アメリカ留学の際に学生ビザでバイトができるの?そんな疑問を徹底解説

Yuyuki Tanno

学生ビザを取得してアメリカに留学中、生活費を得るためにアルバイトはできるのでしょうか。結論からいうと、学生ビザを保有している学生は基本的にアルバイトができません。しかし例外的に取り組めるアルバイトもあります。この記事では、留学中の学生が違反せずにアルバイトできる方法を紹介します。

また、現地の生活に役立つWiseについても説明しているので、併せて参考にしてみて下さい。

目次🔖
  • アメリカの学生ビザ (F-1ビザ)とは?
  • アメリカ留学中は原則バイト禁止
  • 学内バイトなら学生ビザを持つ留学生でも合法的にアメリカでアルバイトが可能
  • アメリカ留学中の大学生にもできるキャンパス内でのアルバイト
  • アメリカ留学時に日本の銀行の最大16倍安く海外送金:Wise
  • まとめ
  • アメリカの学生ビザ (F-1ビザ)とは?¹

    そもそも、アメリカの学生ビザには、以下のような種類があります。

    • Fビザ(F-1ビザ):語学学校や大学へ通うための学生ビザ
    • M-1ビザ:専門学校に通うための学生ビザ

    なおFビザは、留学生本人のビザはF-1ビザ、同行する家族はのビザはF-2ビザといいます。

    たとえ短期の留学でも、週18時間以上就学するようなら、F-1ビザが必要です。

    アメリカ留学中は原則バイト禁止¹

    基本的に学業のためのF-1ビザを取得してアメリカに入国・滞在している学生が、現地で就労することは、アメリカにおいて違法行為に当たります。適切な許可なしに働いてしまうと、国外退去になったり、アメリカに二度と入国できなくなってしまったりするため、リスクを冒すのはやめましょう。

    学内バイトなら学生ビザを持つ留学生でも合法的にアメリカでアルバイトが可能¹

    しかしF-1ビザの学生でも、アルバイトができる方法があります。それは、以下の3つです。

    学内アルバイト

    F-1ビザの学生がもっとも利用できる可能性があるのが、学内アルバイトです。これは、成績がよくて授業にもしっかり参加している学生が申請でき、週に最高20時間まで大学のキャンパス内でアルバイトができるというもの。

    学校が開設したカリキュラムに関連がある仕事や、大学卒業レベルの契約をしている研究プロジェクトに関係がある仕事などが該当します。詳しいアルバイト内容は、後ほど説明します。

    カリキュラー・プラクティカル・トレーニング(CPT)

    CPTは、専攻しているプログラムの一環として、企業で実地研修を行うことです。週20時間未満のパートタイムでの就労ができ、時給も発生します。

    さらに、週20時間のフルタイム勤務も選べますが、1年以上フルタイムで働くと、後述するOPTができなくなりますので注意が必要です。

    オプショナル・プラクティカル・トレーニング(OPT)

    OPTは、専攻した分野と関連のある職種で、企業研修を行うことです。専攻プログラムの受講中に実施すると「Pre-Completion OPT」、プログラム修了後に実施すると「Post-Comletion OPT」と呼ばれます。これらのOPTは合計で1年間まで実施できます。

    もしCPTで1年以上フルタイムで働いた場合、このOPTは実施できないので注意が必要です。

    アメリカ留学中の大学生にもできるキャンパス内でのアルバイト

    ここでは、具体的なキャンパス内でできるアルバイトについて説明していきます。語学学校でアルバイトを募集していることは珍しいですが、大学であれば留学生でもチャンスがあるでしょう。

    新入生歓迎スタッフ

    新入生歓迎スタッフは、新年度に入学した新入生に対して、キャンパスの案内などを行う仕事です。新入生だった頃の気持ちを思い出しながら、しっかりとサポートしてあげると良いかもしれません。

    図書館スタッフ

    図書館に在館して、運営に関するジムや書籍を棚に戻す作業などを行います。比較的単純な作業が多く、英語を使った会話も多いほうではないので、まだスピーキング力に自信のない人でも応募しやすいです。

    チューター

    チューターは、学生に対してその教科のサポートを行う、家庭教師のような仕事です。「科学チューター」「地理学チューター」など学問別で分かれていたり、外国語の中でも「日本語チューター」が設置されていることもあります。そのため、得意な科目で力を発揮できるでしょう。

    アメリカ留学時に日本の銀行の最大16倍安く海外送金:Wise

    アメリカ留学中は、何かと海外送金や送金受け取りをする機会が多かったり、外貨での買い物をする機会が重なったりするでしょう。そんなときにWiseを使えば、留学中にも簡単にお金の管理や送金・受信ができます。

    Wise (ワイズ)とは?

    Wiseとは、欧州生まれの金融サービスで、スマホひとつでさまざまなサービスが利用できる利便性が特徴です。

    サービスの柱は3つあります。1つ目は海外送金。通常なら銀行から数千円程度のコストをかけて送金するところ、Wiseならより有利なリアルレートを使って、銀行の最大16倍安く送金が可能です。

    The true cost of sending JPY to USD

    2つ目はマルチカレンシー口座。日本の銀行口座のように単一通貨ではなく、なんと50通貨以上を保有できます。まるで現地にいるかのようにお金を管理できるのが魅力です。

    3つ目は、デビットカード。外貨のままお得に決済できる点が特徴です。

    Wiseのマルチカレンシー口座でバイトの給料を受け取ろう

    Wiseのマルチカレンシー口座では、米ドル口座情報を取得できます。

    それにより、アメリカ現地で銀行口座を作らなくても、給料をWiseのアカウントで米ドルのまま受け取れるのです。現地で銀行口座を開くのは何かと手間がかかるため、日本にいるうちにWiseのアカウントを作って、現地で活用するのもおすすめです。

    また、マルチカレンシー口座で受け取ったお金は、お得な手数料で海外送金をしたり、Wiseのデビットカードを使って外貨決済にも使えます。

    もし日本から10万円をWiseで海外送金したら、その手数料は832円しかかかりません(2023年3月14日時点)。しかもWiseで受け取れば、受取手数料は無料です。このように、手数料をしっかりと節約できることがわかります。

    また、日本で作ったクレジットカードやデビットカードを外貨でのお買い物で使うと、1.6%〜3.0%程度の手数料がかかります。しかしWiseマルチカレンシー口座内に米ドルを保有していれば、手数料がかかることなくお得に外貨決済ができます。

    そしてアメリカのATMから米ドルを引き出す際にも、3万円相当以下かつ月2回までなら、手数料が0円です。

    より詳しいWiseのデビットカードの使い方などは、こちらの記事から確認してみて下さい。

    Wise無料会員登録💡

    まとめ

    学生ビザでアメリカに留学している間は、基本的にアルバイトは禁止されています。無断で行うと国外退去などの措置があるため注意しましょう。しかし、学内アルバイトなどは可能なので、できる範囲で生活費を稼ぐのがおすすめです。

    またWiseマルチカレンシー口座デビットカードを作っておけば、現地でのお買い物や海外送金などに活用できます。ぜひ現地での生活にお役立てください。

    ソース

    1. U.S. Citizenship and Immigration Service | Students and Employment

    *最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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