[Kyashとは]使い方を解説!還元率・メリットは?

Yumiko Kijima

日本で人気が高まっている決済・送金サービスのKyash(キャッシュ)。使い始めてみたいけど、イマイチ使い方やメリットが分からない、という人も多いのではないでしょうか。

この記事では、Kyashの使い方を解説しています。気になる還元率やメリット、評判などもまとめました。

Kyashが対応していない海外送金におすすめなサービスWise(ワイズ)についても紹介していますよ。

「隠れコスト」なしの海外送金🚀

目次
  • Kyashのメリット
    • ポイント還元
    • 本人確認なしのVisaバーチャルカード即時発行
    • 送金機能も

Kyash(キャッシュ)とは?仕組み・評判

Kyash(キャッシュ)は、株式会社Kyashが運営する決済・送金サービスです。アプリを通じてKyash残高にお金をチャージすると、KyashCardを使って、街中・ネット上のVisa加盟店で使うことができます。

チャージは銀行口座、クレジットカード・デビットカードまたはコンビニから可能。Kyashユーザー同士で残高を送る・受け取ることもできます。さらにApple Pay、Google Pay、QUICPay+にも対応しており、これらの対応店舗であれば、スマホをかざすだけでKyash残高を使って決済ができます。¹

Kyash card(バーチャルカード・リアルカード)種類・特徴

Kyashの大きな特徴は、クレジットカードと同じように使えるKyash Cardを発行できることです。このKyash cardはチャージした分だけ使えるプリペイドカードです。

Kyash cardは、店舗などでの決済に使える物理的なリアルカード(Kyash Card, Kyash Card Lite)と、ネットショップの決済に便利なバーチャルカード(Kyash Card Virtual)の2種類があります。バーチャルカードはアプリから即時発行でき、割り当てられた「カード番号」をクレジットカードと同じように入力することで使える仕組みです。

Kyash Card、Kyash Card Lite、Kyash Card Virtualの特徴は、以下になります。²

Kyash Card Kyash Card Lite Kyash Card Virtual
カード形態 リアルカード リアルカード バーチャルカード
ポイント還元率 1% 0.5% 0.5%
発行手数料 900円 300円 無料
本人確認 必要 必要なし 必要なし
国内決済 オンライン決済のみ
海外利用 オンライン決済のみ オンライン決済のみ

Kyashのメリット

1. ポイント還元

Kyashでは、お得なポイント還元を受けられるというメリットがあります。Kyash Cardを使った場合は利用金額の1%、Kyash Card LiteおよびKyash Card Virtualでは0.5%が還元されます。貯めたポイントはKyash残高と同じように決済に使うことが可能です。²

さらに、Kyahのチャージにクレジットカードを使えば、クレジットカードのポイントも貯まり、二回お得になることもあります。

2. 本人確認なし・発行手数料無料のVisaバーチャルカードが発行できる

ネットでの支払いだけなら、即時・本人確認なしで発行できるバーチャルカードのKyash Card Virtualがおすすめです。「ネットショッピングしたいけどクレジットカードを持っていない…」という人に向いています。チャージした分しか使えないので、使いすぎの心配もありません。

実際の店舗でも使いたいという人は、リアルカードのKyash CardまたはKyash Card Liteを申し込みましょう。²

3. 送金機能

Kyashユーザー同士であれば、残高を送金したり受け取ったりすることができます。ちょっとした貸し借りや建て替えなどをキャッシュレスで行えるのは便利ですね。送金手数料もかかりません。

ただし注意したいのは、Kyashには海外送金機能はありません。海外送金したい場合は、Wiseなど別のサービスを検討してみましょう。


リアルレート海外送金Wise(ワイズ)

Wiseは、海外送金をより安く、速く、簡単なものにすることを目指す、エストニア生まれの新しいオンライン海外送金サービスです。

The true cost of sending JPY to USD

銀行や多くの海外送金サービスは、為替レートに手数料を上乗せした独自の為替レートを使用しています。海外送金を行う際は、必ず送金手数料だけではなく為替レートもチェックするようにしましょう。Wiseのように常に実際の為替レートを使用する海外送金サービスもあります。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっています。

💡Wiseの特徴💡

  • 常に実際の為替レートを使って海外送金
  • 手続きが全てオンラインで完了
  • 日本円からは米ドル、ユーロ、英ポンドを始めとする全54通貨への海外送金に対応
  • マルチカレンシー口座を開けば、米ドル、ユーロ、英ポンドなどを手数料無料で受け取ることも可能

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Wise無料アカウント🚀

Kyashの登録方法

  • Kyashアプリをダウンロードする
  • 必要事項(本名、ユーザー名、メールアドレス、パスワード、生年月日、電話番号など)を入力
  • 登録した電話番号にSMSで認証コードが届く
  • 認証コードを入力し、会員登録完了

他にも、FacebookアカウントやApple IDを通じて会員登録することもできます。いずれの場合も、会員登録には070、080、090から始まる電話番号が必要になります。³

Kyashの使い方

1. Kyash残高にチャージする

会員登録が済んだら、早速残高をチャージしてみましょう。チャージが完了すれば、Kyashを決済に使えるようになります。チャージの方法はクレジットカード・デビットカード、銀行口座、現金(コンビニまたはATM)の3種類あります。

【クレジットカード・デビットカード】

Kyashに登録できるカードは、VisaまたはMasterCardに限ります(JCBカードは登録不可)。また、カードはアカウントに登録した本人の名義である必要があります。

  • アプリを開き、画面下部の「カードを登録」をタップ
  • カードの情報を入力し「登録」をタップ
  • カードの登録完了
  • ホーム画面で「入金する」をタップ
  • 入金に利用するカードを選択
  • チャージする金額を選択し「入金」をタップ
  • 入金完了⁴⁺⁵

【銀行口座】

銀行口座を登録すると、本人確認も同時に完了させることができます。

  • アプリを開き、画面下部の「お持ちの銀行口座から入金」または「銀行口座を登録」をタップ
  • 利用規約を確認し、「同意して銀行口座を登録」をタップ
  • 登録したい銀行を選択
  • 必要情報を確認し「次へ」をタップ
  • 必要情報を入力し「銀行サイトへ」をタップ
  • 銀行サイトの案内に従って手続きをすすめる
  • 口座登録完了
  • ホーム画面で「入金する」をタップ
  • 「入金方法」をタップし、登録している銀行を選択
  • チャージする金額を選択し「入金」をタップ
  • 入金完了⁶⁺⁷

Kyash残高に入金するために登録できる銀行は、以下に限られています。

  • ゆうちょ銀行(一時利用停止中)
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行
  • イオン銀行(一時利用停止中)
  • 埼玉りそな銀行
  • 福岡銀行
  • 関西みらい銀行
  • 十八親和銀行
  • 熊本銀行⁸

【現金(ATM・コンビニ)】

  • ホーム画面で「入金する」をタップ
  • 「その他の方法で入金」をタップ
  • 入金方法(コンビニ・セブン銀行ATM・ペイジー)を選択
  • 希望する入金金額と氏名(2回目以降は不要)を入力
  • 「入金」をタップ
  • 「支払方法」をタップして入金方法を確認のうえ、入金する⁹⁻¹¹

2. Kyashカードを申請する

物理的なKyashカードを使いたい場合は、カード発行を申請する必要があります。既に銀行口座を登録している場合、またはKyash card Liteを申し込む場合は、本人確認手続きは不要です。

  • ホーム画面左上の「カードマーク」をタップ
  • 「Kyash Card発行申し込み」をタップ
  • 利用規約を確認し、「同意して進む」をタップ
  • ネイビー/ピンク/シルバー から1色を選ぶ
  • 本人確認書類をアップロード(※)
  • ローマ字氏名を入力
  • カード暗証番号(PIN)を設定
  • 内容を確認し「発行申し込み」をタップ
  • カード発行手数料(Kyash Card: 900円、Kyash Card Lite: 300円)が残高から差し引かれる
  • カードが登録した住所に届く
  • カードが届いたら、アプリ上でカードを有効化する¹²

3. Kyashカードを買い物の支払いに使う

残高のチャージが完了したら、早速支払いに使ってみましょう。

【実店舗で】

Visaに加盟している店舗であれば、クレジットカードと同じようにKyashカードを使うことができます。店舗によってICチップ決済(暗証番号の入力が必要)とタッチ決済(かざすだけ・暗証番号不要)の2種類があります。

また、KyashカードをApplePayやGooglePayに紐付けておけば、QUICPayに対応している店舗での支払いも可能になります。この場合、店員にQUICPayで支払う旨を伝え、スマホをリーダーにかざして決済します。物理的なカードが手元になくてもスマホだけで決済ができます。

【ネット・Amazonで】

Amazonを含め、ネットショップでVisaに対応している店舗であれば、Kyashカードを使って支払いが行えます。ネットでの決済には、リアルカードまたはバーチャルカードを利用できます。

  • 支払い画面で支払方法「クレジットカード」を選択
  • カード情報を入力

4. Kyashで送金する

他のKyashユーザーに残高を送金する方法です。送金機能は本人確認を完了したアカウントのみ利用できます。

  • Kyashアプリを開き、「送金・請求」をタップ
  • 送金する相手を選択
  • 「送金」を選択
  • 送金金額を入力し、「確認画面へ」をタップ
  • 内容を確認し、正しければ画面下から上にスライド
  • 送金完了¹³

Kyashの注意点・限度額

Kyashの利用限度額²

Kyash Card Kyash Card Lite Kyash Card Virtual
1回あたりの利用限度額 30万円 5万円、本人確認済み:10万円 5千円、3Dセキュア認証確認済み:3万円、本人確認済み:10万円
1か月あたりの利用限度額 100万円 12万円、本人確認済み:15万円 2万円、3Dセキュア認証確認済み:12万円、本人確認済み:15万円

Kyashの海外利用

また、海外でKyashカードを利用する場合、Visaが定める為替レートが適用されます。加えて海外事務手数料として利用額の3%が徴収されます。¹⁴

Kyashカードのポイント還元制限

Kyash Cardのポイント還元は1月あたり12万円分が上限となっています(言い換えると、1ヶ月でもらえるポイント上限は1,200ポイント)。Kyash Card Lite、Kyash Card Virtualの場合は、6万円が上限です(言い換えると、もらえる月間上限は600ポイント)。¹⁵

Kyashカードは公共料金の支払いには使えない

Visaに対応している店舗であっても、公共料金の支払いなど以下の場合はKyashカードを利用できません。¹⁶

  • 毎月の継続的な支払いが発生する場合(公共料金、電話料金、インターネットプロバイダー利用料、各種月会費など)
  • プリペイド・電子マネーの購入・チャージ代金の支払い(nanacoクレジットチャージ、楽天Edy、Vプリカ など)
  • ガソリンスタンド(QUICPay利用の場合は可能)
  • 高速道路通行料金(有人ブース)の支払い

まとめ

以上、Kyashの使い方を見てきました!まとめると、Kyashには以下のような特徴があります。

  • 銀行口座・現金・クレジットカードからチャージできる
  • Visaカードを簡単に発行できる 
  • 0.5%~1.0%のポイント還元
  • 他のKyashユーザーに送金可能

このように便利な点が多いKyash。他のキャッシュレス決済サービスと比較したうえで、自分に最適なものを選びましょう。Kyashでは対応していない海外送金を行いたい場合は、Wiseなどのサービスを検討してみてもいいですね。

海外送金コストを節約🚀

Wise for sending money


ソース
  1. Kyash - Kyash (キャッシュ) いつものお買い物をスマートに
  2. Kyash - 選べるカードタイプ
  3. Kyash - 会員登録の注意事項
  4. Kyash - カードの登録方法
  5. Kyash - 登録カードからの入金方法
  6. Kyash - 銀行口座の登録方法
  7. Kyash - 銀行口座からの入金方法
  8. Kyash - 選べる入金方法
  9. Kyash - コンビニ入金
  10. Kyash - セブン銀行ATM入金
  11. Kyash - 銀行ATM(ペイジー)入金
  12. Kyash - カード申し込み方法
  13. Kyash - 送金方法
  14. Kyash - 海外利用、海外通貨での決済
  15. Kyash - Kyashポイントについて
  16. Kyash - 利用できないVisa加盟店がありました


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