銀行と三井住友銀行からの支払い、また新規の口座振替設定を停止しています。サービス再開予定時期は未定です。⁵
これまでにゆうちょや三井住友銀行の口座を登録してPayPalを利用していた人は、他の支払方法(他行口座もしくはカード)に切り替える必要があります。
7. 受取人のPayPalアカウントに問題がある
自分側(支払う側)ではなく、相手(受け取る側)のPayPalアカウントに問題がある、ということも考えられます。例えば、相手の本人確認が完了していなかったり、相手のアカウントに制限がかかっている場合などです。⁶
この場合、受取相手とのコミュニケーションが必要です。受け取り側がアカウントの問題を解決するまで待ってから、再度支払いを行いましょう。
8. 支払限度額を超えている
PayPalによる1回あたりの支払限度額は100万円です。100万円を超えた支払いはできないので注意しましょう。外貨での支払いは特に、日本円に換算した際に100万円を超えていないか確認しましょう。⁶
9. PayPalではカードからの個人間送金はできない!
PayPalには、商品やサービスに対する支払いである「商用支払い」と、友人や家族間の「個人間送金」の2つの機能があります。このうち、商品購入時の決済にはカードを利用できますが、個人間送金の場合はカードをを使うことができません。
家族や友人など、知り合いにPayPalを使って送金する場合は、必ず銀行口座を登録するようにしましょう。クレジットカードやデビットカードからでは個人間送金機能は利用できません。
あわせて読む:PayPalを使って家族や友人に送金する方法(個人間送金) |
---|
💡PayPalで海外へ支払う際は為替レートに注意!
PayPalで海外への支払いを行う際には、為替レートに含まれた通貨為替手数料に注意が必要です。
日本円のPayPalアカウントから外貨の支払いを行う際、通貨の両替にかかる手数料としてPayPalでは3~4%(通貨によって異なる)が為替レートに上乗せされます。つまり、外貨の支払いをすると、実際の代金よりも3~4%多く支払う必要があります。⁸
例えば1,000ドルの商品を購入した場合、PayPalで支払うと1,040ドル分を支払わなければいけません。手数料だけで40ドル(約4,430円)もかかっていることに。これは意外な痛手となりかねません。
海外通販サイトでの買い物が多い人や、海外に送金する機会がある人は、PayPalに代わる選択肢としてオンライン海外送金サービスのWiseを検討してみてもいいかもしれません。また、WiseがPaypalと比較して本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっています。
Wiseは外貨利用に特化したマルチカレンシー口座です。格安の両替手数料(0.6%~)で通貨を両替できます。決済はWiseカードで簡単に行えます。また、Wiseなら実際の為替レートと分かりやすい送金手数料で海外送金できるのも特徴です。
PayPal | Wise | |
---|---|---|
両替手数料 | 3~4% | 0.60%(日本円→米ドル) |
1,000ドルの買い物 | 1,030ドル〜1,040ドル分の日本円がかかる | 1,006ドル分の日本円がかかる |
海外通販サイトの利用が多い人や、海外に送金・海外からの送金を受け取る機会のある人は、Wiseを検討してみてもいいかもしれませんね。
PayPal に銀行口座・カードを登録できない場合
PayPalでは、決済を行う前に銀行口座やクレジットカードを登録しておくと便利です。そうすることでチェックアウト時にはPayPalにログインするだけで支払いができます。
PayPalにクレジットカードや銀行口座を登録できない場合は、次のような原因が考えられます。
- カードや口座の名義とPayPalアカウントの名義が一致していない
- カードや口座の情報に間違いがある
- カードや口座が既に別のPayPalアカウントに登録されている
- ゆうちょ銀行・三井住友銀行の口座は新規登録不可(2021年9月現在)
「カードや口座の登録ができない」「PayPalにカードが拒否された」といった問題のある人は、上記の問題を確認してみましょう。また、カードや銀行口座の登録に関しては、以下の記事でより詳しく解説しています。
あわせて読む: PayPalに銀行口座が登録できない!考えられる原因・解決法、PayPalにカードを登録できない!考えられる理由・解決法 |
---|
まとめ
この記事では、PayPalで支払いができない場合の原因と対処法を詳しく見てきました。PayPalの支払いで「購入手続きを完了できません」などのエラーメッセージが表示される場合は、この記事で紹介したような問題が起こっていないか確認してみましょう。
それでも支払いができない場合は、直接PayPalに問い合わせるといいでしょう。
PayPalは世界中で利用されている決済手段です。eBayなど海外通販サイトの支払いに利用する人も多いでしょう。PayPalで外貨の支払いをする際には、3~4%の手数料が為替レートに上乗せされることを忘れないようにしましょう。
PayPalの通貨換算に伴う手数料を節約したいなら、外貨利用に特化したWiseなどの別のサービスを使うことも検討してみると良いですね。日本円→米ドルなら、0.60%の格安の手数料で外貨決済できますよ。
ソース
- メールアドレスを確認する方法を教えてください。
- paypalアカウントに登録したデビットカードまたはクレジットカードの確認手続きはどのように行いますか。
- Paypalアカウントが制限されているのはなぜですか。
- 口座振替設定とは(個人)|サポート
- ゆうちょ銀行、三井住友銀行の口座をご利用のお客様へのご案内
- 支払い限度額(10万円/回)の解除方法|サポート
- 個人間で送金・集金|個人向け
- PayPal パーソナルアカウント|手数料の詳細
当ブログは、一般的な情報を提供することを目的としており、扱われている全てのトピックの詳細すべてが網羅されるものではありません。当ブログは、お客様が根拠とすべきアドバイスとなることを意図しておりません。当ブログの内容に基づいていかなる行動を起こすまたはいかなる行動を止める前に、専門家またはスペシャリストのアドバイスを得る必要があります。当ブログの情報は、TransferWise Limitedまたはその関連会社からの法的、税務的、その他専門的なアドバイスを表すものではありません。過去の結果と今後も同様の結果となることは保証されません。明示または明示されていないかを問わず、当ブログの内容が正確、完全、または最新であることを表明、担保または保証しておりません。
Wise – 海外送金をもっと安く、もっとカンタンに
詳しくはこちら
[公式]Wiseの本人確認の方法や必要書類、マイナンバーの有無まで徹底解説!
Wiseの本人確認で必要な書類や方法、マイナンバーの有無までをこの記事で徹底解説。この機会に、お得に海外送金や外貨決済をWiseを使って体験してみては。

✍️Wise(ワイズ)の使い方:ステップバイステップガイド
安くて手軽な海外送金サービス「Wise(ワイズ)」の使い方を、ステップバイステップでわかりやすく解説しています。これさえ読めば、Wiseで簡単に送金できます!

Wise (旧TransferWise)での、海外送金受け取り方法を徹底解説
Wise (旧Wise)を使った、海外送金受け取り方法をわかりやすくステップバイステップで解説しています。

[公式] Wise(旧TransferWise)に関する「送金できない」などの疑問を徹底解決!
Wiseの使い方に関する疑問を解決!あなたの「できない!」を集めて詳しく解決法を解説しています。Wiseでお困りの方は必見です。

<2022年最新>PayPalとWise(旧Wise)を徹底比較!
人気海外送金サービス比較!ワイズ(旧ワイズ)とペイパルの手数料、機能、評価などを比べています。PayPalとWiseではできることが違う?海外送金をする人必見です。

外貨預金はおすすめ?メリット・デメリット・人気の銀行を紹介!
外貨預金におすすめの銀行を3つ紹介!為替手数料、金利、取り扱い通貨の数などの観点から比較しました。外貨預金のメリットとデメリットも解説。海外送金や受け取りなどが多い人も必見です。