中国SIMカードの選び方とおすすめ購入方法!中国旅行に最適なSIMカード

Hoi Yi Leung

中国旅行でスマホを使うなら、SIMカードなどの通信準備が必要です。空港のWi-Fiだけでは移動中の通信が不便になり、日本のSIMのままだと高額なローミング料金が発生することも。とはいえ、中国のSIMカードについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?

実際、以下のような疑問を感じていませんか?

  • 中国に行くのにSIMカードは必要?
  • 日本のスマホで中国のSIMカードは使える?
  • 中国のSIMカードの料金はいくら?

そこで本記事では、中国のSIMカードの選び方、購入方法、価格相場をわかりやすく解説します。安心して中国を楽しむためにも、気になる方はぜひ最後までご覧くださいね!

目次🔖

中国でスマホを使うための旅行前準備

中国旅行や出張の際に、現地でIPhoneなどのマートフォンを使うためには、事前の準備が欠かせません。とはいえ、やるべきことはたった1つです。それは、自分のスマホが「中国のSIMカードに対応しているかどうか」の確認です。

そもそもSIMカードとは、スマートフォンやタブレットに挿入する小型のICチップのことで、現地の通信回線を利用するために必要なものです。中国のSIMカードを利用することで、通話やデータ通信が可能になります。

つまり、SIMロック(日本のキャリア回線しか使えない状態)であれば、中国で現地のSIMカードを利用できません。この際は、事前にスマホのSIMロックを解除する必要があります。

ただし、近年発売されたスマートフォンの多くは、SIMロックなし(SIMフリー)の状態で販売されています。特に、数年以内に購入した端末であれば、そのまま中国のSIMカードを利用できる可能性が高いでしょう。

中国のSIMカードを日本で購入

中国旅行や出張では、ネット利用のためにSIMカードが必要です。これは事前に、日本で購入できます。事前に準備しておくことで、到着後すぐにインターネットが使え、移動中の情報収集や連絡がスムーズになります。

メリット

中国のSIMカードを事前に日本で購入しておくメリットは、以下の通りです。

  1. スムーズにインターネットが使える
  2. 旅行日程に合ったプランを選べる
  3. 通信制限が少ないプランも選べる

1つ目のメリットは、到着後すぐにスマホを使用できることです。空港での移動や目的地の検索がスムーズになります。Wi-Fiを探す手間がなく、安心して中国旅行を楽しめます。

2つ目は、あなたの中国旅行に適したプランを選べることです。これにより、余分な料金が発生しにくくなります。

最後は、中国のネット規制がないことです。現地で契約する場合、一部の中国のSIMカードには規制があり、海外ユーザーは特定のサイトにアクセスしづらいことがあります。日本で購入できる中国のSIMカードなら、比較的自由なインターネット環境になります。

デメリット

一方で、中国のSIMカードを日本で購入することには、以下のようなデメリットも存在します。

  1. 現地で購入するより割高
  2. SIMカードの設定を自分で行う必要がある
  3. 日本購入でも一部のSIMカードは中国ネット規制対象に

1つ目は、現地よりも料金が高い傾向にあることです。日本で購入するSIMカードは、手数料や輸入コストが加算されているためです。

2つ目は、SIMカードの設定を自分で行う必要があることです。日本で購入した場合、SIMカードの挿入やAPN(アクセスポイント)の設定を自分で行う必要があります。設定に不慣れな方にとっては、面倒に感じるかもしれません。

最後は、日本購入でも一部のSIMカードは、中国ネット規制対象になっていることです。対策としては、「購入するSIMカードの情報を確認しておく」、「VPNを利用する(有料)」などが挙げられます。

ちなみにVPNとは、インターネットを安全に使うためのトンネルのようなものです。 VPNに接続することで、日本などの好きな国のサーバーを経由できます。これにより、中国のネット規制でアクセスできないサイトにも、アクセスしやすくなります。

日本で購入できるおすすめ中国SIMカード3選

日本で購入できるおすすめの中国SIMカードは、以下の通り。全てAmazonショップなどで購入可能です。

SIMカード名利用期間・対応エリアプラン内容価格購入場所
Bigconnect SIM4日間 \ 中国・香港・マカオ
  • 1日1GBまで高速(超過後256kbps)
  • データ通信専用
  • 中国ネット規制なし
¥1,480Amazon
アーモンドSIM8日間 \ 中国・香港・マカオ
  • 5GB(上限到達後は通信停止)
  • データ通信専用
  • 中国ネット規制なし
¥1,480Amazon
China Unicom SIM30日間 \ 中国本土・マカオ

(香港・台湾は不可)

  • 最大17GB(1データ上限到達後は通信停止)
  • データ通信専用
  • 中国ネット規制なし
¥1,900Amazon

これらのプランはあくまで一例です。他のデータ容量や利用期間のプランもあるので、あなたのニーズに合ったものを選んでみてください。

中国現地でSIMカードを購入

中国旅行や長期滞在の際に、現地でSIMカードを購入する方法もあります。中国SIMカードを現地で購入するメリット・デメリットを解説します。

メリット

中国現地でSIMカードを購入するメリットは、以下の3つです。

  1. コストを抑えられる
  2. 豊富なプランから選べる
  3. 店頭でサポートを受けられる

1つ目は、コストを抑えられることです。日本で購入するよりも安価でSIMカードを入手できます。輸入コストや手数料が不要なためです。

2つ目は、豊富なプランから自分に合ったものを選べることです。旅行者向けの短期プランから、長期滞在者向けの月額プランまで、多くの選択肢があります。

最後は、店頭でサポートを受けられることです。中国現地の携帯ショップでは、購入時にスタッフが設定をサポートしてくれる場合が多いため、SIMカードのセットアップがスムーズに行えます。

デメリット

一方で、デメリットもあります。

  1. 英語が通じにくいことも
  2. 中国のネット規制が適用される
  3. 購入に時間がかかることがある

1つ目は、購入場所によっては英語が通じにくいことです。大都市の空港やキャリア直営店では英語対応のスタッフがいる場合もあります。しかし、市街地の販売店では英語が通じないことが多いです。

2つ目は、中国政府のインターネット規制(グレートファイアウォール)の影響を受けることです。そのため、GoogleやLINE、YouTube、Twitterなどが使用できないことがあります。VPNを利用しない限り、一部のウェブサービスへのアクセスが制限されます。

最後は、購入に時間がかかることです。空港のSIMカード販売カウンターは、混雑していることが多く、長時間待つ可能性があります。また、市街地の店舗でも同様に、購入手続きに時間がかかるケースもあります。

中国で購入できるおすすめSIMカード3選

中国で購入できるおすすめSIMカードは、以下の3つが挙げられます。プランは下記以外のもあるため、あなたに適したプラン(データ量・利用可能期間など)を選んでくださいね。下記の価格は北京の場所を基にしています。

通信キャリアプラン内容価格購入場所
中国移動(China Mobile)「5G快適プラン」
  • 15GB〜300GB
  • 5G対応
78〜598人民元/月
  • 主要空港(北京や上海など)内の通信キャリアショップ
  • 市内の通信キャリア店舗
  • コンビニ
中国聯通(China Unicom)「頂点カード」
  • 全国データ通信量:20〜40GB
  • 北京エリア:30〜60GB
  • 5G対応
50〜100人民元/月
  • 主要空港(北京や上海など)内の通信キャリアショップ
  • 市内の通信キャリア店舗
  • コンビニ
中国電信(China Telecom)
  • 全国5GB + 北京15GB
  • データ上限到達後も500Mbps保証
39人民元(基本料金)
  • 主要空港(北京や上海など)内の通信キャリアショップ
  • 市内の通信キャリア店舗
  • コンビニ

よりお得に外貨決済:Wise

中国旅行や滞在中、少なからずお金を使いますよね。その支払い方法を工夫するだけで、余計な手数料を削減し、節約できます。この点おすすめなのが、手数料が安いWiseのデビットカードです。

普通の日本のクレジットカードを海外で利用すると、海外手数料が1.5〜3.0% かかることが一般的です。しかし、Wiseのデビットカードなら、わずか0.5%〜で済みます。Wiseは外貨決済に特化しており、支払い時にWiseのマルチカレンシー口座から、自動で最適なレートで両替されるため、無駄な手数料を抑えられます。その結果、他の決済方法よりもコストを節約できるのが魅力です。

実際にどれほどの違いがあるのか、計算してみましょう。

例えば、中国で10万円分の買い物をした場合の手数料は以下の通り。

この差額は無視できないですよね?また、ATMで現金を引き出す際もWiseはお得です。通常のクレジットカードでは、現金引き出しごとに約220円の手数料が発生しますが、Wiseのデビットカードなら、1ヶ月に2回まで3万円までの引き出しが無料です。

Wiseのデビットカードを利用するには、以下の手順で簡単に申し込みが可能です。

  1. Wiseの公式サイトで会員登録
  2. 本人確認書類を提出(パスポートやマイナンバーカードなど)
  3. アカウントの準備完了

せっかくの中国旅行、不要な手数料で損をしないためにも、事前にWiseの利用を検討してみてはいかがでしょうか?少しでも気になる方は、Wiseの公式サイトで実際のレートを確認してみてください。

中国のSIMカードまとめ

中国でスマホを快適に使うには、SIMカードの準備が重要です。短期旅行なら日本で事前購入することで、到着後すぐにインターネットを利用できます。一方、現地購入ならコストを抑えつつ、データ容量の多いプランを選ぶことが可能です。

SIMカードの種類もさまざまで、中国移動(China Mobile)・中国聯通(China Unicom)・中国電信(China Telecom) の主要キャリアごとにプラン内容が異なります。そのため、自分の利用目的に合ったものを選びましょう。

また、中国のインターネット規制(グレートファイアウォール) により、Google・LINE・YouTubeなどが使えないこともあります。日本で購入できるVPN不要のSIMを選ぶか、別途VPNを用意しておくと安心です。

加えて、中国滞在中の決済については、Wiseのデビットカードがおすすめ。これを活用することで、海外手数料を抑えつつスムーズに決済できます。ATMの引き出し手数料も無料枠があります。中国で一般的に使われる電子決済AlipayWeChat Payにも対応しており、中国元(CNY)の決済が非常に便利です。

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中国のSIMカードに関するよくある質問

中国に行くのにSIMカードは必要ですか?

中国でインターネットを使うなら、SIMカードの購入が便利です。Wi-Fiだけでは移動中の通信ができないため、中国のSIMカードやeSIMを利用するのがおすすめです。

日本のスマホは中国SIM使えますか?

SIMフリーのスマホであれば使用可能です。ただし、SIMロック解除が必要な場合もあります。

中国SIMの料金はいくらですか?

39人民元(約820円)〜598人民元(約12,280円)のプランなどがあります。利用可能期間やエリア、データ通信量によって異なります。


ソース
  1. iPhone の SIM ロックを解除して別の通信業者でも使えるようにする方法 | Apple
  2. SIMロックの解除状況を確認したい | au
  3. SIMロックについて | 総務省
  4. Bigconnect SIM | Amazon
  5. アーモンドSIM | Amazon
  6. China Unicom SIM | Amazon
  7. 中国移動
  8. 中国聯通
  9. 中国电信

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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Hoi Yi Leung
2025年1月24日 8分で読めます

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