
LINE Payで海外送金はできる?手数料・為替レートを解説!
今や日本人の生活には欠かせないアプリ「LINE」。そんなLINEが開発したオンライン決済サービスが「LINE Pay(ラインペイ)」です。では、LINE Payで海外にお金を送ることはできるのでしょうか?LINEは日本だけでなく世界中で使われているので、このような疑問を抱く人も多いと思います。
この記事では、LINE Payで海外送金ができるのかどうかを説明します。海外送金にかかる手数料や為替レートに関しても解説。また、実際の為替レートを使ったオンライン海外送金サービス「Wise(ワイズ)」についても紹介しています。
LINE Payで海外送金はできる?
LINE Payはアジアを中心に世界中で登録者数が4,000万人を超え、国際的なオンライン決済といえます。またLINE Payには外貨両替サービスがあり、国境を越えた利用に少しずつ対応しています。
ここで気になるのはLINE Payを通じて海外送金できるか否か、ということですが、LINE Payにいわゆる「海外送金」と呼ばれるサービスはありません。しかし、LINE Payの「個人間送金サービス」を使って海外にいるLINE Payユーザーにお金を送ることは可能です。ただし、これには様々な制約があるのでよく気を付けなければいけません。
LINE Payで海外にいるLINEユーザーに送金する方法
LINE Payを通じて海外にいるユーザーにお金を送る方法は、日本国内の個人送金サービスと同じで、ウォレットの画面で送金を選択した後、送金したい友だちを選択します。金額とメッセージを入力して送金します。
LINE Payで送金サービスを利用するには、送る側・受け取る側ともに本人確認を済ませたLINE Payユーザーである必要があります。また、送金できる相手はLINEの友達に限ります。
(LINE Pay ソース 2019年2月)
LINE Payを使って海外に送金する際に気を付けるべき制限
しかし、LINE Payを上記のように海外送金の手段として使うには非常に多くの制限があります。第一に、LINEは台湾やタイ、インドネシアなどではポピュラーになっていますが、世界の多くの国では認知度が低いという現実があります。つまり、お金を送りたい相手がLINEユーザーではない、LINEを知らないということが大いにあり得ます。
第二に、LINE Payで送ったお金を利用する方法が限られています。受け取ったお金はそのままLINE Payの決済に使うか、銀行口座に振り込むことができます。しかし気を付けたいのは、出金先として登録できる銀行口座は日本の銀行に限られているということです。つまり、海外在住のLINE Payユーザーにお金を送っても、現地の口座に出金できるわけではないので、受取側としてはとても不便です。
またLINE Payの決済に使う場合でも、海外ではLINE Payの残高ではなくLINEアプリに登録されたクレジットカードから引き落とされる場合がある、また利用できる店舗が限られているということに注意しなければいけません。受取人がLINE Payカードを持っている場合はそれで決済することもできるのですが、LINE PayカードはJCBと提携しているため、JCBが利用できる店舗でなければこれも使えません。JCBはVisaなどとは違い、海外において利用できる場所は限られています(アジアでは多いですが、ヨーロッパやアメリカではとても少ないです)。
つまり、お金を海外の口座に送りたい・海外の受取人が現地通貨で受け取ってすぐに使えるようにしたいという意味では、LINE Payで海外送金を行うのはかなり不便であるといえるでしょう。
以下では、LINE Payに代わって使える海外送金に特化したサービスをいくつか紹介します。
(LINE Pay ソース1 ソース2、ソース3 2019年2月)
LINE Payに代わって使える便利な海外送金方法は?
海外にお金を送るには
①銀行を介して送金する。
②銀行以外の海外送金サービスを利用する。
の二つの方法があります。しかし、銀行で海外送金をしようとすると、手数料が3,000円を超えることがとても多いです(参考記事:ゆうちょ銀行から海外送金するには?手数料、為替レート、送金に必要な日数を解説)。窓口に出向かないといけない、必要な書類が多すぎて分からない、などと困った声が聞かれるのも事実です。
つまり、LINE Payのサービスのように手軽にお金を送りたい、という場合は銀行よりもその他の国際送金サービスを利用する方がおすすめです。そこでこの記事では、銀行以外の送金サービスを使った送金方法をメインに解説していきます。様々なプロバイダを比較検討したうえで、自分に合った方法を選んでください。
例:日本からアメリカへ10万円を送金する場合(手数料は送金人負担)
日本円からアメリカに同じ10万円を送金しても、受取人に届く額が違うことがわかります。この理由は送金手数料の違いだけではなく、為替レートの違いにもよります。
多くの銀行・プロバイダは、為替手数料と呼ばれる手数料を上乗せした為替レートを使用しています。つまり、実際の為替レートではありません。
例えば、Wiseのように実際の為替レートと格安の送金手数料を使用する海外送金サービスを使うと、同じ送金額でも多くの額を受取人に届けられるかもしれません。日本の主要銀行と比べ、最大14倍安く海外送金ができます。
LINE Payに代わる海外送金方法まとめ
様々な点で便利に利用できるLINE Payには、いわゆる「海外送金」というサービスはありません。しかし、個人間の送金サービスを利用して海外にいるLINE Payユーザーにお金を送ることはできます。しかしこれには様々な制約があり、相手が受け取ったお金を便利に使えないことが考えられます。そのため、海外にお金を送りたい場合は、銀行もしくは銀行以外の送金サービスを検討することをおすすめします。
しかし銀行を介した国際送金は高額な手数料がかかることがほとんどです。また、送金手数料が比較的安いSBIレミット、ウエスタンユニオンなどのプロバイダも為替手数料が上乗せされた為替レートを採用しているため、手数料以外の「隠れたコスト」がかかるというデメリットがあります。
Wiseは手数料が安いだけでなく、常にリアルタイムのレートを採用しており為替手数料がかかりません。
海外送金をする際に最も重要なのは、様々な銀行や国際送金サービスの詳細をリサーチすることです。比較検討して自分の目的に最適なものを選びましょう。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。
当ブログは、一般的な情報を提供することを目的としており、扱われている全てのトピックの詳細すべてが網羅されるものではありません。当ブログは、お客様が根拠とすべきアドバイスとなることを意図しておりません。当ブログの内容に基づいていかなる行動を起こすまたはいかなる行動を止める前に、専門家またはスペシャリストのアドバイスを得る必要があります。当ブログの情報は、TransferWise Limitedまたはその関連会社からの法的、税務的、その他専門的なアドバイスを表すものではありません。過去の結果と今後も同様の結果となることは保証されません。明示または明示されていないかを問わず、当ブログの内容が正確、完全、または最新であることを表明、担保または保証しておりません。
Wise – 海外送金をもっと安く、もっとカンタンに
詳しくはこちら
銀行口座だけで簡単!Wiseの海外送金受け取り方法
Wise(ワイズ)で海外送金を受け取る方法を解説。受け取るだけならアカウント登録不要。銀行口座に直接受け取ることができます。海外送金受取手数料もかかりません。

[2022年最新] Wise(旧TransferWise)とRevolutを徹底比較!
RevolutとWiseって何が違うの?海外送金サービスのレボリュートとワイズ(旧ワイズ)を比較。手数料だけでなく、利用可能な通貨の種類やカードの特徴などを見ていきます。

海外から日本への送金限度額はいくら?5銀行を比較!
海外からの送金を受け取る際の限度額を知りたい!この記事ではそんな疑問に答えています。各銀行の海外送金受け取り限度額と、高額な送金受け取りに関する規定を解説しています。

シティバンクのアメリカ↔︎日本間の送金方法・手数料
アメリカのシティバンクから日本に送金する方法解説!シティバンク(Citibank)の海外送金手数料や日数を紹介。日本からの送金についても見ていきます。

海外赴任ガイド:非居住者のマイナンバーの扱いは?
【海外移住者必見】海外に引っ越すとマイナンバーはどうなる?海外移住時のマイナンバーに関する手続きや規定を徹底解説。海外送金や銀行口座は?マイナンバーがない場合はどうする?非居住者のマイナンバーの疑問に答えています。

10銀行の振込手数料を比較!安いのはどこ?
10銀行の振込手数料を比較!振込手数料が安い銀行を知りたい人は必見です。自行あて・他行あてに分けて比較。振込手数料の安い銀行を選ぶコツも解説しています。海外への振り込みにかかる手数料を削減できるサービスも紹介していますよ。