Firstrade(ファーストレード)証券で口座開設する方法・注意点

Yumiko Kijima

人気急上昇中のネット証券会社Firstrade(ファーストレード証券)。日本に住んでいなくても米国株の取引が簡単に行えると話題です。

この記事では、そんなFirstrade証券の口座を開設する方法を解説しています。アメリカの銀行口座さえあれば手数料無料で簡単に口座を作ることができますよ。

Firstrade証券の口座を開設したら、日本の銀行口座から資金を送金する必要が出てきます。銀行の高額な海外送金手数料を避け、日本の銀行の最大14倍安く海外送金できるサービスWiseについても紹介しています。

目次

1000万人が使う海外送金サービス🚀

Firstrade証券とは

Firstrade(ファーストレード)証券は、アメリカのネット証券会社です。日本の証券会社では、日本に住んでいないと取引を行うことができません。それに対し、Firstrade証券では居住地に関わらず証券取引を行うことができるため、海外在住の日本人から人気が高まっています。

Firstradeでの証券口座開設は無料。口座最低残高の指定もなく、取引手数料も無料と設定されています。¹この記事では、実際にFirstradeの口座を開設する方法を見ていきましょう。

Firstrade証券の口座開設方法・必要なものは?

Firstrade証券の口座開設に必要なもの²

  • パスポート 
  • W-8 BEN(アメリカのInternal Revenue Service(IRS: 内国歳入庁)に対して、外国人であること等を証明するために記入する書類³。IRSのウェブサイトからダウンロード可能
  • 携帯電話番号
  • 住んでいる国の納税者番号(日本の場合はマイナンバー)
  • 住所を証明できるもの)
  • アメリカの銀行口座

アメリカの銀行口座をまだ持っていないという人は、特に日本からであれば、三菱UFJ銀行を通してユニオンバンクの口座を開設するのも選択肢かもしれません。

Firstrade証券の口座開設方法

Firstradeには、アメリカ在住者向けの一般アカウントと、その他の国に住んでいる人でも開設できるインターナショナルアカウントの2種類があります。

以下ではインターナショナルアカウントの開設方法を詳しく紹介しますが、アメリカに住んでいる人なら一般アカウントを検討してみても良いでしょう。

  • Firstradeのホームページを開く
  • 画面最上部の「Open an Account(口座開設)」をクリック
  • 携帯電話番号を入力し、SMSで送られてきた確認コードを入力(または、通話で確認コードを取得)
  • 国籍と出生地を選択し「Next(次へ)」をクリック
  • パスポートの顔写真のページを写真を撮ってアップロードする
  • 氏名、住所、居住国の納税者番号(日本の場合はマイナンバー)などを入力し「Save, Next(保存して次へ)」をクリック
  • ユーザーID、パスワードなどを設定し「Save, Next(保存して次へ)」をクリック
  • 利用規約を読んだら「Click Here to Sign(署名する)」をクリックし、マウスやペンなどを使って署名する
  • 「Submit Application(口座開設申し込みを提出)」をクリック
  • 申し込み完了の旨を知らせるメールが届く

これで、口座開設の申請手続きは完了です。あとは審査結果が届くのを待ちましょう。ここまで完了すればFirstradeにログインできるようになりますが、取引開始は審査が完了してからになります。

パスポートの国と居住国が異なる場合は、この後住所を証明する書類の提出が求められます。光熱費など公共料金の請求書をアップロードすることになります。

また、後ほどW-8 BENの提出を求めるメールが届いたら、記入・提出しましょう。

日本からアメリカの銀行へ海外送金するには?

Firstradeの口座開設が完了したら、次はアメリカの銀行口座からFirstrade証券の口座に入金できるようになります。まだアメリカの口座に資金がないという人は、日本から海外送金をする必要が出てくるでしょう。

「海外送金といえば銀行」を考えている人も多いかもしれませんが、銀行からの海外送金は手数料が高額になりがち。送金手数料だけで5,000円を超えることも珍しくなく、さらに加えて為替手数料もかかります。着金までに時間がかかることも難点です。

銀行の代わりに、オンライン海外送金サービスのWiseを検討してみるのも良いかもしれません。Wiseを使えば、日本の銀行の最大14倍安く海外送金ができます。日本の銀行口座から直接アメリカの口座に入金されるので便利に使えます。また、Wiseが銀行と比較して本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっています。

The true cost of sending JPY to USD

Wiseの海外送金手順

  1. 無料で会員登録をする
  2. 送金額、通貨、送金先の国を選択
  3. 氏名、住所、電話番号、生年月日などの個人情報を入力
  4. 受取人の氏名、口座情報などを入力
  5. 送金内容を確認
  6. Wiseの日本口座に送金金額を振り込む

これで送金手続きは完了です。あとは、Wiseが受取人の口座に入金するのを待つだけ。複数の国内送金を活用した送金の仕組みによって、Wiseは送金手数料を格安に抑えています。また、常に実際の為替レートで両替するため、為替手数料を気にする必要もありません。 

さらに、Wiseマルチカレンシー口座では、外貨のまま海外送金を無料で受け取れたり、1つのアカウントで55以上の通貨を保有・両替できる機能もあります。ぜひチェックしてみてくださいね。

Wiseについて詳しく💡

まとめ

ここまで、Firstrade(ファーストレード証券)の口座を開設する方法を見てきました。アカウント開設自体は無料、数分で完了するので、証券取引に興味がある人は検討してみても良いでしょう。日本やアメリカに住んでいなくても米国株を取引できるのは嬉しいですよね。

Firstradeを利用するには、アメリカの銀行口座から入金する必要があります。日本からアメリカに送金には、Wiseを使ってみるのを検討してもいいかもしれません。


ソース

  1. Firstrade Securities Inc.
  2. Firstrade Help Center - What do I need to open an international account?
  3. IRS - About Form W-8 BEN

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。

国境のない金融

詳しくはこちら
パーソナルファイナンス

日本撤退後の旧シティバンクの口座はどうなった?SMBC信託銀行プレスティアについても

シティバンクは現在日本から撤退しており、そのリテール事業は2015年から、SMBC信託銀行の「PRESTIA(プレスティア)」に引き継がれています。この記事では、旧シティバンクの口座はどうなったのかなどを解説します。

Yuyuki Tanno
2023年9月8日 この記事は6分で読めます

役立つ情報、ニュース、お知らせ