ゆうちょ銀行で海外からの送金を受け取るには:手数料・レートを解説!

Yumiko Kijima

この記事では、ゆうちょ銀行で海外送金を受け取る際に知っておきたい内容をまとめました。

ゆうちょ銀行では、海外送金受取手数料は発生しません。しかし、仲介銀行手数料や為替レートに含まれる為替手数料には気を付ける必要があります。この記事でゆうちょ銀行の手数料体系をしっかり確認しておきましょう。

また、銀行の最大14倍安く送金できる海外送金サービスWiseについても紹介しています。

送金人が海外送金サービスWiseを使って送金した場合、ゆうちょ銀行とは違い、実際の為替レートで送金を受け取ることができます。両替によって送金額が目減りするということもなく、送金人・受取人の両方にとってお得な海外送金方法と言えるかもしれません。

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ゆうちょ銀行で海外からの送金を受け取るのにかかる手数料

銀行によっては、海外からの送金を受け取る際に受取手数料を徴収しているところもあります。ですが、ゆうちょ銀行では海外送金受取手数料は無料です。

しかし、これは完全に手数料なしで海外送金を受け取ることができるという意味ではありません。海外送金の受け取り時には、1)仲介銀行手数料や2)通貨の両替に伴う為替手数料が発生します。これらについて詳しく見ていきましょう。

1. 仲介銀行手数料

送金先から一度ドイツ銀行を仲介して、そこからゆうちょ銀行の口座にお金が届く仕組みになっています¹。

送金元口座 →ドイツ銀行(ドイツもしくはアメリカ支店)→ ゆうちょ銀行の受取口座

この中継地点であるドイツ銀行が徴収するのが仲介銀行手数料(コルレス銀行手数料ともいう)です。受取人は送金額から仲介銀行手数料を引いた額を受け取ることになります。

通常10ドル(米ドル建て送金の場合)もしくは5ユーロ(ユーロ建て送金の場合)と定められています(100ドル以上、100ユーロ以上の送金を受け取る場合)²。それよりも少ない金額を受け取る場合の仲介銀行手数料は不明です。

2. 為替手数料:ゆうちょ銀行の為替レートに注意

ゆうちょ銀行が受け取ることができる海外送金は、米ドル建てもしくはユーロ建てのいずれかです。送金額がゆうちょ銀行に届いたら、これが日本円に両替されて口座に振り込まれます。この際に使われるのはGoogleなどで検索したときに表示される実際の為替レートではなく、ゆうちょ銀行が独自に定めるレートとなっています³。

これは一体どういう意味なのでしょうか。具体的な例を見てみましょう。

例えば、実際の為替レートが1ドル=109円だったとしましょう。対してゆうちょ銀行の為替レートは為替手数料2円を含む1ドル=107円だとします。⁴この場合、同じ500ドルを受け取ったとしても、日本円に換算した際に受取額が変わります。

【1ドル=109円の場合】500ドル=54,500円 

【1ドル=107円の場合】500ドル=53,500円 

(※上記はあくまで例であり、ゆうちょ銀行が定める為替レートは銀行に確認する必要があります)

つまりこの場合、1,000円分を為替手数料として支払っていることになります。為替手数料は一見すると気が付きにくいものですが、送金額を左右するものになるので注意する必要があります。

ゆうちょ銀行に限らず、銀行は一般的に為替手数料を上乗せした独自の為替レートを使用して海外送金を行っています。銀行での海外送金には、送金手数料や仲介銀行手数料だけではなく、為替レートにも手数料が含まれていることを理解しておきましょう。

🔍受け取り手数料無料で、海外からの送金を受け取るには?

ゆうちょ銀行で海外からの送金を受け取る際には、ゆうちょ銀行が指定する為替レートで日本円に換算されます。そのため為替手数料が引かれ、受取額が少なくなってしまうことも考えられます。

よりお得に海外からの送金を受け取りたいなら、銀行ではなくWiseのような海外送金に特化したサービスを使うのもいいでしょう。

Wiseは世界1,000万人が利用する海外送金・外貨決済に特化したサービスで、日本でも資金稼働業者として登録されています。

wise-account-jp

Wiseマルチカレンシー口座を使えば、受け取り手数料無料で米ドルをはじめとする10通貨を外貨のまま受け取ることができます。受け取った外貨は、Wiseの口座内で格安の両替手数料で日本円へと両替できます。

例えば、アメリカの友人から500ドルの送金を受け取る場合、送金人がACH送金というアメリカ国内送金方法を使った場合、Wiseでかかる受け取り手数料はありません。

Wiseで該当10通貨を受け取る方法

Wiseマルチカレンシー口座では、以下の10通貨に対応した銀行口座情報を取得することができます。

Wiseマルチカレンシー口座で外貨のまま無料で受け取れる通貨
米ドル(USD)、英ポンド(GBP)、ユーロ(EUR)、シンガポールドル(SGD)、オーストラリアドル(AUD)、ニュージーランドドル(NZD)、カナダドル(CAD)、ルーマニアレイ(RON)、トルコリラ(TRY)、ハンガリーフォント(HUF)

Wiseの海外口座情報を利用すると、日本にいながらにして海外銀行口座を持っているかのように、外貨を無料で受け取ることができます。

  1. Wiseマルチカレンシー口座を無料開設
  2. 本人確認を行う
  3. 海外口座情報を取得する(法人口座の場合、一回きりの3,000円の手数料がかかります。個人口座の場合、初めに3,000円を残高にチャージする必要がありますが、残高内に残ります)
    a. アカウントにログイン
    b. 残高の「通貨を有効にする」を選択
    c. 受け取る予定のある外貨を選択する
    d. 「銀行口座情報を取得する」を選択
  4. 付与された海外口座情報を、送金人に伝える。(例えば、米ドル口座情報の場合、口座番号、ルーティングナンバー、住所など)

ただ、「500ドルを口座内に入れておいても使い道がない...」という人もいますよね。その場合は、Wiseマルチカレンシー口座内で日本円に両替することができます。米ドル→日本円への両替手数料は、0.58%しかかかりません。(500ドルの場合、2.88ドル=316円相当の手数料)

日本円を自分の日本の銀行口座に出金することもできますし、Wiseマルチカレンシー口座とひもづくWiseデビットカードを発行すれば、そのまま買い物に利用することもできます。

ゆうちょ銀行で海外送金を受け取るには仲介手数料として10ドルかかることを思うと(さらに送金人には海外の銀行が課す送金手数料が別途でかかる)、Wiseマルチカレンシー口座を利用すれば、海外送金の受け取りコストが節約できるかもしれません。

海外の友人から送金を受け取る予定がある人や、海外クライアントがいて定期的に海外からの支払いを受け取っている法人やフリーランサーの方は、ゆうちょ銀行に代わる選択肢として、Wiseマルチカレンシー口座を検討してみてもいいですね。

Wiseマルチカレンシー口座無料開設🚀

送金通貨が該当通貨以外の場合

送金通貨が上記の該当10通貨以外の場合でも、Wiseを活用して海外送金受け取りコストを抑えられるかもしれません。

例えば、香港にいるクライアントから海外送金を受け取る予定があるとします。香港ドル(HKD)は該当10通貨からは外れていますね。

そうした場合は、今度は受取人である自分自身がWiseを使うのではなく、送金人にWiseを使って送金してもらうといいかもしれません。

例えば、香港の送金人は64.37HKD(約910円)の送金手数料で、あなたに日本円10万円を届けることができます。

Wiseを送金人に使ってもらって、日本で送金を受け取りたい場合は、以下を参考にしてください。

送金人にWiseを使ってもらい、ゆうちょ銀行で送金を受け取るには

Wiseからの送金をゆうちょ銀行の口座で受け取る手順は、国内送金を受け取る場合とあまり変わりません。

(1) 送金人に以下の情報を伝えましょう

  • 口座名義(カタカナ): (例) ヤマダ タロウ ※銀行口座で登録されている名義と一致している必要があります
  • 口座番号: (例) 1234567
  • 口座種別:普通 (Futsuu) 、貯蓄 (Chochiku) 、当座 (Touza) から選択
  • 銀行名: Japan Post Bank
  • 銀行コード: 9900
  • 支店コード: (例) 238
  • SWIFTコード: JPPSJPJ1 ※海外から100万円以上を送金する場合に必要となります

(2) 送金人がWiseで送金手続きを行う

(3) 送金人が自分の国のWise口座に入金する

(4) 自分(受取人)の銀行口座に送金が振り込まれる

ゆうちょ銀行の口座番号・店名がわからない場合、ゆうちょ銀行ウェブサイトから調べることができます。

...以上をまとめると、アメリカ、イギリス、EURを使うヨーロッパ諸国、ルーマニア、ハンガリー、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、トルコからの送金を受け取る場合は、Wiseマルチカレンシー口座を使って外貨を受け取り手数料無料で受け取ることができます。

それ以外の国・地域からの送金を受け取りたい場合は、送金人に「Wiseで送金して」と頼んでみるのも良いでしょう。Wiseのより詳しい使い方はWiseガイド(送金人用)から確認できます。

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ゆうちょ銀行で海外からの送金を受け取る方法

以下では、ゆうちょ銀行で海外の銀行から送金を受け取る方法を見ていきます。

送金人に伝える情報

まずは、以下の情報を送金人に伝えましょう。情報が間違っていると送金が届かないなどのトラブルの原因になるので、しっかり確認することが重要です。²

項目内容
仲介銀行名/Intermediary Bank米ドル(USD)受け取り:Deutsche Bank Trust Company Americas NYユーロ(EUR)受け取り:Deutsche Bank AG Frankfurt
仲介銀行コード/Intermediary Bank BIC(SWIFT Code)米ドル(USD):BKTRUS33ユーロ(EUR):DEUTDEFF
受取人取引銀行名/Beneficiary BankJapan Post Bank
受取人取引支店名/BranchHead Office
受取人取引支店住所/Beneficiary Bank Address3-1, Otemachi 2-chome, Chiyoda-ku, Tokyo 100-8793, Japan
受取人取引銀行コード/Beneficiary Bank BIC (SWIFT Code)JPPSJPJ1
受取人取引銀行識別コード/Beneficiary Bank CHIPS UID米ドル(USD):427593ユーロ(EUR):不要
受取人口座番号/Payee Account Number【総合口座への送金の場合】記号(5桁)- 番号(最大8桁)すべてを記載。例:11540-12345671【振替口座への送金の場合】記号(5桁)- 数字(1桁)- 番号(最大6桁)すべてを記載。例:00100-0-100001
受取人口座名義/Name of Payee Account Holder例:HANAKO YAMADA
受取人住所/Payee Address例:4-2-8 Shibakoen, Minato-ku, Tokyo, Japan
受取人電話番号/Payee Telephone Number例:090-123-4567

これらの情報をもとに送金人が海外の銀行で送金手続きを行います。

国際郵便為替による受け取り

ゆうちょ銀行では、口座に直接海外送金を受け取る方法に加えて、国際郵便為替を利用することもできました²。これは小切手による送金と似ており、現金を為替証書に換えて送付する送金方法です。海外からの郵便為替を受け取ったら、それを窓口に持参し、本人確認の上で現金を受け取ります。

しかし最近は国際郵便為替の廃止が進んでいます。例えば、国際郵便為替証書による外国あての海外送金は、2019年12月30日をもって全ての取扱いを終了しています。また、2020年6月30日をもって全ての国際郵便為替による払い渡しも終了しました。⁵

法人口座は海外送金を受け取れない!

ゆうちょ銀行は2020年3月31日をもって、法人口座等による外国向け・外国来の国際送金の取り扱いを終了しました(ゆうちょダイレクト、窓口)。つまり、ゆうちょの法人口座では海外からの送金を受け取ることができません。²

ゆうちょ銀行で海外からの送金を受け取れない?問い合わせ先

ゆうちょ銀行で海外送金を受け取ることに関して不安な点や分からないことがあれば、以下に問い合わせましょう。

【ゆうちょコールセンター】

  • 国内から 0120-108-420(通話料無料)
  • 海外から +81-50-3850-7788(通話料有料・案内は日本語)
  • 受付時間 平日 9:00~19:00、土・日・休日・12月31日 9:00~17:00

まとめ

ゆうちょ銀行では、海外からの米ドル建てもしくはユーロ建ての送金を受け取ることができます(個人口座のみ)。受取手数料は無料ですが、他に仲介銀行手数料と為替手数料が発生することに注意が必要です。

ゆうちょ銀行だけでなく、銀行は一般的に為替手数料を上乗せした為替レートを使用して海外送金を行っています。そのため、受け取る金額が意外と少なくなってしまうことも。為替手数料を気にせずお得に送金するなら、Wiseのようにリアルレートを使うサービスを検討してみてもいいですね。

Wise for sending money


ソース

  1. ゆうちょ銀行 | 海外の金融機関から直接ゆうちょ銀行の口座へ送金できますか。
  2. ゆうちょ銀行 | 外国から日本への送金
  3. ゆうちょ銀行 | 国際送金に適用される換算レートを知りたい場合はどうしたらよいですか。また、換算レートは一日中同じですか。
  4. ゆうちょ銀行 | 「国際送金の料金改定等」のお知らせ
  5. ゆうちょ銀行 | 国際郵便為替証書を換金することができますか。
  6. ゆうちょ銀行 | お問い合わせ

(2021年6月11日ソース確認)


最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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