【最新】eBay販売にかかる手数料を解説!計算・節約方法も

Yumiko Kijima
2021年3月12日
この記事は1分で読めます

世界最大級のオークションサイト「eBay(イーベイ)」。1995年にサービスを開始して以来、1.8億人を超える利用者数を誇る超人気サイトとなっています¹。「海外の消費者向けにeBayで販売してみたい」と考えている人も多いのではないでしょうか?

「知らないところで意外な手数料がかかっていた…」というようなことがないように、eBayを使い始める前にeBayの手数料体系を理解しておきましょう。この記事では、さらに節約のコツも紹介しています。

目次

eBay(イーベイ)でかかる手数料は複雑?しっかり把握しておこう

eBay(イーベイ)には、個人が簡単に出品を始められる「無料ではじめるプラン」に加え、様々なプランが用意されています。各プランは月会費や手数料などに違いがありますが、以下では最もベーシックな「無料ではじめるプラン」を想定して解説します。

eBayでかかる手数料の概要は以下の通りです。²

eBay販売各手順でかかる手数料
  • 出品するeBay出品手数料(200品まで無料)
  • 商品が売れるeBay落札手数料(標準10%)
  • PayPal口座に売り上げが入るPayPal決済手数料(4.1%+0.30ドル)
  • PayPal口座内で米ドルから日本円に両替するPayPal通貨換算手数料(4%)
  • PayPalから日本の銀行口座に引き出すPayPal出金手数料(5万円以下の出金:250円)
  • 各手数料の詳しい解説は、後で行います。

    まずは、具体例から見てみましょう。

    ✍️具体例

    eBayで【商品価格450ドル・配送料50ドル(計500ドル)】の商品を出品し、それが売れたとします。

    結論から言うと、このケースでは、売り上げの約17%がeBayおよびPayPalの手数料としてかかりました

    手数料の内訳を見ていきましょう。

    • eBay出品手数料(200品まで無料)=0円

    • eBay落札手数料(標準10%)=500ドル×10%=50ドル

    • PayPal決済手数料(4.1%+0.30ドル)=500ドル×4.1% + 0.30ドル=20.8ドル
      →PayPal口座に残るお金=500ドル - 50ドル - 20.8ドル = 429.2ドル

    • PayPal通貨換算手数料(4%)=429.2ドル × 4% = 17.168ドル
      →PayPal口座に残る日本円=429.2ドル - 17.168ドル=412.032ドル相当の日本円
      為替レートが1ドル=105円だとすると、412.032ドル × 105円/ドル = 約43,263円

    • PayPal出金手数料(5万円以下の出金:250円)=250円
      →最終的に日本の銀行口座に残るお金=43,263円 - 250円 = 43,013円

    売り上げ自体は、500ドル=500ドル × 105円/ドル = 52,500円でした。

    つまり、このケースでのebayやPayPalの合計手数料は、52,500円 - 43,263円 =9,237円かかるということに。

    これは、売り上げ(52,500円)のおよそ17.59%にあたります

    「意外と高い...」と思った人も多いかもしれません。しかし、2021年3月現在、日本からeBayで販売する以上、PayPalを使って売り上げを受け取る必要があるので、これらの手数料は原則避けられないでしょう(後述しますが、PayPalではなく、eBay自身が売り上げを管理するManaged Paymentsという支払い管理方法がアメリカをはじめとする数カ国ですでに利用可能です。しかし2021年3月現在、日本では利用できません)³。

    以下では、PayPalを使うことを前提に、日本からのeBay販売において少し手数料が節約できるかもしれない方法を考えてみます。

    eBay(イーベイ)の手数料を節約するには?考えられる3方法

    1. Wiseマルチカレンシー口座を活用して、PayPalの通貨換算手数料を節約する

    eBay利用時にかかる手数料の中でも、高額なのがPayPalの通貨換算手数料です。

    海外とのやり取りに特化したWiseマルチカレンシー口座と合わせてeBay・PayPalを使うことで、この通貨換算手数料を節約できるかもしれません。

    wise-multi-currency-account-jp

    Wiseマルチカレンシー口座では、日本にいながら、アメリカの口座情報が取得できます。これを使えば、PayPalの米ドル残高を、PayPalの不利な為替レートで両替することなく、米ドルのままWiseマルチカレンシー口座で受け取ることができます。

    そして、Wiseの両替手数料は米ドル→日本円0.58%とPayPalの通貨換算手数料(4%)と比べると、格安に設定されています⁴。

    つまり、Wiseマルチカレンシー口座で米ドルを受け取ったら、そこで安い両替手数料で日本円に両替することができるのです。

    また、Wiseマルチカレンシー口座と紐づいたWiseデビットカードで売り上げを使うこともできます。

    この場合にかかる手数料は、以下のようになります。注意点として、PayPalからWise口座に引き出す際に、PayPalが課す米国口座への引き出し手数料(2.5%)がかかります⁵。

    eBay・PayPalとWise口座を併用する場合の手数料
  • 出品するーeBay出品手数料(200品まで無料)
  • 商品が売れるーeBay落札手数料(標準10%)
  • PayPal口座に売り上げが入るーPayPal決済手数料(4.1%+0.30ドル)
  • PayPalから米ドルのままWise口座に引き出すPayPal米口座引き出し手数料(2.5%)
  • Wise口座内で米ドルから日本円に両替する両替手数料(0.58%)
  • ✍️具体例

    先ほどと同じように手数料例を見てみましょう。【商品価格450ドル・配送料50ドル(計500ドル)】の商品を出品し、それが売れたとします。

    • eBay出品手数料(200品まで無料)=0円

    • eBay落札手数料(標準10%)=500ドル×10%=50ドル

    • PayPal決済手数料(4.1%+0.30ドル)=500ドル×4.1% + 0.30ドル=20.8ドル
      →PayPal口座に残るお金=500ドル - 50ドル - 20.8ドル = 429.2ドル

    ここまでは、先ほどと同じです。

    ここで注意したいのは、PayPalで米ドルの残高を事前に開いておくこと。そうしないと、米ドルの支払いはPayPalの通貨換算レートで自動で両替されて日本円残高に追加されてしまいます。

    さて、先ほどは、このPayPal残高をPayPal口座内で米ドルから日本円に両替したので、PayPal通貨換算手数料がかかりました。

    今回は両替せずに、米ドルのままPayPal残高をWiseマルチカレンシー口座(米ドル)に引き出します

    • PayPal出金手数料(米国口座への出金手数料2.5%)=429.2ドル×2.5%=10.73ドル

    • Wiseマルチカレンシー口座受け取り手数料=0円
      →Wiseマルチカレンシー口座に残るお金=429.2ドル - 10.73ドル=418.47ドル

    • Wise両替手数料米ドル→日本円(0.58%)=418.47ドル×0.58%=2.43ドル
      →両替後、Wiseマルチカレンシー口座に残る日本円=(418.47ドル - 2.43ドル) ×105円/ドル=43,684円

    Wiseマルチカレンシー口座の残高は、Wiseデビットカードと紐づいているので、この43,684円はそのままお買い物に使えます。

    52,500円-43,684円=8,816円の手数料が合計でかかりました。

    これは、売り上げ(52,500円)のおよそ16.79%にあたります。eBayとPayPalのみ使う場合に比べ、ほんの少しですが手数料を節約できました。

    PayPalの通貨換算手数料の高さに悩んでいる人は、eBay・PayPalに、Wiseマルチカレンシー口座も合わせて活用することで、eBay利用にかかる手数料を少し節約できるかもしれませんね。

    🔍Wiseマルチカレンシー口座をPayPalに結びつける方法

    PayPalに銀行口座を登録するのと同じ手順で、Wiseマルチカレンシー口座も登録できます。アメリカの銀行口座を持っているようなもの、と考えると簡単かもしれません。

    ビジネスアカウントがWiseマルチカレンシー口座で、各国の銀行口座情報を取得するには、一回きりの手数料が3,000円かかります(Wiseデビットカード発行手数料は無料です)。eBayを頻繁に使うようであれば、簡単に元を取ることができるかもしれません。

    さらに、Wiseでは海外顧客への請求書作成に便利な無料請求書テンプレートも利用可能です。

    【Wise口座を作る】

    1. Wiseマルチカレンシー口座を開設する
    2. 口座を開設する通貨を選択する(eBayの支払いを受け取るには、米ドル口座を開設)
    3. 通貨のアクティベートが完了したら、口座情報が表示される

    【口座情報をPayPalに登録する】

    1. PayPalにログインし、画面上部の「ウォレット」をクリック
    2. 「銀行口座を登録」をクリック
    3. 最下部の「外国の銀行の口座を登録」をクリック
    4. 口座情報を入力
    5. 口座登録完了(反映までに5分程度かかる)

    Wise:米ドルを手数料無料で受け取る🚀

    2. 毎月の売上額が30万円を超える場合:PayPalマーチャントレートに申請する

    eBayの売り上げをPayPalで受け取る際には、PayPalの決済手数料がかかります。毎月の売上額が30万円を超える場合、マーチャントレートを申請することで決済手数料を節約することができます

    PayPalマーチャントレートは、前月の売上額に応じて決済手数料が割り引きになる仕組みです。⁶

    月間の売上高(受取総額)マーチャントレート決済手数料(海外)
    30万円以下4.1% + 40円/件(標準レート)
    30万円超 100万円以下3.9% + 40円/件
    100万円超 1,000万円以下3.7% + 40円/件
    1,000万円超3.4% + 40円/件

    マーチャントレートの適用を受けるには、事前に申請する必要があるので忘れないようにしましょう(申請はPayPalの申請ページからできます)。

    3. 1件あたりの取引額が少ない場合:PayPal少額決済手数料(マイクロペイメント)に申請する

    eBayから1回に受け取る支払いの額が海外取引で1,736円以下の場合は、6%+7円/件のお得な少額決済手数料を適用することもできます。申請は、PayPalにログイン後、6桁の「一時お問い合わせ用番号」を取得し、カスタマーサービスに電話しましょう。⁷

    eBayの各手数料詳細📖

    では、eBayセラーにかかる主な手数料5つ「出品手数料」、「落札手数料(販売手数料)」、「PayPal決済手数料」、「PayPal通貨換算手数料」、「PayPal出金手数料」を詳しく見ていきましょう。

    出品手数料

    出品手数料は、商品をeBayに出品する際にかかる手数料です。eBayのプランにより、毎月無料で出品できる商品の数が決まっています。それ以上出品する際は、1商品あたり5~35セント(約5~35円)の出品手数料がかかります。

    最もベーシックな「無料で始めるプラン」の場合、毎月200品まで無料で出品可能です。²

    eBayのサイトから各プランごとの出品手数料が確認できます。

    落札手数料(販売手数料)

    落札手数料は、実際に商品が売れた際にeBayに支払う手数料です。この手数料は、売上総額(配送料などを含む)に対する割合から計算されます。

    落札手数料は商品の種類により2~12%に設定されていますが、標準は10%です⁸。売り上げの1割程度が落札手数料としてかかると覚えておくとよいでしょう。

    eBayのサイトから落札手数料の詳細が確認できます。

    PayPal決済手数料

    eBayの売り上げはPayPalで受け取る仕組みです。PayPalで商品の売り上げを受け取る際には決済手数料がかかります。

    決済手数料の標準的なレートは4.1% + 40円/件⁵。つまり、1万円の売り上げがあった場合、450円がPayPalの決済手数料として引かれることになります。

    先述した通り、1ヶ月の売り上げ額が30万円を超える場合はマーチャントレート、一回あたりの取引額が1,736円以下の場合は少額決済(マイクロペイメント)にそれぞれ申請することでPayPal決済手数料がお得になります。

    PayPal通貨換算手数料

    PayPalでは、通貨の両替が発生する際に通貨換算手数料がかかります。例えば、日本円のPayPal残高で米ドルの支払いを受け取るとき、または米ドルのPayPal残高を日本円の銀行口座に引き出すときなどにこの通貨換算手数料がかかります。

    PayPalの通貨換算手数料は、円・米ドル間の場合は4%と定められています⁹。例えば、1,000ドルのPayPal残高を日本の口座に引き出す場合、40ドル相当が通貨換算手数料として引かれることになります。

    先述した通り、PayPalの通貨換算手数料を避ける方法として、両替手数料の安いWiseマルチカレンシー口座を併用するこを検討してみても良いでしょう。

    関連記事:PayPal(ペイパル)のレートは高い!?為替手数料を節約する方法

    PayPal出金手数料

    PayPalの残高を銀行口座に引き出す際にかかる手数料です。5万円以上の引き出しは無料、5万円未満の場合は250円の出金手数料がかかります。

    出金には通常3営業日程度かかります。¹º

    また、先述した通り、アメリカの銀行口座に引き出す場合は、引き出す金額の2.5%が手数料としてかかります。

    PayPalがeBayの決済方法ではなくなる?eBayのManaged Paymentsとは(2021年3月現在日本ではまだ利用不可能)

    これまでeBayとPayPalは密接に結びついてきました。そのため、eBayの販売額はPayPalを通して受け取るのが一般的でした。

    しかし近年、eBayは独自の決済管理システムであるManaged Paymentsの導入開始を発表。これにより、購入者側は支払いオプションが増え、またセラーはPayPalを通してではなく、銀行口座に直接売上金を受け取ることができるようになります。

    Managed Payments(日本利用不可)の特徴
    購入者
    • より多様な決済方法(PayPal、クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Google Pay)
    • eBayだけで決済手続きがすべて完了する
    セラー
    • 購入者により多くの選択肢を提供できる
    • eBayで売り上げ管理を簡単に行うことができる
    • 銀行口座に直接売り上げを受け取ることができる

    アメリカやドイツ、イギリスなどのeBayは既にManaged Paymentsに対応。他の国々でも少しずつ導入が進んでいます。2021年3月現在、日本はまだ対応しておらず、売上金の受け取りはPayPalを通す必要があります。¹¹

    eBayは2021年末までにほぼ全てのセラーがManaged Paymentsに対応できるように開発を進めています。日本でもPayPalを介さずにeBayが利用できるようになる日も近いかもしれませんね

    まとめ

    以上、eBay(イーベイ)で商品を販売する際にかかる手数料を見てきました。eBayの無料プランでは月200品まで無料で出品で行きますが、これは手数料が全くかからないというわけではありません。

    商品が売れたら落札手数料、PayPalで売り上げを受け取る際にPayPal決済手数料、そして米ドル→円の両替時にPayPal通貨換算手数料などが発生します。全ての手数料を合わせると、売上額の17%程度が手数料に取られてしまうことも。

    お得にeBay販売するなら、PayPalの通貨換算手数料を節約できるWiseマルチカレンシー口座を検討してみても良いかもしれません。米ドルを直接引き出し、その後格安の両替手数料で日本円に両替できます。マルチカレンシー口座とひもづくWiseデビットカードで受け取った売り上げをそのままお買い物などに利用することも可能です。

    eBayおよびPayPalの手数料を理解した上で、eBayを通じて世界に向けて販売できるといいですね。

    海外からの支払い受け取りに:Wise💡

    Wise for sending money


    ソース

    1. Oberlo: 10 eBay statistics
    2. eBay: 料金について
    3. eBay Managed Payments Fees
    4. Wiseの手数料
    5. PayPal: 決済手数料
    6. PayPal: マーチャントレート
    7. PayPal: 少額決済(マイクロペイメント)
    8. eBay: Selling fees
    9. PayPalビジネスアカウント: 手数料の詳細
    10. PayPal: 銀行口座への出金・引き出し方法
    11. eBay Begins Managing Payments in France, Italy and Spain

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