100万円以上の振込にかかる手数料とは?三井住友銀行や三菱UFJなど主要銀行の手数料まとめ
みずほ銀行やゆうちょなど大手銀行の100万円以上の送金にかかる振込手数料を一挙にまとめてご紹介します。
近年、北海道は海外でもその豊かな自然と農産物から人気になっていますが、それに伴って、海外の企業や海外の個人との取引も増えていると思います。
そうした時に必要になってくるのが「海外送金」です。道内大手の北洋銀行でも海外送金サービスが行われています。ところが実際に海外送金をすると意外にコストがかかることをご存知でしょうか?
これらの手数料は海外送金の方法や選択する金融機関によって大きく変わります(下図参照)。この記事では北洋銀行の海外送金方法を解説するとともに、海外送金の選択肢としてWise(ワイズ)が有効であることを紹介します。
プロバイダ | 手数料 | 為替レート | 合計費用 |
---|---|---|---|
北洋銀行 | 7,500円(送金手数料)+3,000円(支払銀行手数料) | 為替手数料が上乗せされた独自の為替レート | 10,500円+為替レートに含まれる為替手数料 |
Wise | 265+0.6%円 | 実際の為替レート | 859円 |
※2024年9月24日時点
北洋銀行で海外送金を行うときの手数料はどの程度必要なのでしょうか?
北洋銀行では海外への送金だけでなく国内に外貨送金を行うことができます。「国内外貨送金」とは外貨預金口座から国内向けに送金することを指します。1
送金手数料 | |
---|---|
海外向け | 7,500円 |
国内外貨送金(他行向け) | 7,500円 |
国内外貨送金(当行本支店) | 2,500円 |
国内外貨送金(同一店内) | 400円 |
国内非住居者円建て | 2,300円 |
支払銀行手数料(送金人負担の場合) |
---|
3,000円 ※送金人負担を選択しても、関係銀行を通るときに手数料が控除され、満額が受取人に支払われない場合があります。 |
リフティングチャージ | |
---|---|
円建送金 | 送金額×0.05%ただし、最低 2,5000円 |
外貨預金から外貨建送金 | 送金外貨額×0.05%×北洋銀行が定める為替レートただし、最低2,500円 |
その他手数料 | |
---|---|
仕向送金照会手数料 | 5,000円 |
仕向送金内容変更手数料 | 5,000円 |
仕向送金組戻手数料 | 5,000円 |
このように海外送金には様々な手数料が必要です。はじめに「送金手数料」が必要になります。また送金人が負担する場合は送金先の銀行に対して「支払銀行手数料」を支払います。
また通貨の交換が伴わない場合(例えば、日本からアメリカへ円のまま送るとき)は、「リフティングチャージ」も支払う必要があります。
さらに送金先の口座に入金される間に「中継銀行」を通すことが多く、追加の手数料がかかる可能性もあります。海外送金においては、送金銀行と受け取り銀行に直接提携関係がないことが多く、それら2つの銀行を中継できる他の銀行が必要となるのです。
一方Wise(ワイズ)は、世界中に銀行口座を持ち、お互いを独自のネットワークでつないでいます。例えば、日本からアメリカに送金する場合、送金は、日本の送金人口座からWiseの日本口座、Wiseのアメリカ口座からアメリカの受取人口座といったルートで行われます。つまり、実際の資金は国境を超えていません。こうした新しい仕組みによって、海外送金をより安く、よりシンプルなものにしています。手数料は銀行の最大10倍安く済むこともあります。ぜひ手数料の国際送金シミュレーションをお試しください。
北洋銀行では、海外送金を受け取る場合も手数料が必要になります。外貨建→円建、外貨建→外貨建、そして円建→円建の3種類の取引方法があります。
到着した通貨 | 受取通貨 | 受取手数料 |
---|---|---|
外貨建 | 円建 | 1,500円 |
外貨建 | 外貨建 | 到着金額×0.05%×北洋銀行が定める為替レートただし、最低2,500円 |
円建 | 円建 | 到着金額×0.05%ただし、最低2,500円 |
※上記の他に手数料がかかることもございます。海外送金を受け取る際は、窓口までご相談ください。
受け取りの場合も、中継銀行によっては追加で手数料がかかり、受取手数料とは別に、受取額からその分が引かれる可能性があります。
Wiseでは受取人に対して受取手数料は課していません。したがって自分が海外から送金を受け取るときは、送金側に送金方法としてWiseをあらかじめ指定してもいいかもしれません。
北洋銀行では法人や個人事業主向けに「北洋外為Web」というサービスがあります。北洋外為Webで必要な手数料は以下の通りです。2
月間基本手数料 | 外国送金手数料 | |
---|---|---|
北洋外為Web | 3,300(消費税込み)円 | 3,500円 |
※上記の他に手数料がかかることもございます。海外送金を受け取る際は、窓口までご相談ください。
北洋外為Webは窓口での海外送金手数料よりも4,000円お得ですが、別途基本手数料が必要となります。
海外送金では銀行に支払う手数料の他に「隠れコスト」があります。銀行は、実際の為替レートよりも割高なレートを使用しているからです。
銀行は毎朝、「仲値」と呼ばれる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレートを設定します。しかし、海外送金で使われる為替レートは、この仲値にさらに為替手数料を上乗せしたものです。北洋銀行も例外ではなく、2024年9月24日のレートでは米ドルは1米ドルあたり1円、ユーロは1ユーロあたり1.5円が手数料として上乗せされています⁴。これは微差に思えるかもしれませんが、送金する額が大きくなってくると小さな手数料では済まなくなってきます。
例えば日本からアメリカへ100万円を送金する場合を考えてみましょう。仲値が143円/ドルのとき、為替手数料を上乗せした為替レートは144円/ドルとなります。仲値では100万円は約6,993ドルに相当しますが、銀行の為替レートで換金すると約6,944ドル相当になります。この場合、為替手数料だけで約49ドル(約7,007円)かかっています。3このように、大きな額を送金したい人は為替レートに注意することが必要でしょう。
一方、Wiseは為替レートに仲値を使用しています。シミュレーションで表示される手数料以外に、隠れたコストはありません。
北洋銀行で海外送金をする場合、以下の手順が必要です。
(1)北洋銀行店舗窓口へ行く
銀行窓口営業日の9:00〜15:00に開いています。
2024年9月24日時点ですと、仕向送金ができる店舗は札幌市内に16店舗、その他地域に23店舗あります⁵。
(2)必要書類を提出する
個人と法人・個人事業主では必要な書類が異なります。
<個人>
<法人・個人事業主>
(3)送金依頼書を記入する
送金依頼書に記入する以下の情報を事前に準備しておきましょう。
(4)手数料を含めた入金
北洋銀行で海外送金を受け取る場合は以下の情報を送金側に伝えてください。4
またマネー・ローンダリングやテロ資金供与対策の一環として、以下の資料の提出をお願いすることもあります:
北洋銀行とWiseの海外送金手数料の違いについて解説してきました。
この記事のポイントは以下の通りです。
Wiseの送金手続きはオンラインで完結します。必要書類もオンラインでアップロードするので、窓口まで足を運ぶ必要はありません。
これまで見てきた通り、海外送金は、銀行や送金プロバイダによって手数料や送金方法が大きく異なります。北洋銀行やWiseなど様々な海外送金方法を比較してみるといいでしょう。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。
Wiseで海外送金した場合いくらかかるのかもチェックしてみてください。
北洋銀行での海外送金に関するお問い合わせは以下の方法があります。不明点・気になることがある場合は、事前に問い合わせることをおすすめします。
北洋銀行各店舗 - 店舗検索。
<銀行窓口営業日>9:00〜15:00
外国為替ヘルプデスク- 011-261‐1328
<電話受付時間>銀行窓口営業日の9:00〜17:00
以下は北洋銀行での海外送金がしやすくなる質問に答えています。
どの国で送金を行うかによって使うコードが異なります。
IBANコードは、銀行口座番号を識別するために使われます。IBANは主にヨーロッパや中東などで使われているコードです。
日本やアメリカなどはSWIFTコードを使います。SWIFTコードは、国際的な銀行識別コードであり、使用する銀行を特定するためのコードです。
どちらが適しているのかは実際に検索して確認しましょう:
法人の場合は北洋外為Webサービスでインターネットバンキングを使用できますが、個人の場合は窓口でのみの対応となります。
より安価な手数料で送金したい場合は、Wiseの使用をお勧めします。
北洋銀行は国内の送金を主に扱っていますが、Wiseは海外の送金を主に扱っています。またWiseは関東財務局により、資金移動業者として認可されており、銀行のような預金ではなく送金を主に扱っています。
そのためWiseは視覚的に海外送金がしやすく、着金の速度も速いです。国内でも気軽に友人間でオンライン上の送金ができるのもメリットです。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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