ATMで100万円以上の振込はできる?主要銀行の限度額と注意点も
ATMで100万円以上の振込を行う方法と注意点を解説。銀行ごとに異なる現金・キャッシュカード別の振込限度額や注意点もわかりやすく記載しています。
銀行から海外送金を行う際に必ず聞かれるのが、送金の「目的・理由」です。そんな時、何を書けばよいのか迷っている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、送金シチュエーション別に送金目的の記入方法を紹介します。英語で書く方法も解説しているので、海外送金の前には必ずチェックしておきましょう。また、銀行に代わる新しい海外送金サービスについても紹介しています。
以下の表では、海外送金の理由・目的の記入例を日本語と英語の両方でまとめました。特に頻度の高いものから載せていますが、ここにない場合や記入方法に不安がある場合は、直接銀行に問い合わせましょう¹⁺²⁺³。
送金目的記入例(日本語) | 送金目的記入例(英語) | 送金シチュエーション |
---|---|---|
生活費 | Living expenses | 海外に住む家族への仕送り、留学中の子どもへの仕送り |
学費・授業費 | School expenses / tuition fee | 留学費用の支払い |
旅費 | Travel expenses | 海外渡航時の現地での費用 |
銀行預金口座への預入 | Deposit to bank accounts | 自分名義の海外の口座に入金する時 |
給料 | Salary | 海外の社員への給与支払い |
通訳・翻訳料 | Translation fee | 通訳や翻訳の費用支払い |
商品購入・輸入代金 | Import goods | 購入した商品の代金支払い |
見舞金・祝い金・贈与 | Personal gifts | 個人にお金をギフトとして送る時 |
寄付 | Donations | お金を寄付する時(災害援助金、賞金など) |
不動産購入費 | Real estate purchases | 海外の不動産を購入した時 |
投資・出資金 | Investment | 株式・債券等の取得など対外投資に係る支払い |
税金 | Tax | 海外の税金の支払い |
保険料 | Insurance | 保険料・保険金の支払い |
委託金 | Money in trust | 委託費の支払い |
運賃(貨物) | Freight | 貨物の運賃の支払い |
貿易手数料 | Trade fee | 貿易や仲介貿易の手数料の支払い |
建設費 | Construction cost | 建設費用の支払い |
事務所経費 | Office expenses | 海外の事務所維持に関わる経費の支払い |
研究費 | Research expenses | 研究や開発に関わる費用の支払い |
その他 | Miscellaneous | その他 |
少し前までは、海外送金といえば銀行を利用するのが一般的でした。
しかし銀行の海外送金は
などまだまだ不便な点も多いことも。
最近は、銀行に代わる新しい海外送金サービスも登場しています。送金手数料が比較的安く、また簡単に送金できることが魅力です。
海外送金をする予定のある人は、以下のような新しい海外送金サービスを検討してみるのも良いかもしれませんね。
Wiseはエストニア発の新しいオンライン海外送金サービスです。
Wiseは世界各国に銀行口座を持っており、例えば日本からアメリカに送金する場合、送金人が日本のWise口座に送金額を入金すると、それと同額をWiseがアメリカのWise口座から受取人の口座に入金します。
【Wiseの新しい海外送金の仕組み】
実際の資金は国境を越えない新しい送金の仕組みによって、Wiseでは送金にかかる手数料を安く抑えることができます。
さらにWiseは常に実際の為替レート(ミッドマーケットレート)を使用して送金しています。為替レートに為替手数料が上乗せされていないため、合計コストを最大で銀行の14分の1に抑えることが可能です。
Wiseの送金手続きは全てオンラインで完結します。店舗に来店する必要はありません。
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PayPalは海外通販サイトなどの支払いに人気のサービスです。2019年には、日本において個人間の海外送金が解禁しました。送金手数料は一律499円と、他のサービスに比べて非常に安く設定されています⁴。
しかし、PayPalでは通貨の両替が生じる際に、4%の高額な通貨換算手数料(為替手数料)が発生します⁵。これは1,000ドル送金したい場合、1,040ドル相当の日本円を送る必要があるということ。銀行に比べてもPayPalの為替手数料は高額なので注意が必要です。
また、PayPalでは相手の銀行口座に直接送金することはできません。つまり、送金を行うには、相手がPayPalアカウントを持っている必要があります。メールアドレスだけで送金ができる点や、送金手続きをしてすぐにお金が届く点は魅力的です。
Western Unionは160年の歴史を持ち、200以上の国と地域で事業を展開している大手の海外送金サービスです。送金は店舗もしくはオンラインから行え、また現金での受け取り、または銀行口座への振込から選択することができます。
Western Unionは、送金から受取までの時間が速いことが魅力です。しかし、使われる為替レートが不明確なことが難点といえます。オンライン送金の場合は、送金手数料と為替レートをシミュレーションで事前に確認できますが、店舗から送金する場合は実際に来店しないと分かりません。
日本の円口座からアメリカのドル口座に10万円送金する際の手数料(手数料:送金人負担)
銀行/プロバイダ | 送金手数料 | 為替レート | 合計コスト | 相手の受取額 |
---|---|---|---|---|
Wise(ワイズ)⁸ | 225円+0.79% | 実際の為替レート(1ドル=109.455円) | 1,007円 | 904.42ドル |
三井住友銀行SMBCダイレクト | 6,000円⁹ | 為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=110.40円)¹º | 6,000円+為替手数料 | 851.45ドル |
楽天銀行¹¹ | 1,750円 | 為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=110.38円) | 1,750円+為替手数料 | 890.11ドル |
PayPal(ペイパル) | 499円⁴ | 4%の為替手数料を上乗せしたレート⁵ | 499円+為替手数料 | 為替レートの公示がないため計算不可 |
Western Union(銀行振込)⁶ | 790円 | 為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=109.90円) | 790円+為替手数料 | 903.14ドル |
(2019年12月25日時点)
様々なサービスを比べてみると、同じ10万円を元手に送金した場合でも、相手の受取額が異なってくることが分かります。これは、送金手数料の差だけではなく、為替レートの違いにもよるものです。
多くの銀行や海外送金サービスは、為替手数料を上乗せした独自の為替レートを使って送金しています。そのため、PayPalやWestern Unionなど一見送金手数料が安いサービスでも、合計コストが高くなってしまうことも。海外送金の際には、送金手数料だけでなく為替レートにも注意しましょう。
上記のような海外送金サービスを利用する場合も、送金の目的は必ず聞かれます。なぜわざわざ送金の理由を伝える必要があるのでしょうか?¹⁺¹²
その理由は金融犯罪を防止するためです。国境を越えた送金には、マネーロンダリングやテロ組織への資金援助、また国際的な詐欺などの危険が伴います。こういった犯罪や不正送金を防止するために、金融機関は送金の目的を具体的に確認することが義務付けられています。
これは銀行だけでなく、上記のような海外送金サービス(資金移動業者)も同じです。また、より対策を強化するため、送金目的は受取先の銀行にも伝える必要があります。英語での表記が求められるのはこのためです。
送金の理由が曖昧な場合や、詐欺に巻き込まれている可能性がある場合、銀行側はより詳しく確認することが求められています。取引内容や資金源を証明する書類の提出が求められたり、最悪の場合送金が拒否されたりすることもあるので、気を付けましょう。不安な場合は事前に銀行に問い合わせることをおすすめします。
海外に送金を行う場合は、金融犯罪や不正送金を防止するために、必ず送金理由や目的を記載する必要があります。記載する内容は「生活資金」や「商品代金」など簡潔で構いませんが、正確にそしてできる限り具体的であることが重要です。きちんと記載しないと、最悪の場合送金できないこともあるので気を付けましょう。
銀行からの送金は送金手数料が高く、手続きが面倒・着金までに時間がかかるといった難点があります。より速く、安く、手軽に送金したい場合は、Wiseなどの新しい海外送金サービスを使うのも手です。この場合も送金目的は聞かれるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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