SBI新生銀行の外貨両替方法は?具体的な手順と手数料、ステージランクについても解説!
SBI新生銀行の外貨両替方法を徹底解説!オンラインや外貨宅配、店頭での両替方法、手数料や顧客ステージによる優遇内容まで詳しく紹介します。お得に外貨を両替するためのポイントもご確認ください。
海外送金と言えば、PayPalを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?確かにPayPalは、世界で最も広く利用されているオンライン海外送金サービスの1つです。
最近では他にも多くの海外送金サービスが登場していて、その1つがWiseです。Wiseは2016年に日本でサービスを開始してから、急速な勢いで利用者数を増やしています。
そんなPayPalとWise。一見すると似ているサービスですが、実は色々な違いがあります。あなたがニーズに合った最適なサービスを選べるよう、この記事ではPayPalとWiseを詳しく比較しました。
まずは、会社とサービスの基本情報を比べてみましょう。
PayPal | Wise | |
---|---|---|
設立年 | 1998年¹ | 2011年 |
本社 | アメリカ¹ | イギリス |
日本サービス開始 | 2010年² | 2016年 |
ユーザー数 | 4億2900万人¹ | 1300万人 |
評判 | 1.6/5.0³ | 4.5/5.0⁴ |
上の表を見ると、PayPalとWiseでは大きく違っていることが分かります。1998年にアメリカで設立されたPayPalは、国際送金サービスの草分け的存在であり、その分ユーザー数も非常に多くなっています。しかし反対にTrustPilotでの評価はあまり高いとは言えません。
対してWiseは2011年設立の比較的新しい会社ですが、急速にユーザー数を増やしています。また、TrustPilotでの評価も5点中4.5点と高く、信頼できる会社であることが分かります。
PayPal | Wise | |
---|---|---|
為替レート | 基本為替レート⁺3.00%~4.00%(※)⁵ | 実際の為替レート(ミッドマーケットレート) |
※送金人負担の場合は4.0%、受取人負担の場合は3.0%。
PayPalとWiseの大きな違いは、為替レートにあります。PayPalの為替レートには3.00%~4.00%の為替手数料が含まれているのに対し、Wiseの為替レートは常に実際の為替レートを使用しています。
具体的な例を見てみましょう。
アメリカの受取人が1,000ドル受け取れるように日本から送金する場合
PayPal¹º | Wise¹¹ | |
---|---|---|
為替レート(1ドルあたり) | PayPalの独自の為替手数料を上乗せしたレート(149.01円) | 実際の為替レート(144.035円) |
海外送金手数料 | 499円 | 1,169円(0.75%+89円) |
合計送金額 | 149,509円 | 145,204円 送金する |
(送金シミュレーション:2022年9月7日11:15,11:16(GMT+3))
計算
一見PayPalの海外送金手数料の方が安く見えますが、PayPalの為替レート自体にも手数料が含まれていることに注意しましょう。合計送金額を見ると、上記の例では Wiseの方が4千円以上安い送金額で1,000ドルを届けられることがわかります。
PayPalの手数料を含んだ為替レートは、なかなか気が付きにくい「隠れコスト」とも言えるかもしれません。
PayPal | Wise | |
---|---|---|
海外送金手数料 | 499円⁶ | 通貨・送金額による 0.75%+89円(アメリカに送金する場合) |
為替レート | 基本為替レート⁺4.00%⁵ | 実際の為替レート(ミッドマーケットレート) |
送金にかかる時間 | PayPal残高に入金されてから、銀行口座への引き出しには通常3営業日かかる | 即日〜数日 |
日本円から送金できる対応通貨数 | 100通貨以上⁷ | 50通貨以上 |
Wiseの送金手数料は通貨や送金額によって異なりますが、常に送金額の1%以内と格安に抑えられています。そして、PayPalと違って為替手数料が含まれていないので、実際にはPayPalyよりも安く送金できることがほとんどです。
PayPalでは相手の銀行口座ではなく、オンラインのPayPalアカウントに送金するため、即時で着金できることが魅力です。また、100種類以上の多様な通貨に対応していることも特徴的です。
PayPal | Wise | |
---|---|---|
海外送金受け取り手数料 | 個人間送金:無料 商用送金:4.10% + 固定手数料⁸ | 外貨口座情報を使って、外貨のまま無料で受け取り可能 |
為替レート | 基本為替レート⁺3~4.00% | ミッドマーケットレート |
受け取り通貨 | 22通貨 | 10通貨 |
PayPalでは、家族や友人など個人間の送金は常に無料です。しかし、商品やサービスの代金などの商用支払いの場合は、受け取り側が4.10% + (通貨によって異なる)固定手数料を手数料として支払う必要があります。
対してWiseでは、現地の口座情報を同じアカウント内で取得できるため、国内送金を受け取るのと同じ形で海外送金を受け取ることができます。そのため、主要10通貨は受取手数料無料で外貨のまま受け取れます。
Wiseで受取手数料無料で外貨のまま受け取れる10通貨 |
---|
米ドル、英ポンド、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、シンガポールドル、ルーマニアレイ、ハンガリーフォリント |
また主要10通貨以外の場合は、逆に送金人にWiseを使ってもらうことで、自分の日本の銀行口座でお金を受け取ることができます。
PayPal | Wise | |
---|---|---|
両替を必要としない場合 | 無料 | 無料 |
両替が必要な場合 | 4.00% | 0.6%(日本円→米ドルの場合) |
PayPalとWiseは両方とも、アカウント内の残高を支払いに使うことができます。
WiseではWiseデビットカードを発行して、クレジットカードと同じようにオンラインや実店舗での決済に利用することもできます。もちろん、外貨は外貨のまま支払いに使うことができ、両替が必要な際は格安の両替手数料のみがかかります。
それに対してPayPalは、オンラインでの支払いにのみ残高を利用することができます。PayPal支払いに対応している店舗で支払う際に「PayPal残高を使用する」を選択するだけです。ただし、AmazonなどPayPal支払いに対応していない店舗では使うことはできません。
PayPalを使って異なる通貨での支払いを行うと、4%の手数料がかかるので注意が必要です。例えばアメリカの通販サイトで1,000ドルの買い物をした場合、実際に支払う額は1,040ドル分の日本円になるということです。
Wiseデビットカードの場合、0.6%の手数料がかかるので、支払う額は1,006ドル分の日本円になります。
PayPal | Wise | |
---|---|---|
銀行口座引き出し手数料 | 5万円以上:無料、5万円未満:250円 | 208円 |
PayPal、Wiseの両方で、アカウントから日本の銀行の口座に残高を引き出すことができます。手数料はほとんど同じですが、PayPalは高額な引き出しの手数料が無料になります。
Wise | 30,000円未満/月 | 30,000円以上/月 |
---|---|---|
2回以下の引き出し | 無料 | 1.75% |
3回以上の引き出し | 70円 | 70円+ 1.75% |
Wiseでは、Wiseデビットカードを使って海外のATMから現地通貨の現金を引き出すことが可能です。これはPayPalにはない機能です。毎月2回、3万円までの引出しであれば、手数料も無料なので嬉しいですね。
PayPalは海外送金サービスであるだけでなく、オンラインで商品を販売する際の決済代行サービスとしての機能もあります。これは、オンラインショップがPayPalを介して支払いを受けとることができる、ということです。なお、Wiseはオンライン決済代行は行っていません。
PayPalで商品代金の支払いを受け取るには、まずビジネスアカウントを開設または個人アカウントからアップグレードする必要があります。
取引内容 | 受取手数料 |
---|---|
日本国内の取引 | 3.60% + 40円 |
海外の取引 | 4.10% + 固定手数料(受け取った通貨によって異なる) |
商品やサービスの代金の支払いを受け取る商用取引は、個人間の送金とは区別され、受取人(販売者)が受け取りの際に手数料を支払う必要があります。さらに、海外との取引には通貨両替に伴う手数料も発生するので注意が必要です。
例えば、アメリカのオークションサイトで商品を1,000ドルで販売したとします。
この時の実際の為替レートが、1ドル=144円とします。
1,000ドル = 144円/ドル × 1,000ドル = 144,000円。
しかし、外貨を日本円に変えて受け取る際には、為替手数料(通貨換算手数料)が3%(受け取りの場合)かかるので、144,000円 × 3% = 4,320 円が為替手数料として引かれます。
つまり、144,000円 - 4,320円 = 139,680円。
さらに、ここから海外取引手数料として4.10% +固定手数料(40円)がかかるので、139,680円 * 4.10% + 40円 = 5,766円が海外取引手数料として引かれます。
その結果、実際に受け取れる金額は、139,680円 - 5,766円 = 133,914円。
元々の1,000ドル(144,000円)と比べると、10,086円つまり7%ほどの手数料が引かれていることになります。
ここからわかる様に、PayPalの為替手数料と海外取引手数料は高額になりかねないため、PayPalをビジネスの支払い受け取り手段として使う際には手数料をしっかり理解しておくといいでしょう。
支払いの受け取りをカード決済ではなく銀行振込でもできるという場合は、PayPalの代わりにWiseなどの他の選択肢も検討してみてもいいかもしれません。
Wiseを使えば、米ドルをはじめとする10通貨を外貨のまま受け取り手数料無料で受け取ることができ、またアカウント内で格安の両替手数料(米ドル→日本円の場合、0.5%)で日本円に両替することができますよ。
いかがでしたか?PayPalとWiseはどちらも海外送金ができるサービスですが、手数料やその他機能の面で大きな違いがあることが分かります。オンラインでEコマースを運営するならPayPal、日常使いならWiseというように、シーンに合わせて最適なサービスを使えるとよいですね。
さらに両者の特に大きな違いは、為替レートに含まれた為替手数料です。Wiseが常に為替手数料なしのミッドマーケットレートを使っているのに対し、PayPalでは通貨の両替に3~4%の手数料がかかります。これは海外とのやり取りが多い人にとって大きな痛手となりかねません。
そのため、為替手数料を気にせず海外送金を行いたいなら、Wiseがよりおすすめです。Wiseアカウントを使えば10通貨を無料で受け取ったり、Wiseデビットカードを使ってそのまま残高を日々の決済に利用もできます。もちろん、80以上の国へ海外送金も簡単に行えるので、この機会にWiseアカウントの使用を検討してみては?
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。
SBI新生銀行の外貨両替方法を徹底解説!オンラインや外貨宅配、店頭での両替方法、手数料や顧客ステージによる優遇内容まで詳しく紹介します。お得に外貨を両替するためのポイントもご確認ください。
住信SBIネット銀行の外貨両替サービスの特徴と利用方法を詳しく解説。低コストの為替手数料やリアルタイムレートでの取引など、そのメリットを紹介。口座開設から外貨両替の具体的な手順、注意点まで。
WOWPASSの両替方法やお得な使い方を徹底解説。手数料無料の両替、便利なプリペイドカード機能、Tmoneyとして公共交通機関でも利用可能。韓国旅行をスムーズにする最適なキャッシュレス決済方法をご紹介します。
Revolutでの外貨両替の手数料や、週末の手数料、両替レートなどを詳しく解説します。Revolutでは土日など週末の両替手数料は異なるので、この記事でしっかりとご説明します。
海外赴任の際は一定条件のもとで積立NISA口座の保有を続けられる可能性があります。証券会社によって対応が異なっているため、まずは取引先会社への確認が重要です。海外赴任時のつみたてNISA口座の扱いや、海外赴任を便利にするWiseのサービスについて解説します。
PayPalには英語の住所も登録することが可能です。海外とやり取りするときに便利な英語の住所登録の方法を解説します。また、PayPal通常の住所登録や変更手続き方法や流れなども併せて解説します。