新宿の大黒屋で外貨両替をする前に:高いレートに気を付けて!店舗情報・営業時間を解説

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質屋やブランド品の買取などで知られる「大黒屋」は、外貨の両替も行っています。

この記事では、大黒屋で外貨両替をしたい人向けに、新宿にある大黒屋店舗の両替レートや手数料などを紹介します。大黒屋を利用したいと考えている人は、事前に一読しておくことをおすすめします!

海外におけるお金のあり方は非常に多様化しています。大黒屋の手数料についてちゃんと理解したうえで、クレジットカードやWiseの海外送金などと比較して、自分のニーズに合った方法を選びましょう

大黒屋の新宿店舗と営業時間

新宿には下記の5つの大黒屋の店舗がありますが、それぞれ営業時間と取り扱い通貨が異なるので注意しましょう。

店舗名 営業時間 住所 取り扱い通貨(円→外貨) 取り扱い通貨(外貨→円)
新宿南口店 平日・土日祝10:00~19:00 東京都渋谷区代々木2-8-5 新宿南口ビル1F 米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、人民元、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドル、フィリピンペソ 米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、人民元、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドル、フィリピンペソ
新宿思い出横丁店 平日・土日祝10:00~19:00 東京都新宿区西新宿1-2-11 米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、人民元、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドル、フィリピンペソ 米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、人民元、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドル、フィリピンペソ
新宿東西通路店 平日・土日祝11:30~20:30 東京都新宿区西新宿1-2-6 米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、人民元、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドル、フィリピンペソ 米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、人民元、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドル、フィリピンペソ
ブランド館 新宿歌舞伎町前店 平日・土日祝12:00~21:00 東京都新宿区新宿3-24-7 FK324ビル 取扱なし 米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、人民元、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドル
高田馬場駅前店 10:00~19:00(日曜休日) 東京都新宿区高田馬場2-19-7 タックイレブンビル1F 米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、韓国ウォン、香港ドル、タイバーツ、シンガポールドル、フィリピンペソ 米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、人民元、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドル、フィリピンペソ

(2019年4月 大黒屋 ソース

大黒屋で両替するには

では、実際に大黒屋で外貨両替を行うにはどうすればよいのでしょうか?店舗で両替を行うイメージの強い大黒屋ですが、実は他にも「ネット」や「郵送」で両替することもできるんです。

店舗で

全国に210の店舗がある大黒屋。その多くが外貨両替を取り扱っており、夕方まで営業しているところも多いので、銀行が閉まった後でも両替を行うことができて便利ですね。

・店舗に来店する

実際に来店する前に、大黒屋のホームページもしくは電話で店舗の営業時間と取り扱い通貨を確認しましょう。また、両替可能上限額も店舗によって異なるので、高額の両替を行う場合は一度電話で確認することをおすすめします。

・両替したい通貨と金額を伝える

窓口で通貨と金額を伝えると、その日の為替レートを参考にして店員さんが計算してくれます。両替前には、実際の通貨換算レートを自分でも確認しておくといいでしょう。店舗や通貨によっては、紙幣の種類(20ドル札、10ドル札など)を指定することもできます。一部店舗では、米ドル・ユーロの硬貨両替も利用可能です。

・金額を確認して現金を受け取る

レートと金額、金種を確認して両替された現金を受け取ります。これで外貨両替は完了です。

大黒屋の店頭での外貨両替は、面倒な手続きがなくとても簡単です。両替する現金以外に特に持参するものもありません。しかし、特に高額の両替を行う場合は念のため身分証明書(免許証など)を携帯するとよいでしょう。

ネットで

実は大黒屋では、インターネットを利用して外貨両替の申し込みをすることもできます。ただし注文受付時間は平日11:00~14:30(土日祝は休業)のみとなるので気を付けましょう。

・インターネット購入画面で注文

HOMEページから通貨と数量を選択します。その後、購入画面にて必要事項を記入し、送信ボタンを押せば注文完了です。1日の注文限度額は30万円までとなります。

・指定口座に入金

インターネットでの注文が完了したら、大黒屋から「注文確認メール」が届きます。そのメールに記載された期日までに、指定口座に必要金額を入金しましょう。入金期日は原則として、購入当日の15:00までとなっていますので、注意しましょう。

・外貨受け取り

入金を確認後、大黒屋が郵送で両替された現金を発送します。送料が全国一律700円(沖縄県・一部離島除く)かかります。手元にお金が届いたら両替完了です。

インターネットで申し込みができるとは言うものの、申し込み時間が限られており、また入金のために銀行に出向くなどして振り込みをする必要があるので少し面倒ですね。また、両替額は郵送で届くので、迅速な両替をしたい人には向いてないでしょう。

郵送で

両替する現金を大黒屋に郵送するという方法もあります。ただし外貨→日本円のみとなります。

【取り扱い外貨】米ドル、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドル、韓国ウォン、香港ドル、タイバーツ、シンガポールドル

・申し込み

外貨両替依頼書に必要事項を記入の上、外貨と同封して大黒屋へ書留郵便で送ります。取扱額は1回30万円までです(それ以上は店舗を利用しましょう)。

【送付先】

〒100-0005

東京都千代田区丸の内1-6-1 丸の内センタービルディング7F

株式会社大黒屋 商品センター宛

・大黒屋から両替された日本円が振り込まれる(もしくは郵送)

大黒屋に外貨が到着後、自分で指定した銀行口座に日本円が振り込まれます。または現金書留で現金を受け取ることも可能です。振込等の手数料は購入者の負担となります。

大黒屋の両替レート・手数料について知っておきたいこと

大黒屋の店頭での外貨両替では、両替手数料以外の手数料はかかりません(ネット注文・郵送注文の際は振込手数料や送料が別にかかる場合があります)。

両替手数料は、大黒屋が指定する為替レートに含まれています。以下の表は大黒屋の店頭(新宿南口店)における為替レートです。仲値と大黒屋の両替レートの差が両替手数料となります。

大黒屋(新宿南店)の外貨両替レート(2019年4月15日) 円から外貨に両替する場合(単位:円) 外貨から円に両替する場合(単位:円) その日の仲値(単位:円)
USドル 113.64 109.14 111.82
ユーロ 128.98 121.28 125.42
イギリスポンド 155.72 135.92 146.25
カナダドル 93.13 73.93 83.68
オーストラリアドル 88.79 69.88 79.55
人民元 19.11 14.11 16.65
香港ドル 16.62 11.82 14.25
台湾ドル(単位100台湾ドル) 411.98 313.98 363.00
タイバーツ(単位100バーツ) 391.62 311.62 3.52
シンガポールドル 88.34 76.68 82.57
フィリピンペソ 2.41 1.85 2.14

例えば、10万円をUSドルに両替する場合を考えてみます。

仲値(111.82円/ドル)では、100,000円÷111.82円/ドル≒894ドルとなり、10万円は約894ドルに相当します。

しかし、大黒屋の円→USドルの両替レート(113.64円/ドル)では、100,000円÷113.64円/ドル≒879ドルとなり、10万円は約879ドルにしか換金されません。

つまり、この差894ドルー879ドル=15ドル(約1677円)が両替手数料として取られているということになるのです。

同じく、10万円をユーロに両替する場合を考えてみましょう。

仲値(125.42円/ユーロ)では10万円は、100,000円÷125.42円/ユーロ≒797ユーロとなり、10万円は797ユーロに相当することがわかります。

しかし、大黒屋での円→ユーロのレート(128.98円/ユーロ)では、100,000円÷128.98円/ユーロ≒775ユーロとなり、10万円は775ユーロになってしまいます。

この場合は、797ユーロ-775ユーロ=22ユーロ(約2759円)が両替手数料として取られているということです。このように、通貨によっても両替手数料の額は変わってきます。

「かかる手数料は両替手数料だけ」、と聞くと安く思えるかもしれませんが、実は思いがけないコストになっているのです。特に、金額が大きくなればなるほど両替手数料も大きくなるので注意が必要です。

大黒屋の店頭両替レートは店舗によって異なります。事前に確認したい場合は、行先の店舗に電話すると教えてくれます。

ネットでは

店舗における両替レートと、インターネット注文の際の両替レートは若干異なるので注意しましょう。ネットの両替レートは平日11:00~14:30の間にホームページ上で確認できます。

大黒屋(ネット)での外貨両替レート(2019年4月5日) 円から外貨に両替する場合(単位:円) 外貨から円に両替する場合(単位:円) その日の仲値(単位:円)
USドル 113.80 109.80 111.82
ユーロ 129.39 121.39 125.42
イギリスポンド 156.22 136.22 146.25
カナダドル 93.25 74.05 83.68
オーストラリアドル 89.05 70.05 79.55
人民元 18.65 14.65 16.65
香港ドル 16.64 11.84 14.25
台湾ドル(単位100台湾ドル) 412.09 314.09 363.00
タイバーツ(単位100バーツ) 392.00 312.00 3.52
シンガポールドル 88.39 76.73 82.57

具体例を見てみましょう。

日本円10万円分をユーロに両替したいとします。仲値では797ユーロとなるのに対し、大黒屋のネット両替を利用した場合は772ユーロとなります。つまり差額の約25ユーロ(約3135円)分が両替手数料として取られていることになるのです。

つまり、該当日のレートに関して言うと、新宿南口店での店舗での両替よりも、ネットでの両替の方が両替手数料がかかるという結果になりました。普通、ネットでの両替の方が安い場合が多いので、大黒屋は店舗の方が安い稀な例といえるでしょう。しかし、これも店舗によってレートが違うので、全店舗がネット両替よりも安いとは限りません。

大黒屋以外で、安く外貨両替をする方法

現金での外貨両替は、一般的に割高な傾向にあります。店舗に行って現金を換金する手間を考えると、クレジットカードなどを使う方が簡単なことも多いでしょう。

また、現地に友達や家族がいる場合は、あらかじめ使いたい額を海外送金して、現地に到着してから、送金した額を受け取るというのも手です。実際の為替レートを使うWiseを利用すれば、両替手数料(為替手数料)0円で、送金手数料のみで海外送金ができます。

例:10万円をアメリカのドル(USD)口座に送金する場合

銀行・プロバイダ 送金手数料 為替レート 合計コスト 受取概算額
楽天銀行 楽天銀行 1,750円 為替手数料が上乗せされたレート 1,750円+為替手数料 903.90ドル
三井住友銀行 三井住友銀(SMBCダイレクト) 6,000円 為替手数料が上乗せされたレート 6,000円+為替手数料 864.80ドル
Wise Wise 225円+0.79% 実際の為替レート 1,007円 919.67ドル

(2019年6月20日)

リアルレートでどれだけお得になるのか気になる方は、シミュレーションをしてみてくださいね。

以上、大黒屋を利用して外貨両替を行う方法を詳しく見てきました。大黒屋での外貨両替には、両替レートに含まれる両替手数料がかかります。両替手数料は、通貨によっても異なるので、どのくらいのコストがかかるのかわかった上で両替すると良いですね。


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