常陽銀行で海外送金をするには?手数料・レートを解説

Wise

「子供が留学することになった」「家族が海外に転勤することになった」「海外にいる人にお金を送りたい」といったように、国際化が進んだ現代、日本から海外の銀行にお金を送る機会も多くなってきました。

しかし、日本国内向けの振込とは違い、海外送金には、様々な手数料が必要になります。

ここでは、常陽銀行から海外送金をする際に必要な手数料や手続きの流れをご紹介していきます。

また、「えっ、こんなに手数料がかかってしまうの?」と思った人のために、銀行の代わりに利用できる安価なオンライン海外送金サービスWise(ワイズ)についても紹介しますので参考にしてみてください。

日本円10万円をアメリカへ送金する場合の手数料(手数料を送金人が負担する場合)

プロバイダ 送金手数料 為替レート 合計費用
常陽銀行 電信送金-4,500円、送金小切手-3,500円 常陽銀行が定める為替レート(為替手数料を含む) 4,500円/3,500円+2,000円(支払銀行手数料)+常陽銀行が定める為替レート ※ただし、送金小切手の場合は支払銀行手数料は不要
Wise 646円 リアルタイムの為替レート 646円

(常陽銀行 ソース2019年2月)

常陽銀行の海外送金手数料はいくらかかる?

常陽銀行は、電信送金(電子決済)と送金小切手での送金ができます。

電子送金の場合は、4,500円、送金小切手の場合は3,500円かかります。

常陽銀行の海外送金手数料
電信送金 4,500円
送金小切手 3,500円
海外送金のその他の手数料
為替手数料 銀行が定める為替レートに含まれる手数料
外貨取扱手数料 送金外貨額×0.05%×送金日のTTSレート(銀行が定める為替レート)(最低額2,500円)
円為替取扱手数料 送金額×0.05%(最低額2,500円)
支払銀行手数料 2,000円

ここで、あまり耳慣れない海外送金にかかる様々な手数料について簡単にご紹介します。

一般的に海外送金する場合、円を海外の通貨へ両替し送金します。この場合は「為替手数料」が発生します。

銀行や一般的な海外送金プロバイダは、仲値(銀行・金融機関が毎日定める基準レート)に為替手数料を上乗せした為替レート(TTSレート)を使用しています。Googleなどで検索した時にでてくる実際のレートよりも、送金者にとっては少し不利なレートで両替されているということです。

「両替することで為替手数料がかかるのであれば、送金する金額を予め両替してから送金すれば手数料はかからないのでは?」と思われるかもしれません。

確かに為替手数料はかからないのですが、その代わりに別の手数料がかかってしまいます。

それが「外貨取扱手数料」、「円為替取扱手数料」です(「リフティングチャージ」と呼ばれることも。)ドルからドル・円から円など、同じ通貨で送金する場合にかかる手数料です。

「支払銀行手数料」とは、受取り側の銀行や送金途中で関係する銀行(中継銀行)にかかる手数料のことを言います。

基本的に支払銀行手数料は受取人負担ですが、送金人負担を選ぶこともできます。

しかし、気をつけなくてはいけないのは、送金人が支払銀行手数料を負担したとしても、受取額から海外の銀行でかかる手数料が差し引かれることもあるということです。

なぜかというと、海外送金は、送金する銀行と受け取る銀行以外に、中継銀行を通すことが多いからです。その中継銀行も手数料を課すのですが、それは送金時点ではいくらかかるか正確な予測はできません。なので、想定以上の手数料がかかってしまうこともあるのです。

(常陽銀行 ソース2019年2月)

常陽銀行の海外送金受け取り手数料

これまでは、常陽銀行から海外の銀行に送金することについてご紹介してきました。

ここでは、逆に海外の銀行から常陽銀行に送金されたお金を受取る場合の手数料についてご紹介しますね。

海外送金受け取りに関わる手数料
受け取り手数料(被仕向送金手数料とも呼ばれます) 1,000円
外貨取扱手数料 入金額×0.05%×入金日のTTSレート(最低額2,500円)
円為替取扱手数料 入金額×0.05%(最低額2,500円)
中継銀行手数料 送金による
Wise 0円

お金を受け取る時も、送金時と同様、中継銀行の手数料が受取額から差し引かれる可能性があります。送金人がWiseを使って送金した場合、受け取る人には手数料はかかりません。

(常陽銀行 ソース2019年2月)

Wise:銀行に代わる、より安価で透明性の高い海外送金方法

常陽銀行で海外送金をする際には、送金手数料以外にも様々な手数料がかかることがわかりました。

しかし、現在では、海外送金に特化したサービスもあり、その1つWise(ワイズ )では銀行の8倍近い安い手数料で海外送金が行えます。

これまで見てきた通り、銀行で行う海外送金には様々な手数料がありますが、Wiseでかかる手数料は送金手数料のみです。

また、リアルタイムの為替レートを使用しているので、銀行のようにレートに隠されたコストはありません。

「安いというだけでは、心配...」と不安に思う人もいるかもしれませんが、エストニアで生まれ現在はイギリスに本社を置くWiseは、日本でも資金稼働業者として正式に登録しています。世界での利用者は400万人を超え、毎月の送金額は30億ポンド(日本円で約4160億円)を上回ります。

そして、安さの理由は、ユニークな送金の仕組みにあります。

Wiseは世界中に開設した銀行口座を使って、例えば日本からアメリカへの送金であれば、日本の送金を日本のWise口座で受け取り、アメリカのWiseの口座からアメリカの受取人口座へと振込をしています。つまり、高額で時間のかかる海外送金の代わりに、複数の国内送金を活用することで、より安くよりシンプルな海外送金の仕組みを構築しています。

日本円からは、ドル、ユーロ、ポンドといった通貨はもちろん、フィリピンペソ、インドネシアルピアなどを含む全47通貨に替えて送金できます。実際にかかる各国への海外送金日数も紹介していますので、確認してみてください。

こちらから送金手数料をシミュレーションできます。銀行との違いに驚くかもしれません。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。

常陽銀行の海外送金方法

ここでは、常陽銀行から海外送金をする場合の送金方法についてご紹介します。

常陽銀行では、「外国送金依頼書作成サポートサービス」という窓口での手続きに必要な「外国送金依頼書」をインターネット上で事前に作成できるサービスがあります。このサービスを使った場合の、手続き方法について説明します。

  • 「外国送金依頼書作成サポートサービス」を使って、インターネットで事前に外国送金依頼書を作成する。
  • 外国送金依頼書をプリントアウトして、提出必要書類(後述)とともに窓口へ。(店舗検索はこちらから)
  • 担当者の指示のもと、送金額を支払う。

「外国送金依頼書サポートサービス」は、送金手数料が500円割引になるお得なサービスでもあります。入力データを保存できるので繰り返し利用可能なので、同じ受取人に複数回送金する人にとっては嬉しいですね。

利用対象は、海外銀行口座向け電信送金および国内銀行口座向けの外貨建/非居住者円建の電信送金になります。送金小切手での送金には向きません。

気を付けなくてはいけないのは、このサービスはあくまで外国送金依頼書をネットで事前に作成するものであって、海外送金自体は窓口に行く必要があります。常陽銀行の窓口は、平日9:00~15:00に開いています。忙しくて時間の都合がつかない人は、平日休日問わず、24時間利用可能なWiseなどのオンライン海外送金サービスをおすすめします。

(常陽銀行 ソース 2019年2月)

常陽銀行の海外送金に必要な書類

ここでは、常陽銀行から海外送金をする場合に必要な書類についてご紹介します。

  • 通帳・お届け印

  • 送金人の名前および住所を確認できる公的資料

(例)送金日において有効な運転免許証、外国人登録証明書、各種健康保険証など

  • 送金資金の原資を確認できる資料

(例)給与を原資として送金する場合は、給与振込を確認できる通帳または給与明細等

  • 送金目的を確認できる資料

(例)学費を送金する場合は、授業料の請求書や入学・在学が確認できる資料。生活費を送金する場合は、受取人との関係を確認できる資料など。

  • 送金人の情報:英文の名前、英文の住所

  • 受取人の銀行情報:英文の銀行名、英文の支店名、英文の支店住所

  • 受取人の情報:英文の名前(口座名義)、英文の住所、口座番号(欧州向け送金の場合はIBANアイバンコード)、連絡先電話番号

IBANコードがわからない場合は、受取人に聞くか、こちらから検索する事もできます。

  • 送金目的にかかる情報:英文で表記した送金目的(英語での表記が不明な場合は、日本語でも可)

  • 個人番号(マイナンバー)または法人番号を確認できる資料(個人番号(マイナンバー)・法人番号の届けが済んでいない場合のみ)

<個人の場合>

個人番号カード、通知カード、住民票の写し(個人番号の記載があるもの)。これに合わせて、本人確認書類も必要となります。

<法人の場合>

法人番号指定通知書、法人番号印刷書類(6ヶ月以内)。これに合わせ、登記事項証明書なども必要です。

(常陽銀行 ソース 2019年2月)

常陽銀行で海外送金の受け取りに必要な情報

ここでは、常陽銀行で海外から送金されたお金を受け取る場合に必要な情報についてご紹介します。

事前に送金人に以下の情報を知らせておきましょう。

  • 送金種類:Telegraphic Transfer(電信送金)
  • 取引銀行名:The Joyo Bank, Ltd. ○○○○Branch
  • SWIFTコード:JOYO JP JT
  • 受取人口座番号:支店番号(3桁)-口座番号(7桁)
  • 受取人氏名(英文)
  • 受取人住所(英文)
  • 送金目的

(常陽銀行 ソース 2019年2月)

常陽銀行の海外送金に関するお問い合わせ先

海外送金は不安な面や不明な点も多いと思います。

そんな時は、常陽銀行に問い合わせてみましょう。

問い合わせ先は以下のとおりです。

外為フリーダイヤル 0120-5931-18

受付時間 9:00から16:00(土日・祝日・銀行休業日を除きます)

または、

常陽ハローセンター

フリーダイヤル 0120-380-057

受付時間 平日9:00から20:00 土曜9:00から16:30(ただし、祝日・年末年始・ゴールデンウィーク期間中を除く)

携帯・PHSからも通話料無料。

以上、常陽銀行で海外送金をする場合、海外からお金を受け取る場合についてご紹介してきました。

海外送金は、日本国内の振込と違い様々な手数料があることをご理解いただけたと思います。また、隠れたコストである為替手数料についてもご説明しました。

海外に送金する場合は、できる限り少ない手数料で送りたいものです。より安く送金したい方には、海外送金に特化したWiseをおすすめします。手数料は一目瞭然で、銀行と比べて8倍近く安い手数料で済むこともあります。

海外送金の手数料は複雑でわかりづらいことも多いですが、送金者が納得した状態で送金できればいいですね。この記事がそのお役に立てましたら、幸いです。

(常陽銀行 ソース 2019年2月)


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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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