DCC決済とは?クレジットカードやデビットカードを海外で利用するときの注意点や対応方法
DCC決済とは、どんなサービスなのか、他の決済方法となにが異なるのか気になる方に向け、この記事ではDCC決済を利用するときのメリット・デメリット、仕組みなどについて解説します。
世界中で利用されている送金・決済サービスPayPal(ペイパル)。PayPalでは銀行口座を追加することにより、残高を引き出したり、口座振替により銀行口座から直接支払いを行ったりすることができるようになります。
この記事では、PayPalに銀行口座を登録できないトラブルの原因と対処法を解説。PayPalに銀行口座を追加できない、という問題を抱えている人は参考してみてください。
さらに、PayPal以外の選択肢として、実際の為替レートと格安の手数料で海外送金や外貨での買い物ができるサービスWiseについても紹介しています。
| 目次 |
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1つのPayPalアカウントには、最大で8つの銀行口座を登録することができます。
ただし、複数のPayPalアカウントに同じ銀行口座を登録することは原則としてできません。¹
PayPalでは銀行口座を登録することにより、口座振替をして銀行口座残高からPayPalを介して支払いを行ったり(個人送金も可能)、PayPal残高を銀行口座に引き出すことができるようになります。
しかし、PayPalの口座振替に利用できる銀行は限られています。
2021年5月現在、PayPalで口座振替・本人確認に利用できる銀行は以下の4つのみとなっています。
以前は、PayPalで三井住友銀行、ゆうちょ銀行とも口座振替をすることが可能でした。しかし2020年9月以降、三井住友銀行・ゆうちょ銀行口座からの支払い、また新規の口座振替設定は一時的に利用できなくなっています。サービスの再開時期は2021年5月現在未定です。
代わりに、利用可能な他の銀行の口座またはクレジットカードを登録しましょう。²-⁵(ただし、クレジットカードの場合、友達や家族への個人間送金には使えません。個人間送金をしたい場合は、銀行の口座振替をする必要があります⁹)
日本の銀行または信用金庫の口座であれば、ほとんどどの口座でもPayPalに登録することができます。しかし場合によっては、ネット銀行は対応していないこともあり得ます。
また、日本の銀行口座だけでなくアメリカの銀行口座を登録することもできます(その他の国の口座を日本のPayPalアカウントに登録することはできません)。⁶
三井住友銀行とゆうちょ銀行に関しては、すでに口座を登録している場合、PayPal残高の引き出しは引き続き行うことができます。しかし新規に口座を追加することはできません。³-⁵
| 📖これも読む: PayPalから銀行口座に出金する方法 |
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PayPalに銀行口座を登録できない場合、以下のような原因が考えられます。⁶-⁷
以上を見直した上で、改めて銀行口座を登録する方法を見ていきましょう。
上記を確認しても口座登録が行えない場合は、PayPalのヘルプセンターに問い合わせましょう。
PayPalを海外通販サイトでの支払いや海外送金に使っている人も多いでしょう。また、海外からの支払いの受け取りに使っている人もいるかもしれません。
そんな時に気をつけたいのが、PayPalの為替レート。PayPalの通貨換算手数料は、日本円→米ドルは、4%に定められています(送金人が負担する場合)。⁸
例えば、アメリカの通販サイトで1,000ドルの買い物をすると、PayPalの通貨換算手数料を上乗せした1,040ドル分の日本円を支払うことになります。
もしくは、アメリカの友人に1,000ドルを送金したいとすると、1,040ドル分の日本円+PayPalの送金手数料(499円)を支払うことになります。PayPalの送金手数料自体は格安ですが、通貨換算手数料にも注意が必要ということがわかりますね。PayPal以外の選択肢として、Wiseのようなオンライン海外送金サービスを検討してみてもいいかもしれません。
PayPal以外の選択肢として、Wiseのようなサービスを検討してみてもいいかもしれません。
Wiseマルチカレンシー口座の両替手数料は、日本円→米ドルでは、0.60%に設定されています。例えば、アメリカの通販サイトで Wiseデビットカードを使って1,000ドルの買い物をすると、1,006ドル分の日本円を支払いで済みます。
海外事務手数料1.6%〜2.5%に設定されていることが多い日本のクレジットカードと比べても、お得な両替手数料と言えるのではないでしょうか。

海外送金も、Wiseでは実際の為替レート(ミッドマーケットレート)と格安の送金手数料に基づいて行われます。PayPalのように為替レートに含まれた手数料はないので、手数料の透明性も高いと言えるでしょう。よりお得に海外送金ができるかもしれません。Paypalなど安い海外送金の方法を探している場合、Wiseではさまざまな安い海外送金の方法の比較も行なっています。
例:アメリカの友人が1,000ドルを受け取るように、日本円の口座からアメリカドルの口座へ海外送金する場合(手数料:送金人が負担)
| 海外送金手数料 | 為替レート(1ドルあたりの日本円) | 必要な日本円送金額 | |
|---|---|---|---|
| PayPal | 499円 | 4%の為替手数料を上乗せした為替レート(114.781円) | 115,280円 |
| Wise | 809円 | 実際の為替レート(109.495円) | 110,304円 送金する |
(2021年6月1日17:07(GMT+3)にPayPalマイページおよびWiseウェブサイトからシミュレーション)
さらに、海外からの送金・支払いの受け取りがある人も、Wiseを活用できるかもしれません。
Wiseでは、アメリカ、イギリス、ヨーロッパ、オーストラリア、シンガポールなど計10種類の銀行口座情報を取得できます。つまり、日本にいながらまるで海外に銀行口座があるかのように該当国のクライアントなどからの支払いを外貨のまま受け取れるということです。仕組みは国内振込と同様なので、受け取りにかかる手数料は無料であることがほとんどです。

| 🔖 Wiseの特徴まとめ |
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Wiseの利用者数は世界で1,000万人以上。日本では関東財務局から資金稼働業者として登録を受けています。安全に利用できる点も魅力ですね。登録はウェブサイトまたはアプリからオンラインで完了しますよ!
PayPalに銀行口座が登録できない理由はたくさん考えられますが、情報が間違っていたり、名義がアカウント名と一致していないなどの原因が一般的です。また、他のアカウントにすでに同じ口座を登録していることも考えられます。
2021年5月現在、ゆうちょ銀行と三井住友銀行に関しては新規での口座登録を停止しています。他の口座またはクレジットカードを登録してPayPalを利用しましょう。
PayPalで外貨の買い物・送金を行う場合は、高額な通貨換算手数料に注意が必要です。海外送金や海外通販にPayPalを利用している人は、この機会にWiseなど他のサービスを検討してみてもよいでしょう。
ソース
(ソースは2021年6月1日に確認)
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。
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