カナダ留学の際に学生ビザでバイトができるの?そんな疑問を徹底解説
カナダでは学生ビザを保有する留学生もアルバイトが行えます。その際いくつかの条件をクリアすることが必要です。この記事では、カナダの留学生が現地でアルバイトを行う方法やアルバイト時の注意点などをお伝えします。
この記事では、カナダ留学にかかる費用をまとめました。また留学費用を節約するコツも紹介しているので、カナダ留学に興味のある人はぜひ参考にしてください。
1ヶ月 | 3ヶ月 | 半年 | 1年間 | |
---|---|---|---|---|
語学留学 | 16~30万円 | 50~90万円 | 100~180万円 | 200~335万円¹ |
カナダで1年留学する際の費用 | |
---|---|
学費(語学学校) | 100万円~150万円² |
居住費 | 40万円~100万円³ |
食費 | 20~50万円²⁺⁴ |
交通費 | 7万円~9万円⁵⁺⁶ |
海外保険料 | 14万円~20万円⁷ |
ビザ費用 | 235CAD(約19,423円) ⁸ |
航空券 | 67,000円~134,000円⁹ |
海外送金手数料 | 1,750円~8,000円/回¹º |
合計: | 約200万円~335万円 |
カナダは、アメリカと比べて学費や生活費が安いことで人気です。カナダに1年間留学する場合、合計で200~335万円程度の費用がかかります。もちろん、留学する都市、留学形態、また居住形態によって費用は変わってきます。以下で、より詳しく見ていきましょう。
日本の円口座からカナダのカナダドル口座に10万円送金する場合
銀行/プロバイダ | 送金手数料 | 為替レート | 合計コスト |
---|---|---|---|
銀行¹º | 1,750~8,000円 | 為替手数料を上乗せした独自のレート | 1,750~8,000円+為替手数料 |
Wise¹¹ | 159円+0.87% | 実際の為替レート | 1,020円 |
(2019年11月7日シミュレーション)
留学する際に見落とされがちなコストが海外送金です。学費の振込や仕送りなど、日本から海外に送金する機会は多くあります。銀行の海外送金では、1回あたりコストが5,000円を超えることも。
Wiseのように、実際の為替レートを使って送金するサービスを使うことで、海外送金費用を節約できるかもしれません。
カナダ留学で最も大きな出費となるのが学費です。以下でそれぞれの留学形態ごとに学費を見ていきます。
留学形態 | 学費 |
---|---|
語学学校(1ヶ月あたり) | 8~12万円² |
大学正規留学(1年あたり) | 約245万円¹² |
大学交換留学(1年) | 53万円~100万円(日本の大学に支払う)¹³ |
高校留学(1年あたり) | 70万円~150万円¹⁴⁺¹⁵ |
サマースクール(1ヶ月あたり) | 30~40万円¹⁶ |
カナダには非常に多くの語学学校があり、どの学校を選ぶかによってかかる費用が異なります。費用は週当たりで計算されることが多く、セメスター制よりも「何週間留学するか」という計算になります。トロントの語学学校は4週間当たり約10万円、バンクーバーは少し高めで、4週間当たり約12万円が平均的な価格です¹⁷。
ただし、授業のスタイルなどによっても価格は変わります。集団授業の方が費用は安く、個人授業は若干価格が上がります¹⁸。また、フランス語が公用語のケベック州に、フランス語の語学留学をすることも可能です¹⁹。
カナダの大学に留学する場合は、正規留学と交換留学の2つの方法が考えられます。正規留学では、カナダの大学の学費を支払います。カナダの大学の1年間あたりの平均学費は約245万円となっています¹²。ただしカナダには非営利の大学もあり、例えばUniversité de Saint-Bonifaceは、年間の学費が約55万円〜82万円と安く設定されています²º。
交換留学の場合は、日本の大学に在籍しながらカナダの大学に通うため、学費は日本の大学に継続して支払うことになります。
カナダは高校留学の行き先としても人気です。カナダに住む人にとっては高校は無料ですが、留学生の場合は学費を支払う必要があります。留学先の都市、また公立・私立かなどによって学費は変動しますが、1年あたり65万円~115万円程度というのが相場です²¹。
夏休み中にカナダのサマースクールに通って短期に留学するという方法も考えられます。サマースクールの価格はプログラムによって大きく変わりますが、1か月あたり30万~40万円程度のところが多いです¹⁶。
カナダ留学で学費の次に大きな出費となるのが滞在費です。居住の形態によって価格は異なりますが、寮→ホームステイ→アパートの順に価格が高くなると考えても良いでしょう。
居住形態 | 費用 |
---|---|
ホームステイ(1ヶ月) | 700CAD~1200CAD¹⁸⁺¹⁹ |
アパートメント(1ヶ月) | 700CAD~2,000CAD²² |
大学の寮(1ヶ月) | 500CAD~1,200CAD²³⁺²⁴⁺²⁵ |
語学学校に留学する場合、最も一般的な滞在方法はホームステイです。学校を通してホームステイの予約をすることができるのも便利ですね。ホームステイの価格は食事の有無、また滞在する都市によって異なります。3食付きの場合は月1,000~1,200CAD(約8万~10万円)、食事なしの場合は700CAD(約75,000円)が相場となっています¹⁸。
カナダでアパートを借りる場合、都市の中心部だと1か月あたり1,200CAD(約10万円)、少し離れた郊外だと1,000CAD(約82,000円)というのが平均的な価格です。
バンクーバーは家賃が少し高めの傾向にあり、平均価格は1,500CAD(約12万円)となっています²⁶。トロントでは平均月1,055CAD(約8万円)です²⁷。
大学に留学する場合、大学の寮に滞在するのも手です。一般的な大学寮は二人部屋で月500~800CAD(4万~7万円)、1人部屋で700~1200CAD(6万~10万円)程度となっています²³⁺²⁴。
カナダの食費は1か月あたり2万円~4万円程度というのが相場です²。もちろん、外食が多い場合はこれよりもずっと高くなることも考えられます。
カナダの食料品は、おおむね日本と同じ程度か、少し安めの価格設定がなされています。例えば、卵12個入りの平均価格は約270円、鶏肉約500グラムは約486円となっています²⁸。自炊中心の生活をすれば、食費を抑えることが可能です。
外食の場合は、安いところで1食あたり900円~1,300円程度と、日本よりも若干高めの印象です²⁸。また食費などの生活費にはカナダの消費税であるGST(物品サービス税)がかかります。
カナダの大都市(バンクーバー、トロント、モントリオールなど)に生活する場合、地下鉄やバスなどを利用することが多くなると思います。学生用のマンスリーパスなどを使った場合、1か月あたりの交通費は80~110CAD(約6,000円~9,000円)程度になると考えてよいでしょう⁵⁺²⁸。
もちろん、休暇を使って旅行をする場合は追加費用がかかります。
日本の円口座からカナダのカナダドル口座へ10万円を送金する場合(手数料:送金人負担)
銀行/プロバイダ | 送金手数料(中継銀行手数料を含む) | 為替レート | 受取額 |
---|---|---|---|
三井住友銀行SMBCダイレクト | 6,000円²⁹ | 為替手数料を上乗せした独自のレート(1CAD=84.54円)³º | 1,111.90カナダドル |
楽天銀行³¹ | 1,750円 | 為替手数料を上乗せした独自のレート(1CAD=84.42円) | 1,163.82カナダドル |
Wise¹¹ | 1,020円 | 実際の為替レート(1CAD=82.6487円) | 1,197.60カナダドル |
(2019年11月7日時点)
日本からカナダへ送金をする際には、送金手数料だけでなく、為替レートにも注意することが重要です。銀行や多くの海外送金プロバイダは、実際の為替レートではなく、独自に定める為替手数料を上乗せした為替レートを適用しています。ただし、Wiseのように、実際の為替レートを使って送金しているサービスもあります。
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海外留学の際に欠かせないのが、保険への加入です。学校によっては、保険に加入していることが入学の条件の1つであることも多いです。学校から加入する保険が指定されている場合もあります。
海外留学保険の相場は、1年あたり14万円~20万円程度となっています³²。最も有名な海外留学保険であるAIG損保を利用した場合、1か月あたり25,000円~33,000円かかります³³。
カナダでは、6か月以上の留学の場合は学生ビザが必要になります。ビザの申請費用150CADに加え、バイオメトリクス(指紋登録)の費用が85CADかかります。つまり、ビザ費用の合計は235CAD(約19,423円)です⁸。
6か月以内の留学は、学生ビザは不要です(日本国籍の場合)⁸。
日本からカナダ(バンクーバー、トロントなど)への航空券は、往復で安いものだと67,000円~、直行便の場合は134,000円~というのが相場です⁶。
上でも見た通り、海外送金の費用は高額になりがちです。その理由は送金手数料の高さだけでなく、為替レートに為替手数料が含まれているからです。留学費用など高額な送金の場合は、特に為替手数料に気を付ける必要があります。
Wiseのように、実際の為替レートで送金できる新しい海外送金サービスを使えば、海外送金にかかるコストを銀行の最安で8分の1にまで抑えることができます。ぜひ一度、送金シミュレーションをして、どれだけ安く送金できるのか確認してみてください。
留学に行くにあたって欠かせないのが航空券。しかし、出発ギリギリになってから航空券を探し始めると、高額なものしか残っていない、という事態になってしまうことも。できるだけ安い航空券を手に入れるためには、出発の2~3か月前には航空券を買っておくとよいでしょう³⁴。
海外で日本のクレジットカードを使う際には、海外事務手数料(為替手数料)がかかります。この手数料を削減するには、実はコツがあります。
それは、クレジットカードで決済する際に、円ではなく現地通貨(カナダドル)を選択すること。現地通貨を選択すれば、カード会社が定める為替手数料(1.6%〜2.3%ほどのことが多い)が引かれますが、日本円を選択すると各店舗が自由に定める手数料が引かれてしまいます。この手数料は公示されていないことが多いため不透明で、また高額になりがち。そのため、決済時に通貨を選択できる場合は、必ず「現地通貨」を選びましょう³⁵。
それでも、為替手数料が発生することに変わりはありません。1回あたりは少額でも、積み重なると結構な額になる為替手数料。長期で滞在する場合は、カナダ現地で銀行口座を開き、その銀行が発行するクレジットカードやデビットカードを利用するのも手ですね。
海外保険にかかる費用を削減するために、カナダ現地の保険に加入するという手もあります。カナダの学生保険は日本で加入するよりも安いことがしばしば。例えば、語学学校の保険は1日当たり2~2.5CAD(1か月で約5,000円の計算)と設定されていることが多くあります¹⁸。また、大学などが指定する保険も、年間6~8万円程度と、日本で加入するよりも安めです¹²。
ただしこの場合、必ず事前に補償内容を確認するようにしましょう。例えば、ケガや病気で、カナダから日本に医師同行のもと帰国する際の保障が含まれない場合があります。
最も大きな出費となる学費を削減したい場合は、奨学金を申し込むことも検討してみましょう。カナダ留学に利用できる奨学金はたくさんありますが、大きく分けて以下の3種類があります。
【民間企業の奨学金】iae奨学金³⁶、IELTS奨学金³⁷など
【国や政府機関の奨学金】トビタテ!留学ジャパン、日本学生支援機構奨学金など
【地方自治体の奨学金】出身の都道府県や地方自治体が留学奨学金を出していることも多くあります³⁸。
以上、カナダ留学にかかる費用を見てきました。カナダはアメリカに比べて学費や生活費が安めであるため、北米の留学先として人気が高まっています。もちろん、この記事で紹介したコストは大体の額であり、滞在する都市や生活スタイルなどによってコストは大きく変わってきます。出発前に自分で計算してみて、しっかりとしたプランを立てることが重要です。
留学費用には、海外保険や航空券、また海外送金の費用など、こまごまとした費用も多く発生します。これらは積み重なると意外と大きな出費になるもの。様々なオプションがあることを理解し、自分に最適なものを選んで費用を節約しましょう!
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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