海外での通信手段選び完全ガイド:データローミング、eSIM、現地SIM、Wi-Fiレンタルを徹底比較

Hikaru Osaka

海外旅行や出張で、「現地でスマホが使えなかったらどうしよう」「高額請求が来ないか不安」などと感じたことはありませんか?データローミングは便利ですが、仕組みや料金体系を理解しないまま使うと、思わぬ出費につながることがあります。

本記事では、データローミングの基本から、eSIM現地SIM(海外SIMカード)、レンタルWi-Fiといった代替手段まで、海外でインターネットを使う主な方法をわかりやすく解説します。渡航先や滞在期間、予算に合った通信手段を選び、海外でも安心してスマホを使えるように準備しましょう。

記事の最後には、海外でのカード決済や外貨両替に便利なWise(ワイズ)デビットカードについても紹介しているので、通信手段とあわせて、確認してみてください。

記事の最後には低い手数料とお得な為替レートでの外貨への両替、海外現地での決済に役立つWise(ワイズ)についてもご紹介してます。

Wiseアカウント内で日本円を外貨にあらかじめ両替しておくことで、海外旅行での現地決済やATMからの現金引き出しを低いコストで実現できます。ぜひ、Wiseについても確認してみてください。

※本記事の情報は2026年5月25日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確または、最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合、ご利用のサービスプロバイダーやその他の専門家にお問い合わせください。

「ローミング」とは?海外でスマホを使うための基本知識

「ローミング」とは?海外でスマホを使うための基本知識

海外でスマートフォンを利用する際、「ローミング」という言葉を耳にすることが多いでしょう。これは、普段利用している携帯電話会社(キャリア)のサービスエリア外、つまり海外で、現地の提携キャリアのネットワークを借りて通信や通話を行う仕組みを指します。この仕組みによって、日本で使っているスマホを海外でもそのまま利用できます。

データローミングと音声ローミングの違い¹

ローミングには大きく分けて「データローミング」と「音声ローミング」の2種類があります。

データローミング

データローミングとは、海外でウェブサイト閲覧、SNS、地図アプリなど、インターネットに接続するためのサービスです。海外でLINEやInstagramを使ったり、Googleマップで行き方を検索をする際に必要となります。

音声ローミング

音声ローミングとは、海外で電話をかけたり、受けたりするためのサービスです。日本の家族や友人、仕事関係者と電話で連絡を取る場合に利用します。

多くの人が「ローミング」と聞いてまず思い浮かべるのは、インターネット接続に関する「データローミング」でしょう。特に海外では、地図、翻訳、配車アプリ、メッセージアプリなどを使う機会が多く、データ通信は欠かせません。

なぜデータローミングは高額になりやすいのか?その仕組みを解説²

データローミングが高額になりやすいのには、利用者が契約している日本のキャリアと、実際に通信サービスを提供する現地のキャリアとの間で、通信料の精算が行われるためです。

  1. 提携キャリア間の料金設定: 日本のキャリアは、海外の提携キャリアからネットワーク利用料を支払っています。この利用料は、各キャリア間の契約によって定められており、一般的に高めに設定されています。
  2. 従量課金制: 多くのデータローミングサービスは、利用したデータ量に応じて料金が加算される従量課金制を採用しています。特に、定額プランに加入していない場合や、定額プランの上限を超過した場合、わずかなデータ利用でも高額な請求につながることがあります。例えば、2026年5月時点では、多くのキャリアで海外でのデータ通信が1MBあたり千円以上という料金設定になっているケースが見られます。
  3. バックグラウンド通信: スマートフォンは、ユーザーが意識していなくても、アプリの自動更新やメールの同期、位置情報サービスなどで常にデータ通信を行っています。これらのバックグラウンド通信が海外で発生すると、意図せずデータ量を消費し、高額請求の原因となることがあります。

このように、データローミングは手軽に利用できる反面、その仕組み上、料金が高額になりやすいという特性を理解しておくことが重要です。


iPhone/Androidでのデータローミング設定と注意点

iPhone/Androidでのデータローミング設定と注意点

海外でデータローミングを利用する際、または高額請求を避けるためにオフにする際の設定方法を、iPhoneとAndroidそれぞれについて解説します。

iPhoneでのデータローミング設定方法³

iPhoneでデータローミングをオン/オフにする手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. 「通信のオプション」をタップ
  4. 「データローミング」のスイッチをオン/オフに切り替える

海外に到着すると、国際データローミングをした際は、自動的に現地のネットワークに接続されることがあります。接続できない場合は、この設定を確認してください。

Androidでのデータローミング設定方法⁴

Androidスマートフォンでのデータローミング設定は、機種やOSのバージョンによって多少異なりますが、基本的な手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「ネットワークとインターネット」または「接続」をタップ
  3. 「モバイルネットワーク」をタップ
  4. 「データローミング」のスイッチをオン/オフに切り替える

iPhoneと同様に、海外で通信できない場合はデータローミングの設定を確認しましょう。

高額請求を避けるための必須設定と対策⁵

データローミングを利用する際、または利用しない場合でも、高額請求を避けるために以下の設定と対策を強く推奨します。

  • データローミングは必要な時だけオンにする: 基本的にオフにしておき、必要な時だけオンにする習慣をつけましょう。
  • アプリのバックグラウンド更新を停止する:
    • iPhone: 「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新」でオフにするか、Wi-Fi接続時のみに設定。
    • Android: 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「データセーバー」をオンにするか、各アプリの設定でバックグラウンドデータ通信を制限。
  • Wi-Fiアシスト(iPhone)/Wi-Fi自動切り替え(Android)をオフにする: Wi-Fiの接続が不安定な際に自動的にモバイルデータ通信に切り替わる機能です。意図せずデータ通信が発生するのを防ぐため、オフにしておきましょう。
    • iPhone: 「設定」>「モバイル通信」の一番下にある「Wi-Fiアシスト」をオフ。(※データローミング中はWi-Fiアシストは自動で切り替えない仕様になっています)
    • Android: 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「Wi-Fi」>「Wi-Fi設定」内にある「Wi-Fi自動切り替え」などをオフ。
  • データ使用量の上限を設定する: スマートフォンによっては、月間のデータ使用量に上限を設定し、超過時に警告したり通信を停止したりする機能があります。
  • オフラインマップを活用する: Googleマップなどの地図アプリは、事前に地図データをダウンロードしておけばオフラインでも利用可能です。
  • 機内モードを活用する: 飛行機内だけでなく、データ通信を完全に遮断したい時に機内モードをオンにすると、データローミングによる通信を確実に防げます。
  • キャリアの海外パケット定額サービスを利用する: 渡航前に、契約しているキャリアの海外パケット定額サービスに加入しておけば、高額請求のリスクを抑えられます。ただし、利用できるデータ量や料金は事前に確認が必要です。

データローミング以外の賢い選択肢:eSIM、現地SIM、Wi-Fiレンタル

データローミング以外の賢い選択肢:eSIM、現地SIM、Wi-Fiレンタル

データローミング以外にも、海外でインターネットを利用するための方法はいくつかあります。それぞれの特徴を理解し、自身の旅行スタイルや目的に合わせて最適なものを選びましょう。

eSIM(イーシム)⁶

eSIM(イーシム)は、スマートフォン本体に内蔵されたデジタルSIMのことです。物理的なSIMカードを抜き差しすることなく、プロファイルをダウンロードするだけで通信サービスを利用できます。

メリット

  • 手軽さ: 現地到着後すぐに利用開始できる。物理SIMの入れ替え不要。
  • 複数回線: 複数のeSIMプロファイルを保存でき、必要に応じて切り替え可能。
  • 紛失・破損の心配がない: 物理SIMではないため、紛失や破損のリスクがない。
  • 料金: 現地の通信プランを直接契約できるため、データローミングよりも安価な場合が多い。

デメリット

  • 対応機種限定: eSIMに対応しているスマートフォン(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のモデルなど)でしか利用できない。
  • 設定の慣れ: 初めて利用する際は設定に戸惑う可能性がある。
  • 電話番号: データ通信専用のeSIMが多く、音声通話が必要な場合は別途対応が必要。

利用シーン

eSIM対応機種を持っている短期旅行者や、複数の国を周遊する人に特におすすめです。事前に日本でeSIMを購入・設定しておけば、現地到着後すぐにインターネットに接続できます。

海外SIMカード⁵

渡航先の国で販売されている物理的なSIMカードを購入し、自分のスマートフォンに挿入して利用する方法です。

メリット

  • 安価: 現地の料金プランを直接契約するため、非常に安価に利用できることが多い。
  • 大容量データ: 大容量のデータプランや、無制限プランも選択可能。
  • 現地の電話番号: 現地の電話番号が付与されるため、現地での連絡に便利です。

デメリット

  • SIMフリースマホが必要: 日本のキャリアで2021年10月1日以前に購入しSIMロックがかかっているスマホでは利用できない。
  • 購入の手間: 現地の空港や通信会社の店舗などで購入・設定する必要がある。
  • SIMカードの保管: 日本のSIMカードを紛失しないよう注意が必要。
  • 言語の壁: 現地での購入や設定時に言語の壁に直面する可能性がある。

利用シーン

長期滞在者、留学、ワーキングホリデーなど、現地で安定した通信環境を安価に確保したい人に最適です。

海外用Wi-Fiレンタル

海外用Wi-Fiレンタルは、モバイルWi-Fiルーターをレンタルし、スマートフォンやPCをインターネットに接続する方法です。

メリット

  • 複数人でシェア可能: 1台のルーターで複数人が同時にインターネットを利用できる。
  • 設定が簡単: ルーターの電源を入れ、Wi-Fiに接続するだけで利用可能。
  • SIMフリー端末不要: どんなスマートフォンでも利用できる。
  • セキュリティ: 専用のWi-Fi環境のため、公共Wi-Fiよりもセキュリティが高い。

デメリット

  • 荷物が増える: ルーター本体と充電器を持ち運ぶ必要がある。
  • 充電の手間: ルーターの充電が切れると使えない。
  • 紛失・破損のリスク: 紛失や破損の場合、弁償費用が発生する可能性がある。
  • 料金: 複数人でシェアしない場合、一人あたりの料金は割高になることも。現地での電話は利用できない。

利用シーン

家族旅行やグループ旅行など、複数人でインターネットを共有したい場合に便利です。

無料Wi-Fi:手軽だがセキュリティに注意

海外のカフェ、ホテル、空港などで提供されている無料Wi-Fiを利用する方法です。

メリット

  • 無料: 費用がかからない。
  • 手軽: 接続するだけで利用できる。

デメリット

  • セキュリティリスク: 公共のWi-Fiはセキュリティが脆弱な場合があり、個人情報が盗まれるリスクがある。
  • 接続の不安定さ: 速度が遅かったり、接続が途切れたりすることが多い。
  • 利用場所の限定: 常に利用できるわけではない。

利用シーン

緊急時や短時間の情報収集に使う程度にとどめるのが安心です。個人情報やカード番号の入力など、機密情報が入った操作は避けましょう。


海外での通信手段はどれがおすすめ?

海外での通信手段はどれがおすすめ?

ここまで、海外で使える主な通信手段を紹介しましたが、「結局どれを選べば良いの?」と思う方もいるかもしれません。渡航スタイルや目的に合わせて最適な選択ができるよう、主な通信手段を比較し、シーン別のおすすめを紹介します。

主要な海外通信手段の比較表

通信手段料金相場データ容量設定のしやすさ
データローミング高額になりやすいプランによる(上限あり)簡単
eSIM比較的安いプランによる(無制限あり)やや複雑
海外SIMカード比較的安いプランによる(無制限あり)やや複雑
海外用Wi-Fiレンタル中程度プランによる(上限あり)簡単

シーン別おすすめ通信手段

短期旅行者向け(数日〜1週間程度)

  • eSIM: 手軽に利用でき、料金も比較的安い傾向があります。物理SIMを入れ替える必要がなく、現地到着後すぐに使いやすい点がメリットです。ストレスなく旅行を楽しめます。

  • データローミング(定額プラン): キャリアの海外定額プランを利用すれば、設定の手間が少なく便利です。ただし、料金はeSIMより高めになる傾向があります。

長期滞在・留学向け(1ヶ月以上)

  • 海外SIMカード: 通信費を抑えながら、大容量のデータ通信を使いたい場合に向いています。現地の電話番号を取得できる場合もあり、長期滞在中の生活にも便利です。

  • 海外出張向け

  • eSIM: 複数の国を移動する場合でも、プランを切り替えるだけで対応可能です。日本の電話番号も使えるため、ビジネスで便利ですが、国際電話の料金に気を付けましょう。

  • データローミング(定額プラン): 緊急時や短期間の出張で、手軽さを重視するなら、いい選択肢となります。

複数人での旅行向け(家族旅行など)

  • 海外用Wi-Fiレンタル: 1台のルーターを複数人でシェアできるため、一人あたりのコストを抑えられます。設定も簡単で、全員が同時にインターネットを利用できます。電話はできないので、注意しましょう。

お得な手数料と上乗せコストのない為替レートで現地通貨での決済:Wise(ワイズ)

Wise image

海外旅行では、レストランやショッピングでの決済、交通アプリなどでの決済で必ず現地通貨が必要になります。国際クレジットカードで決済を使用とお考えの方もいるかもしれませんが、国際クレジットカードを使った場合、1.6%〜3.85%程度の海外事務手数料が決済額に追加されることも。

そんな時にこの海外事務手数料が決済に追加されないWise(ワイズ)カードを使うことで、よりお得に現地での決済を済ませることができます。

使い方は簡単! Wiseアカウント内に日本円をチャージし、外貨に両替するだけで、現地での決済に通貨をいつでも利用できます。両替手数料もお得です。

現金が必要になった場合でも、通貨をアカウント内で両替しておくことで、いつでも現地ATMから現金が引き出せます。(※)

Wise(ワイズ)カードは世界150か国以上での支払いに対応しており、上乗せコストのない為替レート(ミッドマーケットレート)で決済を行うことができます。カード発行手数料は、1,200円のみ、年会費は無料です。また、バーチャルカードもアカウント内で無料で発行でき、オンラインやアプリ、Apple Payでの決済に利用できます。

Wise(ワイズ)カードを活用して海外旅行や海外での滞在にかかるコストを安く・お得に節約しましょう。

※ATMオーナーによって追加手数料が別途請求される場合があります。

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まとめ:海外での通信は計画的に賢く選ぼう

海外でスマホを使う方法には、データローミング、eSIM、海外SIMカード、海外用Wi-Fiレンタル、無料Wi-Fiなどがあります。それぞれにメリット・デメリットがあり、最適な方法は渡航期間、目的、予算、スマートフォンの機種によって異なります。

高額請求のリスクを避け、海外滞在中も安心してインターネットを使うためには、出発前の情報収集と準備が不可欠です。このガイドを参考に、ご自身のニーズに合った通信手段を見つけ、選んでおきましょう。

また、Wise(ワイズ)のようなサービスをあわせて活用すれば、通信費だけでなく、海外での支払い・両替にかかるコストも管理しやすくなります。通信とお金の準備を整えて、よりお得に旅を楽しみましょう。


海外ローミング・通信手段に関するよくある質問

データローミングをオフにするとどうなりますか?

データローミングをオフにすると、海外でモバイルデータ通信(インターネット接続)ができなくなります。ただし、Wi-Fiに接続すればインターネットは利用可能です。音声通話は、音声ローミングがオンであれば可能です。¹

eSIMはどこで買えますか?

eSIMは、オンラインのeSIMプロバイダー(例:Airalo、Holaflyなど)のウェブサイトやアプリを通じて購入できます。購入後、QRコードをスキャンするか手動で設定情報を入力することで、簡単に使い始められます。

海外で日本の電話番号は使えますか?

はい、データローミングをオフにしていても、音声ローミングがオンであれば日本の電話番号で電話をかけたり受けたりすることは可能です。ただし、通話料は国際電話で高額になる傾向があるため注意が必要です。また、eSIMや現地SIMを利用している場合でも、日本のSIMカードを挿入したままにしておけば、日本の電話番号でのSMS受信などは可能です(キャリアや設定によります)。⁸ᐩ⁹

海外データローミングで高額請求が来てしまったらどうすれば良いですか?

まずは契約している日本の携帯電話会社に連絡し、状況を確認しましょう。データ使用量の内訳を確認し、不審な点がないか確認することも重要です。

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※本記事の情報は2026年5月25日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確または、最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合、ご利用のサービスプロバイダーやその他の専門家にお問い合わせください。


出典:

  1. データローミングとは?|NTT docomo
  2. 海外でのご利用料金|NTT docomo
  3. iPhone や iPad のモバイルデータ通信のローミングオプションについて| Apple Support
  4. 設定方法(スマートフォン・タブレット・4G ケータイ)|SoftBank
  5. Wi-Fiアシストについて| Apple Support
  6. iPhoneでeSIMを設定する| Apple Support
  7. 移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン|総務省
  8. 海外でSMSをつかう|NTT docomo
  9. 海外での電話のかけ方・受け方|NTT docomo

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