Chaseで海外送金する方法とは?アプリで日本へ送金する手順や手数料、必要な書類まで!
Chaseのアプリで海外送金をする方法や、送金にかかる手数料、着金までの日数など海外送金についての気になる疑問点を解説します。手数料を抑える手段もご紹介!
この記事では、SMBC信託銀行プレスティア(旧シティバンク※)での海外送金について解説します。かかる手数料や為替レート、手続きの方法など、知っておきたい情報はすべてこの記事にまとめてあります。
※アメリカの大手銀行であるシティバンクは、2015年末までに日本から撤退し、その個人業務をSMBC信託銀行に移行しました。今までシティバンク銀行が行ってきた業務は、SMBC信託銀行プレスティアが継承する形となっています。
また、SMBC信託銀行プレスティアよりも安く海外送金したい人向けに、実際の市場レートを使用する海外送金サービス「Wise(ワイズ)」についても紹介します。
プロバイダ | 手数料 | 為替レート | 合計 | 受取概算額 |
---|---|---|---|---|
![]() | 3,500円(オンライン・テレフォンバンキング)/4,000円(窓口)※中継銀行手数料が別途でかかる可能性 | プレスティアが定める、為替手数料が上乗せされた為替レート | 3,500円/4,000円+為替手数料 | 1,244.85 AUD |
188円+0.65% | リアルレート | 833円 | 1,296.91 AUD |
シミュレーションは、Wiseの為替レート比較シミュレーションから5月13日14:09(GMT+2)に行った。
同じ10万円を元手にオーストラリアに送金する場合、Wise経由で送金すると、SMBC信託銀行で送金する場合と比べ、52.06AUD(約3981円)多く受取人に送金することができます。言い換えると、SMBC信託銀行で海外送金すると、52.06AUD分を損してしまうということになります。この違いの理由について下記で見ていきます。
上の表を見ると、WiseとSMBC信託銀行プレスティアでは同じ10万円を送っても受取額が異なることが分かりますね。これは手数料だけではなく、為替レートの違いにもよるものです。Wiseがリアルタイムの為替レートを採用しているのに対し、プレスティアの為替レートには為替手数料が上乗せされています。
SMBC信託銀行プレスティアは、仲値(市場の動きをもとに1日に1回定められる基準レート)に、以下の金額が為替手数料として上乗せされています。
米ドル、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、英ポンド、スイスフラン:1円
香港ドル、南アフリカランド:0.4円
ノルウェークローネ:0.3円
タイバーツ:0.08円
つまり、例えばオーストラリアに1000豪ドルを送る場合、1ドルあたり1円、合計で1000円分が為替手数料として余分に必要だということになります。
実は海外送金を取り扱う銀行・プロバイダのほとんどが、このように為替手数料を含んだ独自レートを採用しているのです(各社の為替レートの比較はこちら)。
海外送金に特化したサービスであるWiseは、常にリアルタイムの為替レートを使って両替を行っています。為替手数料が一切かからないので、より少ない手数料で、受取額も多くなるのです。ぜひ一度Wiseの外貨送金シミュレーションで、受取額がいくらになるのか計算してみましょう。
以下の表は、SMBC信託銀行プレスティアでの海外送金にかかるすべての手数料です。
各手数料 | 金額 |
---|---|
海外送金手数料 | 4,000円(窓口・電話)/3,500円(オンライン)※前々月の月間平均総取引残高が100万円相当額以上の場合は電話での送金が2,500円、オンラインが2,000円※プレスティアゴールド会員は送金手数料が無料 |
関係銀行手数料(送金人負担を選ぶ場合) | 約1,000-3,000円 |
円為替取扱手数料 | 個人は無料/法人は2,500円 |
リフティングチャージ | 個人は無料/法人は2,500円 |
被仕向送金手数料(海外送金受け取り手数料)※受け取る際にかかる手数料 | 無料 |
関係銀行手数料(中継銀行手数料)とは、送金銀行と受け取り銀行をつなぐ中継銀行(コルレス銀行とも言う)に支払う手数料のことです。実際に送金するまでいくらかかるかわからないので、相手が受け取る金額から思わぬ手数料が引かれていた、というトラブルになりがちです。
また、関係銀行手数料を送金人(自分)負担に指定することも可能ですが、この場合は指定するための料金として、「関係銀行手数料指図料」が追加で1,500円かかります。関係銀行手数料自体と合わせると、普通の銀行よりも少し高い気がします。
SMBC信託銀行プレスティアは、関係銀行手数料の大体の目安を公表しています。
(1)米国宛USD建送金 USD10.00~
(2)ヨーロッパ宛EUR建送金 EUR20.00~
(3)英国宛ポンド建送金 GBP12.00~
対してWiseでは、独自の送金システムによって、中継銀行手数料が原則発生しないようになっています(例外的に、アメリカ以外の国へのUSD送金、南アフリカへの送金には中継銀行手数料が発生)。そのため、思わぬ手数料に驚きたくない人、相手の受取額をはっきり事前に知りたい人、また送金にかかるコストを最小限にしたい人におすすめです。
「両替時に為替手数料がかかるなら、両替なしに同一通貨で送ればいいじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、そのときに発生するのがリフティングチャージ(為替取扱手数料とも)です。SMBC信託銀行プレスティアでは、個人の取引の場合はリフティングチャージは無料となります。しかし、外貨口座を持っていないといけないので、そうではない人には不便ですね。
SMBC信託銀行プレスティアでの送金には、送金手数料だけでなく為替手数料などのコストが発生します。送金にかかるコストを最小限に抑えたい人は、銀行よりも最大で8倍安く送金ができるWiseの利用がおすすめです。
Wiseは、国内送金を生かした画期的な送金の仕組みによって、送金手数料が非常に安くなっています。また、為替手数料の一切かからないリアルタイムのレートを採用しているので隠れたコストが発生することもなく、透明性の高い方法であるといえます。
Wiseは現在世界で400万人以上の利用者数を誇り、毎月の送金額は4160億円を上回っています。また、ワイズ・ジャパン株式会社は関東財務局により、資金移動業者として認可されています。送金時に振り込んだお金は履行保証金として法務局に保全されており、万が一の場合でも保証されているので、安全です。
気になった方は、ぜひ一度Wiseの送金シミュレーションで、どれだけ節約できるのか確認してみましょう。
SMBC信託銀行プレスティアで海外送金を行うには、マイナンバーの通知が必須です。マイナンバーの通知が済んでいる方法は、窓口・電話・郵送・オンライン(外貨建てのみ)の4種類があります。電話・オンラインでの送金は、事前に送金先情報を登録しておく必要があります。
【窓口】
窓口に来店
海外送金申込書に必要事項を記入
本人確認を行う
内容確認後、送金申し込み完了
【電話】
事前に郵送・もしくはオンラインで送金先を登録しておく※マイナンバーの登録が済んでいない場合は、郵送でマイナンバーと送金先の両方を同時に登録する
0120-110-330に電話
自動音声ガイダンスに従い送金申し込み
【郵送】
海外送金申込書に記入し、郵送(マイナンバーの登録が済んでいない場合は、マイナンバー登録書類を一緒に郵送する)し申し込み完了
内容確認のため電話がかかってくる場合がある
【オンライン】
個人ページより、「送金・振込・振替」 > 「eフォーム/海外送金登録申込(外貨建て)」で送金先を登録(マイナンバー登録が済んでいない場合はeフォーム利用不可。郵送での手続きが必要になります)
必要事項を入力し申し込み完了
SMBC信託銀行プレスティアで海外送金を行う際には、マイナンバーの登録が必須です。窓口に来店するか、事前に必要書類を郵送する必要があります。
【マイナンバー書類】※いずれか1つ
1.個人番号カード(両面)
2.個人番号通知カード
3.住民票写しまたは住民票記載事項証明書
2または3の場合は、追加で以下のうちいずれか1つが必要になります。
・運転免許証(両面)
・運転経歴証明書(2012年4月1日以降発行のものに限る)(両面)
・パスポート(顔写真および住所記載のページ)
・在留カード(両面)
・特別永住者証明書(両面)
また送金先(受取人)の情報を登録する際には、以下の情報が必要です。
受取口座番号
受取人名(英字表記)
受取人住所
受取銀行
※アメリカの場合はABA(Fed Wire Code)、その他の場合はSWIFTコード/BICコードが必要になります。またヨーロッパ・中東地域などIBAN採用国の場合は、IBAN Codeも必要です。IBANは検索機能を使って探すことができます。
支店住所
その他備考
※証券会社への送金等は、最終受取人の口座番号と受取人名、受取人住所を指定。 その他、学校宛ての送金に、学生番号および氏名、保険会社宛ての送金にPolicy No.等が必要な場合もあります。
SMBC信託銀行プレスティアで海外送金を受け取る場合も、マイナンバーを登録する必要があります。また、以下の情報を送金相手に伝えましょう。
※海外から外貨建てで送金を受け取る際は、SMBC信託銀行プレスティアのマルチマネー講座に登録している必要があります。マルチマネー口座を持っていない場合、送られた外貨は両替され、日本円で日本円の口座に振り込まれます。
受取銀行名:SMBC Trust Bank Ltd.
受取銀行所在地:Nishi-Shimbashi Square 1-3-1, Nishi-Shimbashi,
Minato-ku, Tokyo 105-0003, Japan
受取銀行SWIFT(BIC)コード:SMTCJPJT
中継銀行:Sumitomo Mitsui Banking Corporation
中継銀行SWIFT(BIC)コード:SMBCJPJT
口座種類:SAVINGS
口座番号:8桁のプレスティア マルチマネー口座番号
受取人名:口座名義
受取人住所:登録の住所
SMBC信託銀行プレスティアだけでなく、多くの銀行では、海外送金を受け取る際にも、為替手数料が上乗せされた為替レートで両替されます。リアルレートで、より多くの額を受け取りたい場合には、送金人に「Wiseを使って」と頼むといいかもしれません。
海外送金の場合、中継銀行を経由して送金先口座に資金が届く仕組みになっています。そのため着金までに約1週間かかります。もちろんこれは目安であり、各国の情勢や休日などによってかかる日数は変動します。海外送金にかかる日数を短縮したい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
SMBC信託銀行プレスティアの海外送金についてわからないことがあれば、以下の番号に問い合わせましょう。SMBC信託銀行プレスティアのヘルプデスクはすべて、24時間・365日対応しています。
【一般の問い合わせ】
国内から:0120-110-330
海外から:81-46-401-2100(有料)
【インターネットバンキングに関する問い合わせ(プレスティア オンライン ヘルプデスク)】
国内から:0120-41-0956
海外から:81-46-401-2106(有料)
以上、SMBC信託銀行プレスティア(旧シティバンク)で海外に送金する方法を見てきました。SMBC信託銀行プレスティアでは為替手数料が上乗せされたレートを採用しているため、隠れたコストが発生することに注意が必要です。
より安く、速く、手軽に送金を行いたい場合は、ぜひWiseの利用を検討してみましょう。Wiseの送金シミュレーターを使えば、SMBC信託銀行プレスティアでの送金に比べてどれだけ節約できるか、一目でわかります。
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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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