りそな銀行で法人口座を開設するには:必要書類・手数料徹底解説!

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「法人口座、どこの銀行がいいの?」と悩んでいる起業家は多いのではないでしょうか?法人口座は、取引先とのやり取り、経費の管理、給与の支払いなど、ビジネスをするにあたって欠かせないものです。

この記事では、りそな銀行の法人口座について知っておきたい内容を徹底解説。りそな銀行の「創業応援パック」や必要書類が少ないという噂についても検証します。

りそな銀行で法人口座の開設を考えている人は必見の内容です。また、他の銀行と比較してみることもおすすめです。

りそな銀行の法人口座に関わる手数料

まず気になるのは、何にどのくらいの手数料がかかるのかということですよね。以下の表は、りそな銀行の法人にかかわる様々な手数料です。

りそな銀行法人口座に関わる手数料¹ 価格
振込手数料 【ATM利用】(同一支店あて)カード:無料、現金:324円、(本支店あて)カード:108円、現金:324円、(他行あて)カード:432円、現金:648円 【窓口利用】(同一支店あて)540円、(本支店あて)540円、(他行あて)864円 【自動送金サービス】(同一支店あて)216円、(本支店あて)324円、(他行あて)648円 【ビジネスダイレクト】(同一支店あて)無料、(本支店あて)324円、(他行あて)648円
ATM入金・出金手数料 【平日】(8:45~18:00)無料、(その他の時間帯)108円【土日祝日】終日108円
インターネットバンキング ² 【りそなビジネスダイレクト】基本利用手数料:月間5,400円 【りそなビジネスダイレクトMini】基本利用手数料:月間2,160円
口座維持費 無料
海外送金手数料 ³ 6,000円(+中継銀行手数料2,500円)
りそなJCB法人カード 【ゴールドカード】カード使用者1名:10,000円使用者追加1名ごと 3,000円【一般カード】入会初年度無料 ※1カード使用者1名:1,250円使用者追加1名ごと:1,250円
りそなビジネスデビットカード メインカードの年会費は初年度無料年1回以上のご利用で翌年度の年会費無料 メインカードは年会費「1,080円」で初年度無料、サブカードは年会費「540円」。また、メインカード、サブカードともに年に1回以上のご利用で翌年度年会費無料

このように見ると、ビジネスダイレクトを使用した場合でも同一支店以外に向けた振込手数料は比較的高額なことが分かります(例えば、住信SBI銀行の場合は他行向け送金が最大でも250円)。

しかし一方で、一般的な銀行の中ではインターネットバンキングの利用料が安めに設定されています(みずほ銀行eビジネスサイトのスタンダードプランは月額21,600円)。

注意したいのは海外送金手数料。為替レートに為替手数料が含まれていることに注意が必要です。

りそな銀行の為替手数料は、1ドルあたり1円、1ユーロあたり1円、1ポンドあたり4円、1人民元あたり30銭のように通貨ごとに設定されています。これは、8,000ドルを送金する場合、送金手数料に加えて8,000円の為替レートが徴収されるということ。高額な送金であるほど、為替手数料も高額になるので気を付ける必要があります。

海外へのビジネス送金には、為替手数料0円のWise

海外送金を頻繁に利用する場合は、Wiseのビジネスアカウントがおすすめです。Wiseは常にリアルタイムの通貨換算レートを使って送金を行うため、為替手数料が一切かかりません。

法人がアメリカの銀行口座に8000ドルを送金する場合にかかる手数料(みずほ銀行とWiseで比較)

プロバイダ 送金手数料(中継銀行手数料を含む) 使用する為替レート 合計コスト
りそな銀行 りそな銀行 8,500円 りそな銀行が独自に定める、為替手数料を含む為替レート(1ドルあたり1円) 16,500円(8,500円+為替手数料8,000円)
Wise Wise 225円+0.79% 実際の市場為替レート 7,026円

(2019年6月26日時点)

上記の例のように、為替手数料を上乗せしたレートを採用する銀行に比べて、お得に海外送金ができるでしょう。

安さの理由は、国内送金を活用した新しい送金システム。海外送金をより安く、速く、簡単に行うことができます。

Wiseビジネスアカウントには一括送金や大量送金、ビジネス用APIなど、便利なサービスもあります。1回あたりの送金限度額は100万円ですが、送金できる回数に制限はありません。

また銀行の場合、受け取りの際も手数料がかかることがほとんどですが、Wiseなら受取手数料は無料。送金相手側にも優しいサービスです。さらにWiseでは、無料の請求書テンプレートもダウンロードできます。

ぜひ一度送金シミュレーションを行い、Wiseでどれだけコストを抑えることができるか確認してみましょう。海外送金の際には、各銀行のレートを確認しておくといいですね。

りそな銀行が法人口座に提供するお得なサービス

  • 創業応援パック⁷

設立1年未満の法人は、りそな銀行の創業応援パックを申し込むことができます。創業応援パックでは、りそなビジネスダイレクトの月間基本利用手数料が12カ月無料。また、りそなJCB法人カード、もしくはりそなビジネスデビットを申し込んでいる場合は13ヵ月目以降も半額になります(りそなビジネスダイレクトMiniは対象外)。これらのカードも初年度年会費が無料です。

  • りそなJCB法人カード、りそなビジネスデビットカード

りそな銀行の法人用クレジットカードは、空港のラウンジ利用や海外保険、会議室の予約に便利なサービスなどがあります。デビットカードは利用金額の0.6%キャッシュバックがあります。さらにAmazonBusinessの利用で備品を購入することも。

  • ヘルスケアビジネスのサポート⁸

りそな銀行は医療・介護などのヘルスケアビジネスのサポートに力を入れています。りそな医療福祉応援ファンドでの資金調達や、経営サポートや組織の活性化などの支援など、ヘルスケア関係の企業ならぜひ確認しておきたい内容がたくさんあります。

りそな銀行の法人口座開設方法⁹

りそな銀行の法人口座を開設する方法を見ていきましょう。ウェブで申し込みをした後、実際に口座が開設できるまでに計2回来店する必要があります。

  • メールアドレスを登録
  • りそなグループからのメール受信・URLクリック
  • 申込内容のWEB画面入力・必要書類の添付
  • 一次審査結果の連絡(5営業日程度)
  • 取引希望店舗へのご来店し、詳しい事業内容などを説明
  • 二次審査結果の連絡(5営業日程度)
  • 取引希望店舗へのご来店し、口座開設および各種商品申込手続き

※現在りそな銀行は法人口座開設の店舗を限定しています。詳しくはこちら

りそな銀行の法人口座開設に必要な書類⁹

以下は、りそな銀行で法人口座を開設する際に必要な書類です。

  • 履歴事項全部証明書(発行後3か月以内)
  • 閉鎖事項全部証明書(申込日から過去2年以内に本店の住所変更をし、管轄の法務局が変更になっている場合のみ)
  • 取引担当者の本人確認資料(運転免許証など)
  • 業種が以下に該当する場合は、当該事業の許認可証
    (貿易業(輸出、輸入、仲介)、中古車小売業、中古品小売業(古物商、質屋、金券ショップ)、宝石・貴金属小売業、不動産仲介業、金融業、投資業、仮想通貨交換業、資金決済業(送金、両替等)、カジノ・遊戯(パチンコ営業、ギャンブル)、特定非営利活動法人(NPO))

りそな銀行の法人口座メリット・デメリットまとめ

記事の最後に、りそな銀行で法人口座を開設するメリットとデメリットをまとめました。

【メリット】

  • 関東では店舗やATMが多い
  • インターネットバンキングの月額利用料が安め
  • 創業から1年以内の場合は、創業応援パックで様々な優遇が受けられる
  • 法人用クレジットカードやデビットカードがお得
  • ヘルスケア部門に強い

【デメリット】

  • 振り込み手数料が高い
  • 海外送金手数料が高く、為替手数料もかかる
  • 口座開設ができる店舗が限られている
  • 口座開設時2回の来店が必要

りそな銀行の法人口座に関する問い合わせ先

りそな銀行の法人口座開設に関して疑問があれば、以下に問い合わせましょう。

【店舗に直接問い合わせる】

法人口座開設に関せうる詳しい問い合わせは、も予知の店舗に直接電話で問い合わせましょう。こちらから店舗検索が可能です。

【ビジネスヘルプデスク】

(りそなビジネスダイレクトおよび、りそなWebサービスに関する問合せ)

0120-37-5062(受付時間:平日7時~23時55分/土・日・祝8時~22時※1月1日~3日、5月3日~5日を除く)

携帯電話・PHSからは03-5835-3561

ホームページからも問合せが可能

【りそなビジネスデビットカードに関する問い合わせ】

0120-60-0605(受付時間 : 平日9時~19時/土日祝9時~17時※1月1日~3日、5月3日~5日を除く)

まとめ

以上、りそな銀行の法人口座に関する基本情報を見てきました。りそな銀行はインターネットバンキングの利用手数料が比較的安く、また創業したばかりの企業に便利な「創業応援パック」があることが分かりました。口座開設に必要な書類も他の銀行に比べると少なめですが、審査が2回あること、また2度来店する必要があることを考慮すると、審査がゆるいとは言えません。

またりそな銀行で海外送金にかかる手数料は安いとはいえず、また為替レートに含まれる為替手数料も考えると、非常に高額なコストがかかってしまいます。ですので、海外とのやり取りが多い企業は、ぜひで送金ができるWiseの利用を検討してみましょう。


ソース

  1. りそな銀行 手数料改定のご案内
  2. りそな銀行 ご利用手数料について
  3. りそな銀行 外国送金のご案内
  4. りそなカード:りそな法人カードのご案内
  5. りそな銀行 りそなビジネスデビットカード
  6. りそな銀行 外国為替公示相場
  7. りそな銀行 創業応援パック
  8. りそな銀行 ヘルスケアビジネス
  9. りそな銀行 法人口座開設WEB申込

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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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