オーストラリアの銀行ANZ口座開設のメリットや条件、必要な書類まで全て解説

Hoi Yi Leung

既にオーストラリアにお住まいの方や、これからオーストラリアへワーホリや留学などで移住する予定のある方は、現地での口座開設の必要性を感じている方も多いのではないでしょうか。オーストリアの大手銀行として「ANZ」があります。ANZは言わずと知れたオーストラリアのメガバンクの一つのため、オーストラリアで口座を開設するならANZを選んでおくと間違いありません。

この記事では、ANZの口座開設のメリットや条件、口座の種類、必要な書類まで全て解説します。これからANZでの口座開設をする予定の方は必見です。

目次🔖

ANZの口座開設のメリットと口座の種類

まずはANZ銀行の口座を開設するメリットと口座の種類を見ていきましょう。

ANZの口座開設のメリット

ANZの口座を開設するメリットは多いです。ANZの口座開設をすると、オーストラリア現地での銀行口座を持つことになります。そのため、オーストラリアで働いた給料をそのまま口座に受け取ることができたり、ANZのデビットカードを作れば、現地でのお買い物に為替手数料などがかかる日本のクレジットカードを使うこともなく安心です。

また、日本の銀行に比べて金利が4.9%など高いので、預金をしているだけで自然と利息がつくというメリットもあります。

ANZの口座の種類

ANZの口座にはさまざまなカテゴリがあり、その中でも口座の種類が分かれています。主な口座のカテゴリは以下です。¹

  • Everyday banking(毎日使いの口座)
  • Savings accounts(普通預金口座)
  • Term deposits(定期預金口座)
  • Linked transact and savings accounts(取引口座と普通預金口座が連動した口座)

「Everyday banking」には、「ANZ Access Basic」と「ANZ Access Advantage」などの口座の種類があります。「Basic」は毎月の口座使用料が無料なのに対して「 Advantage」は口座へ月に2,000AUD以上の入金をしない場合は月額5AUD(約536円)の口座使用料がかかります。²一方で「 Advantage」は詐欺返金保証やキャッシュバック特典があるなどのメリットもあります。³どちらも利息がつかないという点には注意が必要です。

また、「Linked transact and savings accounts」には「ANZ Plus + ANZ Save」という毎月の口座手数料がかからない口座があります。ANZ Plusでは、毎月の口座使用料が無料な上に、オーストラリアの大手銀行のほとんどのATMでの引き出し手数料が無料になるというメリットが魅力です。また、ANZ Plusでは口座の預金が25万AUDの場合は年利が4.90%、それ以上の場合は3.75%と高い利息がつきます。⁴

ただし、ANZ Plusでは海外送金に対応しておらず、口座のお金を日本の銀行口座へ送金することができません。そのため、海外送金が必要な際は、Wiseの利用が便利です。Wiseなら明確なレートで、素早く海外送金することが可能です。

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ANZの口座にかかる手数料

先ほども少し触れましたが、「ANZ Access Basic」や「ANZ Plus + ANZ Save」は毎月の口座使用料がかかりません。一方で「ANZ Access Advantage」は、口座へ月に2,000AUD以上の入金をしない場合は月額5AUD(約536円)の口座使用料がかかります。

また、ATMでの引き出し手数料ですが、オーストラリア全土のANZ、NAB、Commonwealth Bank、Westpac のATMであれば手数料はかかりません。⁵

最後にANZから日本への国際送金にかかる手数料ですが、インターネットバンキングで10,000AUDの口座から外貨で送金する場合は9AUD(約965円)がかかります。⁶

ANZ銀行の口座開設に必要な条件

オーストラリアのANZ銀行でANZ Plusの口座を開設する際は、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 15歳以上であること
  • オーストラリアに住んでいること
  • オーストラリアの住所
  • パスポート、またはオーストラリアの運転免許証

上記のように、オーストラリアの住所が必要となります。口座開設の際は、住所を証明できる書類の準備を忘れないようにしましょう。

ANZ口座を開設するのに必要な書類

ANZ口座の開設はオンラインでも可能です。ここでは、オンラインとANZの支店での口座開設に必要な書類をそれぞれ見ていきましょう。¹

ANZの口座開設をオンラインでする場合

ANZ Access Advantage、ANZ Online Saver、ANZ Progress Saverならオンラインでの口座開設が可能です。オンラインでの口座開設には以下のうち2つの提出が必要となります。

  • オーストラリアのパスポート(現在有効なもの、または過去2年以内に有効期限が切れたもの)
  • パスポート内のオーストラリアビザ
  • オーストラリアの運転免許証
  • オーストラリアのメディケアカード

ANZの口座を支店で開設する場合

ANZの口座を支店で開設する場合は、プライマリIDとセカンダリIDの2つの書類が必要です。プライマリIDの一例は以下となります。

  • オーストラリアの写真付き運転免許証または仮運転免許証
  • パスポート
  • オーストラリアまたは外国の市民権証明書
  • オーストラリアの州政府または準州政府が発行した年齢証明カード
  • 政府発行の国民IDカード

セカンダリーIDの一例は以下です。

  • 出生証明書(オーストラリアの州、準州、または外国政府発行のもの)
  • オーストラリアまたは外国の市民権証明書
  • オーストラリアのメディケアカード
  • 18歳未満の者に対し校長が発行した、居住地の住所と在学期間が記載されたオーストラリアの学校の出席証明書(3ヶ月以内のもの)
  • 氏名・住所が記載されたオーストラリア税務局(ATO)の査定通知書(12ヶ月以内のもの)

ANZの口座開設に必要な最低入金額

ANZ銀行では、口座開設をする際に必要な最低入金額はありません。少額からでも口座を開設することが可能です。

ANZ口座開設の方法

ANZの口座は、オーストラリア現地に着く前でもオンラインで口座の開設が可能です。オンラインでの口座開設は、ANZ Plus、ANZ Access Advantage、ANZ Online Saverの3つの口座で可能です。ここでは、ANZ Plusの口座開設のステップを見ていきましょう。¹

  1. ANZ Plusアプリをダウンロードします
  2. アプリ内でご登録をおこないます。詳細情報を入力して、有効なIDカードをスキャン用に用意してください
  3. その場で顔写真を撮り、本人認証をおこないます
  4. 登録が完了したらカードを電子ウォレットに追加します
  5. 新しいANZ Plus Visaデビットカードは、5~10日以内に郵送で届きます。

ANZの口座開設にかかる時間は?

ANZ Plusの口座開設は、オンラインで必要項目を入力するだけなので、数分で終わります。そのため、事前に必要な書類を用意しておけば、かなり短時間で終わるでしょう。

また、アプリ内での登録が完了したら、スマホの電子ウォレットにANZ Plusのカードを追加しましょう。そうすれば、ANZ Plusのカードをすぐに使用することができます。ANZ Plus Visaデビットカードを作成した場合は、現地での手続きの後5~10日以内に郵送で届きます。

まとめ

ANZの口座開設のメリットや条件、口座の種類、必要な書類などを解説しました。ANZは口座の種類が多いので、口座の主な使用用途に合わせて選ぶのがおすすめです。口座開設に必要な条件や書類は、事前にしっかりと確認しておきましょう。

また、ANZ口座開設のほかに、Wiseを検討してみるのもおすすめです。Wiseなら日本の銀行口座からANZの口座へ送金する際も、一般的な銀行の手数料よりも安い為替手数料が安くて安心です。

Wiseの口座に日本円を入金して、オーストラリア・ドルに両替すれば、現地でのお買い物もWiseのデビットカードを使ってオーストラリア・ドルで支払うことが可能です。また、Wiseではオーストラリア・ドル口座の詳細を取得できるので、オーストラリアでの送金を受けることもできます。

詳しい様々なWiseの機能の説明や使い方は、下記のリンクから確認をしてみて下さい。

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ソース

  1. ANZ: Open a bank account online
  2. ANZ: Access Basic
  3. ANZ: Access Advantage
  4. ANZ: Welcome to ANZ Plus
  5. ANZ: ATMs
  6. ANZ: International Money Transfer

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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