ニュージーランドで会社設立・起業を成功させるための完全ガイド
ニュージーランドでの起業を考えている方必見!ニュージーランドでの会社設立方法や、起業家ビザの取得プロセスについて詳しく解説します。ビジネスを始めるためのステップや必要な手続きも紹介。ニュージーランドでの起業をサポートします。
グローバル化が進む今日、海外のクライアントと仕事をする機会も多くなっています。業務の対価の支払いを受ける際、必要になるのが請求書(インボイス、invoice)です。
この記事では、英語で請求書を作成する方法を詳しく解説します。さらに無料テンプレートもついているので、ぜひ活用してみてください。
加えて、海外からの支払いを外貨のまま無料で受け取ることのできるWise(ワイズ)についても紹介します。
目次 |
---|
ビジネスにおいて、日本語の「請求書」は、英語で「invoice(インボイス)」と言います。日本では請求書と納品書が別々になっていることが多いですが、海外ではこのインボイスが両方を兼ねていることがほとんどです。
海外では、基本的に支払いを受け取る側が請求書を作成し、支払う側に送ります。例えば、フリーランスのライターが海外の企業に記事を提供した場合、ライター自身が請求書を作成します。そのため、海外との取引がある人は英語での請求書の作り方を把握しておく必要があります。
請求書を表す英単語は他にもbillやcheckがありますが、これらは店舗や飲食店における「レシート」や「お勘定」の意味合いが強く、ビジネス面ではあまり用いられません。
また、同じinvoiceという単語は、貿易において貨物の送り状(明細書)の意味も持っています。
では早速、英語での請求書の書き方を見ていきましょう。以下のWise英語請求書サンプルを使って、項目別に解説します。
始めに、自分の会社名または氏名を記入します。
法人の場合は自分の会社の住所を、フリーランスなどで活動している場合は自宅の住所を記入します。英語で住所を記入する場合、基本的に日本語とは逆の順番で、小さいものから大きいものというイメージで書きます。
【日本の住所】153-0041 東京都目黒区駒場3丁目8-1
【英語での書き方】3 Chome-8-1 Komaba, Meguro City, Tokyo 153-0041, Japan
(参考記事)英語で住所を書く方法:郵便番号からマンション部屋番号まで解説! - Wise
相手の会社名、担当者の氏名、住所、電話番号を記入します。担当者の個人名がわからない場合は記入しなくても構いません。
相手が個人の場合は、氏名と相手の自宅住所を記入しましょう。
ここには、自分の電話番号とメールアドレスが入ります。
ロゴは必ず必要なわけではありませんが、付け加えることで相手に強い印象を与えることができます。Wiseのテンプレートなら、簡単にロゴを追加して請求書のデザインをカスタマイズすることができます。
請求書番号は必須ではありませんが、定期的に取引がある相手の場合、請求書を時系列順に管理するのに役立ちます。
例えば、初めて送る請求書であれば、00001、2回目の請求書であれば、00002といったように番号を付けるといいでしょう。
請求書を作成した日付を記入しましょう。日付の書き方は
【アメリカ英語】月/日/年
【イギリス英語】日/月/年
が一般的です。
例えば、2022年1月24日であれば、
【アメリカ英語】01/24/2022
【イギリス英語】24/01/2022
といったように書きましょう。
この請求書が何に対する代金を請求しているのかを記載します。サンプルテンプレートのでは、表を埋める形で記入します。表記入の例を紹介します。
【商品・サービスの単価に対する請求の場合】
詳細(Description) | 単価(Unit Cost) | 数量(Qty) | 合計金額(Total) | |
---|---|---|---|---|
日本語例 | 4月分記事 | 10,000円 | 5 | 50,000円 |
英語例 | April Articles | $100.00 | 5 | $500.00 |
【時間単価に対する請求の場合】
詳細(Description) | 時給(Hourly Rate) | 時間数(Hours) | 合計金額(Total) | |
---|---|---|---|---|
日本語例 | 日英翻訳 | 3,000円 | 20 | 60,000円 |
英語例 | JP-EN Translation | $30.00 | 20 | $600.00 |
ここでは、この全請求内容の合計を計算して記入します。テンプレートでは大量注文に対する割引や、消費税などもここで追加できるようになっています。不要な部分は空欄または「0」のまま残しておいて構いません。
例(割引なし・消費税あり) | |
---|---|
合計金額(Subtotal) | $500.00 |
割引(Discount) | -$0.00 |
税率(Tax Rate) | 10.00% |
税金(Tax) | $50.00 |
請求金額(Invoice Total) | $550.00 |
消費税の取り扱いは、国内取引か海外取引のどちらであるかによって変わってきます。海外取引の場合は、消費税はかかりません。
例えば、自分が日本に拠点をおいている場合、海外に住所を持つクライアントに対しての業務は国外取引にあたります。そのため、消費税を加える必要はありません。¹
取引相手が海外企業の日本支店であるなど、自分とクライアントが同じ国内で活動している場合は、国内取引となり、消費税を課税しなければならないので注意しましょう。より詳しくは、国税庁の国外取引のページを参考にしてください。
取引先と事前に確認した上で、請求金額の支払期限を記入します。書き方は次の通りです。
【日本語】お振り込み期限は2022年1月31日です
【アメリカ英語】Please pay invoice by 01/31/2022
【イギリス英語】Please pay invoice by 31/01/2022
また、支払期限の他にも明記すべき内容があれば、ここに備考として記載することもできます。
ここに、支払いを受け取る銀行(自分の銀行)の口座情報を記入します。
日本の銀行口座に支払いを受けとりたい場合、銀行名、SWIFTコード、店名、店番号、口座番号が必要になります。具体的な例を見てみましょう。より詳しい口座情報の書き方は海外送金の必要情報の書き方からも確認できます。
海外送金情報 | (例) |
---|---|
銀行名(Bank Name) | SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION |
SWIFTコード(SWIFT code) | SMBCJPJT |
店名・店番号(Branch name / code) | Takadanobaba (273) |
口座番号(Account number) | 1234567 |
必要な情報は、自分の銀行のウェブサイトなどで調べることができますよ。
Wiseウェブサイトから英語請求書テンプレートをダウンロードできます。
日本の金融機関でも海外からの送金を受け取ることはできますが、海外送金受け取り手数料や為替手数料が発生するため、あまりお得であるとは言えません。
海外からの送金を受け取る機会の多い人は、Wise(ワイズ)のようなサービスを利用することがおすすめです。Wiseを使えば、以下の該当10通貨は手数料無料で外貨のまま受け取ることができます。
受け取った外貨はWiseアカウント内で日本円に両替したり、Wiseデビットカードを使って日々の買い物に使うこともできます。Wiseなら通貨間の両替手数料も格安です。
Wiseで無料受け取りできる外貨 |
---|
米ドル、英ポンド、ユーロ、カナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、シンガポールドル、ハンガリーフォリント、ルーマニアレイ、トルコリラ |
WIseでは、マルチカレンシー口座を開設することによって、海外からの送金を国内送金と同じように無料で受け取ることができるようになります。複雑に聞こえますが、利用方法は簡単です。手続きはオンラインで全て完結します。
はじめに、無料でWiseのアカウントを作成します。Webサイトまたはアプリからメールアドレス、Google、Facebook、Appleアカウントで会員登録しましょう。
Wiseでは他の金融機関と同じように、セキュリティ対策のために本人確認が必要になります。本人確認はオンラインで書類をアップロードすることで簡単に行えます。
を準備しましょう。
Wiseでは50種類以上の通貨を1つのアカウントでまとめて管理することができます。中でも米ドル、英ポンド、ユーロなど対象10通貨は、その国の銀行口座情報を取得することができます。これにより、その国で銀行口座を持っているのと同じように送金を受けとることができるようになるのです。
送金を正しく受け取るには、必要な通貨を選んで、その通貨の口座情報を取得しましょう。
Wiseの外貨口座の情報は、アプリまたはウェブで確認することができます。上記テンプレートの口座情報の欄に、受け取ると同じ口座の情報を記入します。
例えば、Wiseでアメリカの口座情報を取得したら、それを請求書に記載すれば、アメリカに銀行口座を持っているのと同じようにアメリカ企業からの支払いを受け取れます。アメリカ国内の主流な送金方法(ACH送金)であれば、受け取り手数料は無料です。
請求書を送ったら、あとは相手が送金するのを待つだけです。通常の場合、仕手が送金したときから即日~3営業日程度で入金されます。アカウントに入金された外貨は、そのままデビットカードで買い物に使うか、円などに両替してから使うこともできます。
Wise(ワイズ)では、送金の受け取りだけではなく、海外への送金もできます。日本の銀行と比べると最大14倍安く海外へ送金できますよ。
Wiseのユーザーは世界1,100万人を超え、毎月の海外送金の額は50億ドルにものぼります。日本では関東財務局に資金移動業者として免許登録済みです。
Wiseを使って海外取引にかかるコストを節約しましょう。
世界1,100万人が使う
海外送金サービスWise(ワイズ)🚀
インボイスを相手に送る際、メール本文に何を書いたらいいのか悩む人も多いでしょう。英語圏でのビジネスのやり取りは、日本ほど丁寧である必要はありません。相手との関係性にもよりますが、ファーストネームでやり取りをすることも一般的です。
例文メール |
---|
|
和訳 |
---|
|
反対に、自分が海外の相手に「請求書を送ってほしい」とお願いしたい場合は、次のようなメールを送るとよいでしょう。
例文メール |
---|
|
和訳 |
---|
|
最後に、その他請求書に関連する英文の例をまとめました。
【自分が請求する側】
(相手からの支払いが遅れている場合など)「まだ支払いを受け取っていません。送金が完了したら連絡ください。」
I have not received the payment yet. Please let me know when you pay the invoice.
「先日送った請求書に間違いがありましたので、請求書を再発行します。申し訳ありません」
There was a mistake in the last invoice I sent you. I attached the corrected version to this email. I am sorry for the trouble.
【自分が支払う側】
「支払いました」
The payment was made today.
(相手から送られてきた請求書に支払い先が記載されていない場合)「支払い方法を教えてください」
Please let me know your bank information.
(相手から送られてきた請求書に間違いがある場合)「請求書に間違いがあるので、請求書を再発行してください」
There was a mistake in the invoice. Can you please correct (直すべき箇所を明記) and resend it to me?
ここまで、英語での請求書の書き方を詳しくみてきました。英語でいうインボイスは日本語の請求書と納品書を兼ねていることが多いです。Wiseの無料テンプレートを使えば簡単に英文の請求書を発行できますよ。
さらにWiseなら、海外からの送金を外貨のまま無料で受け取ったり、手数料がお得な海外送金サービスも利用できます。海外クライアントとのやり取りが多い人は、ぜひWiseの利用を検討してみましょう。Wise法人アカウントもあります。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。
ニュージーランドでの起業を考えている方必見!ニュージーランドでの会社設立方法や、起業家ビザの取得プロセスについて詳しく解説します。ビジネスを始めるためのステップや必要な手続きも紹介。ニュージーランドでの起業をサポートします。
オランダで会社を設立するメリットは?オランダで現地法人設立の流れや費用などを詳しく解説。会社設立したら法人口座も必要!銀行よりお得で便利なWiseビジネスアカウントについても紹介しています。
ドイツでの会社設立の流れ・費用・メリットを解説。GmbH設立の方法やコスト、法人口座開設のポイント、国際取引に便利なWise法人アカウントについても紹介。ドイツ進出を検討中の方必見の情報です。
オーストラリアで個人事業主や中小企業のような形態で起業・会社を設立する方法や取得するビザについて紹介しています。ぜひ参考にしてください。
カナダでフリーランサー、個人事業主として、または子会社、中小規模の会社を設立したい人に向けた記事です。ビザや登録の仕方など、起業に関する情報を全体的にカバーしました。ぜひ読んでみてください。
ドバイで法人設立する方法を解説。ドバイの会社設立にかかる費用や必要書類を詳しくみていきます。ドバイの法人税やドバイ進出のメリット・デメリット、法人口座の解説についても紹介。