最新カンボジア銀行口座開設ガイド:人気銀行・送金方法解説!

Yumiko Kijima

カンボジアの銀行は金利が高く、ドル建て口座を開設できる点で人気です。カンボジアに移住予定の人はもちろん、カンボジアに銀行口座を持ちたいという人は多いでしょう。

この記事では、カンボジアで銀行口座を開設する方法を見ていきます。おすすめの銀行や日本からお得に送金できるサービスWiseについても紹介しています。

手数料の上乗せのない為替レートで海外送金🚀

カンボジアに住んでいなくても(非居住者)、カンボジアの銀行口座は開ける?

現状、カンボジアでの住所が無くてもカンボジアの銀行で口座を開設できる可能性はあるが、銀行にもよると言えるでしょう。

例えば、ABA銀行やアクレダ銀行では外国人の口座開設には、パスポートの他にカンボジアの居住証明が必要とされています¹⁺²。一方、プノンペン商業銀行では、パスポートと雇用証明(どの会社で働いているか等)があれば、外国人でも口座を開設できます³。

非居住者の場合、口座の利息にかかる課税率がカンボジア居住者よりも高くなることに注意しましょう(居住者:定期預金口座6%、非居住者:14%)⁴。

口座開設のルールは常に変わる可能性があります。また、銀行の支店によっても対応が違うこともあるでしょう。非居住者でもカンボジアの銀行口座を開設したい場合、とりあえず口座を開設したい銀行店舗に行く又は該当銀行に問い合わせてみるといいでしょう。

カンボジアで銀行口座を開設する方法

では、カンボジアで銀行口座を開設する基本的な流れを見ていきましょう。

銀行口座開設に必要な書類¹⁻³

【必ず必要なもの】

  • パスポート
  • 初期入金費用(銀行によって異なるが、100ドル程度)

【銀行によって必要になる場合があるもの】

  • カンボジアの長期滞在ビザ
  • カンボジアにおける住所・就労を証明する書類
  • カンボジアの携帯電話番号

銀行口座開設の流れ⁵

  • 開設したい銀行の窓口を訪問
  • 口座開設したい旨を伝え、申込書に必要事項を記入
  • 必要書類を提出
  • 初期費用を入金する
  • オンラインバンキングの利用設定を行う
  • 口座開設完了
  • 後日、郵送でカードなどが届く

書類などに問題がなければ、通常30分~1時間程度で口座開設手続きが完了します。また、事前にオンラインで申し込みすることが可能な場合もあります。ただしこの場合も、本人確認書類提示などのために窓口を訪問する必要があります。

カンボジアの銀行口座の種類:自分の目的に合わせて選ぶ

カンボジアの銀行にはSavings account、Current account、Fixed Depositの3種類の口座があることがほとんどです。用途に合わせて選ぶといいでしょう。¹

日常使いのための口座ならば、Savings Accountがおすすめです。Savings Accountは日本の普通預金と同じようなもので、少し金利がつき、また引き出しなども自由に行えます。

Current Accountは当座預金とも呼ばれ、若干耳慣れないものですが、決済用の口座です。利息は付かないことがほとんどです。

お金を増やしたい目的なら、Fixed Deposit(定期預金)がおすすめです。自由にお金の出し入れができない代わりに、高い金利がつきます。

カンボジアの銀行口座の種類
  • Savings account(普通預金):少し金利がつく。引き出しも自由にでき、日常使いに
  • Current account(当座預金):金利はつかない。ビジネスでの取引・決済用におすすめ
  • Fixed deposit(定期預金):高い金利がつく。その代わり、自由にお金の出し入れはできない。特に、カンボジアの定期預金の金利は高いことで有名

日本からカンボジアの口座へ海外送金するには

カンボジアで口座開設が済んだら、日本から送金する必要が出てくるでしょう。日本の銀行を使って海外送金することもできますが、銀行の海外送金は時間がかかる上に、手数料が高くなりがちです。

さらに、銀行の海外送金は、送金手数料以外に、為替レートにも「為替手数料」と呼ばれる手数料が上乗せされていることに注意しましょう。

銀行ではなく、海外送金に特化したWiseのようなサービスを使ってみるのもいいでしょう。

実際の為替レートで海外送金:Wise

Wiseは、安い送金手数料と手数料の上乗せのない為替レートが特徴の海外送金サービスです。世界900万人以上が利用し、毎月の総送金額は約6,000億円に上ります。

カンボジアへ送金する場合、USD建ての送金となるので、通常の送金手数料のほか、SWIFT手数料(3.20 USD)がかかります。また、送金銀行・中継銀行が徴収する手数料が25–50USD分、送金から引かれることもあります

しかしそれでも、銀行を通して海外送金する場合よりも安く送金できる可能性が高いでしょう。日本からカンボジアへの送金を考えている方は、Wiseを検討してみてもいいですね。

無料アカウント🎈

カンボジアで人気な銀行はどれ?

  • ABA銀行(ABA Bank)

ABA銀行はカナダ・ナショナル銀行が運営する外資系銀行。インターネットバンキングの使い勝手が良いと評判で、近年カンボジア国内で人気を拡大しています。2020年には「カンボジア最優秀銀行」にも選出されました⁶。

特徴
  • 国内に77支店、ATM450台超⁷
  • カンボジア国内で人気拡大中
  • 1年ドル建て定期預金の金利は3.5%¹
  • アクレダ銀行(ACLEDA Bank)

アクレダ銀行はカンボジア最大手の銀行です。カンボジア全国に250以上の支店を構えています。三井住友銀行が株主となっており、日本との関係も深い銀行です⁸。

特徴
  • 国内に263支店、ATM730台超⁹⁺¹º
  • カンボジア最大手の銀行
  • 1年ドル建て定期預金の金利は4.25%、4.50%¹¹
  • プノンペン商業銀行(PPC Bank)

プノンペン商業銀行はSBIホールディングスにより設立され(現在は売却済み)、日本語デスクもあるため日本人に人気の銀行です。また、現時点ではカンボジアに住所を持たない外国人でも口座を開設することができるようです。

ただし、非居住者の場合、口座利息に対してかかる課税率が異なることに注意しましょう(居住者:定期預金口座6%、非居住者:14%)。

特徴
  • プノンペンを中心に23支店、ATM66台超
  • 日本語対応デスクあり(モバイルバンキングも日本語対応)
  • 非居住者でも口座開設可能(ただし税率が異なってくる)
  • 1年ドル建て定期預金の金利は4.75%³

海外でのお金の管理をかんたんに:Wiseマルチカレンシー口座

海外への送金・海外からの送金受け取りが多い人におすすめなのが、Wiseマルチカレンシー口座です。なお、銀行口座ではないので、利息は発生しません。

  • 50以上の通貨を1つのアカウント内で保持・管理
  • 手数料の上乗せのない為替レートを常に使用し、80以上の国・地域へ海外送金
  • イギリス、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、シンガポール等からの海外送金を外貨のまま受け取れる

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💡主な使い方
  • マルチカレンシー口座に日本円を銀行口座振込またはデビットカードで入金
  • 安い両替手数料と実際の為替レートで外貨に両替(55以上の通貨に両替・保有できる)
  • 海外送金をしたい際は、保有している通貨をそのまま送金or両替して送金
  • イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ、シンガポールからの海外送金を、外貨のまま口座に受け取り

マルチカレンシー口座について詳しく📖


まとめ

以上、カンボジアで銀行口座を開設する方法を見てきました。カンボジアではドル建てで口座を開設でき、また金利が高いことも人気です。銀行によっては、カンボジアに住所を持たない非居住者でも口座開設ができる場合もあります。

カンボジアに口座を開設したら、日本から送金する必要が出てきます。その際に銀行ではなく、Wiseのような海外送金サービスを使うと、送金にかかるコストを節約することができるかもしれません。

海外でのお金の管理・海外送金には、1つのアカウントで50以上の通貨を保持できるWiseマルチカレンシー口座もおすすめです。

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Wise for sending money


ソース
  1. ABA Bank Cambodia - Fixed Deposit
  2. ACLEDA Bank - Deposits
  3. PPCBank Cambodia - Fixed Deposit Account
  4. PPCBank ジャパンデスク
  5. ABA Bank Cambodia - Online Account Opening
  6. ABA銀行の総資産額は40億ドルを超えた カンボジア[経済]
  7. ABA Bank Cambodia - About Us
  8. SMBC - ニュースリリース
  9. ACLEDA Bank - Facts & Figures
  10. ACLEDA Bank - ATM
  11. ACLEDA Bank - Fixed Deposits Account


*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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