【2024年最新】オーストラリアで会社を設立するためのガイド

Hoi Yi Leung

この記事ではオーストラリアで会社を設立する方法について紹介します。オーストラリアで提供している業務形態や必要な資金、情報など。

オーストラリアで会社を設立する前に読むことで、起業がスムーズになります。

また、海外送金が最大で10倍安くなるWise(ワイズ)についても紹介します。オーストラリアで銀行口座を開設するときに同時に口座を開くと、より安く速く送金できます。

目次🔖

オーストラリアに会社を設立するメリット・デメリット

海外で会社を設立するメリット・デメリットに加え、オーストラリアで会社を設立するメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット:

  • 鉱山資源が豊富
  • 中小企業に対する優遇制度が豊富
  • 成長率の毎年の増加
  • アジア市場へのアクセスのしやすさ

デメリット:

  • 全体的なコストの高さ(人件費、賃貸、物流コストなど)
  • 支払う税金が複雑

税金に関しては、事業の内容や場所によって支払う税金が異なります。以下は適用される可能性がある税金です¹。

連邦税(一部):

  • 事業所得税
  • 消費税(GST)
  • 源泉徴収(PAY G)
  • 譲渡所得税

州・準州税:

  • 給与税
  • 印紙税
  • 土地税

どの税金を支払うかは、オーストラリア政府の税金チェックツールで割り出すことができます。

オーストラリアで起業家ビザを取得することはできますか?

2024年11月12日時点では0から取得できる起業家ビザはありません。オーストラリアで会社を設立するための起業家ビザは次のとおりです。

  • Business Owner Visa(事業主ビザ)
  • Entrepreneur stream, Business Innovation and Investment Visa(起業家ビザ)

Business Ownerビザはまず暫定ビザ(期間限定)を取得し、それから永住ビザを取得できます²。2024年11月6日時点では、暫定ビザの取得は休止となっています³。

Business Innovation and Investmentビザは、2024年7月31日に終了していますが、既に取得している人は引き続き使用できます⁴。

オーストラリアの会社の種類

オーストラリアで開設できる会社の種類はおおまかに分けて3種類です:⁵

  • Sole Trader(個人事業主
  • Company (法人)
  • Partnership(パートナーシップ)

以下は各業務形態の違いです:

Sole TraderCompanyPartnership
個人事業主、自由業法人パートナーシップ
無限責任有限責任無限責任(双方の間で)
雇用されているときと同様に課税法人税と取締役や株主としての税金も課税分担した割合に応じて、個別に課税

他にもTrust(信託会社)やCo-operative(協同組合)のような形態もありますが、Trustという形態は設立が複雑で高価なうえ、受益者の資産保護の目的も入っています。そのため外資進出とは少し目的が異なってきます。

Co-operativeもあらゆる分野で事業を行い、利益を分配する企業、または非営利団体のための事業形態なため、起業とはまた異なる形態です。

オーストラリアの会社設立・起業の手続き方法

事前準備や計画が完了したら、オンライン上でASIC(オーストラリア証券投資委員会)にて事業登録を進めます。

手続きには以下が含まれています:⁶

  1. Australian business number(ABN)の取得
  2. 事業名の登録
  3. 事業の税務登録(TFN)
  4. ライセンスと許可証の取得
  5. 会社の設立
  6. 商標(必要な場合)

各手続きを終えたら、オーストラリアでの会社設立は完了です。ABNとTFNに関してはもう少し詳しく解説しましょう。

ABNについて

Australian business number(ABN)とは、オーストラリアに事業があることを証明する、11個の数字が連なった番号です。

紹介した3つの事業形態でも基本的にABNの取得が必要になります。

ABNを取得することで次のことができます⁷:

  • 取引先への事業証明
  • 源泉徴収税(PAYG tax)の回避
  • 消費税(GST)控除の申請
  • エネルギー助成金の申請
  • .auのついたドメイン名の取得

オンラインで申請するには次の情報が必要です⁸:

  • 申請者・関係者の詳細
  • 事業または組織の住所と連絡先
  • 納税エージェント番号(エージェントを使用する場合)
  • 身分確認の証明
  • 事業形態
  • 細かな事業内容

TFNについて⁹

Tax file number(TFN)とは、オーストラリア国税局が発行している固有の番号で、以下の場面で税金の支払いができるようになります:

  • 投資機関
  • 政府機関
  • 雇用主(個人事業主の場合のみ)

どんな事業形態もTFNが必要ですが、パートナーシップと法人においては、個人のTFNとは別に会社のTFNが必要です。

オーストラリアの会社設立・起業に必要な情報・書類

事業名、会社名を登録・取得するために必要な情報・書類は次のとおりです:⁸

  • 申請者の名前と連絡先
  • 事業・組織の住所と連絡先
  • 会社に携わる人・組織の詳細
  • 納税管理人番号(エージェントを使用する場合)
  • 提案したい企業名
  • 業務形態
  • 重役と秘書の誕生日と出身地
  • 発行された株の詳細
  • クレジットカードの詳細
  • 事業譲渡番号(実在する企業を買収する場合)

オーストラリアの会社設立にかかる費用・資本金

オーストラリアで会社を設立する場合の最低資本金はAUD535~699です。ABN、事業名、会社名を登録・取得するためにかかる費用は次のとおりです:

項目費用
事業名の登録(1年)A$44
事業名の登録(3年)A$102
会社の登録A$491-597

会社の登録には、ライセンス料や登記費用など、会社のニーズや性質によってかかる金額は変わってきます。

オーストラリアで銀行口座を開設するには

会社を設立し終えたら、次に開設するものは銀行口座です。今後の事業で必要な資金をオーストラリアドルとして保有する必要があります。

オーストラリアで法人の口座を開設する場合、次の情報が必要になります:¹⁰

  • 会社名
  • 会社の主要住所
  • Australian Business Number(ABN)
  • 業界の種類
  • 全オーナーまたはパートナーの身分証明書

それから口座を開設し、日本の口座からオースxrトラリアドルで資本金を送金すれば完了です。ただし日本の銀行からですと1回の送金手数料に2,000円以上はかかります

Wiseマルチカレンシー口座:グローバル展開する企業に最適

人員が限られている企業にとって、一般的な銀行の法人口座にかかるコストが大きいと感じるかもしれません。

複数通貨の保有に対応している銀行でも、機能に限りがあることがほとんど。また、手続きが煩雑で使いにくいこともあります。

Wiseマルチカレンシー口座は、こうした課題を解決する、海外で事業を展開する企業向けのサービスです。Wiseなら、海外送金や複数通貨の保有・決済が、仲値で行えます。また、手数料も透明性が高く、安心して利用できます。

Wiseマルチカレンシー口座のメリット

  • 世界70カ国以上に格安で送金
  • 1つのアカウントで40以上の通貨を保有・両替
  • 160カ国以上で利用できるデビットカード
  • 年中無休のカスタマーサポート

送金額が大きいほど、従来の銀行や送金プロバイダの為替手数料も大きな負担となります。Wiseは市場レートに基づく為替レートを採用しているため、特に高額送金を頻繁に行う企業なら、手数料を大幅に節約できるかもしれません。

起業したての頃は資金括りが命です。Wiseでどれだけコストを削減できるか確認してみてください。

まとめ

オーストラリアの会社設立について解説してきました。

オーストラリアは全体的なコストが高いというデメリットがありますが、Wiseや政府の優遇制度を使用すれば、なるべく安く済みます。

なによりコストを上回るベネフィットを得られるチャンスです。

オンラインで必要な書類を提出し、資金を用意し、オーストラリアで新たなステージを築いていきましょう。

会社を設立するときは、Wise Businessアカウントもチェックしてみてください。国際的な取引において、低コスト、速い取引、使いやすさを提供します。

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ソース

  1. business.gov.au: Taxation for your business
  2. Immigration and citizenship: Subclass 890 Business owner visa
  3. Immigration and citizenship: Business Skills (provisional) visas (subclasses 160-165)
  4. Immigration and citizenship: Business Innovation and Investment (Provisional) visa (subclass 188) Entrepreneur stream
  5. business.gov.au: Choose your business structure
  6. business.gov.au: Guide to starting a business
  7. business.gov.au: Register for an Australian Business Number
  8. Business Registration Service: Select your registrations
  9. business.gov.au: Register for a tax file number
  10. business.gov.au: Set up your business bank account

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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