UI銀行の法人口座開設はできない!他のおすすめネット銀行
UI銀行では法人口座の開設はできません。UI銀行では個人事業主の屋号付き口座の開設もできません。UI銀行と似たタイプの銀行で法人口座開設に対応している金融機関や、UI銀行の問い合わせ先、海外送金をスムーズかつお得に行うサービスWiseなどについて解説します。
会社を設立したらすぐにでもやっておきたいのが、法人口座の開設です。企業間の取引や会社の経費管理には法人口座が欠かせません。しかし、数ある銀行の中でどこを選べばいいのか迷いますよね。
メガバンク、ゆうちょ、地方銀行、ネット銀行にはそれぞれメリットとデメリットがあります。そのため、自分の会社のニーズをしっかりと把握して最適な銀行を選ぶ必要があります。
楽天銀行を代表とするネット銀行は、振り込みなどにかかる手数料が安いことが評判です。この記事では、楽天銀行の法人口座で発生する様々な手数料をまとめ、さらに口座開設の手順や必要書類などをまとめました。
海外とのやり取りが多い企業には、リアルレートで海外送金を行うWiseのビジネスアカウントがおすすめです。
(例)法人がドイツの銀行口座に7,500ユーロを送金する場合にかかる手数料(楽天銀行とWiseで比較)
プロバイダ | 送金手数料(中継銀行手数料を含む) | 使用する為替レート | 実際に必要な合計額(送金手数料を含む) |
---|---|---|---|
楽天銀行 | 2,000円 | 楽天銀行が独自に定める、為替手数料を含む為替レート | 935,075円 |
Wise | 6,085円(169円+0.64%) | 実際の市場為替レート | 930,535円 |
(シミュレーションは、5月21日16:57(GMT+2)時点)
一見すると楽天銀行の送金手数料の方がWiseよりもお得に見えます。しかし、両者の為替レートを考慮すると、かかる合計金額は楽天銀行の方がWiseよりも高くなります。
これは、楽天銀行の外国為替レートは、市場の為替レートに為替手数料が上乗せされた割高なレートだからです。「隠れコスト」を避け、実際の為替レートで送金したい場合、Wiseのように海外送金に特化したサービスを検討してみても良いかもしれません。
各銀行・プロバイダがそれぞれどのくらいの為替手数料を上乗せしているのか知りたい方は、各社の為替レート比較を参照してください。
では、以下で楽天銀行の法人口座の手数料・開設方法について詳しく見て行きましょう。
法人口座を開設するうえで、一番気になるのは手数料ですよね。取引の数が多い法人口座では特に、小さな手数料が積み重なって大きな損となってしまうことがあります。楽天銀行は手数料が安いと言われていますが、実際にはどうなのでしょうか。
以下の表は、楽天銀行での取引にかかる主な手数料の一覧です。
楽天銀行法人口座に関わる手数料 | 料金 |
---|---|
振込手数料 | 【楽天銀行あて】51円 【他行振込手数料】3万円未満:165円、3万円以上:258円 |
ATM入金・出金手数料 | 【セブン銀行、イオン銀行、ステーションATMPatsat】(入金)3万円以上:無料、3万円未満:216円、(出金)216円 【イーネットATM、ローソンATM、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行】(入金)3万円以上:無料、3万円未満:270円、(出金)270円 |
インターネットバンキング | 無料 |
口座維持費 | 無料 |
海外送金手数料 | 2,000円(送金手数料1,000円+海外中継銀行手数料1,000円) |
給与・賞与振込サービス手数料(1件につき) | 【楽天銀行あて】51円【他行あて】258円 |
残高証明書・取引履歴明細証明書(6か月以内)発行手数料(自身によるPDF発行) | 無料 |
楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB) | 発行手数料:無料、年会費:1,080円 |
楽天銀行はネット銀行だけあって、口座維持費やインターネットバンキングの利用手数料が一切かからない点が非常に魅力的ですね。例えばみずほ銀行のインターネットバンキングは、ベーシックプランでも初期契約料が27,000円、月間基本料金が5,400円かかります。また楽天銀行は証明書の発行も自分で行えば無料です。
しかし振込手数料などは、他行宛てだとあまりお得であるとは言えません。
さらに注意したいのが海外送金手数料です。多くの銀行に比べ楽天銀行は海外送金手数料が安いですが、送金手数料以外にも為替レートに上乗せされた為替手数料がかかってきます。
楽天銀行は実際の為替レートに、1ドルあたり25銭程度(通貨によって異なる)といった為替手数料を課しています。
この為替手数料は知らないうちに引かれていた隠れコストとなりがちです。特に送金額が多い法人の利用の場合、為替手数料も高額になってしまいます。為替手数料で損をすることなく、実際の為替レートでお得に海外送金したい企業には、Wiseが新たな選択肢になるかもしれません。
Wiseは常にリアルタイムの為替レートを採用しているだけでなく、送金シミュレーションで送金にかかる手数料を明確に確認できるので、「隠れコスト」が発生する心配がありません。また、国内送金を活用した画期的な送金の仕組みにより、送金手数料も安価に抑えています。そのため、銀行に比べ手数料を抑えることができるのです。
Wiseにはビジネスアカウントも存在し、法人の利用にも対応しています。ビジネスアカウントの送金限度額は1回につき100万円までですが、送金可能回数に限度はありません。また複数の相手への一括送金APIも利用可能で、大量の送金依頼にも対応しています。
またWiseは送金を受け取るのも簡単。受取手数料はかかりません。受け取るだけなら、アカウントを開設する必要がありません(Wiseを使うのは送金側のみ)。さらにWiseでは、無料の請求書テンプレートもダウンロードできます。
海外とのやり取りが多い企業は、ぜひWiseの利用を検討してみましょう。高額・大量の海外送金であるほど、為替手数料には気を付けなければいけません。リアルタイムの為替レートを使うWiseであれば、海外拠点へ送金での送金コストを節約し、収益性アップが実現できるはずです。
楽天銀行の法人口座は、ビジネス利用に便利な様々なサービスを提供しています。以下はほんの一例なので、実際に問い合わせて確認するようにしましょう。
楽天銀行の法人口座を開設するだけで、ビジネスに役立つクラウドサービスを無料もしくは割引価格で利用できます。提携サービスの中には、請求書作成・管理をクラウドで簡単に効率化できる「MakeLeaps(メイクリープス)」、経理作業と給与計算に便利な「円簿会計」・「円簿給与」に加え、BRIDGEコンサルティンググループのコンサルティングを1回無料で受けられるといった特典があります。
楽天銀行ビジネスデビットカードを無料で発行し、年会費1,080円で利用することができます。利用金額の1%がキャッシュバックされるという特典も。
以下は楽天銀行で法人口座を開設する手順と必要書類です。
ウェブサイトより口座開設申し込み
必要書類と申込書を郵送
申込内容の確認と審査
簡易書留にて「ThankYouレター(連絡先住所宛)」と「ご担当者様確認レター(口座管理担当者の自宅住所宛)」が、メールにてログインパスワード設定案内が届く
インターネット上で初期設定を行う
【必須】 法人ビジネス口座開設申込書(法人口座開設申込内容の確認画面からダウンロードできるページに移動)
【必須】 法人ビジネス口座開設申込委任状兼実質的支配者に関する届出書(ホームページよりPDFダウンロード)
【必須】 履歴事項全部証明書 ※原本、発行6か月以内
【必須】 口座管理者の本人確認資料
運転免許証、運転経歴証明書、住民基本台帳カード、健康保険証、パスポート、住民票、個人番号カード、印鑑登録証明書のいずれか1つ。
※外国籍の場合は在留カード、特別永住者証明書、外国人登録証明書のいずれか1つ。
(1)取扱商品・取引内容・法人名・法人格・連絡先が確認できるホームページアドレス(法人ビジネス口座申込画面に入力すれば提出完了)
(2)許認可・登録・届出(コピー)(例)営業許可書・美容院検査確認証・宅地建物取引業者免許証など
(3)発注書、納品書、請求書(コピー)※自社発行でなく、他社宛のもの
(4)各種契約書(コピー)(例)業務委託契約書、売買契約書、媒介契約書等、本業に関わる契約書など
(5)その他、取扱商品・取引内容が確認できる資料(コピー)
公共料金などの領収書、国税・地方税などの納税証明書、社会保険料の領収書のいずれか1つ(申込法人名義のもの、住所の記載があるもの)
【海外送金利用の場合、必須】法人番号指定通知書
【海外送金利用の場合、必須】法人番号提供書
楽天銀行では、必要書類を送った後口座開設の審査が行われます。インターネット上では「審査が厳しい」「審査落ちした」という声が見受けられます。ネット銀行としての安全性を保つために、きちんとした審査は欠かせません。楽天銀行ウェブサイトにも以下の記述があります。
「金融機関口座を利用した、法人の未公開株・社債購入等における詐欺被害や不法な商行為による消費者被害が拡大しております。このような行為において銀行口座が悪用されるケースもあることから、お届け内容に関して、電話での確認や追加書類の送付を依頼させていただくことがあります。お客さまにはお手数をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。」
必要な書類が欠かさずそろっており、健全な企業として運営されていることが確認できれば悩む必要はありません。備えあれば憂いなし、必要書類を完璧に揃えて、審査に臨むようにしましょう。
最後に、楽天銀行で法人口座を開設するメリットとデメリットをそれぞれまとめました。自分の会社のニーズを把握して、ぴったりな銀行を選びましょう。
口座維持費・インターネットバンキングが無料
楽天銀行あての振込手数料が安い
申し込み時に窓口に出向く必要がない
JCBデビットカードがお得に利用できる
楽天銀行以外の銀行あての振込手数料は安くない
海外送金は一見安く見えるが、他銀行と同様に、為替手数料が上乗せされている(よりお得に海外送金を行いたい企業には、リアルレートを使用するWiseがおすすめ)
楽天銀行の法人口座について疑問があれば、以下の問い合わせ先を利用しましょう。
【法人ビジネス口座の開設手続の進捗状況確認】
法人ビジネス口座の開設手続の進捗状況確認ページで365日/24時間確認可能
【法人口座サービス全般】
(電話)0570-03-0036 または 03-6832-2275
月曜日~金曜日の9:00 ~17:00 ※土・日・祝日・12月31日~1月3日を除く
(eメール)eメールによる問い合わせ
※回答は土・日・祝日・12月31日~1月3日を除く
【海外送金に関する問い合わせ】
(海外送金専用ダイヤル)0120-691-052 または 03-6832-2268(通話料有料)
月曜日~金曜日の9:00~17:00 ※ 土・日・祝日・12月31日~1月3日を除く
(eメール)eメールによる問い合わせ
※回答は土・日・祝日・12月31日~1月3日を除く
以上楽天銀行の法人口座について詳しく見てきました。法人口座を開設するにあたって最も重要なのは、自分の会社のニーズを把握し、比較検討の末に最適な銀行を選ぶことです。
楽天銀行はインターネットバンキングの利用手数料がかからないのが便利ですが、他行あての振込手数料など、すべてにおいてお得であるとは言えません。
特に海外送金は、他の銀行よりも送金手数料が安いのは事実ですが、為替レートに為替手数料が上乗せされています。送金額が多ければ多いほど為替手数料も高額になるので、法人の場合は特に注意が必要です。海外とのやり取りが多い企業は、ぜひリアルレートを使ったWiseの利用を検討してみましょう。銀行に比べ最大で7倍も、コストを削減することができます。
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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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